2018/09/13
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
金属床入れ歯のメリットは多いです。
特に上顎の入れ歯で、広範囲に欠損がある方は口蓋を床が覆う際に薄くできるということは、患者さんの違和感軽減には非常に有効です。
下顎の入れ歯も舌に触れる部分が金属のために薄くできますし、違和感は少ないです。
温度の伝達能力にも優れているため、温かいものは温かいままで食べられますし、冷たいものは冷たい温度で食べれます。
食材の美味しさは、それぞれに適切な温度というものはありますから、味の良し悪しにも関わってくるのですね。
どうしても、ピンク色のプラスチックが口蓋全面を覆っているようなら、その温度伝達は良いわけがありませんからね。。。
当院では、使用する金属はゴールド、チタン、コバルトクロムという金属の3種類をお勧めしています。
その中で、特にお勧めしたいのはチタンですかね。。。
チタンは、インプラントにも使用されているほど、生体親和性が高い金属です。
金属アレルギーの心配も少ないものとされていますし、軽くて丈夫です。
軽いので、重さによる違和感が少なく、患者さんからも好評ですよ。
過去にコバルトクロムで作った金属床の入れ歯の後に、チタン床の入れ歯を入れた人は軽くてすごく良いという人が多いですよ。
技工サイドから言うと取り扱いが難しく鋳造作業も大変なのですが。。。
適合させるのも難しいそうですからね。。。
この金属床入れ歯はメリットは多いですが、どうしても自由診療となってしまいます。
保険内ではできないものというのはご理解ください。
今まで、保険で作ったものを入れていたけれど、しょっちゅう壊れてしまうや、発音がしにくいとか、入れ歯のプラスチックのところが厚くて違和感がある等のお悩みがもしあるならば、ご検討いただけたら幸いです。