2018/10/02
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯診療は自分としては、大好きな診療であります。
初診の患者さんが来て、入れ歯製作をお願いされると、心の中で嬉しく思えます。
入れ歯が、どんだけ好きなんだろうと、思ってしまいますよ。。。
それは、自由診療だからとか保険診療だからとかというのは関係ないです(といっても、自由診療の方がやっぱりうれしいですね。。。)。
好きな入れ歯の、診療後はおいしいビールがこれで飲めるなーと帰りの車ではいつも考えています。
反対に、嫌な気分になるのは入れ歯が装着後に痛かったと言われることと、僕が作った部分入れ歯を作り替えなければならない時ですかね。。。
特に、それがクラスプというバネが係る歯が歯周病などで抜歯をしなければならなくなり、それが増歯だけでは済まなくて、作り替えなければならないというときは、凄く嫌なものです。
それは、そうなったのには恐らく、定期健診には来なくなり、歯周病が進行した歯だと思われることが多いからですね。
つまり、患者さん自身の自己管理が悪いと思われることが多いのです。
その管理は、患者さんだけの問題とは言えないかもしれませんね。
歯科医院で指導をされたにも関わらず、モチベーションが上がらないからですものね。。。
でも前から、口腔内の衛生面については患者さんに口頭のみでなく、書面にしたり、データ値を見せたりしていますが、なかなか理解してもらえないこともありますね。。。
それを伝えて患者さんに解ってもらうのも、歯科医院の仕事と考えると、まだまだ患者さんに歯磨きや定期健診の大切さは浸透していないなと思われますね。。。
本当に残念なことに思います。
当院では、できるだけ残存歯は残し、その上で欠損があれば良い入れ歯を提供していくことを目標にしています。
あまりにも重度の虫歯や、歯周病ならば抜歯はしなければならないでしょうが、中程度以下ならば、極力保存することを目指しています。
日常のホームケアはセルフでやってもらわなければなりませんが、定期健診を受け、歯科衛生士によるブラッシングのチェック、プロフェッショナル・クリーニングは必須です。
これをしっかり、やっていただけたらかなりの確率で、残存歯を残せると思います。
実際、部分入れ歯の方で、しっかり定期健診に来てくれている方の抜歯はほとんどなくなりましたよ。
是非、この定期健診にしっかり通っていただき、口腔内の衛生管理の徹底を図りましょう。
そして、部分入れ歯だとしても、入れ歯のバネが係る歯はもちろん、残存歯があるのならば、それ以上歯をなくさないことが、入れ歯を長持ちさせるために必要なことと言えます。
これ以上、入れ歯を作り替えなくても良いように、一緒に頑張っていきましょう。