2018/10/17
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
部分入れ歯の場合、保険のものであるとどうしてもクラスプという、金属のバネが必要になります。
この金属のバネは歯の欠損している部位の前の残存歯に掛けることが多いです。
また、大きな欠損の場合は欠損側から離れている部位にもバネを掛けることがあります。
部分入れ歯の維持安定を得るためには、この金属のバネはどうしても必要になりますね。。。
ただ、そのバネが前歯にかかったりする場合、審美的には良くないものになってしまいます。
そのため、この金属のバネが見えてしまうために入れ歯を入れるのが嫌だというケースもしばしば見てきました。
そのような方の場合、ノンクラスプ入れ歯というものもあります。
このノンクラスプ入れ歯というのは、本来、金属のバネを掛ける歯にそれに変わる特殊な樹脂で歯肉から歯間部分を覆うピンク色をしたもので覆います(ピンク色であるため歯肉の色と同化して目立たないのですね。)。
このピンク色の樹脂はパット見た感じでは、保険で使用する樹脂と変わりが無いように見えますが、樹脂に弾力があり、歯を挟むようにして維持しています。
弾力があるので、入れ歯を出し入れするときにパチンと挟む感じがあって、とても維持力がありますね。
そのため、残存歯が重度の歯周病になっているようなケースには不向きですが、それほどでもなければ、審美的で良い入れ歯になります。
若い方で、欠損している歯が多く、どうしても前歯にクラスプを掛けなければならないような方には、凄く需要があると思います。
もし、そのようなことでお悩みの方は、相談していただけたら幸いです。
保険診療とはなりませんが、ご一考されることをお薦めいたします。