2018/11/14
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯治療を行う前に、場合によっては前処置を行う必要のある方がいます。
この前処置というのは何かというと、入れ歯のバネが係るべき歯に虫歯があったら、先に虫歯の処置が必要ですし、重度歯周炎で歯がプラプラ動揺しているようでしたら、抜歯しなければなりませんからね。
また、総入れ歯の場合でも、フラビーガムや義歯性口内炎などで歯茎が荒れていたらやはり、それを治してから型取りを行うべきなのです(フラビーガムの場合、そう簡単に直りませんが、状態を良くしていくのは必要です。)。
これを患者さんに説明すると、「え、早く咬み合わせだけ何とかしてほしい。」とか、抜かないで入れ歯のバネを掛けないモノを作ってほしいと言われることが度々、ありますね。。。
気持ちは解らなくはないですが、これにはどうしてもできない理由があるのですね。
入れ歯をその状態で作ったとしても、良いものは絶対にできませんから。。。
もし、虫歯になっている歯や歯周病になっている歯に金属のバネを掛けたら痛みが出ますし、バネが係る故に歯を揺らしてしまったために、歯が抜け落ちてしまい、入れ歯を再製作しなければならなくなることも多いですからね。。。
確かに、その前処置のために時間はかかるでしょうし、期間もかなり必要ですね。
でも、そこをしっかりやっていただき、良い入れ歯を作るようにしましょうよ。
そして、治療が終わっても残すべき歯をしっかり残すために、入れ歯の点検も兼ねて3ヶ月に1回の定期健診には是非、来ていただきたく思います。
それが、自分の歯と入れ歯を守るために必要な事だと思います。