自分で咬み合わせを作れる総入れ歯は面白いです。

院長ブログ

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自分で咬み合わせを作れる総入れ歯は面白いです。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 僕は歯学部学生の6年生の時に、総入れ歯の人工歯の排列実習を受けた際に、自分で咬み合わせを作れるという事にすごく興味を持ちました。

総入れ歯の咬合というのは、一定の決まりはあるものの、人工歯を配列する人の個性が必ず出ます。

自分の製作した入れ歯が患者さんに喜ばれたら、歯科医師として凄く嬉しいことですからね。。。

そのため、僕は大学を卒業したら、大学病院の総義歯講座(総入れ歯)の大学院に入ろうと心に決めていました。

そして無事に大学を卒業し国家試験を通過し、自分で思い描いていた通りに、総義歯講座の大学院に入学することができました。

でも、そこで待ち受けていたのは、厳しい特訓と指導してくれる先輩や教授からの実技チェックがありました。

いつも帰りは午前様で、入れ歯製作と博士号取得のための研究をしていましたね。

一生懸命作った義歯を患者さんから、激しく文句を言われ、その入れ歯を投げつけられたこともありました。

凄く辛くて、一時期はもう入れ歯を見るのも嫌だと思った時期もありましたね。

でも、いい先輩や同僚もいて、励ましてくれて僕の気持ちを鼓舞してくれました。

その助けもあって、無事に大学院を卒業し、そのまま講座の助手となることができ、それから6年間勤めて講師に昇進することができました。

しかしながら、当時は学生教育に相当の時間が取られ、診療をほとんどできないことにストレスがたまりました。

その頃になると、入れ歯診療をやるのは自分の使命だと思い込んでいましたからね。

そしてさらに、入れ歯治療ができる環境を求め、開業して入れ歯を多く診ている先生の所に行き、そこでアルバイトをさせていただきました。

そして大学を辞め、佐渡島の病院歯科に籍を移し、そこで多くの入れ歯の症例を診させていただきました。

ここでは、30代、40代の若い患者さんはそれほど多くはなく、老人と小児の治療が多かったですからね。

老人の診療は、基本的に抜歯と入れ歯治療が、多いものですからね。

患者数も多く、佐渡でかなりの症例をこなしたと思います。

そして、娘の誕生とともに新潟市に勤務医で帰ってきてから4年して、開業に至りました。

これまでの、いきさつがあって現在があるわけですが、この入れ歯に対する熱い思いがなくなることはありません。

これからもさらに向上できるよう歯科医師として、頑張っていきたいと思います。