2019/03/13
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
以前、重度歯周病で歯が何本か抜け落ち、そのまま放置して、さらなる歯周病の悪化により、いてもたってもいられなくなり、当院に来られるという方は本当に多いです。
そのような方の口腔内を見てみると、欠損も多いですが他の残存歯の動揺も強く、残存歯は横に傾いてたりしていて、レントゲン検査、歯周病検査をした上で、少なく見ても何本かは抜歯になるという人ですね。。。
そのような方は、プラプラ揺れ動く歯が抜歯になることは、大抵、解っているようですが、歯のない時期があるのが困るという方が多いですね。。。
中にはそのような状況を、家族にも知られたくないという人がいます。
ここで、僕はいつも同じようなことを説明しています。
それは、「できるだけ早く入れ歯を入れるには即時入れ歯といって型と咬み合わせを取らせてもらった後、技工操作で模型を製作し、咬合器というものに咬み合わせを再現し、抜くべき歯を模型上で切削し、そこに人工歯を配列して残存歯にバネを製作し完成まで持って行く方法があります。その方法で良ければ、今回、型を取らせていただきたいですが、咬み合わせ取りは臼歯部分が欠損していたり、残存歯も歯周病のために動揺が激しく、完全に横たわっている歯もあるので咬合床というものを製作させていただき、次回、咬み合わせを取り、その次に抜歯と入れ歯をセットという形を取りませんか?ただ、その入れ歯は抜歯してすぐに装着する入れ歯なので完全に良い入れ歯とはいえません。あくまで、仮入れ歯と考えてほしいです。抜歯した傷の部分が完全に落ち着いたら、それから本入れ歯の製作をするなりしなければなりませんが、それが、今考えられる最善の処置かと思いますが。。。」と提案することが多いです。
そのような方は大体この提案を受け入れてくれますね。
でも、即時入れ歯というのは、通常の入れ歯製作よりは早く製作できますが、あくまで口腔内の状況にもよりけりです。
型取りと咬み合わせ取りは状況によっては別日にしなければならないこともあります。
でも、口で言うほどこの即時入れ歯は簡単ではないです。
歯並びや咬み合わせは、揺れている歯の関係ではっきりしない状態が多いですし、抜歯後の傷の治りは、本当に予想して決めるしかないですからね。。。
そのため、入れ歯には安定剤などのクッションを裏打ちするころが多いです。
でも、歯のない時期を無くすという意味では、これしかないのも実情であります。
だから、この即時入れ歯は当院では「仮入れ歯」という位置着けでいますよ。
ただし保険内でこの即時入れ歯を作ることは勿論できるのですが、一度作ると半年は再度保険で作ることはできないのですね。。。
歯周病でプラプラした歯を抜いた場合は、この半年がものすごく長く感じますけども。。。
傷の治りは早いですからね。。。
もし、可能であればその後の本入れ歯は、自由診療で考えてもらえると僕はいいかと思いますが。。。
※明日(14日【木】)は、院長が出張のため休診となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。