2019/04/06
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
生活の質を上げるために、入れ歯を入れて食事や会話を楽しみたいという患者さんは多いです。
僕もそう思っていただけるように、一生懸命に入れ歯製作に毎日、励んでいます。
しかしながら、個人の努力ではどうしようもないのが、材料の物性です。
例えば総入れ歯の場合、上顎であれば金属を使用して口蓋を覆うと、プラスチックよりも薄くできるため違和感は少ないです。
下顎であれば舌に接する入れ歯の内側を金属にすると、舌感は非常にいいですし、熱の伝わりもしっかりします。
つまり、入れ歯の違和感を感じやすい所や、舌にあたる部分に金属を使用することによって違和感を軽減できるのですね。。。
しかしながら、この金属床入れ歯は保険診療内では認められないものです。
以前に保険診療内で総入れ歯を入れていた方が、自由診療で金属を使用した総入れ歯に代えると、その効果を感じてくれます。
確かに、自由診療なので金属床入れ歯は高額です。
でも、入れ歯は毎日使い、食事や会話に必要だと思うのです。
より快適に、良いものを入れて生活するのは「生活の質を上げる。」ことに直結しますよね。
そう思うと、これを勧めていくのは良い事だと自分自身は思います。
さらに言うと、この金属床の金属に何を使うかも大切なポイントです。
当院ではゴールド、チタン、コバルトクロムを金属床入れ歯に使用しています。
チタンは、軽くて丈夫です。
生体親和性が良く、金属アレルギーのある方にも使用が可能です。
当院では、それらの点からチタンを使用した金属床入れ歯をお勧めしていますよ。
(写真は、上顎の口蓋部分を金属のチタンで覆われた金属床入れ歯です。5年間使用中です。見えない位置に金属があるので審美的に気になることはありませんよ。)