2019/07/03
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯は仮合わせの時に、歯の見え方や色などをよく見てもらうようにしています。
この段階で、患者さんに確実に了解を取っておかないと、完成されてから歯並びを直してほしいと言われても修正はほとんど利きませんからね。。。
やり直すとなると、ほぼ最初からですね。。。
そこまで、気の遠くなるほどのステップを踏んでやっているわけですから、勘弁してほしいと思うのが本音です。
よって、咬合がしっかり決まったとしても、必ずこの仮合わせ(試適)はやるようにしていますよ(即時入れ歯の場合は話は別ですが。。。)。
この仮合わせの時に見るポイントは、まずは咬合のずれがないか。
そして、咬合した時の入れ歯の高さは適正か。
そして、笑った時の歯の見え方は自然か。
それぞれに、その診査のやり方はあります。
それに従って行いますが、この自然に見えるかどうかは患者さんの審美と思われることと、僕が審美的だと思うこととのギャップというのが、あったりするわけです。。。
これは、本当に人それぞれなので、なかなか学問として成り立たないものだと思いますよ。
あまりにも学問的に逸脱することに関しては、僕は無理だと伝えるようにしますが、患者さんの希望を何とかくみ取れるようには最大限頑張りますよ。
ほんの少しの無理は利くように心がけています。
そうしないと、患者さんは機能的に問題のない入れ歯でも、それを使わなくなる傾向がありますからね。。。
一生懸命作った入れ歯が使われないのは、入れ歯を一生懸命に作っている自分のプライドにも関わりますからね。
まずは、使用してもらってからでないと始まりませんからね。。。
でも、その機能性を損なう可能性があるということに関しては、しっかり説明させていただきますよ。
そのリスクは、ご理解していただきたく思います。