総入れ歯の超難症例に立ち向かいます。。。

院長ブログ

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総入れ歯の超難症例に立ち向かいます。。。

 

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

先日、上下顎で総入れ歯を作ってほしいという新患の患者さんが来られました。

女性の方でしたが、体格も相当痩せている方でした。

新潟市内にお住いの人でしたが、かなり遠くから来るというので、どうしてこの医院に来たのか、いろいろ聞いてみると「入れ歯専門外来があるから。」と仰いました。

その言葉を聞き、相当入れ歯でお困りなのですねと言ったところ、「はい、どこの歯科医院でもこれは無理だと言われました。」と言いました。

口腔内を見ると、確かに相当難しい状態でした上下顎ともに顎堤はかなり貧弱で、舌圧も強く舌小帯の位置も顎堤頂部までに及ぶもので入れ歯を置くスペースをどこに定めたらいいのかも分かりにくい状態でした。

僕が歯科医師になって、26年間診てきた総入れ歯の症例の中でも、多分これが最高の難症例です。。。

正直、思わず言葉を失い、二言目には「これは難しい。。。」と思わず発してしまいました。

それを聞いた患者さんは、諦め顔でやっぱり無理ですかと今にも言いたそうでした。

その状況が解った僕は、気を取り直して「何とか頑張ってみますね。型取りや咬み合わせ取りにも相当時間や回数がかかるかもしれませんが、良いものができるように最大限努力しますね。」と言い直しました。

そして、今の入れ歯を見させてもらうと、前医の努力が垣間見えました。

いろいろ入れ歯をモディファイドして、調整したり粘膜調整剤を使用したりしているようでした。

患者さんが言うには「何をやっても痛くてうまく食べれないし、すぐ外れてしまう。」そうです。。。

患者さんがどこまで求めているのかは解りませんが、難しい事実は知っておいてほしいため、その理由を全て話しました。

でも、希望を失くしてしまったら、それこそ、患者さんはどこに行けばいいのか、、、どうしたらいいのか解りませんよね。。。

僕は勇気を振り絞り、最大限努力し患者さんに付き合い続ける努力をし続けることを約束しましたよ。

これから予想される型取りや咬み合わせ取り、人工歯の排列や歯肉形成。。。

場合によってはニュートラルゾーンテクニックやフレンジテクニックなども使用してこの症例に立ち向かっていきたいと思いますよ。。。

保険診療で、これをやるのは割に合わない気がいたしますが、自分の成長のために真剣に取り組んでいきたいと思います。

(写真と上記の内容は関連がありません。)

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