時間軸を変えて考えてみます。

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

時間軸を変えて考えてみます。

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

今日は日曜日で当院はお休みです。

今日はいつもの診療とは違う話になりますが、ご容赦ください。

 

新型コロナウイルスが日本に入り込んで、多くの感染者を出して現在に至っています。

都心部では非常事態宣言が出され、政府から極力、家にいるように自粛が叫ばれていますね。

本当に大変なことが、身近に起きているのだなと思っています。

僕ら歯科医院を営む歯科医療従事者は、自分が新型コロナウイルスに感染することも感染させることもあってはなりません。

歯科医院を営む者は、誰でもそんな大きな責任とプレッシャーに押しつぶされそうな気分になっております。

患者さんはもちろん、スタッフにもそれはあってはならないことと思います。

 

たまに、飲みに行きたいなと思うことがあっても、感染するかもしれないと思うと控えてしまいます。

運動するにも、仲間たちとのフットサルはなくなり、一人で夜道を走って運動不足を解消するようにしています。

この感染予防の意識は、僕の家族にも同レベルで求めてしまうようになりました。

僕の娘は、中学生で吹奏楽部でトランペットを担当していますが、その練習も一人でやるにはなかなか難しく「皆と音を合わせられない。。。」とよく漏らしています。

たまに、友達と遊ぶという話を聞くと、「他の友達から写ったら大変だからそれは止めなさい。」と外出を控えさせてしまう自分がいます。

今は、新潟市では学校が再開されていますが、本当に大丈夫なのだろうかという不安を否めません。

 

僕自身、2月ごろまでは休日に家にいることが今までほぼなく、様々なセミナーや講習会に参加していました。

それこそ、東京や大阪にまで足を運んでいました。

今では、そのセミナーは全て無くなり、家で本を読んで勉強するようにしています。

読む本も、入れ歯や歯科診療に関わるものだけでなく、人としての在り方や、一流の経営者と言われている方の伝記やトップアスリートの本をよく読みます。

やはり一流と言われる方達は、とんでもない不幸に見舞われても全てを前向きに捉えていて、ただただ凄いなと思うことが多いです。

 

当院は、開院してから9年目です。

自分は入れ歯診療に力を入れていますが、多くの人は数本は歯が残っている方が多いです。

つまりは部分入れ歯の装着者が多いのですね。

入れ歯を一度、当院で製作したのなら、あまり短期間で再製作は歯科医師ならしたくないものです。

入れ歯を再製作しなければならなくなる最大の原因は、その残っている歯を抜歯することです。

そうならないようにするために、メンテナンス(定期健診)にも力を入れるようにしていました。

それこそ患者さんとの信頼関係がなければ、メンテナンスに通ってくれることはないものです。

これを築き上げるまでスタッフ達と時間をかけて相当な努力もしてきましたが、このコロナウイルスによってその関係性が寸断されてしまった感があります。

メンテナンスにかかってくれる方というのは、元々、健康意識が高い方なので、この新型コロナウイルスの感染リスクが怖いのでしょうね。

その気持ちは本当によく解りますし、僕らも無理強いはできません。

今は、この新型コロナウイルスが落ち着くまでは、一生懸命に患者さん自身で予防をしてもらうのが良いのかもしれませんね。

 

でも、こんな毎日がそれこそ2ヵ月近くも続くと予約表は埋まらなくなり、知らず知らずのうちに心の中に焦りが溜まっていくのか閉塞感が大きく漂うようになってきます。

変に強く考えてしまうのは、自分たちの生活や、スタッフの雇用を守れるのかなどなど。。。

もうすでに、昨年の今頃の収入と比べると大幅ダウンしているのは、数字で表されていますからね。

そのストレスは歯科医院の経営者ならば、ほぼすべての方が感じているのではないでしょうか。。。

そのためか、いつになく厳しくスタッフに強く言ってしまったり、くだらないことで妻に当たってしまったり、本当に大事にしている友達とも縁を切るかのようにメールのやり取りをするのを止めてしまったり。。。

本当に自分のハートの弱さにうんざりするようなことが多いです。

最近の自分の言動に、腹が立つことが多いです。

俺ってこんなに弱かったのかな、、、と思う自分が悲しくなってしまいます。

 

人は誰でもそうだと思いますが、僕は、出口が見えるから頑張れるという所があります。

先行きが解らないのに、頑張り続けるのって本当に大変で苦しいものだなと感じていますよ。

政府も、中途半端な自粛による非常事態宣言などではなく、都市封鎖をするなどしたほうが良いのではないかと思ったりもしていました。

その方が早くこの困難を乗り越えられると。。。

収入が下がった企業や飲食店、旅行業や僕たちのようなサービス業とも医療業ともいえる人たちを補償するべきなのではないかとも思います。

さすがに、布マスク2枚ではどうかと思いますよ・・・。

 

でも、こんな苦境って実は過去にもありましたよね。

最近では、東日本大震災の時。

あの時は都心部に大停電が起きましたね。

電車も動かないため、家に帰れない人が多くいました。

しかしながら、その人たちのために毛布を貸したり、食料を分けたり、手を差し伸べて助け合ってきました。

そしてあの時も、目に見えない放射能に皆、怯えていました。

メルトダウンなどの大惨事を起こした、福島の原発事故ではオールジャパンで立ち向かいましたよね。

暴動や略奪などが起こることはなく、世界からも日本の評価はものすごく良かったのを思い出します。

 

今、僕たちは試されてますね。

そして、ある意味、信頼されているのだと思います。

日本はロックダウンなんてしなくても、感染防止できる他に類を見ない国なのだと、政府からも世界からもそして神様からも。

本当に偉そうなことは言えませんが、今こそ皆がモラルと秩序を持って行動していきましょう。

 

また、神様から試されているのは自分たち一人一人でもあるんですよね。

自分の夢や理想があるのなら、それを信じてみましょう。

必ず成れると思い込むことです。(もう、成ったと思うくらいの方が良いかもしれません。)

時間軸で人は過去→現在→未来を考えてしまいますが、多分それは間違いです。

それだと夢は叶わないのではないのじゃないでしょうか??

僕のような、ろくな過去がない人間は特に。。。

未来(理想)→現在→過去で捉えるのが良いのだと思います。

人は既に幸せな未来(理想)が来ることが約束されていて、それを早められるかどうかに現在がある。

過去はどんな過去でも関係ないのですね。

その過去さえも理想の未来のためには必要だったのではないのでしょうか。

そうなると、逆算して現在がどうあるべきかで、理想の未来は早く引き寄せられるのではないでしょうかね。

そう考えると、ちょっと楽になりましたよ、僕は。。。

 

自分がそんな見本をスタッフや愛すべき人に見せられたら、本当に良いなと思います。