やれると信じているから、やり切ります。

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

やれると信じているから、やり切ります。

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

今日は日曜日で、当院はお休みです。

今日はいつもの診療とは違う内容ですが、ご容赦ください。

 

当院には今現在、僕を含む2人の常勤歯科医師と人の歯科衛生士(常勤人、パート人)と人の歯科助手・受付(常勤人・パート人)と、アルバイトの歯科矯正担当歯科医師が人在籍しております。

全員で13人のスタッフがこのりんご歯科医院を切り盛りしています(現在産休でお休みしている人も一人いますが。。。)。

開院当初は歯科助手の妻と自分の人だけでしたので、それを思うと大規模の歯科医院になったなあという気がいたします。

この医院は築50年以上の古いビルの階にあります。

医院の大きさは25坪ほどです。

新潟駅からは近く、徒歩で分くらいの所です。

でも、階のため大通りを歩く人の導線にはあまり入らないです。

これだけのスタッフ数を抱えていながらも、診察ユニットは台のみです。

開院当初から、数年はあまり患者さんも多くなく、本当にこじんまりとした歯科医院でした。

ある時から、僕は大きくてキレイな歯科医院に憧れていました。

なぜなら、僕が憧れて見学に行かせていただいた歯科医院は皆キレイで、設備が充実していましたからね。

この小さくてキレイとはいえない歯科医院で一生を終えてしまう事には、僕自身、非常に抵抗を感じるようになってきました。

僕は友人や後輩から、見学に来たいという依頼があっても、今までほとんど断っていました。

それは、とても他の歯科医師仲間に見せられるキレイな歯科医院ではないからという思いから、そうなってしまいました。

 医院の外観が、キレイでないことに凄くコンプレックスを持っていましたよ。

当時はお金もないため、満足できなくても仕方がないという気持ちで決めましたから。

本当はこの素晴らしいスタッフ達の存在と当院の明るい雰囲気を知ってはもらいたいという気はしています。

でも、当院はあまりにも狭く、古く、どんなに小ぎれいにしていても自分が満足いくレベルのものとは、かけ離れてしまっているのですね。。。

それを鑑みて、一昨年ぐらい前からでしょうか、いつか自分の歯科医院をもう一度建ててみたいという気持ちがふつふつと湧いてきました。

昨年はいろいろな物件を不動産屋さんに当たったりして見ていましたが、ここだと思えるところはありませんでした。

仮に、ここは良いなと思っても、賃貸料がものすごく高かったりするのですね。

僕自身は、今のところから、あまり駅から離れたくはないと思っていたので、料金と駅近、そして広さで折り合いがつくところはないかを探していました。

そして今年になって、2月ごろに今の診療室から近い距離で、適当な物件を見つけました。

いろいろ、先方との交渉の上、時間がかかりはしましたが、先日、めでたくも移転の契約を結びました。

それは現在の場所からさらに新潟駅に近くになりますし、ビルのテナントですが大通りに面した一階です。

広さは今のものよりも2.8倍ほど大きくなり、71坪ほどあります。

診察ユニットは8台置けるスペースを持っています。

最初は6台から始めようと思っていますし、従業員も開院に合わせて一人、歯科衛生士か歯科助手を増やそうと思っていますよ。

一階なゆえに、足腰が弱っているお年寄りにも入りやすい医院になるかと思います。

 

でも、今はまさにこの新型コロナウイルスの感染拡大によって、世間は大騒ぎです。

この移転するのを決めていたのは、昨年からでしたが、まさかこのタイミングで非常事態宣言が出されていることになるとは予想外でした。

飲食業や旅行業、サービス業、そして僕らの歯科医業も大打撃を受けています。

当院も昨年の同時期に比べて、収入は確実に減っています。

ただ、この時期に今よりも良い場所で新たに移転開業するには、莫大な借金が必要になりますし、今後の見通しが全く分からない世相になっていますよね。

何の保証もないわけですから、正直、不安もかなり強くあります。

僕の実の両親や兄弟に話をしたら、「このご時世に、何、寝言を言ってんだ。」というようなことを言われたりもしました。。。

確かに、怖いです。

でも、それで自分の夢や目標を諦めるのは、どうなんだという気持ちが芽生えてきました。

それこそ、この状況で一歩を踏み出せるかどうかで、僕の信念を神様に試されているのではないかと思うようになりました。

銀行も無担保でかなりの額を融資してくれることが決定しています。

それこそ、現在の医院を開院させる時の3倍以上の額がかかりますが、それを無担保で貸してくれること自体が財産だとも言えますからね(それこそ、開院当時は信用もなく、なかなか貸してもらえませんでしたから。。。)。

そして、この状況だからこそ、やったほうが良いのではないかとも思えます。

今の社会状況のままでは、楽しいイベントが無くなってしまいましたからね。。。

今年の一番の思い出として、自分にとっては最高の思い出を「移転開院」として残してみたいですからね。

 

しかしながら、今、騒がれている新型コロナウイルスの存在は新しい医院を作るうえでの自分の中の新しいコンセプトを与えてくれましたよ。

以前から、当院には飛沫感染予防のためにエコシステムを導入し、殺菌水が全診察ユニットに配備されています。

僕たちが使用する手洗い場にもその殺菌水が出るシステムになっています。 

そしてPOICウオーターを使用して診療前に洗口するようにさせていただいています。

しかしながら、今のままでは完全なる空間除菌は難しいと思います(それでも、このレベルまでやっている歯科医院は少ないと思いますが。。。)。

いろんな意味で、今のままでは自分としては不満足な状態であると思います。

それを踏まえて、今後はそのようなウイルスにも負けない徹底してキレイな医院を作りたいと思います。

新しい医院を築くのならば、1つ目のコンセプトは「クリーン」と決めました。

空間除菌ができて、ウイルスや花粉も逃さない空間洗浄機が天井に配備されているものが導入されます。

 

そして、もう1つのコンセプトは「院内完結型」です。

歯科技工士も常勤で新たに加わる予定ですから、技工物も外注は減り、ほぼCAD/CAM冠などは院内完結型でできるようになります。

自由診療になりますが、ONE DAYでできるようなものもレパートリーとして加えていけたらなと思います。

 

僕はこの夢に向けて、本当に良い人材を集めてきた自負がありますし、スタッフ一人一人のことが大好きです。

そしてこの夢に向かって、スタッフ皆で努力してきました。

今よりもっともっと良い環境下の中で、仕事をしてもらったほうが安全で安心なのは当たり前ですが、彼女たちもその方がもっともっと各自の個性を生かせられると思っています。

そしてこんなに素敵なスタッフ達の存在を、他の歯科医師仲間達に知ってもらえたらなと思います。

不安よりも楽しみの方がはるかに大きいです。

 

当院は素敵な医院に生まれ変わって、最新設備やCT等を導入し、滅菌消毒にもさらに気を配ったものになることを誓いますね。

新型コロナウイルスの感染拡大は、確かに僕にとっては脅威そのものではあります。

事実、そのために自分の移転の夢を諦めそうになりましたが、支えてくれるスタッフや応援してくれる人たちに支えられて決めることができました。

非常に勇気がいることではありましたが、今は夢に一歩近づけた安堵感があります。

詳細はまだまだ詰めて考えなければならないので、詳しいことはここでは言えませんが、また進捗状況を発表していきますね。

これから、まだまだ準備が必要ですが、僕らの夢を乗せた新たな「りんご歯科医院」に期待していてくださいね。

移転開院は7月末か8月最初の週頃になるかと思います。