2020/06/14
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
今日は日曜日で当院はお休みです。
いつもの臨床とは違う話になりますが、ご容赦ください。
知っている方も多いとは思いますが、当院は8月に移転することになっております。
場所は今の医院から、新潟駅方向に向かって歩いて30メートルほどの白いビルの1階です。
そこは、立地も駅からのアクセスもさらに良くなりますし、今よりも広く診察台を多く置けます。
そして何より、スタッフ皆で昼食を食べるスペースが確保できるのが嬉しいです。
今のスタッフルームは大変狭く、現在のスタッフ全員が入ることはできません。
よって、ミーティングもなかなか難儀な状態です。
予定では新しい医院では歯科助手と歯科技工士も常勤で勤務するため、総勢で15名となります。
益々、賑やかになると思っていますよ。
僕は、こういう風になることを、ここ数年は漠然と考えていました。
そうなるように、今まで動いてきたという思いはあります。
この度、来てくれる歯科技工士は僕の義兄ですし、歯科衛生士や歯科助手も優秀な人材を集めてきた自負があります。
人材不足だからと言って、決して安直にスタッフを選んだことはないです。
皆、僕以上に光る部分を持っていて、歯科治療に熱い気持ちを持っている人達です。
僕は、このメンバーで新しい医院でやれることを本当に楽しみにしていますよ。
思えば今の医院で開業したのは、今から9年ほど前のことです。
その時は、全く歯科医院が置かれている社会的状況というのを全く理解していなかったです。
もちろん、その頃から、歯科医師は過剰で特に新潟市は飽和状態になっているというのは知っていました。
それでも、看板出してしっかり診療していれば患者さんは来るだろうと、真剣に思っていました。
でも、当時は他院の勤務医でお金もなければ信用もないため、銀行もなかなか開業資金を貸してくれませんでした。
そのため、できるだけコストをかけずに安い物件の居ぬきの歯科医院を探して、辿り着いたのがこの医院なわけです。
見るからに古く、診療台は当時でもかなり古いものが3台ありました。
中には自動でうがい用の水が出るはずなのに、故障して出ないものもありました。
さすがにこの診察台は使えないと思い、開業のタイミングで1台は購入しましたね。
そして歯科材料やテナント料などの運転資金で銀行から借りたのは結構多かったですね。
でも、今回の移転の借り入れと比べると、はるかに安くはありますが。。。
当初のスタッフは3ヶ月近く、歯科助手の妻だけでした。
そして患者さんの人数は1日に3~5人ほど。。。
こんな状況が結構、長く続きましたね。
恐らく半年は一桁台の患者数でしたね。
本当に良く維持できたなと思います。
経済的に一番しんどい時期でしたね。
この頃、窓口でのお金があまりに少なくて、他業種のアルバイトをやって生計を立てていたこともありますからね。
このままじゃいけないという気持ちにかられ、いろんな努力をして患者さんとして来てもらえるように一生懸命にアピールしましたよ。
それはやる気とか努力という、生易しいものではなく、それこそ生きるためにやっていたという気がします。
どんなに感じの悪い人で暴力的な人や平気で無断キャンセルするような人でも患者さんであるならば、笑顔で対応し、診ていましたからね。
それも、悔しい気持ちを押し殺しながら。。。
本当に自分のポリシーやプライドなんてものはズタズタでしたからね。
自分にとって最悪な時期だったと思います。
でも、この開業歯科医師として生きるための努力をしていた時に解ったことがいくつかあります。
それは、一つは自分はどうなりたいのかの意思をはっきり持つこと、そして、そうなるためには何をしたらいいのか自分で決めて邁進することです。
そうはいっても、どうなりたいかさえもなかなか解らず、簡単なことではなかったです。
将来のイメージって簡単には湧きませんものね。
だから、僕は自分の尊敬する歯科医師のクリニックに行って見学することにしました。
そしてその先生の話を聞き、どういう診療をやっているのか、どういう診療体制で進めているのかを見学しました。
一度だけで解らなければ、二度三度と、それも他県にまでも行きました。
遠くは神奈川県、東京都、埼玉県、山形県などですね。
その尊敬する歯科医師の姿とその医院を見て、自分の将来像を作っていきました。
そこで、僕の構築した理想の歯科医院は現状のものでは作れないことを悟りました。
憧れた歯科医院はどこもキレイで大きかったですし、診療などはある程度、システム化されていました。
僕もそういう医院にしたいという希望を持ちました。
そのために、移転を決意したところであります。
もちろん、予算や地域性はありますが、できる範囲で近づけなければならないと思いましたよ。
僕はある経営者が言った「自ら機会を創り、機会によって自らを変えよ。」という言葉が好きです。
このコロナ禍で移転を決意するというのは、想像を絶する勇気が必要でした。
本当に、一時的に患者さんがキャンセル続きでしたからね。
それでも、自分で機会を創らなければ変われないとも思いました。
しかしながら、親兄弟に移転のことを話し、夢を語ったら、「お前は本当に馬鹿だな。。。」と言われてしまいましたが。。。
本気で止めに入っていましたものね。
でも、この決意に揺るぎはないです。
僕達ならば、力を合わせてきっと成功できると信じていますよ。
前にもこのブログで書いたことがありますが、人は過去→現在→未来(理想)を見ていますが、これでは自分は成功しないと思います。
恥ずかしながら、ろくな過去しかないですからね、僕は。
だから、未来(理想)→現在→過去と未来から見て考えるのが多分いいのですね。
それも、過去はどんな過去でも理想の未来のためには必要なことだったと考えられますからね。。。
現在は理想の未来を早く引き寄せられるかどうかにあるので、今を頑張れば早く到達できると信じます。
だから日々の努力は決して怠らないようにしていきたいです。
近々、移転する新しい医院はそれこそキレイで交通のアクセスも良いものになるでしょう。
今までの医院とは、かなり違うキレイな内装にもなります。
そして、新しい医院のコンセプトでもある「クリーン」を完全に遂行し、被せ物や詰め物はある程度、院内で型取りから製作までできる「院内完結型」を実践していきます。
そして、今まで通り入れ歯と予防にと、さらに力を入れて頑張って行く所存です。
今後とも、りんご歯科医院を何卒、よろしくお願いいたします。
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歯科の医療費控除とは
☆当院は8月3日より、現在の場所から新潟駅方向に30メートルほど行った場所のタチバナビル1階に移転開院いたします。何卒よろしくお願いいたします。