2020/07/02
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯を作るうえで、一番難しいのは咬み合わせ取りだと思います。
総入れ歯の場合、残存歯がないため参考になるものがほぼないのですね。
そのため、順序良く、こちらで決めなければなりません。
使う装置としては咬合床と言われているもので、入れ歯を入れた時の唇の張り具合をまず見て、仮想咬合平面というものを決めます。
この仮想咬合平面は、解剖学的なランドマークを見て決めます。
その後、咬み合わせの高さ(咬合高径)を決めていきます。
この高さは、主に生理学的な手法と解剖学的なランドマークから決める手法があります。
これが決まったならば、次の段階として水平的に良い位置を決めていきます。
これもいろいろな方法がありますが、当院では主にゴシックアーチという装置を製作しておくことが多いです。
これを用いて、総入れ歯の水平的に咬みこむために良い位置を決めるのです。
その位置を口腔内で印記、固定して咬合器上で装着しなおします。
そのようにしてから、人工歯を並べていくのですね。
ここまでやっても、人工歯を並べるとまた位置が変わることもあります。
その場合は、また人工歯を外して蝋を軟化、調整して良い位置をまた決め直すということも、たまにあります。
人工歯が並ぶとまた感じが違うので致し方ないことかもしれません。
それだけ、総入れ歯の咬み合わせ取りは難しいものなのです。
もし、仮合わせの時にズレが発覚したならばここは勇気を持って、患者さんに謝ってもう一回やり直させてもらうようにしていますよ。
この段階であれば、まだ咬み合わせ取りのやり直しや人工歯の並べ替えはいくらでもできます。
完成してからやり直すことはほぼ不可能ですからね。。。
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ご迷惑をおかけいたしますが、その旨をご理解いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。