2020/10/17
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院では入れ歯の相談に来られる方が多くいます。
先日も今までブリッジの土台になっていた右下の奥歯が腫れを何度も繰り返しているため、他院で抜歯を勧められたようです。
その方は60代の女性です。
今までに入れ歯を入れた経験はないようです。
確かに診てみると、土台になっている歯が歯根破折をしており、そのために歯茎が腫れているようでした。
僕は「確かに歯が割れていますので、抜歯が適応でしょうね。その後、そこに同じように固定性のブリッジを入れることは後ろに残存歯もないため、無理ですね。そうなるとインプラントか入れ歯という選択肢になるかと思います。」と伝えました。
その患者さんは「私は、前の医院でインプラントを勧められたのですが、保険内の入れ歯だと金属のバネを使うのに非常に抵抗があります。かといってインプラントをするのは年齢的にも怖いですし、骨を増やす手術も必要と言われたものですから。。。」とおっしゃっていました。
僕は「歯茎の状態から見ても、他の残存歯はしっかりしていますし、当院で提供できるとしたら(ノンクラスプ入れ歯)というものになります。」と言いました。
実際に見本を見せて、本来であればクラスプがかかる歯には金属のバネではなく透明な材質の特殊なプラスチックが乗るようなものになります。
患者さんはこれを見て、「私はこれがやってみたいです。是非、これでお願いします。」という運びになりました。
このノンクラスプ入れ歯は、特徴として金属のバネを使用しないので審美的には優れていると思います。
しかしながら、若干壊れやすいという欠点がありますかね。。。
もちろん、その欠点を補うために床の部分を見えないところで金属床と併用することも可能ではあります。
その利点欠点は全てお話させていただき、患者さんに決めてもらえるよう当院では配慮していますよ。
気になる方は、是非、当院にお尋ねください。
このノンクラスプ入れ歯は自由診療となりますが、歯周病のない残存氏が存在するならば良いもになると思います。