2021/05/18
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、上顎に総入れ歯を入れていて、下顎に前歯のみ残存している患者さんが下顎の入れ歯が真っ二つに割れて破損しているため、再製作をしたいという依頼で来られた患者さんがいました。
その方は、もう、それしか方法がないものだと思っていたようです。
僕は、「それは、そうした方が良いとは思いますが、先ずはその壊れた入れ歯を修理したほうがいいと思います。口腔内を見てみると残存している歯も何本か動揺が大きく、かなり歯周病が進んでいて保存するのは難しいのがありますね。。。もしよければ、そのグラグラした歯を抜歯して、そして増歯という入れ歯に歯を足す作業と入れ歯の修理を同時にさせてもらえませんか?そして、何とか入れ歯を使える形にして、抜歯した部位の傷が治ったら入れ歯を作り替えるというのが一番いいように思いますが。。。」と伝えました。
その患者さんは、「あ、そういうことも可能なんですか?私はもうこの入れ歯は使えず、歯を抜いたらしばらくはこのまま歯がない状態でいなければいけないと思っていました。それができるのならば、お願いしたいです。」という返事をいただきました。
入れ歯は、すぐにはできないです。ないものを最初から作るということはできませんが、入れ歯があれば再製作をするにしても、先ずはそれを使って何とか使えるようにし、新しい入れ歯ができるまで、それを使ってもらうというのが一番いいと思っています。
もちろん治せるものと治せないものというのはありますが、極力は、歯がない時期を無くして食べるのに困らないようにしていきたいとは思います。