2021/06/26
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
自由診療で高額となりますが、ノンクラスプ入れ歯と金属床入れ歯の組み合わせで、一つの入れ歯を製作することがあります。
例えば上顎の前歯のみ自分の歯で奥歯がないような欠損の場合、保険内の入れ歯の場合はその前歯に金属のバネ(クラスプ)が掛かります。
その場合はノンクラスプ入れ歯で対応してあげて、目立たないようにしたらいいのではないかと提案することがあります。
また、口蓋部分を覆うようなケースの場合、保険内の入れ歯だとレジン床と言われるピンク色のプラスチックで覆われるのが一般的だと思います。
その場合、プラスチックであるために、厚みをしっかりとって覆う面積もかなり大きいものとなります。
口蓋の厚みが厚いほど、発音に影響しやすいでしょうし、面積が大きくなればなるほど嘔吐反射なども起きやすくなります。
それをできるだけ、軽減させるためにその床部分を金属にするというものをお勧めします。
口蓋部分を金属にすることでその厚みは薄くできますし、金属なので熱を伝えやすいです。
しかも、金属床の良さとしてかなり丈夫なものができます。
金属であるが故に、おでんや鍋料理の冷熱感が良く伝わりやすくなります。
美味しいものを食べるのに、その料理の熱感というのは大切だと思いますね。
また、薄くなるため舌の動きを妨げにくくなり、発音にもいい影響がありますよ。
自由診療となりますが、欠損歯が多い入れ歯で違和感は少なく、審美的に優れた入れ歯はこのノンクラスプ入れ歯と金属床入れ歯のハイブリッド型がお勧めではあります。
もちろん、歯周病などで残存歯が揺れたりしていないことが、前提にはなりますが。。。
ご興味のある方は、ご相談ください。