2022/05/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯によってできた咬合や歯列は、天然歯のものとは違います。
天然歯のものに似せて歯を並べても、その支えとなる歯茎は歯を抜いている以上痩せてしまうので同じようには並べることが不可能なのですね。
この歯茎の吸収は歯を抜いている以上はどうしてもあります。
歯を支えていた歯槽骨がなくなるのは、生理学的な吸収なのですね。
ですから、防ぎようがないのは事実です。
痩せた歯茎に合わせて上下の歯の位置を決めて人工歯を並べて作るため、歯の大きさも天然歯のものよりも小さめになりますし、位置関係も変わりますね。
与える咬合によっても人工歯の形態は変わります。
また、それに伴い人工歯の大きさも変わります。
それはどうしても必要なことでもありますね。
患者さんの中には、天然歯と同じような人工歯が並び、何でも食べれると思われている人がいますがそれはありえないのが現実でもあります。
それでも歯がないままでいるよりは、咀嚼能率の改善は図れると思うので一緒に良いモノに慣れるように頑張っていきたいと考えます。