2023/01/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、拒食症の既往を持ち、当院に来られた40代の女性患者さんがいます。
その方の現在のお口の中の状況は多数歯に及ぶ虫歯と重篤な歯周病のため動揺の大きい歯が多数ありました。
元々の歯並びも悪く、本人は「こんなひどい歯にしてすいません。」と謝っていました。
僕らは「そんなことないですよ。大丈夫ですよ。」とは言ったものの、この人にとって何が良いのかを頭の中で考えていました。
上顎の歯はほぼ抜歯で、残るのは数本。。。下顎も前歯が残るくらいかなという感じの重度歯周病の状況です。
僕は正直に、「今、ある歯で残るのはこの歯とこの歯です。」と伝えました。
その患者さんは、「あ、少しは残るのですね。良かった。でも、その後はどうなりますか?」と恐る恐る聞いてきました。
僕は「残念ながら、部分入れ歯となりますね。」と言いました。
その方は「部分入れ歯でも大丈夫です。ここでやっていただけるんでしょうか?」というので、「それは大丈夫です。」と伝えました。
そして、僕は「歯を抜いたまましばらく何もないのは、見栄え的にもお困りだと思うので抜歯をする前に型と咬み合わせを取らせていただき、入れ歯を作っておいて抜歯と同時にるというやり方がいいのではないかと思います。ただ、これは抜いてすぐ入れる部分入れ歯なので抜歯部の傷の治りをあくまで予想して模型を策して作ります。だから当院ではあくまで仮入れ歯のような存在ですね。傷が落ち着いて安定したら本入れ歯を作り直すつもりでいてください。また、それを作り直すには保険のルールに乗っ取っていくとなると、半年は了承くださいね。」と言いました。
その方は、「そうなんですね。了承しました。ここでやれるというのならばお願いしたく思います。」との回答を受けました。
この方は、どうやら自分の歯があまりにもひどいので大学病院に行ってやらなければならないのではないかと思っていたようですね。
全身疾患などがなく、服用中の薬などに問題がなければ歯を抜くのは問題ないかと思いますし、入れ歯は診療の中でも得意としているところなのでしっかりやれると思いました。
処置は最終的な入れ歯が入るまでの道のりは長いですが、頑張ってもらえると信じています。
最終的な入れ歯がしっかり入った暁には、この人の性格も明るくなると思って良いものを提供したいと思います。
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