2024/06/08
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、自由診療で金属床とノンクラスプのハイブリッド型の入れ歯をセットしました。
数本の歯が残っている状態で、重度の歯周病で何本か歯を抜き、即時入れ歯が入っていました。
この即時入れ歯は当院で作ったものですが、製作当初はそれなりに使えていたと思います。
しかしながら、今回このハイブリッド型の入れ歯を入れた後、この方が口に出した言葉は「舌が動きやすい。舌の置きどころがある。」という言葉でした。
この言葉を聞いたときに、僕はやっぱりそう言うよねと正直、心の中では思っていました。
なぜならば、この金属床部分は下顎であれば舌側部分、上顎であれば口蓋部分に金属の床が乗ります。
金属であるがために薄くできるため舌の違和感や窮屈感はほぼないです。
保険診療で作られるレジン床だとそのような状態にはなりえないのですね。
どうしても強度を確保するためには、厚みを取らなければいけませんからね。
でも、そのために舌の置き所は窮屈で発音もしにくいものになります。
そういった意味でも、快適性を求めるのならばこの金属床入れ歯を考えていただけたらと思いますよ。