2024/06/15
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院で入れ歯を作った方が久々に来院されました。
かつては3カ月ごとのメンテナンス(定期健診)にはきちんと来る方だったのですが、コロナ禍の関係で当院に来られたのは二年ぶりになります。
その方は上下顎とも歯が一本もなく、総入れ歯を5年ほど前に当院で新製し、その時の状態は良好でした。
いつもの3カ月ごとのメンテナンスでも、それほど大きな処置をすることなく、咬合の調整を少しだけして義歯の洗浄をメインに行っていました。
でも、一年経って久々にメンテナンスに来られた時はちょっと様相が違ってましたね。
歯茎が結構痩せていて、舌側の義歯の辺縁部に大きな傷が見られました。
その傷は褥瘡性潰瘍と呼んでいいほど、粘膜がえぐられており、傷は白っぽくなっていましたね。
その方は、「先生、しばらく定期健診に来れなくてごめんね。コロナが心配で来れなかったんだ。そうしたら入れ歯が痛くなってきたよ。でも、結構我慢しすぎたかな。。。やっぱり調整してもらないとダメなんだね。」と仰っていました。
僕は、「そうですね。。。どうしても歯を抜いている以上は少しずつ歯茎は痩せていきますからね。そうすると、入れ歯は緩くなり横揺れしていきます。そうすると歯茎が押されるようになったり、一か所か二か所強く当たってきたりしてどうしても調整が必要になるのですよね。総入れ歯だと自分の歯がもうないからメンテナンスに行かないという人が多いですが、それだとこういうことが起こるんですよね。でも、コロナが怖いという気持ちも解らなくはないですよ。。。」と言いました。
入れ歯を作って痛みがないと、もう歯科医院に行かなくなってしまうという人は少なくないですね。
でも、それだとまた近い将来に入れ歯の不適合が起こり、痛みを起こしたり外れやすくなったりと良いことがありません。
確かにコロナ禍でできるだけ歯科医院に行きたくなかったという気持ちはあろうかと思いますが、僕たちも万全を期して対策していますので、どうぞ安心して来ていただけたらと思います。
どうぞその旨を理解していただき、現在、使用中の入れ歯を長持ちさせるためにも3ヶ月に1回は調整させていただけたらと思います。
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