2024/07/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯が外れやすいという理由で新製される方は少なくないです。
しかしながら、総入れ歯の場合、天然歯が一本もないために部分入れ歯のように金属のバネを引っかけることもできませんし、完全に粘膜に維持と支持を求めます。
でも、歯茎は経時的に痩せていきますし、高齢になれば唾液量も少なくなるため、その粘着力もあまり期待できなくなります。
入れ歯を入れてちょっとの開口で外れるならば、その適合は良くないといえますが、総入れ歯の場合、それを安定させる条件があまりにも悪いという人が少なくないです。
そのため、いろいろなテクニックを使用し咬合の安定も図りつつしながら、入れ歯に吸着を求めるようにします。
ただ一時的に、この吸着を得たとしてもそれが長く続くかという問題はどうしてもあります。
なぜならば、抜歯された後の歯茎は痩せていきますからね。
そう考えると、なかなか総入れ歯が維持安定し続けるというのは難しいことなのですね。
そのため、新製した入れ歯が良い状態になったとして、それを継続させるためにも3カ月に1回の定期健診には来ていただきたく思いますよ。
わずかな調整で済むのならば、それに越したことはありませんからね。
その旨は製作時にも説明させていただいていますが、ご理解いただきたく思います。
それが総入れ歯の維持安定を長く持たせるためには必要なことだと思いますからね。
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