2024/07/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、当院で入れ歯を作った方が久々に来院されました。
3カ月ごとのメンテナンス(定期健診)にはきちんと来る方だったのですが、今回の来院は大分遅くなりましたね。。。
おそらく2年半は来られてないかと思います。
その方は上下顎とも歯が一本もなく、総入れ歯を6年ほど前に当院で新製し、その時の状態は良好でした。
3カ月ごとのメンテナンスでも、それほど大きな処置をすることなく、咬合の調整を少しだけして義歯の洗浄をメインに行っていました。
でも、一年経って久々にメンテナンスに来られた時はちょっと違ってましたね。
歯茎がかなり痩せていて、舌側の義歯の辺縁部に大きな傷が見られました。
その傷は、粘膜が傷になっており、その傷は白っぽくなっていましたね。
その方は、「先生すいません。しばらく調子が良かったのでさぼってしまった。。。そうしたら入れ歯が痛くなってきたよ。やっぱり総入れ歯でもきちんと来ないと痛くなるんだね。」と仰っていました。
僕は、「そうですね。。。どうしても歯を抜いている以上は少しずつ歯茎は痩せていきますから。そうすると、入れ歯は緩くなり横揺れしていきます。そうすると歯茎が押されるようになり、どうしても咬み合わせと粘膜面の調整が必要になるのですよね。総入れ歯だと自分の歯がもうないからメンテナンスに行かないという人が多いですが、それだとこういうことが起こるんですよね。」と言いました。
入れ歯を作って痛みがないと、もう歯科医院に行かなくなってしまうという人は少なくないです。
特に総入れ歯が入っているような歯が全くない人時おいては、その必要性を感じない傾向が強いですね。
入れ歯の痛みがないことはいいことですが、それを維持するにはメンテナンスがいるということですね。
でも、それだとまた近い将来に入れ歯の不適合が起こり、痛みを起こしたり外れやすくなったりと良いことがありません。
できるだけ、今、使用中の入れ歯を長持ちさせるためにも3ヶ月に1回は調整させていただけたらと思います。
また、これは介護を要する方の訪問診療の患者さんにおいても同様のことがいえますね。
できるだけ3ヶ月に1回はお口の中の状況と入れ歯を見せていただき、調整とケアを行わせてもらうことが必要と思います。
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