2024/11/08
新潟駅から徒歩5分「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
過去に、ほぼほぼ残存歯があるのですがあまりにも歯周病の状態が悪いため全ての歯を抜歯をしなければならないという、まだ40代の女性が来られました。
僕自身、まだ若い方なので何とか歯を保存できないか相当悩みましたが、その歯周病の状況は非常に悪く、やはり抜歯しか方法がないように思われました。
このようなケースの場合、歯のない時期を置くのは患者さんにとっても不都合があるため抜歯してすぐに入れる即時入れ歯の製作を行うことにすることが多いです。
即時入れ歯は、あくまで暫間入れ歯として使うため一時的なものです。
当院では仮入れ歯という扱いでいますね。
抜歯した歯茎が治って特に問題がないようならば、新しい入れ歯の製作を促すようにしていますね。
しかしながら、この即時入れ歯を製作して厄介なのは、保険診療で作られたものはセットしてから半年は再製作ができないことになっています。
これは保険診療で入れ歯を作った場合は、そのような規制がかかるのが保険診療のルールなのですね。
そうなると本来、抜歯窩が落ち着くまでには2ヶ月かかるとして、それ以降も4カ月は新しい入れ歯に作り替えることはいけないとされています。
これが自由診療であればそんなに期間を置く必要もなく、新しい入れ歯を作り始めることが可能になるわけです。
その旨は、即時入れ歯を必要とする患者さんにお伝えしますが、多くの人が自由診療を選択することが多いですね。
その際は、抜歯した傷が落ち着いたら自由診療の金属床入れ歯やノンクラスプ入れ歯が良いのではないでしょうか?
その方が即時入れ歯との大きな違いも解っていただきやすいですからね。
もし、気になる方はご相談ください。
一番良い方法を検討していきましょう。