2025/01/19
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、上顎のブリッジの支台歯となっている残存歯を一気に7本抜いて即時入れ歯を入れました。
その方の上顎は全歯欠損になりましたね。
普通、入れ歯というのは、歯を抜いて歯茎が固まった後に製作を始めるものなのですが、この即時入れ歯というのは、抜く歯が多くあって使用している入れ歯もなく増歯という修理もやりようがないという時に行う方法です。
つまりは、もう重度の歯周病や虫歯で抜歯をしなければならないケースで、歯を抜いた後に歯が無いままでは困るという方に向けて行う方法なのですね。
この方は上顎に大きなブリッジが入っていましたが、もうどうにもならないほど揺れて抜歯しか方法がないということになりました。
下顎には臼歯部に入れ歯が入っているのですが、上顎はブリッジのみで対応してありました。
「抜歯後歯が無いままだと人前に出られなくて困る。」という患者さんの訴えからから、歯を抜く前に型と咬み合わせを取らせていただきました。
そして、模型を起こしてその模型の歯を削って入れ歯を作ってしまい、歯を抜く前にあらかじめ入れ歯を作っておいて抜いたらセットというものです。
この方法はあくまで歯茎の治りを勝手に予想して製作しているもので、入れ歯の内面は正直あまり合ってはおりません。
そのため、入れ歯の咬み合わせを調整した後に入れ歯の内面に粘膜調整剤を敷くとが多いです。
そして数日すると、歯茎は抜歯窩を埋めて変化していきます。
その都度、粘膜調整剤を剥がして、粘膜の調整を行います。
傷が回復して歯茎が固まったら、作り直しを検討することも多いです。
つまりはこの即時入れ歯は、当院では仮入れ歯の位置づけでありますね。
ゆくゆくは本入れ歯のための新製か、即時入れ歯をしっかりした材料で裏打ちをする必要がありますね。
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新し入れ歯は調整が必要なものです。
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