2025/02/10
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯をすぐに欲しいという人がたまにいます。
でも、本来良い入れ歯を作るのならば、悪い歯を抜いてすぐに作るのは良いことがありません。
できれば抜歯窩が完全に落ち着いてから作るのがいいです。
なぜならば抜歯窩は形を変えて穴が開いている状態から、盛り上がりフラットになっていきますからね。
ぼこぼこした形のまま型を取っても先が思いやられますからね。
しかしながら、プラプラの歯を抱えそれを抜いたまま治るのを待っていたら審美的にも困るし食事もできないという気持ちもわからなくはないです。
そのような方にお伝えしたいのは二段階方式になりますが、抜歯後すぐに入れる即時入れ歯の製作と抜歯窩が完全に落ち着いたら本入れ歯製作をするのがいいのではないでしょうか?
つまり歯のない時期を即時入れ歯で無くし、その入れ歯の床内面を粘膜調整剤などでモディファイドさせていただき傷の治りを待ってから、本入れ歯を作るのが有効だと思います。
でも、保険診療内でこれをやろうとすると、即時入れ歯をセット後はどんなに歯茎のぼこぼこが早く治ったとしても、6カ月間は作り直しができないというルールが保険診療にはあります。
その旨は、ご理解していただきたく思います。