りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

部分入れ歯の方は残存歯を残すように頑張りましょう。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

入れ歯診療は自分の中でも大好きな治療です。

入れ歯製作をお願いされると、心の中で「よし、頑張るぞ。」と思えます。

本当に自分でも呆れてしまうほど、入れ歯診療が大好きです。

それは、自由診療だからとか保険診療だからとかというのは関係ないです(でも、やっぱり、自由診療の方がやっぱり嬉しいですね。。。)。

好きな入れ歯ができあがって、患者さんにセットするときは緊張感と期待感が入り交じります。

反対に、嫌な気分になるのは入れ歯が装着後に痛かったと言われることと、僕が作った部分入れ歯を作り替えなければならない時ですかね。。。

特に、それがクラスプというバネが係る歯が歯周病などで抜歯をしなければならなくなり、それが増歯という処置だけでは済まなくて、作り替えなければならないというときは、もの凄く嫌なモノです。

それは、そうなったのには恐らく、定期健診には来なくなり、歯周病が進行した歯だと思われることが多いからですね。

つまり、管理が悪いと言えるのです。

その管理は、患者さんだけの問題とは言えないかもしれませんね。

でも前から、口腔内の衛生面については患者さんに口頭のみでなく、書面にしたり、データ値を見せたりしていますが、なかなか理解してもらえないこともありますね。。。

それを伝えて患者さんに解ってもらうのも、歯科医院の仕事と考えると、まだまだ患者さんに歯磨きや定期健診の大切さは浸透していないなと思いますね。。。

ある意味、責任を感じます。

当院では、できるだけ残存歯は残し、その上で欠損があれば良い入れ歯を提供していくことを目標にしています。

あまりにも重度の虫歯や、歯周病ならば抜歯はしなければならないでしょうが、中程度以下ならば、極力保存することを目指しています。

定期健診を受け、歯科衛生士によるブラッシングのチェック、プロフェッショナル・クリーニングは必須です。

これをしっかり、やっていただけたらかなりの確率で、残存歯を残せると思います。

実際、部分入れ歯の方で、しっかりメンテナンスに来てくれている方の抜歯はほとんどなくなりましたよ。

是非、この定期健診にしっかり通っていただき、口腔内の衛生管理の徹底を図りましょう。

そして、部分入れ歯だとしても、入れ歯のバネが係る歯はもちろん、残存歯があるのならば、それ以上歯をなくさないことが、入れ歯を長持ちさせるために必要なことと言えます。

今、お使いになっている入れ歯を作り替えなくても良いように、定期健診と歯のクリーニングをせめて3ヶ月に1回はされることをお勧めいたします。

一緒に頑張っていきましょう。

 

当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

 

☆当院は8月3日より、現在の場所から新潟駅方向に30メートルほど行った場所のタチバナビル1階に移転開院いたします。何卒よろしくお願いいたします。

気になるのならば、歯並びを直しませんか?

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 歯並びを気にされて、人前で話をするのが苦手だという人や笑うことができないという人が少なくはないです。

特に若い方の場合、口元を隠すように笑う人が多いように思います。

歯並びは人それぞれで、それを個性と捉える向きもありますが、歯の生え方によっては歯と歯の間を磨くのに、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシがどうやっても入らないケースというものもあります。

そのような状態でいると、その歯間部分から虫歯を作ってきたり、歯周炎が出てきたりすることが多いですね。

その場合、歯並びを変えて口腔内の環境を改善することが、虫歯や歯周病予防の第一歩になりますよね。

また審美的な問題として、気にされる方も多いです。

例えば、出っ歯や八重歯、反対の咬み合わせなどで、口元がキレイにならない人は結構いますよね。

歯の状態で下顔面部の審美性は決まりますから。。。

この歯並びを変えるのに、一般的に必要な処置は歯科矯正と言われるものです。

歯科矯正は抜歯をして行う方法と、抜歯をせずに行う方法があります。

この判断基準は、顎の大きさに対して歯の大きさがどうなのかが大きなポイントであるかと思います。

つまり、歯が並ぶスペースがほとんど無い場合は、どうしても抜歯処置が必要になるかと思います。

もちろん、抜歯をするまでもなく、歯科矯正することが可能な方も少なくはないですから、診査が本当に大切になりますね。

一般的な治療の流れとしては、口腔内の診査(虫歯があるかないかや、歯周炎の状態、口元の状態など。)をします。

そして、レントゲン診査や模型を起こしての分析をします。

そして治療方針を決めて行くわけですね。

治療としては、それぞれの口腔内の状態により、方法は変わっていきますね。

その旨は、治療方針を決定する際に説明をしっかりするようにしていますよ。

多くの方が矯正というと、歯に金属のブラケットというものをつけて、ワイヤーで動かすものと思われるかと思いますが、現在は目立たないものもあります。

その他にも、適応は限られますが、床矯正といわれるものやマウスピース矯正というものもあります。

いずれにしても、症例によってそれは使い分けなければならないのでしっかり説明をしていけたらと思います。

また、多くの方が気にしているのは、期間と料金、そして今更やっても歯並びは直らないという諦めの気持ちではないでしょうか。。。

確かに矯正治療は時間がかかります。

料金も自由診療となるため、安くはないかもしれません。

でも、多くの人は、そのあたりを過剰に考えていますね。

治療計画に基づいて料金表と照らし合わせて説明すると、「何だ、このぐらいの金額なんだ。。。思ったより安いです。」と言われる方も多いですよ。

デンタルローンを使うという手段もあります(当院でも取り扱っております。)。

また、成人になってからでも歯科矯正は、問題なくできますよ。

年齢に関係なく、歯は確実に動きますから。

当院に、現在も60代の女性が矯正治療をして、キレイな歯並びになってきましたよ。

この方も、歯並びがキレイになることによって明るくなったような気がいたします。

それまでは、診療室でこちらが話しかけても会話は多くはなかったですが、今ではよく話しもするし笑顔も多いです。

笑顔に自信を持ってきたみたいです。

恐らく自分でも歯並びがキレイになったことを実感されているのでしょうね。。。

もちろん学童期の乳歯と永久歯が混在している混合歯列期の歯科矯正も行っています。

歯並びが気になって、お悩みの方はご相談いただけたら幸いです。

※当院には月に1~2回、矯正専門の先生が来られます。
矯正専門医に相談希望の方は、連絡いただけたら幸いです。矯正相談料は3000円(税抜き)となります。

☆当院は8月3日より、現在の場所から新潟駅方向に30メートルほど行った場所のタチバナビル1階に移転開院いたします。何卒よろしくお願いいたします。

歯の無い時期を無くす即時入れ歯。。。

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即時入れ歯を入れなければならない状況なほど、残存歯が重度虫歯や重度歯周炎に侵されている人も少なくはないです。

本来は入れ歯は、抜歯後の傷が完治してから作らなければならないのですが、前歯にかかる残存歯を抜かなければならない状況だったり、臼歯であったとしても入れ歯がないと咬合できないようなケースの場合、通常の作り方だと歯がなく噛めない時期ができてしまうため、抜歯と同時に入れ歯をセットするということもやらないわけではないです。

しかしながら、このやり方は残存歯があるうちに型と咬み合わせを取り、模型を起こし咬合器に取り付け、抜くべき歯を特定して、仮合わせ(試適)を挟まずに完成までもっていってしまいます。

そして次回の来院時に抜歯と同時に、入れ歯をセットしてしまうというやり方です。

これは、メリットとしては回数(概ね2~3回)は少なくて済みますし、歯のない時期は基本的になくなります。

しかしながら、問題点も多くあります。

傷の治り具合は個人差が大きく、完全に予想して作ってますし、歯茎の吸収具合も特定することはできません。

また、型取り時や咬み合わせ取りも、残存歯が重度歯周炎であれば咬合そのものもかなり不安定ですから、それを再現してもあまりよい入れ歯にはなり得ないです。

従って、当院ではこの即時入れ歯はあくまで仮入れ歯という風に考えています。

そして、この即時入れ歯は保険診療で製作した場合、思いのほか傷の治りがよく、再製作するのは問題がない歯茎になっていたとしても、再度、保険診療で作るとなると保険診療のルールとして半年間は再製作ができません。

どうしても、この仮入れ歯である即時入れ歯を早めに作り替えたいと思われるならば、自由診療も考えていただけたらと思いますよ。

その方が、良い入れ歯になりますし使い心地も即時入れ歯に比べて遥かに良いものになるかと思います。

 

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入れ歯の金属のバネが気になるのならば。。。

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患者さんとしては、入れ歯はできればあまりしたくはないはずです。

特に初めて歯を、少数歯失ってしまった人は、ブリッジか入れ歯か悩むことが多いと思います。

僕ら歯科医師も、極力は入れ歯を避けるような処置を進めることが多いです。

一本だけの欠損ならば、ファーストチョイスはブリッジだと思いますからね。。。

ブリッジは、固定性の補綴物なので咬んだ感触は天然歯に近いです。

実際、違和感も少なくて良く咬めます。

でも、問題点がないわけでもないです。

欠損した両隣在歯を削らなければならないデメリットがあります。

欠損した両隣の歯にもし虫歯があれば、それを削ってかぶせると言うことに強い抵抗はそれほどないのですが、もし、健康な歯ならば気分はいやなものです。

患者さんから、そのことが気になって相談に来る人も結構います。

ですから、そのような人には歯科インプラントも勧めることがあります(当院では歯科インプラントはしていないので、必要な方には大学病院か近くの一生懸命に歯科インプラントを勉強している先生に紹介させていただいています。)。

もちろん保険診療ではないのでかなり高額ですが。。。

それに変わるものというと、やはり入れ歯でしかないというのも現状であります。

入れ歯の方が、取り外して目視しながら清掃ができるので、衛生面的には良いとおもうこともあります言うことができます。

ただ、保険診療となると金属のバネ(クラスプ)を使用したものになります。

それ以外のものとなると、考えられるのはノンクラスプ入れ歯なのではないかと思います。

これも保険診療ではできないものではありますが、歯科インプラントと比べると安価だと思います(ただ咬み心地は歯科インプラントの方が遙かに良いとは思います。)。

また、このような少数歯欠損のケースは若い世代の人が多く、金属のバネを見えてしまうのを極端に嫌う方が多いため、ノンクラスプ入れ歯(金属のバネを使用しない入れ歯)を選択する人が多いです。

このノンクラスプ入れ歯は、審美的には良いものと思います。

残存歯の歯間部の歯肉に床と言われるピンク色の材料を這わせて作ります。

床材料は、保険で使用するものよりも少し柔らかく弾力もあります。

そのため、維持力も優れています。

ただ残存歯を挟むようにして維持を図るため、残存歯の歯周病の程度はかなり注意して診ていかないといけないですし、動揺のある歯には使いたくないものであります。

このノンクラスプ入れ歯の適応はかなり多く、患者さんからも非常に喜ばれています。

当院では、このノンクラスプ入れ歯の症例も多く行っています。

ブリッジや歯科インプラントに抵抗を感じる方は、是非、考えていただけたら良いと思います。

ただ、このノンクラスプ入れ歯が天然歯やブリッジと同じように咬めるようなことはないです。

そのことは、事前に話しますが、ご理解いただいてからノンクラスプ入れ歯の製作を行いたいと思います。

もし、気になる方はご相談いただけたら幸いです。

 

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入れ歯を作るうえで、患者さんが求めるものと術者の求めるものの違いがたまにあります。

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先日、入れ歯を作ってほしいという依頼で来られた患者さんがいました。

 その方は上下顎ともに前に作った入れ歯を二組、持っておりました。

一組は、かなり前に作った古い入れ歯で口を開けると、かなりカパカパしており、咀嚼するのはままならないような感じです。。。

もう一組は最近作ったようで、かなりピッタリしているようですが、本人は気に入らないとのことでした。。。

その理由を尋ねてみると、「痛みはないしピッタリしているのだけれど、歯の大きさが小さくて内側に入っているのが気になる。」ということでした。

下顎の欠損している顎堤はかなり吸収しており、かつ、口腔周囲の筋圧はかなり強いようなので、それを避けるためには上顎の歯列に対して、ちょっと内側に入るこの配列位置が僕には妥当だと思いました。

また、人工歯は天然の歯よりも小さくなってしまうものです。

そうしないと、咬合圧や口腔周囲筋肉の圧力をもろに受けてしまい、入れ歯の脱離の原因になりやすいですからね。。。

実際、この入れ歯の配列位置や人工歯の大きさは妥当で、文句のつけようがないような気がしました。

本当に上手で、非常に感心しましたよ。

その旨を説明しましたが、患者さんにはうまく伝わっていかないようです。

今現在、装着している入れ歯はもっと前に作ったというその辺りを完全に無視して作った入れ歯です(患者さんは歯並びはこちらの方が良いと思っているのです。)。

その結果、患者さんの意見をかなり取り入れて入れ歯を作ることになりましたが、作っていく段階で出来ることと、出来ないことは存在しますし、天然の歯と入れ歯の歯は全く同じということにならないことは知っておいてもらいたいと思います。

審美を追究しすぎて、機能を損なわせることは入れ歯の世界では結構あることです。

そうなったら、元も子もないです(もちろん、審美も追求しますが患者さんの思う審美と歯科医師が思う審美が違うことは多いものです。。。)。

こうなると、患者側と術者側で求めるものが違うため、うまくいかなくなることがあります。。。

製作段階で、その辺りは患者さんとよく話し合って折り合いをつけていきたいと思います。

 

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総入れ歯に悩んでいませんか?

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 上下顎、全ての歯を失って、総入れ歯になる人というのは確かに少なくなってきました。

でも、全くいないというわけではありませんね。

返って平均寿命が長くなったのに併せて、顎堤の吸収が大きい患者さんや顎の不随意運動を行うような患者さんは増えたと思います。

やはり総入れ歯が合わなくて悩んでいる方というのはかなりの数で存在いたします。

一言で合わないと言っても、いろいろな悩みがありますね。

例えば入れ歯が口を大きく開けると落ちるや、噛むと痛い、入れ歯と歯茎の間に物が挟まるようになってきた、発音しにくいなどですね。。。

調整や修理でことが足りれば、もちろん作り替えなくてもいいと思いますが、大きく修正が必要ということであれば作り替えも検討しなければなりません。。。

ただ作り替えると言っても、総入れ歯を新製するのに5~6回はかかります。

そして、不都合な状態のままでいるわけにもいかないと思いますので、粘膜調整剤や即時重合レジンなどを用いて修理や調整をいたしますね(どうしてもできる範囲でという形になりますが。。。)。

総入れ歯で肝となるステップは型取りと咬み合わせ取りだとは思います。

型取りの場合はどのステップでもできるので、ある意味、楽観していますが、咬み合わせ取りはちょっと大変です。

中には、どこで噛んでいいのかわからないほど、不安定な人もいますからね。

その辺りは、非常に気を付けて行っています。

そして、仮合わせの際に咬み合わせのずれがないかも必ずチェックしていますよ。

総入れ歯は、ある意味、術者が他人に与える咬み合わせです。

天然歯同士のかみ合わせとは違くなる可能性が高いものです。

自分の歯と同じように使いこなせるようになるには、それ相応の努力と練習は必要ですからね。

その歯科医師の手で作られた咬み合わせ自体が良いのか悪いのかは、別として患者さんにとって良いものと思ってもらえるように頑張っていきたいと思います。

 

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難しい総入れ歯の症例に対応するには。。。

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近年は、上下顎で総入れ歯という方は少なくなったなとは思います。

しかしながら、難症例というのは増えているような気がいたします。

それは、寿命が長くなったことにより歯を失くした時間が若ければ、時間の経過とともに入れ歯の下の歯茎の吸収が大きくなるために起こることだと思います。

そのため、かなりの高齢者になった時には入れ歯の支えとなる歯槽骨がほぼなくなった状態になって、入れ歯の吸着や安定が得られずに、すぐ脱離してしまうのかもしれません。

本当に、この顎堤がないために入れ歯がカパカパになっている症例は難しいと思います。

その際には、僕らはいろいろなテクニックを使ってそれ相応の咬合理論で武装して立ち向かいますが、なかなか一筋縄ではいかないのが現実です。

仮に、一時的に良好な結果が出たとしても、それを長く維持することはほぼ無理ですね。

なぜなら、歯茎は入れ歯が入ってからも継続的に吸収していきますから。。。

そうなると、定期健診が重要になってくるわけです。

僕の経験では、患者さんの骨質にもよりますが2ヵ月空けただけでも相当歯茎が変わっているのを見ますよ。

そうなった際には、入れ歯はまたカパカパに動きます。

できるだけ、入れ歯の維持安定を考えるならば、少なくとも3ヶ月に1回は診せていただけたらと思います。

そして少ない調整で、また安定した入れ歯の装着感を取り戻しましょうね。

 

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入れ歯を装着し、機能させるまでの心構えとして知っておいてほしいこと。

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入れ歯は、歯科医院で時間をかけ個々の患者さんに合うようにさまざまな過程を経て製作しても、できたばかりの新しい入れ歯を無調整で患者さんのお口の中に入れただけではしっかり機能することが難しく、使用しながらの調整や患者さん自身がうまく使えるように練習(リハビリ)することも必要です。

入れ歯を入れている意味とできることを理解した上で、上手に付き合っていこうとする気持ちがあればうまく使いこなせるようになります。

入れ歯は他の被せ物やブリッジとは違い、入れ歯を入れたその日からが練習の始まりなのです。

初めての義歯は恐らく部分入れ歯でしょうから、話したり食べる時に義歯が外れないよう残っている歯にバネをかけ、そのバネにも種類がありケースによっては使える材料も形も異なります。

部分入れ歯は自分の歯が一本以上は残っているので入れ歯の洗浄はもちろん、歯磨きの方法が自分の歯を長くもたせるために重要です。

入れ歯の練習方法は、まずは入れ歯をできる限り口の中に入れ、摂食練習と発声練習をしましょう。

摂食練習は、食品を柔らかくして細切れに調理し、ゆっくり時間をかけて噛むことが効果的です。

食べ物の硬さは最初は痛みがなくても、柔らかい物を慣れるまでは食べましょう。

歯科医院で数回調整した後、徐々に歯ごたえのあるものに挑戦してみましょう。

発音練習は上顎や歯に舌を押しつける形により音を作るので、入れ歯の形を舌が覚える必要があります。

そのため、新聞や本などは声を出して読み、カラオケで歌を歌うことも効果的ですね。

また、入れ歯の形態を微調整すると修正できることもあり、どんな言葉が話しづらいかなど、歯科医師に相談していただけると良いと思います。

入れ歯は、お手入れすることで残っている歯を守れます。

入れ歯は主にプラスチックでできているので、目に見えない凹みが沢山あり、そこに細菌や汚れが入り込みます。

義歯用ブラシや柔らかめの歯ブラシで表面の大きな汚れをこすり落とした後に、義歯洗浄剤での洗浄が効果的です。

でも、なかなか落ちない汚れを無理に取ろうとすると破損やバネの変形が起きます。

バネの変形は過剰な力が歯に加わる原因になり歯をダメにしてしまいますので無理な清掃はせずどうしても汚れが取れないときは歯科医師に相談しましょう。

総入れ歯は、部分入れ歯より調整が難しく、満足に食べられるまでの調整が困難です。

総入れ歯は入れ歯の内側と粘膜がぴったり合うことにで保持されます。

骨が痩せている人は動きのある粘膜と接触している面積が多いので痛みが出やすくなります。

自分の歯があった時は歯で支えていた噛む力も、入れ歯の下にある柔らかい歯ぐきに負担をかけないと、しっかり力が伝わらず食べることが難しいのです。

痛みが出てきても我慢して装着していると傷になり、入れ歯の調整が困難になります。

傷が治った後でも顎が痩せてしまい、入れ歯を合わせづらくなります。

せめて3ヶ月に1回は歯科医院で指導や調整をしてもらいましょう。

ここまで入れ歯を使うための難しさについて述べてきましたが、入れ歯を嫌い、無理に歯を残すことは、かえって顎の骨を痩せさせる原因になることがあります。

入れ歯を快適に使うためには、定期健診で継続的にお口の状態をチェックし、ダメな歯は諦めて抜くなどのタイミングも重要です。

より食べ物をおいしく食べるために、入れ歯を使用される方においては、以上のことを心構えとして知ってほしいです。

 

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入れ歯でも定期健診をしましょう。

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入れ歯を得意として歯科医院を開業して9年目になります。

日々の仕事の中には必ず数人は、入れ歯の製作や入れ歯の調整を必要とする患者さんに来ていただいています。

この患者さん達は、僕を信頼してこの医院に来ていただいているので、できるだけ満足いただけるように頑張っています。

この入れ歯を必要としている方達の多くは、総入れ歯ではなく一本以上の歯が残存している方達ですね。

つまりは、部分入れ歯です。

今後、良い入れ歯を製作したら、この方達はメンテナンス(定期健診)に通ってくれると信じています。

でも、残念ながら、実際のところは入れ歯を装着している多くの患者さんは、自分は入れ歯だから痛みがなくなればそれでいいと思っていらっしゃる方が本当に多いです。

残存歯のメンテナンス(定期健診)の必要性というものを、あまり意識していないように思います。

入れ歯を再製作しなければならない一番の要因は、歯をまた失うことです。

歯を失うとその部位には歯茎に穴が空きますよね。

そして歯肉が回復するまでには時間がかかります。

また、歯茎が安定したとしてもその下にある骨の吸収は、経時的に進んでいきます。

この変化は歯があった時よりも、歯を失ったときの方が大きいのですね。

そのため、入れ歯に増歯という処置で歯を足すだけならば良いのですが、それでは済まないケースもあるのですよ。

特に入れ歯のバネが係るような歯は、この歯で維持を図るためこれが無くなってしまうと違う歯に維持を求めなければならず、再製作が恐らく必要でしょうね。。。

そういった意味でも、残存歯の保存というのは本当に大切です。

歯が割れてしまったり、重度歯周炎や重度の虫歯で保存不可能なものは、抜歯は致し方ないですが、それ以上、悪くしないようにすることは本人の努力と定期健診、歯科衛生士が行うプロフェッショナルクリーニングでできると、僕は思っています。

入れ歯を最初に入れたときのことを思い出して下さい。

その時は、皆、「あ~あ、とうとう入れ歯になっちゃった。」と言うショックがあったはずです。

そして、慣れるまでも相当大変だったはずです。

ようやく自分のものとして機能しているのに、また、歯を抜き作り替え。。。

そしてさらに大きくなった入れ歯に慣れるまで、相当の時間がかかる。。。

これだと、負のスパイラルから抜けれないですよね。

できるだけそうならないように、定期健診と歯のクリーニングをして、日々のホームケアについても話をさせてください。

一緒に頑張りましょう。

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歯科医院を移転開院する決意は。。。


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今日は日曜日で当院はお休みです。

いつもの臨床とは違う話になりますが、ご容赦ください。

 

知っている方も多いとは思いますが、当院は8月に移転することになっております。

場所は今の医院から、新潟駅方向に向かって歩いて30メートルほどの白いビルの1階です。

そこは、立地も駅からのアクセスもさらに良くなりますし、今よりも広く診察台を多く置けます。

そして何より、スタッフ皆で昼食を食べるスペースが確保できるのが嬉しいです。

今のスタッフルームは大変狭く、現在のスタッフ全員が入ることはできません。

よって、ミーティングもなかなか難儀な状態です。

予定では新しい医院では歯科助手と歯科技工士も常勤で勤務するため、総勢で15名となります。

益々、賑やかになると思っていますよ。

 

僕は、こういう風になることを、ここ数年は漠然と考えていました。

そうなるように、今まで動いてきたという思いはあります。

この度、来てくれる歯科技工士は僕の義兄ですし、歯科衛生士や歯科助手も優秀な人材を集めてきた自負があります。

人材不足だからと言って、決して安直にスタッフを選んだことはないです。

皆、僕以上に光る部分を持っていて、歯科治療に熱い気持ちを持っている人達です。

僕は、このメンバーで新しい医院でやれることを本当に楽しみにしていますよ。

 

思えば今の医院で開業したのは、今から9年ほど前のことです。

その時は、全く歯科医院が置かれている社会的状況というのを全く理解していなかったです。

もちろん、その頃から、歯科医師は過剰で特に新潟市は飽和状態になっているというのは知っていました。

それでも、看板出してしっかり診療していれば患者さんは来るだろうと、真剣に思っていました。

でも、当時は他院の勤務医でお金もなければ信用もないため、銀行もなかなか開業資金を貸してくれませんでした。

そのため、できるだけコストをかけずに安い物件の居ぬきの歯科医院を探して、辿り着いたのがこの医院なわけです。

見るからに古く、診療台は当時でもかなり古いものが3台ありました。

中には自動でうがい用の水が出るはずなのに、故障して出ないものもありました。

さすがにこの診察台は使えないと思い、開業のタイミングで1台は購入しましたね。

そして歯科材料やテナント料などの運転資金で銀行から借りたのは結構多かったですね。

でも、今回の移転の借り入れと比べると、はるかに安くはありますが。。。

当初のスタッフは3ヶ月近く、歯科助手の妻だけでした。

そして患者さんの人数は1日に3~5人ほど。。。

こんな状況が結構、長く続きましたね。

恐らく半年は一桁台の患者数でしたね。

本当に良く維持できたなと思います。

経済的に一番しんどい時期でしたね。

この頃、窓口でのお金があまりに少なくて、他業種のアルバイトをやって生計を立てていたこともありますからね。

このままじゃいけないという気持ちにかられ、いろんな努力をして患者さんとして来てもらえるように一生懸命にアピールしましたよ。

それはやる気とか努力という、生易しいものではなく、それこそ生きるためにやっていたという気がします。

どんなに感じの悪い人で暴力的な人や平気で無断キャンセルするような人でも患者さんであるならば、笑顔で対応し、診ていましたからね。

それも、悔しい気持ちを押し殺しながら。。。

本当に自分のポリシーやプライドなんてものはズタズタでしたからね。

自分にとって最悪な時期だったと思います。

 

でも、この開業歯科医師として生きるための努力をしていた時に解ったことがいくつかあります。

それは、一つは自分はどうなりたいのかの意思をはっきり持つこと、そして、そうなるためには何をしたらいいのか自分で決めて邁進することです。

そうはいっても、どうなりたいかさえもなかなか解らず、簡単なことではなかったです。

将来のイメージって簡単には湧きませんものね。

だから、僕は自分の尊敬する歯科医師のクリニックに行って見学することにしました。

そしてその先生の話を聞き、どういう診療をやっているのか、どういう診療体制で進めているのかを見学しました。

一度だけで解らなければ、二度三度と、それも他県にまでも行きました。

遠くは神奈川県、東京都、埼玉県、山形県などですね。

その尊敬する歯科医師の姿とその医院を見て、自分の将来像を作っていきました。

そこで、僕の構築した理想の歯科医院は現状のものでは作れないことを悟りました。

憧れた歯科医院はどこもキレイで大きかったですし、診療などはある程度、システム化されていました。

僕もそういう医院にしたいという希望を持ちました。

そのために、移転を決意したところであります。

もちろん、予算や地域性はありますが、できる範囲で近づけなければならないと思いましたよ。

 

僕はある経営者が言った「自ら機会を創り、機会によって自らを変えよ。」という言葉が好きです。

このコロナ禍で移転を決意するというのは、想像を絶する勇気が必要でした。

本当に、一時的に患者さんがキャンセル続きでしたからね。

それでも、自分で機会を創らなければ変われないとも思いました。

しかしながら、親兄弟に移転のことを話し、夢を語ったら、「お前は本当に馬鹿だな。。。」と言われてしまいましたが。。。

本気で止めに入っていましたものね。

でも、この決意に揺るぎはないです。

僕達ならば、力を合わせてきっと成功できると信じていますよ。

前にもこのブログで書いたことがありますが、人は過去→現在→未来(理想)を見ていますが、これでは自分は成功しないと思います。

恥ずかしながら、ろくな過去しかないですからね、僕は。

だから未来(理想)→現在→過去と未来から見て考えるのが多分いいのですね。

それも、過去はどんな過去でも理想の未来のためには必要なことだったと考えられますからね。。。

現在は理想の未来を早く引き寄せられるかどうかにあるので、今を頑張れば早く到達できると信じます。

だから日々の努力は決して怠らないようにしていきたいです。

 

近々、移転する新しい医院はそれこそキレイで交通のアクセスも良いものになるでしょう。

今までの医院とは、かなり違うキレイな内装にもなります。

そして、新しい医院のコンセプトでもある「クリーン」を完全に遂行し、被せ物や詰め物はある程度、院内で型取りから製作までできる「院内完結型」を実践していきます。

そして、今まで通り入れ歯と予防にと、さらに力を入れて頑張って行く所存です。

今後とも、りんご歯科医院を何卒、よろしくお願いいたします。

 

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