りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

金属床入れ歯のメリットの一つとしては。。。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

保険診療で製作された入れ歯は痛みもなく良く食べれたとしても、総入れ歯に近いケースになればなるほど上顎は口蓋部分を大きく覆いますし、下顎の場合は舌に当たる歯茎を覆います。

そのため、温度感覚がかなり鈍ると言えます。

また、どうしてもレジン床と言われるものはピンク色のプラスチックでできているため強度が保ちにくいです。

それ故に入れ歯の床の厚みはかなりあると言えます。

そうなると、熱が口蓋粘膜や舌に伝わらないのですね。

熱が伝わらないというのは食物の味を感じることにもかなりの影響があります。

例えば、おでんのような温かく食べるべき食物は温かい方が美味しいわけですよね。

そういう意味では、その食物の温度というのは非常に大切になるものです。

その点、金属床入れ歯は金属部分がしっかり温度の冷温感覚を伝えてくれます。

このことからも生活の質の向上に寄与してくれるものだと思います。

味そのものというよりも、冷温感覚で美味しさが変わるということは大きなメリットだと思います。

この金属床入れ歯は自由診療となりますが、ご興味のある方は、是非、ご相談くださいね。

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歯科の医療費控除とは

☆8月予定の移転開院時のタイミングで、一緒に働いてくれる新しいスタッフも正社員として若干名募集いたしております(もし、ご興味のある方は、当院HPの求人・採用情報https://www.ringo-dental.jp/recruit-dh/を見ていただき、お電話を頂けたらと思います)。

入れ歯の金属のバネは気になりませんか?

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入れ歯でお悩みの人が当院には多いです。

その悩みも人によって様々ですが、最近、多く聞かれるのが金属のバネを見えないようにしたいと言うことです。

これは30~50代の若い世代の人に多い気がします。

若い人が入れ歯だと、他人に知られたくないのは当然と言えば当然ですね。。。

金属のバネが見えると、他人に解ってしまいやすいですからね。。。

でも、保険の入れ歯だと残存歯が前歯にしかない場合は、どうしてもその前歯に金属のバネをかけなければならず、他人に解らないようにするのは無理があります。

でも、自由診療となりますが金属のバネの代わりに、ノンクラスプ入れ歯と言って弾力のあるプラスチックで、残存歯の歯肉に這わせ歯間部の段差にはめ込むものがあります。

これは、金属のバネを使わないので審美的ですし、弾力のある歯肉色のプラスチックがしっかり残存歯を把持するため、維持力も良いです。

当院は、医院の立地上、会社員が多いためこの入れ歯の製作を依頼される方が多いと思います。

耐久性という点では、金属床の入れ歯と違って弱いですが、審美的な部分入れ歯として人気がありますよ。

丈夫さを求められる場合は、ノンクラスプ入れ歯のプラスチック素材とコバルトクロムやチタンを使った金属床入れ歯の製作も可能ですよ。

ただ、残存歯が重度歯周炎のためグラついているような場合は、このノンクラスプ入れ歯の弾力に引っ張られてしまうため、その動揺度が増してしまい歯周病を悪化させてしまう可能性もあるため、診査は注意して行わなければなりません。

気になる方は、是非、ご相談ください。

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カスタムメイドのスポーツマウスガードを作りませんか?

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格闘技やコンタクトスポーツ(ラグビー、サッカー、バスケットボール等)や重量挙げや綱引きなどの歯を喰いしばることの多いスポーツをされている方にお勧めしたいのは、スポーツマウスガードです。

これは市販のものとしてもスポーツ店で販売されておりますが、自分で温湯で軟化した材料を口に入れて形を作り調整します。

簡便で安価ではあるかもしれませんが、かなり適合の良いものを作るのは困難で、歯科医療従事者側から見ると良いものとは思えません。

その点、歯科医院で作るものは型をしっかり取らせてもらい、マウスガード用のシートで圧接し、適合させることができます。

プレイ中に簡単に外れることもなく、かつ、口腔顎顔面部の外傷予防に対して実際に機能するものになりますよ。

また、その保護されている安心感からか思い切りプレイに集中できるため、スポーツパフォーマンスは上がります。

福利効果としての筋力の向上も期待されています。

是非、安全にスポーツを楽しむためのアイテムとして、考えてもらえたらと思います。

僕自身は日本スポーツ協会公認のスポーツデンティストでもあります。

スポーツマウスガードの、ご興味のある方は是非、ご相談ください。

(当院でのマウスガード製作料金は6000円(税抜き)となっています。色付きのものは7000円(税抜き)です。)

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骨隆起は入れ歯製作に厄介だったりします。

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骨隆起という骨の出っ張りがある方がいます。

主に口蓋正中部や、下顎舌側部、頬側部にある方が多いですね。

先天的にある方もいれば、後天的にできる方もいます。

後天的な場合に関して言えば、歯ぎしりなどが原因している可能性が高いです。

そして、この骨隆起が大きく存在していて、歯の欠損を抱えている場合の方の入れ歯製作は大変ですね。

入れ歯の縁がどうしてもその骨隆起に当たって痛いという事もありますからね。

極力その骨隆起を保存的に残し、入れ歯を製作するように努力はしますが、場合によっては手術して骨隆起を取ることをお勧めすることもあります。

無くなってしまえば、入れ歯製作の支障になることはありませんからね。。。

もし、過去に入れ歯製作をしてその骨隆起が原因で、入れ歯が当たって痛いという方は結構多いのではないかと推測いたします。

もし、気になる方は、ご相談いただけたらと思います。

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入れ歯を作るのに、1回目の型取りは特に大事です。

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総入れ歯の型取りは基本的に2回以上必要です(部分入れ歯も当院では2回以上の型取りをしています。)。

この作業は保険診療でも自由診療でも当院は変わりがなく行います。

1回目は概形印象として、これで模型を起こし、その模型を研究用模型として、患者さんの口腔内の情報を得ます。

ここは、粘膜がブヨブヨだから、緩衝腔(リリーフ)を設けた方がいいなとか骨隆起があるから、痛みが出ないようにブロックアウトした方がいいなとか、仮想の咬合平面は恐らくこのぐらいになるだろうなとか、人工歯の排列位置はこのくらいになるなとかのおおよその見当がつきます。

この研究用模型が、良いものでなければ、その後の精密印象を採得するための個人トレー(患者さんの口腔内に合ったトレー)の製作も良いものにはならないため、良い作業模型は作れませんね。

そのため、当院ではこの概形印象の採得はかなり慎重にやっていると思います。

この概形印象は既成のトレーを使って型を取るので、それなりのテクニックが必要です。

口の中の様相は患者さん一人一人、違いますからね。

必要なところまで取れていないと良い印象にはなりませんから。

従って、場合によってはその既成トレーを削ったり、曲げたり、辺縁にワックスを盛り足すこともありますからね。。。

患者さんの中には、頬の筋の圧力や舌圧が強かったり、入れ歯が乗る歯茎が極端に痩せてしまったために、なかなか良い印象が取れない人がいます。

でも、ここは非常に大切なところなので、上手くいかないときは患者さんに謝って、もう一度取らせてもらう事があるかもしれません。

この概形印象が総入れ歯の成否を決める第一歩になるので、当院では一番大切にしている作業ですよ。

この概形印象が上手く取れれば、その後の個人トレー製作や、いわゆる2回目の型取りの精密印象採得が、かなりスムーズに行きますからね。

当院の入れ歯作りでは、「勝負は概形印象にあり。」を心がけています。

 

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移転に向けての工事が始まりました。

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今日は日曜日で当院はお休みです。

今日は日常の臨床とは違う話になりますが、ご容赦ください。

 

以前、この院長ブログで当院は移転に向けて準備に入っているお話をさせていただきました。

そしていよいよ先日、移転先の配管工事と電気の引き込み工事が始まりました。

いろいろな材料がその敷地に置かれ、いよいよ始まるのだなという気がしてきましたよ。

その様子を往診に行く際にちょっとだけ寄り道して、見てきました。

一緒に同行した歯科衛生士も、「わー、いよいよですね。楽しみです。」と喜んでいましたよ。

当院は、今年の9月で開院して丸9年となります。

現在は全員で13人のスタッフで、当院を切り盛りしています。

流石に25坪ほどで診察ユニットが4台の小さい医院では手狭です。

移転先は71坪あり、デンタルユニットも8台置ける配管を取るようにしています。

でも、最初は6台で始める予定でいます。

スタッフルームや待合室も広く取ることができ、患者さんやスタッフにおいてもリラックスできる空間になるかと思います。

また、新しい医院は1階にあり、足腰の弱い方にも通いやすい医院になると思います。

 

医院のコンセプトは「クリーン」と「院内完結型」を掲げ、目指していこうと思います。

昨今の新型コロナウイルスで院内感染の可能性が歯科医院にはあるということから、当院では今もエコシステムで殺菌水を各診察ユニットに流していますので飛沫感染という点では、クリアできていると思いますが、空間除菌という点から見てみると、まだ甘いと思いますので、新しい医院には、天井にウイルス除去や花粉などの除去もできる大型の空間除菌機を配置します。

そして各診察ユニットには口腔外バキュームが、据え置かれる予定です。

これで、ほぼ飛沫感染と空気感染というものにおいては、網羅できると考えます。

また、機材の滅菌機も新しいものに変え、最高峰の滅菌処置ができるようにしますよ。

そして、最新設備としてCTや半導体レーザーが新しく導入されます。

さらに、型取りの時に印象剤を使わずに光学印象で対応し、CADCAMなどの製作ができるミリングマシーンも配置されます。

また、セラミックなどもONE DAYで製作可能な装置も置きます。

そのため、歯科技工士も常駐する予定です。

自分としても、患者さんにとっても本当に良いものを提供できるようにするため、今まで一生懸命にこれらの設備と人員を揃える努力をしてきました。

患者さんにとって、そしてスタッフにとっても安心安全な環境下で歯科処置ができ、被せ物においても今までほぼ全て外注で製作だったのですが、新しい医院ではCADCAM冠等は、短時間で院内での製作が可能になります。

今まで僕が夢に描いていた歯科医院が、もうすぐ出来上がります。

今から、その日が待ち遠しいです。

予定では、7月末の週か、8月最初の週からの開院予定です。

医院の移転場所は、現在のビルから新潟駅に向かって30メートルほど離れた白いビルです。

後日、詳細は追ってお知らせいたしますね。

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残根を残して入れ歯を製作することがあります。

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ちょっと前ですが、入れ歯を製作希望で来られた新患の方がいました。

欠損している部位が多いとのことでしたが、入れ歯を装着したことはないとのことでした。

口腔内を見させていただくと、重度虫歯による残根(歯根だけが残っている)状態の歯が数本あり、上下顎ともに健康な歯は前歯しかない状態でした。

臼歯の残根は6本ほど。。。

そして、できれば早目に、入れ歯を入れてゴールデンウイークを迎えたいとの希望を言われました。

しかしながら、がんの既往もあり全身状態も良くはなく糖尿病も良い状態ではなかったです。

抜歯もなかなか困難が予想されました。。。

そのため、抜歯と同時に入れ歯をセットするような即時義歯も向いていないと思いますし、この残根を残して製作していく残根上義歯が良いかと思いました。

患者さんには、「この残根は痛みはないようですね。レントゲン上では数本、根っこの先に膿の袋を抱えている歯もあるようですが。。。ゆくゆくはこの残根は抜歯しなければならないとはおもいますが、この残根に入れ歯が乗るようにして作らせてもらい、それからお医者さんに連絡を取りながら抜歯していきましょうか。ただ、いずれはこの入れ歯は抜歯を行うことにより歯茎の変化に対応していくことはなかなか難しいでしょうから、ゆくゆくはもう一度、入れ歯を新製していくようにしましょうね。」と言いました。

患者さんは、取りあえず抜歯をせずに、入れ歯を作ってもらえるということにほっとした表情でした。

あまり、この残根を残して入れ歯を製作することはしませんが、全身状態により抜歯が難しくリスクがあるような方には、このように対応することもあります。

もし、自分の口腔内にそのような歯があるようでしたら、早めにご相談ください。

場合によっては対応が可能かもしれませんよ。

(写真と上記の内容は関連がございません。)

入れ歯において、歯科医師側と患者さん側の認識の差がありますね。

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先日、入れ歯を作ってほしいという依頼で来られた患者さんがいました。

60代の男性で、上顎は左右の大臼歯部が欠損していて、部分入れ歯が入っており、下顎は全歯が欠損していて、総入れ歯が入っています。

上下顎ともに前に作った入れ歯を二組、持っておりました。

一組は、かなり前に作った古い入れ歯で口を開けると、かなりカパカパしており、咀嚼するのはままならないような感じです。。。

もう一組は最近作ったようで、かなりピッタリしているようですが、本人は気に入らないとのことでした。。。

その理由を尋ねてみると、「痛みはないしピッタリしているのだけれど、歯の大きさが小さくて内側に入っているのが気になる。」ということでした。

下顎の欠損している顎堤はかなり吸収しており、かつ、口腔周囲の筋圧はかなり強いようなので、それを避けるためには上顎の歯列に対して、ちょっと内側に入るこの配列位置が僕には妥当だと思いました。

また、人工歯は天然の歯よりも小さくなってしまうものです。

そうしないと、咬合圧や口腔周囲筋肉の圧力をもろに受けてしまい、入れ歯の脱離の原因になりやすいですからね。。。

実際、この入れ歯の配列位置や人工歯の大きさは妥当で、文句のつけようがないような気がしました。

本当に上手で、非常に感心しましたよ。

その旨を説明しましたが、患者さんにはうまく伝わっていないようです。

患者さん自身も、何かその入れ歯の悪い所を粗探ししているような感じも致しました。

今現在、装着している入れ歯はもっと前に作ったというその辺りを完全に無視して作った入れ歯です(患者さんは歯並びはこちらの方が良いと思っているのです。)。

その結果、患者さんの意見をかなり取り入れて入れ歯を作ることになりましたが、作っていく段階で出来ることと、出来ないことは存在しますし、天然の歯と入れ歯の歯は全く同じということにならないことは知っておいてもらいたいと思います。

審美を追究しすぎて、機能を損なわせることは入れ歯の世界では結構あることです。

そうなったら、元も子もないです(もちろん、審美も追求しますが患者さんの思う審美と歯科医師が思う審美が違うことは多いものです。。。)。

製作に入る前の段階で、その辺りは患者さんとよく話し合って折り合いをつけていきたいと思います。

 

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入れ歯を使いこなすための心構えとは。

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入れ歯は、歯科医院で時間をかけ個々の患者さんに合うようにさまざまな過程を経て製作しても、できたばかりの新しい入れ歯を無調整で患者さんのお口の中に入れただけではしっかり機能することが難しく、使用しながらの調整や患者さん自身がうまく使えるように練習(リハビリ)することも必要です。

入れ歯を入れている意味とできることを理解した上で、上手に付き合っていこうとする気持ちがあればうまく使いこなせるようになると思います。

入れ歯は他の被せ物やブリッジとは違い、入れ歯を入れたその日からが練習の始まりなのです。

初めての義歯は恐らく部分入れ歯でしょうから、話したり食べる時に義歯が外れないよう残っている歯にバネをかけ、そのバネにも種類がありケースによっては使える材料も形も異なります。

部分入れ歯は自分の歯が多数残っているので入れ歯の洗浄はもちろん、歯磨きの方法が自分の歯を長くもたせるために重要です。

入れ歯の練習方法は、まずは入れ歯をできる限り口の中に入れ、摂食練習と発声練習をしましょう。

摂食練習は、食品を柔らかくして細切れに調理し、ゆっくり時間をかけて噛むことが効果的です。食べ物の硬さは最初は痛みがなくても、柔らかい物を慣れるまで食べましょう。

歯科医院で数回調整した後、徐々に歯ごたえのあるものに挑戦してみましょう。

発音練習は上顎や歯に舌を押しつける形により音を作るので、入れ歯の形を舌が覚える必要があります。そのため、新聞や本などは声を出して読み、カラオケで歌を歌うことも効果的ですね。

また、入れ歯の形態を微調整すると修正できることもあり、どんな言葉が話しづらいかなど、歯科医師に相談していただけると良いと思います。

入れ歯は、お手入れすることで残っている歯を守れます。

入れ歯は主にプラスチックでできているので、目に見えない凹みが沢山あり、そこに細菌や汚れが入り込みます。

義歯用ブラシや柔らかめの歯ブラシで表面の大きな汚れをこすり落とした後に、義歯洗浄剤での洗浄が効果的です。

でも、なかなか落ちない汚れを無理に取ろうとすると破損やバネの変形が起きます。

バネの変形は過剰な力が歯に加わる原因になり歯をダメにしてしまいますので無理な清掃はせずどうしても汚れが取れないときは歯科医師に相談しましょう。

総入れ歯は、部分入れ歯より調整が難しく、満足に食べられるまでの調整が困難です。

総入れ歯は入れ歯の内側と粘膜がぴったり合うことにで保持されます。

骨が痩せている人は動きのある粘膜と接触している面積が多いので痛みが出やすくなります。

自分の歯があった時は歯で支えていた噛む力も、入れ歯の下にある柔らかい歯ぐきに負担をかけないと、しっかり力が伝わらず食べることが難しいのです。

痛みが出てきても我慢して装着していると傷になり、入れ歯の調整が困難になります。

傷が治った後でも顎が痩せてしまい、入れ歯を合わせづらくなります。

せめて3ヶ月に1回は歯科医院で指導や調整をしてもらいましょう。

ここまで入れ歯を使うための難しさについて述べてきましたが、入れ歯を嫌い、無理に歯を残すことは、かえって顎の骨を痩せさせる原因になることがあります。

入れ歯を快適に使うためには、定期健診で継続的にお口の状態をチェックし、ダメな歯は諦めて抜くなどのタイミングも重要です。

より食べ物をおいしく食べるために、入れ歯を使用される方においては、以上のことを心構えとして知ってほしいです。

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入れ歯を作るために、前処置に時間がかかることがあります。

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部分入れ歯を新製したいということで、口腔内を拝見させていただくと、残存歯の根管治療が必要な方がいることがあります。

その場合は、根管治療から行って冠が入るまで、入れ歯製作は出来ないことが多いです(必ずしもできないという訳ではありませんが。。。)。

その前処置に不満を持つ方も中にはいます。

もっと早くならないのかとか、入れ歯だけを作ってくれればいいんだと言う人も。。。

その方もいろいろ事情があるので、急ぎたい気持ちはわからないでもないですが、そこをおろそかにすると、ゆくゆく大変です。

できれば、その歯を金属のバネをかけられるようにしたいという意図があり、入れ歯の維持安定に関わってくるわけですからね。

もちろん、咬合にあまり関与しないような歯であれば入れ歯製作を先に急ぐこともありますが。

その辺りは、患者さんにきちんと説明しているつもりではあります。。。

僕は、あまり残根状態(重度虫歯)を残して入れ歯製作をするのは好きではありません。

顎堤が維持されるので残した方が良いという考えもあるようですが。。。

あるデータでは、その残根の残存する確率は5年無いそうですからね。

あまり、咬合の関与ができない歯や維持に期待できない歯は抜いたほうが良いのではないかと思います。

もちろんその方の、全身状態にもよるところがありますが。。。

もちろん、できるだけ歯は残していきたいです。

保存することを第一に考えてはいます。

ただ、あまりにも歯の保存ということに傾倒し過ぎると良い結果が出ないということも中にはあるのだと思ってほしいです。

その方が、後々問題が起きにくく、早く良い入れ歯ができることも往々にしてありますからね。

 

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