りんご歯科医院ブログ

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新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

即時入れ歯は仮入れ歯ですね。。。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 先日、入れ歯を作ってほしいという依頼で、当院に来られた患者さんがいました。

口腔内を見てみると上顎は欠損している歯が多く、残存歯もかなり動揺があります。

特に上顎前歯部は今にも抜けそうな程、プラプラの状態でした。

即時入れ歯と言って、抜歯と同時に入れ歯をセットする方法がありますが、これはあくまで、抜くべき歯を残した状態で型を取り、模型を起こしてその模型上で抜くべき歯を削り、入れ歯を作っておいて、次回の来院時に歯を抜いて入れ歯をセットするという方法です。

そのため、型取りの時に歯が抜けてしまうと、歯がない状態がしばらく続いてしまうのですね。。。

その患者さんは、まさしくそのような状態で、型を取ったら絶対に前歯が抜けるなと思われるほど酷い状態でした。

その旨を患者さんに話したところ、「今、抜けるのはちょっと困る。。。明後日に人に会う予定があるから。」と言われました。

僕は抜歯を一瞬ためらいましたが、そのままにしていくのもどうかと思いました。

なぜなら、その歯が重度歯周病により、動くことで口唇を傷つけ唇は切れていました。

また、相当歯が浮いて飛び出してしまっており、咬もうとすると、前歯が先に当たってしまい、奥歯で咬合することができないのです。

そのため、その旨を話し、技工士にも無理を言って今日、明日中にそこの部位の仮入れ歯を大至急作ることにしました。

技工所も今は、凄く混んでいるそうですが何とか我が儘を聞いていただけました。

この患者さんは他にも抜くべき歯があるのですが、まずは、審美性の回復を望んでいるので、それを何とかしてあげて、その後、臼歯部の抜歯をして、即時入れ歯の製作を施し、最終的にはノンクラスプ入れ歯を希望しております。

でも、歯周病の状況から考えると、近いうちに全ての歯が抜けてしまうのではないかという危険性があります。

できるだけ、そうならないように僕らは最大限の努力をしていきたいと思います。

今、まず大切なのは残せる歯は残す努力をしましょうと伝えて行きたいです。

この方も、こうなる前に歯科医院で定期健診を受け、歯の正しい磨き方を実践し、プロフェッショナルクリーニングを定期的に受けていれば、恐らくこういう状態にはならなかったはずです。

でも、そうなってから歯科医院にかかる方が本当に多いと思います。

恐らく僕は、毎月2~3症例はこの即時入れ歯の症例をやっているような気がいたします。

入れ歯製作は大好きなので、入れ歯を作ることには喜びを感じますが、この即時入れ歯に関しては話が別です。

この即時入れ歯は、あくまで模型上で傷の治りを予想して作るので僕としては仮入れ歯だと思っています。

良いものにはなりにくいのですね。

これを作っても、何らかの不具合が出てきやすいのです。

でも、入れ歯が無いと審美的な問題や発音の問題、咀嚼の問題が出ますので、これしかないなと思いながらやっています。

新しい本入れ歯を作るにも、保険診療の場合は、半年は作りだしができないというルールにもしばられますからね(自由診療であれば話は別ですが。。。)。

是非、その旨はご理解いただきたいです。

当院での精密入れ歯治療の案内は
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歯科の医療費控除とは

総入れ歯の咬み合わせ取りは、難しいものです。

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 当院が総入れ歯を製作するのに、一番重要視しているのは咬み合わせです。

製作段階で、これがしっかり採得できれば、かなりの高率でうまくいくと思えます。

型取りももちろん大切なステップですが、総入れ歯の場合はどの段階でも完成前に型を取ることはできるので、ある意味、気楽に考えているところがあります。

咬み合わせ取りは、まずは垂直的な顎間関係を取ります。

つまりは咬み合わせの高さを決めるわけです。

総入れ歯の場合、咬合床というモノを技工サイドで製作しておき、それを口腔内に入れて決めていきます。

方法としてはいろいろありますが、高さを推察するための基準となる歯牙が全て無いですので様々な方法を組み合わせてやることが多いです。

一般的には、生理学的・解剖学的な方法で決めることが多いです。

そしてこれを決めた後は、咬合器に装着していきます。

この咬合器に装着する上で、患者さんの顔面の情報を咬合器上に反映するためにフェイスボウ・トランスファーということをしておいて、それで上顎模型を装着してその模型上に咬合採得した咬合床を当て込んで、下顎模型を装着いたします。

自信のあるブレの無い咬み合わせが取れているのならば、これで人工歯を並べる作業に入ることも少なくないですが、この段階では、もしかして前方で咬んでいる可能性も否定できません。

そのため、水平的な位置関係を決める作業が必要なことがあります。

それを決めるのに、当院ではゴシックアーチトレーサーというモノを製作して、中心位という位置を決めています。

この中心位というのは再現性があります。

そして、中心位やそこから左右に動かせる位置を仮想中心咬合位(歯があった時の奥歯で咬んだ時の位置関係)として、咬み合わせの修正を咬合器上で行います。

でも、この咬み合わせが歯があったときの咬み合わせだという保証は何も無いわけです。

そのため、この位置で人工歯を並べて、歯肉形成をした後、患者さんの口腔内で仮合わせ(試適)をしてその位置でしっかり咬んでいるのかを確認します。

ここでズレが無ければ、大きな問題は起こりにくいです。

仮合わせの時に、もし、ズレていることに気づいた場合は人工歯を外してその位置にワックスを置き直し、もう一度咬み合わせ取りをすることも可能であります。

でも、これをやり直すことによって、患者さんが医院に来る回数は増えてしまうわけですが、これだけは本当に難しい作業なのでご容赦を願っています。

このズレを気づかずに、完成してしまうとそのズレを修正するのは本当に難しいです。

恐らく半歯ズレただけでも、本入れ歯であるならば最初から再制作になるかと思います(僕は、もしあったらそうするようにしています。即時入れ歯の場合はあくまで仮入れ歯としていますので別ですが。。。)。

咬み合わせを決める作業というのは、総入れ歯の製作段階では本当に重要なことが少しでもお解りになれたなら僕らとしても非常にありがたい限りです。

このデジタル化が進む現代で、この作業は本当にアナログチックですが、ここは本当に難しいけどやっていて楽しい所でもあるので、今後も頑張って行きたいと思います。

(写真は口腔内に咬合床を入れて咬合高径を決めているところです。この状況だけでは水平的な位置関係は決定しかねます。)

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自分の歯並びが気になりませんか?

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 歯並びを気にされて、人前で話をするのが苦手だという人や笑うことができないという人が少なくはないです。

特に若い方の場合、口元を隠すように笑う人が多いように思います。

歯並びは人それぞれで、それを個性と捉える向きもありますが、歯の生え方によっては歯と歯の間を磨くのに、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシがどうやっても入らないケースというものもあります。

そのような状態でいると、その歯間部分から虫歯を作ってきたり、歯周炎が出てきたりすることが多いですね。

その場合、歯並びを変えて口腔内の環境を改善することが、虫歯や歯周病予防の第一歩になりますよね。

また審美的な問題として、気にされる方も多いです。

例えば、出っ歯や八重歯、反対の咬み合わせなどで、口元がキレイにならない人は結構いますよね。

歯の状態で下顔面部の審美性は決まりますから。。。

この歯並びを変えるのに、一般的に必要な処置は歯科矯正と言われるものです。

歯科矯正は抜歯をして行う方法と、抜歯をせずに行う方法があります。

この判断基準は、顎の大きさに対して歯の大きさがどうなのかが大きなポイントであるかと思います。

つまり、歯が並ぶスペースがほとんど無い場合は、どうしても抜歯処置が必要になるかと思います。

もちろん、抜歯をするまでもなく、歯科矯正することが可能な方も少なくはないですから、診査が本当に大切になりますね。

一般的な治療の流れとしては、口腔内の診査(虫歯があるかないかや、歯周炎の状態、口元の状態など。)をします。

そして、レントゲン診査や模型を起こしての分析をします。

そして治療方針を決めて行くわけですね。

治療としては、それぞれの口腔内の状態により、方法は変わっていきますね。

その旨は、治療方針を決定する際に説明をしっかりするようにしていますよ。

多くの方が矯正というと、歯に金属のブラケットというものをつけて、ワイヤーで動かすものと思われるかと思いますが、現在は目立たないものもあります。

その他にも、適応は限られますが、床矯正といわれるものやマウスピース矯正というものもあります。

いずれにしても、症例によってそれは使い分けなければならないのでしっかり説明をしていけたらと思います。

また、多くの方が気にしているのは、期間と料金、そして今更やっても歯並びは直らないという諦めの気持ちではないでしょうか。。。

確かに矯正治療は時間がかかります。

料金も自由診療となるため、安くはないかもしれません。

でも、多くの人は、そのあたりを過剰に考えていますね。

治療計画に基づいて料金表と照らし合わせて説明すると、「何だ、このぐらいの金額なんだ。。。思ったより安いです。」と言われる方も多いですよ。

また、成人になってからでも歯科矯正は、問題なくできますよ。

年齢に関係なく、歯は確実に動きますから。

当院に、現在も60代の女性が矯正治療をして、キレイな歯並びになってきましたよ。

この方も、歯並びがキレイになることによって明るくなったような気がいたします。

それまでは、診療室でこちらが話しかけても会話は多くはなかったですが、今ではよく話しもするし笑顔も多いです。

笑顔に自信を持ってきたみたいです。

恐らく自分でも歯並びがキレイになったことを実感されているのでしょうね。。。

もちろん学童期の乳歯と永久歯が混在している混合歯列期の歯科矯正も行っています。

歯並びが気になって、お悩みの方はご相談いただけたら幸いです。

※当院には月に1~2回、矯正専門の先生が来られます。
直近の予定では9月10日(火)12日(木)の午後になります。
矯正専門医に相談希望の方は、連絡いただけたら幸いです。矯正相談料は3000円(税抜き)となります。

入れ歯で何でも食べれるというのは。。。

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 新しい入れ歯を装着したことによって、何でも食べれると言われるのは凄く嬉しいです。

入れ歯を得意としている自分にとっては、最高の褒め言葉ですね。

本当に、歯科医師冥利に尽きます。

ただ、そう言ってくれる多くの患者さん達は、ある意味入れ歯の限界を知っていますね。

入れ歯で食べれそうなものを食べ、例えばフランスパンや厚みのある肉などは食べないようにしていると思います。

実際、このような食材は入れ歯の方には不向きなものです。

つまり、入れ歯である程度のものが食べられれば十分だという思いがそう言わせるのですね。

特に総入れ歯の場合、前歯では嚙み切れないようになっています。

というのは、両側性平衡咬合という咬合関係のものを総入れ歯には付与するのですが、この咬合には前歯の接触は、奥歯で咬合した際には付与されていません。

前方や側方に顎を動かしたときに、そのバランスを取るために初めて接触するものなんです。

また、総入れ歯は前歯が強く当たることによって、口蓋部分が浮き上がり空気が入るため入れ歯内部の陰圧が壊れてしまいます。

そうなると、吸着が壊れてしまい、簡単に外れてしまうのですね。

ですから、総入れ歯に近いような欠損状態の入れ歯や総入れ歯を装着している人には、極力、奥歯で嚙んでいただくように注意をしています。

もし、フランスパンや肉が好物で何とかそれを入れ歯で食べたいというならば、食べ方の工夫が必要かもしれません。

例えば、肉は細切れにするとか、フランスパンはスープに浸けて軟らかくするとか。。。

その一工夫を知っているかどうかでも、食べれる食材は変わってきますよ。

まずは、その食べたいものを歯科医師に伝え、それを食べるにはどういう点に注意した方がいいのかを聞いてみると良いと思います。

できるだけそれを食べれる方法を一緒に考えてみるのが最善の策だと思いますからね。

入れ歯についての咬み合わせはそのようなものなので、天然歯とは全く違います。

その旨は是非、ご理解いただきたく思います。

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POICウオーターはホームケアに非常に有効だと思います。

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 細菌の作るバイオフィルム(細菌が自らを守るために作ったネバネバしたバリア膜のこと。)は今まで洗口液では破壊することはできないため、歯ブラシによる器械的なプラークの除去が必要と言われてます。

確かに、歯ブラシによる歯磨きは必要で、器械的に細菌が作るバイオフィルムを破壊することが一番大切なホームケアであることに変わりはありません。

でも、中等度以上の歯周病で歯周ポケットが6㎜以上ある人達の歯周ポケット内の洗浄はどうしたら良いのでしょうか?

歯ブラシの毛先は、深い歯周ポケット内の底部には届きません。

だからと言って、毎日、歯科医院に行って専用の器具でお掃除することは、ちょっと考えられませんしね。。。

どうしてもブラシが届かない部位や入りにくい部位というのは個人や部位によっても存在するのです。。。

 歯周病や虫歯は細菌による感染症であることに、疑いの余地はありません。

では、その細菌が多くいる場所に直接作用できる何かを使用しない限りは、歯周病を改善することはできないと思うのです。。。

歯ブラシや歯間ブラシ等の、プラークコントロールでは間に合わないのが現状だと僕は思います。

実際、一生懸命に歯磨きに励んでもらっても、コントロールできずに、虫歯がまたできてしまったり、歯周病が全く治っていかない人が存在します。

通常で考えるならば、深い歯周ポケット内や、歯間部分の汚れに作用するには、液体成分であることが必要ですよね。

でないと、物理的に無理だと思うのです。

そのため、僕は洗口液で何とかそのバイオフィルムを壊せないかと探していたところ、それがありました。

それが、POIC(ポイック)ウオーター【POIC研究会発行】なのですね。

これは高純度の塩と精製水で電気分解されたものでpHがアルカリ性の次亜塩素酸イオン水で、口腔内に15秒ほどで、酸性に傾くため中性化し次亜塩素酸水に変化します。

除菌力は凄く、口の中の細菌を叩き、素早く消毒してくれます。

これだけでは、完全に破壊することは無理ですが、使用方法を順守していただき、歯ブラシと併用すればかなりの高率でバイオフィルムを破壊することができます。

薬品は一切、使用していないのでアレルギーの心配は無いですし、そのタンパク分解度は凄く、除菌水としては最適だと思っています。

僕を含め、当院のスタッフも毎日のホームケアとして使用していますが、その効果は素晴らしいと言っています。

 最初は、味が悪くて患者さんがやってくれるかという不安もありましたが、導入して1年以上経ちますが、今では多くの患者さんがリピーターとして、これを買い求めに来てくれます。

僕と当院のチーフは、この除菌力に魅せられて、POIC研究会のホームケアアドバイザーの試験を受けて無事に合格いたしました。

これからも、歯の健康を守るために、この凄い効力を持ったPOICウオーターを患者さんにも知っていただけたらと思います。

ご興味のある方は、ご相談下さい。

※当院では、このPOICウオーターを有料となりますが使用に関する注意点を聞いていただき、同意を得られればお渡しすることができます。)

当院の入れ歯作りで大切にしている作業は。。。

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 総入れ歯の型取りは基本的に2回以上必要です(部分入れ歯も当院では2回以上の型取りをしています。)。

この作業は保険診療でも自由診療でも変わりがありません。

1回目は概形印象として、これで模型を起こし、その模型を研究用模型として、患者さんの口腔内の情報を得ます。

ここは、粘膜がブヨブヨだから、緩衝腔(リリーフ)を設けた方がいいなとか骨隆起があるから、痛みが出ないようにブロックアウトした方がいいなとか、仮想の咬合平面は恐らくこのぐらいになるだろうなとか、人工歯の排列位置はこのくらいになるなとかのおおよその見当がつきます。

この研究用模型が、良いものでなければ、その後の精密印象を採得するための個人トレー(患者さんの口腔内に合ったトレー)の製作も良いものにはならないため、良い作業模型は作れませんね。

そのため、当院ではこの概形印象の採得はかなり慎重にやっていると思います。

この概形印象は既成のトレーを使って型を取るので、それなりのテクニックが必要です。

口の中の様相は患者さん一人一人、違いますからね。

必要なところまで取れていないと良い印象にはなりませんから。

従って、場合によってはその既成トレーを削ったり、曲げたり、辺縁にワックスを盛り足すこともありますからね。。。

患者さんの中には、頬の筋の圧力や舌圧が強かったり、入れ歯が乗る歯茎が極端に痩せてしまったために、なかなか良い印象が取れない人がいます。

でも、ここは非常に大切なところなので、上手くいかないときは患者さんに謝って、もう一度取らせてもらう事があるかもしれません。

この概形印象が総入れ歯の成否を決める第一歩になるので、当院では大切にしている作業ですよ。

この概形印象が上手く取れれば、その後の個人トレー製作や、いわゆる2回目の型取りの精密印象採得が、かなりスムーズに行きますからね。

当院の入れ歯作りでは、「勝負は概形印象にあり。」を心がけています。

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金属床の入れ歯は、生活の質を上げてくれます。

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 金属を使用した金属床入れ歯は、かなり快適なようです。

保険診療で作られた入れ歯はこの金属床入れ歯は基本的には作れません。

金属床入れ歯にした場合のメリットとしては、上顎では口蓋部分、下顎では舌側部分の部位が金属になることによって薄くすることができ、発音や口腔内感覚はすごくいいようです。

良く患者さんに言われることですが、「口の中が広くなった。」や、「おでんが温かいまま食べれておいしく食べれた。」などの良いコメントが多いです。

金属床に使用する部位も、口蓋や舌側のみなので他人から見えることはありませんからね。。。

 この金属素材に関しては、ゴールドやチタン、コバルトクロムなどがありますが、当院で特にお勧めしているのはチタンを使用した金属床入れ歯です。

このチタンは生体親和性が高く、アレルギー反応が出にくいものですし、その強度は強くたわんだりすることもなく、強度も強いです。

今使用されている入れ歯が、保険診療で作られたものであるならば、もし、次につくるものをお考えならば自由診療で作る金属床入れ歯を考えてみたらいかがでしょうか?

きっと生活の質も大きく変わると思いますよ。

(写真は上顎に金属床の総入れ歯が装着されたところです。口蓋面のみ金属で覆うため見えることはほぼありません。)

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歯を失ってしまったら、その後の処置は。。。

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 患者さんとしては、入れ歯はできればあまりしたくはないはずです。

特に初めて歯を、少数歯失ってしまった人は、ブリッジか入れ歯か悩むことが多いと思います。

僕ら歯科医師も、極力は入れ歯を避けるような処置を進めることが多いです。

一本だけの欠損ならば、ファーストチョイスはブリッジだと思いますからね。。。

ブリッジは、固定性の補綴物なので咬んだ感触は天然歯に近いです。

実際、違和感も少なくて良く咬めます。

でも、問題点がないわけでもないです。

欠損した両隣在歯を削らなければならないデメリットがあります。

欠損した両隣の歯にもし虫歯があれば、それを削ってかぶせると言うことに強い抵抗はそれほどないのですが、もし、健康な歯ならば気分はいやなものです。

患者さんから、そのことが気になって相談に来る人も結構います。

ですから、そのような人には歯科インプラントも勧めることがあります(当院では歯科インプラントはしていないので、必要な方には大学病院か近くの一生懸命に歯科インプラントを勉強している先生に紹介させていただいています。)。

もちろん保険診療ではないのでかなり高額ですが。。。

それに変わるものというと、やはり入れ歯でしかないというのも現状であります。

入れ歯の方が、取り外して目視しながら清掃ができるので、衛生面的には良いと思うこともあります。

ただ、保険診療となると金属のバネ(クラスプ)を使用したものになります。

それ以外のものとなると、考えられるのはノンクラスプ入れ歯なのではないかと思います。

これも保険診療ではできないものではありますが、歯科インプラントと比べると安価だと思います(ただ咬み心地は歯科インプラントの方が遙かに良いとは思います。)。

また、このような少数歯欠損のケースは若い世代の人が多く、金属のバネを見えてしまうのを極端に嫌う方が多いため、ノンクラスプ入れ歯(金属のバネを使用しない入れ歯)を選択する人が多いです。

このノンクラスプ入れ歯は、審美的には良いものと思います。

残存歯の歯間部の歯肉に床と言われるピンク色の材料を這わせて作ります。

床材料は、保険で使用するものよりも少し柔らかく弾力もあります。

そのため、維持力も優れています。

ただ残存歯を挟むようにして維持を図るため、残存歯の歯周病の程度はかなり注意して診ていかないといけないですし、動揺のある歯には使いたくないものであります。

このノンクラスプ入れ歯の適応はかなり多く、患者さんからも非常に喜ばれています。

当院では、このノンクラスプ入れ歯の症例も多く行っています。

ブリッジや歯科インプラントに抵抗を感じる方は、是非、考えていただけたら良いと思います。

ただ、このノンクラスプ入れ歯が天然歯やブリッジと同じように咬めるようなことはないです。

そのことは、事前に話しますが、ご理解いただいてからノンクラスプ入れ歯の製作を行いたいと思います。

もし、気になる方はご相談いただけたら幸いです。

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入れ歯を作り替えないためにも定期健診は大切です。

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 入れ歯を得意として歯科医院を開業して八年になります。

日々の仕事の中には必ず入れ歯の製作や入れ歯の調整を必要とする患者さんに来ていただいています。

この患者さん達は、僕を信頼してこの医院に来ていただいているので、できるだけ満足いただけるように頑張っています。

この入れ歯を必要としている方達の多くは、総入れ歯ではなく一本以上の歯が残存している方達ですね。

つまりは、部分入れ歯です。

今後、良い入れ歯を製作したら、この方達はメンテナンス(定期健診)に通ってくれると信じています。

でも、残念ながら、実際のところは入れ歯を装着している多くの患者さんは、自分は入れ歯だから痛みがなくなればそれでいいと思っていらっしゃる方が本当に多いです。

残存歯のメンテナンス(定期健診)の必要性というものを、あまり意識していないように思います。

入れ歯を再製作しなければならない一番の要因は、歯をまた失うことです。

歯を失うとその部位には歯茎に穴が空きますよね。

そして歯肉が回復するまでには時間がかかります。

また、歯茎が安定したとしてもその下にある骨の吸収は、経時的に進んでいきます。

この変化は歯があった時よりも、歯を失ったときの方が大きいのですね。

そのため、入れ歯に増歯という処置で歯を足すだけならば良いのですが、それでは済まないケースもあるのですよ。

特に入れ歯のバネが係るような歯は、この歯で維持を図るためこれが無くなってしまうと違う歯に維持を求めなければならず、再製作が恐らく必要でしょうね。。。

そういった意味でも、残存歯の保存というのは本当に大切です。

歯が割れてしまったり、重度歯周炎や重度の虫歯で保存不可能なものは、抜歯は致し方ないですが、それ以上、悪くしないようにすることは本人の努力と定期健診、歯科衛生士が行うプロフェッショナルクリーニングでできると、僕は思っています。

入れ歯を最初に入れたときのことを思い出して下さい。

その時は、皆、「あ~あ、とうとう入れ歯になっちゃった。」と言うショックがあったはずです。

そして、慣れるまでも相当大変だったはずです。

ようやく自分のものとして機能しているのに、また、歯を抜き作り替え。。。

そしてさらに大きくなった入れ歯に慣れるまで、相当の時間がかかる。。。

これだと、負のスパイラルから抜けれないですよね。

できるだけそうならないように、定期健診と歯のクリーニングをして、日々のホームケアについても話をさせてください。

一緒に頑張りましょう。

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即時入れ歯でしっかりリハビリしてから、本入れ歯へ。

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 初めて入れ歯を入れる人で、入れ歯になって良かったと思う人は恐らくいないと思います。

どんなにいい入れ歯でも、健康な状態の歯には絶対に勝てませんからね。

やはり、神様が与えてくれた歯や咬合が一番です。

だからこそ、そのための定期健診は欠かさずに行いましょうね。

でも、もし、不幸にも重度歯周炎のために歯がプラプラした状態で残存していた場合、咬合や咀嚼が困難になり食物が上手く食べれないようになった場合は、いっそ保存不可能な歯を抜歯して、入れ歯にした方が良く咬めるようになることもあります。(そのような状態にならないように、健康な状態をホームケアと定期健診で維持するのが望ましいのですが。。。)

 先々月の事ですが、多数歯に渡る重度歯周炎のため、多くの歯を抜歯しなければならないような患者さんが来られました。

その方は、50代の女性で人前で話をする仕事をしているため、「歯を抜かなければならないのは、覚悟しています。でも、ないままの状態がしばらく続くのは嫌なんです。それと、歯がなくなると空気が漏れて発音しにくいでしょ。」と言われました。

僕は「本来は入れ歯は抜歯して、その後、しばらく傷の治りを待ってから新製することが一般的な作り方です。

でも、即時入れ歯と言って抜歯後、すぐにセットする方法もあります。

でも、これは、あくまで傷の治りを予測して作るので、あまり良い入れ歯にはなりえません。当院ではこれはあくまで仮入れ歯としてとらえていますが、それでもいいですか?恐らく、傷が治ってきたころは、作り替えか入れ歯の内側を裏打ちするという処置が必要になるかと思います。」と言ったところ、それでもいいという返事をいただきました。

 そのため、プラプラの歯に気をつけて型と咬み合わせを取り、模型製作を行いました。

人工歯は今ある歯の大きさと色を確認して、入れ歯製作に入り、入れ歯を完成した状態にして、2回目の来院時に抜歯をして入れ歯のセット、調整を行いました。

抜歯数は上下顎の歯を12本、その後に入れ歯の調整に一時間ほどかけて調整をしました。

多数歯に渡る抜歯後の即時入れ歯の調整は、かなり難しく咬合関係にも不安がありますが、良い状態でセットできたかと思います。
 
 そして1月ほど経ちましたが、現在はほとんど問題なくご飯も食べられ、口元の審美性や咀嚼能力も回復していると思います。

でも、発音はかなりしにくく、自分では思ったように話せていないと仰っていました。

まだまだ、これから歯茎の状態は変化してきます。

最終的には、本入れ歯を新製しなければならないかと思いますが、それまではこの即時入れ歯という仮入れ歯を使いこなしていただき、リハビリをしていただきたく思っています。

この段階を乗り越えられれば、本入れ歯になった時は見違えるほど良いものになっていくと思いますよ。