りんご歯科医院ブログ

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新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

入れ歯に慣れることを諦めないことでください。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯はなかなか自分の器官として、機能するには時間のかかるものであります。

特に初めて大きな欠損部位に、新しい入れ歯を入れてモノを食べるのはなかなか難儀だそうです。

それでも、中には過剰な期待を持って来られる患者さんがいますが、残念ながら元の歯があったように食べたり、話をしたりすることが難しいのは知っておいてほしいものです。

もし、それが可能ならば、全部の歯を抜いて総入れ歯にする人が続出してしまうでしょうからね。

僕達は、自分の歯に優るものはないということは歯科医療関係者であれば、皆、知っています。

だから、極力は歯を残すように努力していますよ。

でも、あまりにも進行してしまった歯周病や虫歯は保存ができません。

その場合は、やはり入れ歯で対応すると言うことになるのでしょうね。

初めて入れ歯を入れて、その違和感に対して中には、落胆する人もいます。

でも、そのような状況になっても、頑張って使用することで、ある程度は克服できます。

人によっては期間もかかったり、調整も長引くことがあります。

でも、決して諦めないでほしいのです。

以前、ある新聞で整形外科医師の記事を読んだことがあります。

そこには、歯科医師が入れ歯を機能させるのに驚いた、ということが書いてありました。

義手や義足は、なかなかそうはいかないそうです。

自分のものとして機能するには、気の遠くなる時間とリハビリが必要なのだそうです。

それこそ、数年も。。。

それに比べると、入れ歯はそんなこと無いと思うと書いてありました。

入れ歯はその人自身に、もの凄い嘔吐反射がなく、適切に作られたものであれば、必ず慣れてきます。

でも、義手や義足とまでは行かなくても、そこそこの努力と調整は必要です。

そして、残存歯が残っているのならば、その残存歯が悪くならないようにケアして行けば、すぐに作り替えなくても大丈夫です。

諦めなければ、入れ歯は必ず良いものになりますから。

一緒に頑張りましょう!

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POICウオーターとエコシステムを当院は導入しています。

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 当院では、デンタルチェアに座ったら、まずはPOICウオーター(タンパク分解型除菌水:POIC研究会発行)でうがいをしてもらっています。

そう、治療やメンテナンスに入る前に全ての患者さんにしてもらっています。

こうすることによって、お口の中の消毒が図れますので、こちらも安心して処置に入れます。

基本的に歯科の処置は歯を削る、歯石を取る、歯を抜くなどの外科処置に分類されることが多いです。

つまり、観血的処置が多いものなのです。。。

と言うことは、出血などで感染のリスクが高いものですから、口腔内がキレイになっていないで処置することは、患者さんのみだけでなく、僕もスタッフも感染するリスクがあると言うことなのですね(使用するタービンなどによって、口腔外に飛び散るということが認められてますから。。。)。

このPOICウオーターの原料は超純水と超純粋塩を専用の機械で電解質分解して作られる次亜塩素酸イオン水です。

pHは9.0付近でアルカリ性ですが、口腔内に15~20秒ほど含むと、口腔内のアミノ基と結びつくため、酸性化します。

酸性化することにより次亜塩素酸イオン水から次亜塩素酸水に変化します(ちょっと言い方が似ていて、ややこしいですね。。。)。

この次亜塩素酸イオン水でpHアルカリ性の時に、細菌が自分を守るために張るバリア(バイオフィルム)を崩し、酸性化(次亜塩素酸水)することで除菌水になっていきます。

除菌水になった時のpHは6.0ほどなので酸性です。

つまり、細菌のバイオフィルムを壊し、中に存在する細菌を叩くという理にかなった除菌水なのですね。。。

この作用を利用して、ブラッシングをすることによってものすごく歯磨き効果も上がりますし、歯周病で歯周ポケットが深い人や、歯並びの問題でブラシが届きにくくて虫歯ができやすい人には液体なので隅々まで行き渡り、すごく効果があります。

また、口臭でお悩みの方には、すごく効果があります。

僕はこの効果に魅せられて、POIC研究会認定のホームケアアドバイザーの資格を取得しました。

実はこのPOICウオーター以外にも世間には、次亜塩素酸水と言われるモノはあります。
でも、それは薬品を混ぜて作られたモノでアレルギーや副作用の懸念がありますし、考えられてのpHや濃度は調整されていないのが現実です。

このPOICウオーターは基本的に純粋な水と塩だけが原料なので、アレルギーの心配はないです。

確かに、口に含んだときの味はものすごく悪く、「プールの臭いがする。」と患者さんから、よく言われます。

でも、それはPOICウオーターが汚れを分解して出る臭いで、「クロラミン臭」というモノなんです。

継続使用することにより、口腔内がきれいになると全くそのようなことは無くなりますよ。

実際、僕達はスタッフを含め全員、このPOICウオーターを使用しています。

僕としては朝、起きたときの口の中のネバネバ感がかなり薄れますし、これをしないと気持ち悪い感じがします。

このPOICウオーターで歯を磨いた後は、舌で歯の表面を触ると歯がつるつるしていて気持ちいいです。

是非、皆さんにもこのPOICウオーターを知っていただけたらなと思います。

また、当院ではこのPOICウオーターでうがいをしてもらい、(ブラッシングを併用するとさらに効果的ですが、当院では治療前のうがいのみになります。)口腔内の細菌をある程度リセットしてもらった後、エピオス社のエコシステムにより、殺菌水を使用しての治療となります。

このエピオス社のエコシステムは細菌のいない滅菌水ではなく、細菌が存在しないのは当然で、口腔内の細菌を叩く殺菌水が出ます。

週刊誌などで、このデンタルユニットから出る水が最近は問題視されています。

ある歯科医院の、デンタルユニット内部の水から1ccあたりに7万個の細菌がいたという報告がありますからね(ちなみに水道法では1ccあたり100個以下)。

当院では、この問題は100パーセント解決したと自信を持って言えます。

つまり、当院での各ユニットから配水されるものは細菌数が0ですし、低濃度のPOICウオーターである殺菌水が出ていると言うことなのです。

当院のデンタルユニット全4台はエコシステムを介しての水になっています(そのセントラルは、待合室に置いてあります。)。

かなり高額な金額がかかりましたが、感染のリスクをなくすためには致し方ないと思い、それこそ何百万円をかけて、昨年の春に導入いたしました(保険点数には全く加味されませんが。。。)。

是非、皆さんこのPOICウオーターとエピオス社のエコシステムを知っていただき、当院での治療を安心して受けていただけたらと思います。

(写真は、当院の待合室に置いてあるエコシステムのセントラルです。ここから殺菌水が各ユニットへ配水されます。)

※洗口用POICウオーターは、有料となりますがお渡しすることは可能です。日々のホームケアに使用していただけたらと思います。ご興味のある方は詳しい説明を、歯科医師、歯科衛生士がいたしますので、ご相談ください。

入れ歯でも、笑った時の歯の見え方は大切です。

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 総入れ歯を製作する際に、当院で特に気をつけていることは笑ったときの人工歯の見え方です。

これは、保険診療、自由診療にかかわらずに当院では入れ歯製作の際に、大切にしている作業です。

その際の人工歯の大きさや色も大切ですし、形も大切なのですが歯の見え方は置かれている歯の位置、出っ張り具合でかなり変わります。

いわゆる出っ歯のような状態になったままや、歯肉色が目立つようになったまま完成したら治すのがかなり困難ですからね(ほぼ作り替えなければならないと思います。)

そうならないように、咬み合わせ取りが終わって歯を並べ、歯肉形成を行ったならば必ず仮合わせ(試適)をするように当院はしていますよ。

見るポイントは、まず正中がズレていないか、リップサポートという唇の張り具合(張りがなく唇の赤い部分が内側に入ってしまうこともあります。)はどうか、顔全体から見た歯の大きさ、色の調和具合、顔や性差による歯の形態などは重要ですからね。

そして笑ったときの歯の見え方(スマイルラインを参考にしたものです。)は、すごく大切だと思いますから。。。

人工歯の素材としては、レジン歯(プラスチックの歯)、硬質レジン歯(硬いプラスチックの歯)、陶歯(陶材でできた歯)がありますが、保険診療では主に硬質レジン歯を僕は使用します。

硬質レジン歯は、調整もしやすく摩耗も少ないため長期的に見て良いものと思えますから。

色も種類が豊富で明るい色のものもあれば、濃い色のものもありますからね。

入れ歯製作で重要な部分を占めるこの、人工歯配列の善し悪しは机上であれこれやることよりも実際に患者さんを前にして、やった方が実際の見え方がよくわかるので、もし、満足いかないなあと思えば自分でもう一回やることもありますよ。

もし、この仮合わせの段階で人工歯の配列不備があり、もう一回やり直すことはそれほど大変ではないですから、もし、気になることがあればこの段階で教えていただけたら幸いです。

入れ歯を作るのに、患者さんの意見が入らないものは、完成してから問題が起きることがありますからね。。。

こちらの方からも、そのあたりをしっかり取り込めるように積極的に聞いていますが、患者さん側としても、この仮合わせの時に気がかりなことがあれば教えていただけたら幸いです。

患者さん、歯科医師、歯科技工士が一緒に協力していきながら、良い入れ歯を作っていきましょうね。

そうすることによって、完成した入れ歯は患者さん自身もしっかり使っていただけると思うので慣れるのも早いですから。。。

いいものを作るために、コミュニケーションをとりながら一緒に頑張りましょう。

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ミスター フル・デンチャーに出会って。。。

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 今日は日曜日で、当院はお休みです。

今日は、診療とはあまり関係のない話になりますが、お許しください。

先日、ミスター・フルデンチャー(総入れ歯)と言われている人に会ってきました。

その人は、東京で総入れ歯専門医として、自由診療のみを行う歯科医師でいて、心についても研究を重ねている先生です。

以前から知り合いでしたが、ここ数年は連絡を取ることはなかったのです。

というのも、以前の僕はこの「心」というフレーズが好きではなかったからです。

きっと、自分の中でエビデンス(確証)が得られないものって何か胡散臭かったからなんですね。

目に見えないものって、なんか信用できないことがありますものね。。。

でも、それは開業医をやって8年近く経つと少しずつこの考え方は変わってきました。

実はこの「心」の問題のほうが大切なような気がしてきました。

というのも、僕たちが接して診療を行わせてもらっている患者さんも、皆、「心」のある人間なんですよね。。。

その診療を介助してくれる歯科衛生士や歯科助手、受付も「心」を持つ人間。

外注している技工物を作る技工士もそれを運ぶ人も「心」を持つ人間。。。

そう、当たり前ですが、全ての人には「心」があるのですね。

この「心」って目には見えないので非常に厄介で、訳が分からないです。

でも、この「心」を把握しないで医療って成り立たないんですね。

特に総入れ歯は、なかなか科学としてとらえどころのない部分も多いです(もちろん科学ではあるのですが。。。)。

残存歯が全くない状態で患者さんは来られて、歯があった状況が全く分からない人というのも少なくはないです。

その残存歯がない状況で、恐らくこの位置に咬み合わせがあっただろうという位置を特定し、顎運動を測定し、人工歯を並べていき、人工の歯肉を盛り上げていきます。

全ては仮定ですし、歯があった時と違って顎骨も吸収しています。

その吸収具合も個人差がありますし、本当に見当がつきにくいケースが多いです。

そのために、総入れ歯を作る技術の精度は勿論ですが、患者さんとのコミュニケーション力の高さが求められます。

なぜなら、教科書的な基準だけで人工歯を並べてみても、大方、個人差により傾斜角度の調整が必要となります。

患者さんの求める歯並びができないと、いくら教科書的に良いと言われている歯並びでも患者さんは装着してくれませんからね。。。

そのことについて、患者さんに聞いてみても、それぞれの性格があっていいと思えばいいと言ってくれる人もいれば、恥ずかしくてとか、先生に悪いからとかで言えずに完成までしてしまったことがあるのですね。。。

そうすると、患者さんは恐らくその入れ歯を使わずに離れてしまい、他院でまた、入れ歯を作る。。。

そんなことが実は多いのかもしれません。

こんなことをいう僕も、やはり人間で驕りやわだかまりのような気持ちを持ち、患者さんの気持ちを汲み取ることをしていなかったことがあるかもしれませんね。

このミスター フル・デンチャーと言われる総入れ歯専門医の澤田先生は、技術的にももちろん高いのですが、その辺りを汲み取るのが本当に上手で、患者さんの気持ちを的確に汲み取ることが出来るのではないでしょうか。。。

実際の診療風景を僕は見ていませんが、この先生と話をしててある時、対人に関する悩みをなぜかこの先生に打ち明けてしまったのですね。

それこそ無意識に。

その先生は、自分で作った心の地図を僕に示し、「今、澤口君はここにいるね。ここから抜け出すにはどうしたらいいか考えてみよう。」と言ってくれたのですね。。。

その的確なアドバイスに対して、僕は思わず涙が出てしまいましたよ。

説明も上手で、わかりやすい対処法を教えてくれましたよ。

本当に心が打たれました。

きっとこの人は、誰に対しても温かく僕よりはるかに大きな「心」を持った人だと思います。

でも、家に帰って実践はしていますが、すぐにそれが使いこなせるわけでもなく、肝心の悩みの相手にまた、新たな誤解を生んでしまった可能性はあるのですが。。。

でも、ここで学んだ感謝の気持ちをもって、自分を高めていけば環境は変わるということを知りました。

その先生が言った言葉で、凄く深かった言葉は、「人は変えられないけど、自分は変えられる。。。自分が変われば、環境は変わる。まずは、自分を変えましょう。」。

凄くいい言葉でした。

そしてその第一歩として、僕は朝の朝礼を行う際に、スタッフ皆で「ありがとう。」を10回言うようにしました。

この先生が言うには、人間は「ありがとう。」を口に出すと、それが耳に入り、脳に伝わる。

そして脳は勝手に「ありがとう。」の理由を探すそうです。

そうすると、あらゆることに感謝の気持ちが芽生え、どんな試練や苦難も笑顔で迎えられるそうですよ。

それをチャンスととらえられれば、強くなれますからね。

これが自分を高める第一歩だと言ってました。

それを行うことによって、確かに心が楽になる自分がいます。

歯科医師にも「心」が解る人がいると思うと、本当に嬉しいです!

みなさんも、是非、「ありがとう。」運動をお試しあれ!

写真は、手前にいるのが僕で奥にいるのが澤田先生です。僕はこの先生とコラボして、歯科医師向けの「総義歯の基本」についてセミナーを行うことを予定しています。詳細は、後日お知らせいたしますね。

ノンクラスプ入れ歯でより審美的にしませんか?

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 部分入れ歯の支えをしてくれている残存歯にかける金属のバネをクラスプと言います。

このクラスプは保険内で作る部分入れ歯では、絶対的に必要です。

このクラスプというのは、残存歯に維持を負担してもらうために部分入れ歯で必要となります。

そうでないと、入れ歯は咀嚼や会話をする度に、すぐに脱離してしまいますからね。。。

たまに、このクラスプを嫌って外してほしいという依頼を受けることがありますが、それは止めた方がいいと思います。

維持が取れないため、安定感がもの凄く悪くなりますから。

代案としては、自由診療になりますがノンクラスプ入れ歯というものがあります。

これはクラスプの代わりに特殊なレジンというプラスチックで残存歯の歯肉に伸ばし、歯間部分に這わせて作ります。

このプラスチック自体に弾力があり、維持が良く審美的です。

金属のバネの代わりに、そのレジンというものが見えはしますが、歯肉色のため、それほど目立ちません。

ただ歯周病の程度が悪い方は、着脱の際に引っ張られるため向き不向きはあります。

もし、気になるようであればご相談下さい。

残存歯が頑丈で、前歯に係るクラスプが気になるようでしたら、お薦めの審美入れ歯と言えますよ。

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入れ歯で歯のない時期を無くすのは。。。

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 ちょっと前に、多数歯に渡る抜歯を行い、即日に入れ歯をセットする処置を行いました。

その入れ歯は即時入れ歯というもので、抜かなければならないような歯が多数存在していて、歯がない状態に耐えられないようなケースの場合に行うことがあります(営業マンで歯がないと対外的に困る等。。。)。

この即時入れ歯は、多くのケースの場合、歯周病による歯茎の状態が悪いため、歯がプラプラに動揺していて抜歯後の処置としては、入れ歯しか考えられないようなときに行います。

抜歯後すぐに入れ歯をセットするので、前準備として、悪い歯が残存しているうちに型と咬み合わせを取り、模型を起こして抜くべき歯を模型状で削除し、人工歯を並べて完成までしてしまいます。

即席で作られた入れ歯を用意、歯を抜いてセットするというやり方です。

当院では、この即時入れ歯は仮入れ歯として捉えているため、抜歯した傷が落ち着いたら本入れ歯を作った方がいいと伝えています。

通常は歯を抜いて、その抜歯した傷が治ってから入れ歯を作ることが一般的な作り方かと思いますが、このようなケースも決して珍しくはないですね。。。

利点としては、歯のない時期がないことですが、初めての入れ歯がこの即時入れ歯だったりする人も少なくはなく、欠損歯が多いほど大きい入れ歯になるため、違和感も少なくはないです。

ただ、初めて入れ歯を入れる人にとってはかなり辛いかもしれません。

しかもその違和感の大きさは、欠損歯の数にもよると思います。

つまり、抜く歯が多くて入れ歯の形態が総入れ歯に近くなればなるほど、患者さんの苦痛は大きいような気がしますよ。

でも、この入れ歯を頑張って使用していただいて、歯茎が治癒するのを待ち、次に作る本入れ歯になったときはそれまでのものとは比べ物にならないくらい良い入れ歯になるはずです。

プラプラに歯が動いて、咬む度にその歯に痛みを抱えているのならば、この方がいいケースもあります。

そうなれるように、どうか一緒に頑張りましょうね。

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歯の欠損の放置は止めましょうね。

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 入れ歯は、なかなか思うように使えないという人は少なくはないですね。

中には、以前の健康なときの状態に比べて、咬めないとか、発音しにくいとか、違和感があるという声を聞くことがあります。

大変言いにくいことではありますが、元の健康な歯があってなんでも食べれるような状態の歯にすることは困難です。

もし、それが可能ならば、小さい虫歯でも歯を抜いて入れ歯にした方がいいということになりますものね。

そんな、夢のようなことは現在の歯科医療では不可能と言われてます。

僕達が、新しい入れ歯を作る意味も、比較対照は健康の歯ではないですからね。

それと比較されたら、絶対に良いものにはなり得ませんから。。。

ただ、親知らず以外の歯で欠損の状態をそのままにしていて良いことはありませんもの。。。

1本でも歯の欠損があると、噛み合わせのバランスを崩し、欠損したその部位に向かって周囲の歯は傾いたり、あるいは相方の歯は延びてきます(これを挺出といいます。)。

また、そのせいで顎関節に支障をきたし、顎関節症になる人もいますから。

先日も、歯の欠損を何本か抱えた上で、顎関節症を発症した人を診ました。

その人は、口を開けることがほぼできなくて、右側の顎関節部に以前からカクカクという音があったそうです。

あるときから、その音はなくなっていたのですが、口は人差し指が入るかどうかの開口量となり、首から肩にかけての筋痛もあるようでした。

その状態で、できるだけの開口をさせると右の顎関節は完全にロックしているため、顎の中心は右に変位するようでした。

顎関節部に指を当てて診査すると、クリック音は触知しないので関節円板は完全に外れてしまい、右の顎関節円盤は非復位型のものとなっているようです。

その方には、まず、生活指導の注意点と開口練習、そして、鎮痛剤を服用してもらいます。

1週間後の様子を見て、バイトプレーン(マウスピース)の製作に踏み切るかどうか判断することになりました。

そして、顎関節症の症状が落ち着いたら、その欠損部の補綴処置もした方がいい旨を説明しました。

本人もその欠損部のことを知っていながら、放置していたことを悔やんでいました。

顎関節症は、咬合の因子だけではないとよく言われますが、咬合の不調和が全くないということも少ないです。

このように、欠損部を放っておいて顎関節症になるケースはたくさん見てきましたからね。

できるだけ、そのようなことがないように、もし、歯の欠損があって、顎に変な音がするというような、心当たりがある人は早めにかかりつけの歯科医院で診てもらった方がいいと思いますよ。

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歯並びを直すのに、歯科矯正を考えてみませんか?

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 歯並びを気にされて、人前で話をするのが苦手だという人や笑うことができないという人が少なくはないです。

歯並びは人それぞれで、それを個性と捉える向きもありますが、歯の生え方によっては歯と歯の間を磨くのに、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシがどうやっても入らないケースというものもあります。

そのような状態でいると、その歯間部分から虫歯を作ってきたり、歯周炎が出てきたりすることが多いですね。

その場合、歯並びを変えて口腔内の環境を改善することが、虫歯や歯周病予防の第一歩になりますよね。

また審美的に口元のバランスが悪いのを気にされる方も多いです。

この歯並びを変えるのに、一般的に必要な処置は歯科矯正と言われるものです。

歯科矯正は抜歯をして行う方法と、抜歯をせずに行う方法があります。

この判断基準は、顎の大きさに対して歯の大きさがどうなのかが大きなポイントであるかと思います。

つまり、歯が並ぶスペースがほとんど無い場合は、どうしても抜歯処置が必要になるかと思います。

もちろん、抜歯をするまでもなく、歯科矯正することが可能な方も少なくはないですから、診査が本当に大切になりますね。

一般的な治療の流れとしては、口腔内の診査(虫歯があるかないかや、歯周炎の状態、口元の状態など。)をします。

そして、レントゲン診査や模型を起こしての分析をします。

そして治療方針を決めて行くわけですね。

治療としては、それぞれの口腔内の状態により、方法は変わっていきますね。

その旨は、治療方針を決定する際に説明をしっかりするようにしていますよ。

多くの方が矯正というと、歯に金属のブラケットというものをつけて、ワイヤーで動かすものと思われるかと思いますが、現在は目立たないものもあります。

その他にも、床矯正といわれるものやマウスピース矯正というものもあります。

いずれにしても、症例によってそれは使い分けなければならないのでしっかり説明をしていけたらと思います。

また、多くの方が気にしているのは、期間と料金、そして今更やっても歯並びは直らないという諦めの気持ちではないでしょうか。。。

確かに矯正治療は時間がかかります。

料金も自由診療となるため、安くはないかもしれません。

でも、多くの人は、そのあたりを過剰に考えていますね。

治療計画に基づいて料金表と照らし合わせて説明すると、「何だ、このぐらいの金額なんだ。。。思ったより安いです。」と言われる方も多いですよ。

また、成人になってからでも歯科矯正は、問題なくできますよ。

年齢に関係なく、歯は確実に動きますから。

当院に、現在も60代の女性が矯正治療をして、キレイな歯並びになってきましたよ。

この方も、歯並びがキレイになることによって明るくなったような気がいたします。

それまでは、診療室でこちらが話しかけても会話は多くはなかったですが、今ではよく話しもするし笑顔も多いです。

自分でも歯並びがキレイになったことを実感されているのでしょうね。。。
もちろん学童期の乳歯と永久歯が混在している混合歯列期の歯科矯正も行っています。

歯並びが気になって、お悩みの方はご相談いただけたら幸いです。

※当院には月に1~2回、矯正専門の先生が来られます。直近の予定では3月7日(木)の午後になります。矯正専門医に相談希望の方は、連絡いただけたら幸いです。矯正相談料は3000円(税抜き)となります。

ノンクラスプ入れ歯は、金属のバネがないので目立ちません。

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 入れ歯を入れていることにコンプレックスを抱えている方は多いです。

特に若い方にはよく相談を受けます。

その理由の多くは、金属のバネが見えるからと言われることが多いです。

入れ歯以外の補綴部としては、少数歯欠損であるならば、インプラントやブリッジがお勧めではあります。

そのほうが、若い方なら体力的にも手術に耐えることができるでしょうし、術後の違和感も少ないです。

しかしながら、その後のケアはかなり大変であるとは思います。

歯を失った原因が交通事故やスポーツなどの外傷によるものであれば、僕はインプラントのほうがいいのではないかと提案しています(当院ではインプラントは行っておりませんが。。。)。

でも、もし虫歯や歯周病で自分の歯を失ったのであれば、よっぽど日常のブラッシングやメンテナンスをしっかりやらなければ、インプラント周囲炎という新たな疾患を招く恐れがあるのですね(結局、お口の中の衛生状態が良くなければ、何をやってもうまくはいかず、インプラントも非適応と言うことです)。

ですから、歯を失った原因から予後を予測できることもかなりありますので、現症や既往歴というものは補綴物を選定していくうえでも重要なファクターといえるかと思います。

 以前に、ある女性看護師さんが患者さんとして来られ、犬歯と小臼歯の3本が歯周病のため抜歯となりました。

年齢も若く、骨量からするとインプラントができる可能性もあるので、大学病院で診査していただいたらどうかと提案しましたが、その方は二つ返事で入れ歯を作ってほしいと言いました。

それはどうしてなのかを聞いたところ、自分の勤める病院に入院している患者さんがインプラント周囲炎で大変なことになっている状況を見たそうです。

長期に入院しているため口腔内のケアはほとんどいきわたらず、相当な腫れや骨吸収があるそうでインプラント体の除去を検討しているそうです。

患者さんの立場からすると、怖い一面があると言っておりました。

そのため、その方には極力目立たないノンクラスプデンチャーというものをお勧めしています。

これは、金属のバネを使用することなく、歯と歯の間に歯肉色の弾力のあるプラスチックで維持を求め、入れ歯だとわかりにくい配慮があります。

保険適応ではありませんが、目立たない入れ歯をお考えの方は検討していただけたら良いかと思います。

※写真はノンクラスプデンチャーの見本模型です。金属のバネを使用していないので、目立ちません。

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仕事の出来ることと、出来ないこと。そして、やりたいことと、やりたくないこと。

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 本日は日曜日で、当院はお休みです。

 今日は診療と関係のないブログですがお許しください。

 先日、あるテレビ番組で予備校講師の林先生が一流大学卒業の高学歴を持つニート集団に対して話していたことを思い出しました。。。

林先生は、まずニート達から「なぜ仕事をしないのか?」の話を聞いていました。

そのうちの一人が、「自分のやりたいことがやれないから。。。やらしてもらう機会が得られないから。。。」のようなことを言っていました。

優しい林先生の口調から、「働かないで日本の福祉や行政のサービスを受けているなら、早く日本を出ていったほうがいい」という厳しい言葉が出ました。

そして、そのニート達の一人がそれに反して、「日本の社会が俺の才能を認めてくれないから仕方ないんだ。」というニュアンスの言葉を言った際に、林先生が言った言葉は凄かったです。

それは、「出来ることと、出来ないこと、やりたいことと、やりたくないことを見た時に、そこで人生を掛け合わせた際に出来ることと、やりたいことが完全に一致している人は多くはない。僕自身、違うのだから。」と言ったもんですから、僕も一瞬、え、そうなの?と思いました。

林先生は、「でも、出来ることに主眼を置いて、僕は出来ることに全力を尽くしている。その方が生活できることもあるんだ。」と。。。

そして、「僕は、予備校講師やテレビに出ることも本当はしたくはない。誰にも指示されることなく好きな本を書きたい。今、ようやくそれができるようになった。」と。。。

今現在、林先生は3冊の本を出版されているそうですが、最初の2冊は完全に業界の希望に沿って書いた本なのだそうですが、その本はかなり売れて重版になったそうです。

でも、ようやく今のような地位と名声と富を得て、出した3冊目の本は完全に本当に自分の書きたい本だったそうです。

今までの苦労は、この本を書くためだったそうです。

好きなことをようやくやれたのは、本当に最近なのだそうです。

あんなに売れている人なのに。。。

この話を聞いて、僕は思いましたよ。

僕は、歯科医業は大好きで、ある意味、出来ていて、自分自身はそれをやりたいと思っているので幸せな方なのですが、でも、完全に重なっているわけでもないです。

ちょっと違う部分というのがあります。

と、言うのは僕はもともと総入れ歯専門の科にいて、大学卒業をして10年ほどはそればっかりやっていたのですね。

入れ歯が大好きで、それだけをやることはできないかなと考えていました。。。

でも、実際は入れ歯だけしかやらない先生というのは、ほとんど知らず、新潟ではそういう開業歯科医師は一人もいません。

地域的にも、入れ歯診療だけで生活できるようなことはないでしょうからね。

本来は抜歯や、根管治療などはあまり好きな方ではないです(もちろんそれなりに、勉強はしていますが。)。

やりたいことだけを考えたら、それでは新潟で開業医として生きていくのが無理なことは百も承知です。

でも、開業してから5年ほどして、「入れ歯専門外来」を代診の先生が居るとき月曜日と土曜日には作ることが出来ました。

今、僕自身でこの「できることと、やりたいこと」が少しずつ一致して生活できてきていることを感じています。

でも、25年間、入れ歯の勉強をしてきても、神様が作った天然の歯にはどうしても勝てないことを知りました。

そこでまた、今の自分のやりたいことを考えた時に本当に患者さんにとって良いものって何なんだろうと考えると、虫歯や歯周病にさせない予防と、その環境を整えるための親知らずの抜歯歯科矯正なのではないかと思えてきました。

できれば、それに主軸を置いた理想の歯科医院を作ってみたいと今は、思い始めています。

いつか、その夢をかなえられるようになれればいいなと思い、昨年から毎月泊りがけで、東京まで行って高額な歯科矯正のセミナーに参加して勉強していますが、簡単にはいきませんし、現在、僕が抱えている患者さんは一人しかいません(矯正専門の先生が、月に一回当院に来るので、その先生は5人ほど診ていただいてますが。。。)。

まだまだ自分の出来ることと、やりたいことが重なることはなく、そうなるまでの道は遠いですが、いつかそのようなことが出来るようになれるよう、出来ることに先ずは、重点をおいて生活の基盤を作り、やりたいことがいつかかなえられるように、今のうちから準備していきたいです。

 僕はこの番組での林先生の言葉を聞いて、良かったです。

僕のやり方は決して間違いではないのだなと思えましたから。。。

今現在、やりたいことと、出来ることがリンクしなくても、今何ができるかを考えて実行し、それで生活できるようになったら、それから、やりたいことをやるのもありなのですよね。

そういう生き方だって、きっと悪くないし誰にも迷惑はかからないです。

夢をあきらめる必要はなく、その時が来るまで出来ることをやって、やりたいことの準備をすることは、可能なはずです。

その実現のために、僕は頑張ります。

このブログを見てくださった方で、もし、同じようなお悩みがあり、これが参考になったなら凄くうれしいです。