りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

入れ歯の歯並びは、笑ったときの歯の見え方も大切です。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 総入れ歯を製作する際に、当院で特に気をつけていることは笑ったときの人工歯の見え方です。

総入れ歯そのものは、健康な歯をお持ちの方には馴染みがあることもなく、お勧めするものではありませんが、歯を失ってお困りの方は、作るならキレイなものを提供できたら良いなと常々考えていますからね。。。

この歯並びに関しては、保険診療、自由診療にかかわらずに当院では入れ歯製作の際に、大切にしている作業です。

その際の人工歯の大きさや色も大切ですし、形も大切なのですが歯の見え方は置かれている歯の位置、口唇側への出っ張り具合でかなり変わります。

いわゆる出っ歯のような状態になったままや、歯肉色が目立つようになったまま完成したら治すのがかなり困難ですからね(ほぼ作り替えなければならないと思います。)

そうならないように、咬み合わせ取りが終わって歯を並べ、歯肉形成を行ったならば必ず仮合わせ(試適)をするように当院はしていますよ。

注意する点は、まず正中がズレていないか、リップサポートという唇の張り具合(張りがなく唇の赤い部分が内側に入ってしまうこともあります。)はどうか、顔全体から見た歯の大きさ、顔や性差による歯の形態などは重要ですからね。

そして笑ったときの歯の見え方(スマイルラインを参考にしたものです。)は、すごく大切だと思いますから。。。

人工歯の素材としては、レジン歯(プラスチックの歯)、硬質レジン歯(硬いプラスチックの歯)、陶歯(セトモノでできた歯)がありますが、保険診療では主に硬質レジン歯を僕は使用します。

硬質レジン歯は、調整もしやすく摩耗も少ないため長期的に見て良いものと思えますから。

色も種類が豊富で明るい色のものもあれば、濃い色のものもありますからね。

入れ歯製作で重要な部分を占めるこの、人工歯配列の善し悪しは机上であれこれやることよりも実際に患者さんを前にして、やった方が実際の見え方がよくわかるので、もし、満足いかないなあと思えば自分でもう一回やることもありますよ。

もし、この仮合わせの段階で人工歯の配列不備があり、もう一回やり直すことはそれほど大変ではないですから、もし、気になることがあればこの段階で教えていただけたら幸いです。

入れ歯を作るのに、患者さんの意見が入らないものは良いものになりにくいですからね。

僕の方からも、そのあたりをしっかり取り込めるように積極的に聞いていますが、患者さん側としても、この仮合わせの時に気がかりなことがあれば言っていただけたら幸いです。

患者さん、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士が一緒に協力していきながら、良い入れ歯を作っていきましょうね。

そうすることによって、完成した入れ歯は患者さん自身も納得して、使っていただけると思うので慣れるのも早いですからね。

一緒に頑張りましょう。

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訪問診療を積極的に進めたいです。

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当院では訪問診療にも積極的に行っています。

そのための設備も充実してきました。

ポータブルのレントゲン装置や、ポータブルの超音波スケーラーやクリーニングのための装置も配備してあります。

当院では、主に火曜日の日中に要介護者のお家や介護施設に伺い、訪問診療を行っていますが、先日も入れ歯製作のために介護保険施設に伺って、総入れ歯製作のための精密印象を行ってきました。
その方は、重度の虫歯で下顎の前歯の抜歯を行った後、お使いの入れ歯に増歯と言って歯を足す作業を行わせていただき、一応は入れ歯を使えるようにさせていただき、傷の安定を待って上下顎の総入れ歯の製作を行っています。

どうしても入れ歯製作は、通常に考えて5回ぐらいは回数がかかってしまいますが、この抜歯した部位が完治しないと、なかなか精密印象にはこじつけられないため、少々時間がかかってしまっていますが。。。

でも、今月から火曜日の日中はほぼ訪問診療の時間を取るための院内のシステムを改変したので、予定より早くは、入れ歯をセットできそうです。

僕は、大学病院に勤務していた頃から在宅往診チームにも所属させていただき、訪問診療に励んできました。

その際に、要介護者を抱える介護者のお悩みや不満なども聞く機会が多数ありました。

実際に要介護者を抱えるお家の方は、まずどこに依頼して良いのかが解りませんよね。

どこの歯科医院でも訪問診療をやっているわけではありませんし。。。

また、要介護者は全身疾患も抱えていることが多いはずですからね。

多くの歯科医院が尻込みしてしまうのは、ある意味仕方が無いことでもありますからね。。。

そのための、設備を整えるのもコストがかなりかかりますからね。

でも、在宅往診チームに入れ歯専門の歯科医師として、配属されていたときにその様相を見ていて、開業してからも僕は訪問診療を手がけて行きたいという気持ちを強く持っていました。

今現在、ある程度、そのための準備ができたと思っています。

今までは、外来のための予約が調整がきかなかったため、時間の確保に苦慮していましたが、工夫して火曜日は、往診に集中できるようにしましたよ。

もし、要介護者を抱えていて、歯の痛みや入れ歯などにお困りごとがあったら、当院にご相談していただけたら幸いに思います。
当院から、直線距離にして16キロメートル以内なら、保険内での訪問診療が可能であります。

その条件が合えば、要介護者のお家や介護保険施設に伺って、診療いたします。

当院では主に火曜日の日中にお伺いできます(日が合えば、他の曜日に伺うことも、もちろんできますよ。)。


訪問診療の詳しい案内
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入れ歯は、健康な歯には勝てませんね。

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 入れ歯を入れて、自分の笑顔に自信を持ってくれる人は少なくはないです。

特に総入れ歯であれば、歯並びや、歯の色などの審美的要素を与えることは可能ですね。

ある意味、究極の審美治療になるのかもしれません。

でも、そのために健康な歯を抜いてくれと過去に言われたことが何回かありますが、そんな乱暴なことは歯科医師としてできません。

それは、入れ歯になるとその後の問題はもの凄く大きいですからね。。。

健康な歯のように、何でも食べられるということはありません。

基本的に良いとされる入れ歯でも、咀嚼能力も健康なときの状態に比較して、25%以下になりますからね。

だから、健康な歯が多くあるというのは本当に大切なことなのですよ。

簡単に考えない方が絶対にいいですからね。

もし、重度の歯周病や虫歯により不幸にして抜歯して欠損があり、そこを何とか咬めるようにするというのであれば、初めて入れ歯の必要性が出てきますよね。。。

その場合は、歯を再生させるということは現代の歯科医学ではできませんもの。

親知らず以外で、歯の欠損部ができてしまった以上は、何かしらの補綴物で補うしかないですから。

その場合は神様が作った健康な歯には到底及びませんが、全力を尽くして入れ歯を作って行きますよ。

そして、もし、保存が可能な歯があるのなら、それ以上悪くならないように一緒に努力していきましょう。

そのための定期健診は、面倒に思うかもしれませんが、本当に大切ですよ。

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部分入れ歯セット後の、残存歯を守りたいです。

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 入れ歯診療は自分としては、大好きな診療であります。

初診の患者さんが来て、入れ歯製作をお願いされると、心の中で嬉しく思えます。

入れ歯が、どんだけ好きなんだろうと、思ってしまいますよ。。。

それは、自由診療だからとか保険診療だからとかというのは関係ないです(といっても、自由診療の方がやっぱりうれしいですね。。。)。

好きな入れ歯の、診療後はおいしいビールがこれで飲めるなーと帰りの車ではいつも考えています。

反対に、嫌な気分になるのは入れ歯が装着後に痛かったと言われることと、僕が作った部分入れ歯を作り替えなければならない時ですかね。。。

特に、それがクラスプというバネが係る歯が歯周病などで抜歯をしなければならなくなり、それが増歯だけでは済まなくて、作り替えなければならないというときは、凄く嫌なものです。

それは、そうなったのには恐らく、定期健診には来なくなり、歯周病が進行した歯だと思われることが多いからですね。

つまり、患者さん自身の自己管理が悪いと思われることが多いのです。

その管理は、患者さんだけの問題とは言えないかもしれませんね。

歯科医院で指導をされたにも関わらず、モチベーションが上がらないからですものね。。。

でも前から、口腔内の衛生面については患者さんに口頭のみでなく、書面にしたり、データ値を見せたりしていますが、なかなか理解してもらえないこともありますね。。。

それを伝えて患者さんに解ってもらうのも、歯科医院の仕事と考えると、まだまだ患者さんに歯磨きや定期健診の大切さは浸透していないなと思われますね。。。

本当に残念なことに思います。

当院では、できるだけ残存歯は残し、その上で欠損があれば良い入れ歯を提供していくことを目標にしています。

あまりにも重度の虫歯や、歯周病ならば抜歯はしなければならないでしょうが、中程度以下ならば、極力保存することを目指しています。

日常のホームケアはセルフでやってもらわなければなりませんが、定期健診を受け、歯科衛生士によるブラッシングのチェック、プロフェッショナル・クリーニングは必須です。

これをしっかり、やっていただけたらかなりの確率で、残存歯を残せると思います。

実際、部分入れ歯の方で、しっかり定期健診に来てくれている方の抜歯はほとんどなくなりましたよ。

是非、この定期健診にしっかり通っていただき、口腔内の衛生管理の徹底を図りましょう。

そして、部分入れ歯だとしても、入れ歯のバネが係る歯はもちろん、残存歯があるのならば、それ以上歯をなくさないことが、入れ歯を長持ちさせるために必要なことと言えます。

これ以上、入れ歯を作り替えなくても良いように、一緒に頑張っていきましょう。

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即時入れ歯で早めの審美的回復を。。。

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 以前、重度歯周病で歯が何本か抜け落ち、それを気にして他院で入れ歯を製作したものの、あまりしっくりするものでなく、そのまま放置していたようですが、さらなる歯周病の悪化により、いてもたってもいられなくなり、当院に来られた方がいました。

口腔内を見てみると、欠損も大きいですが他の残存歯の動揺も強く、下顎の大臼歯は真横に傾いていて、レントゲン検査、歯周病検査をした上で、少なく見ても5本は抜歯になるという説明をしました。

その時点でも相当、上下顎で欠損が多く上顎は前歯が2本くらい、下顎は前歯4本と小臼歯が1本くらい保存できるかどうかという感じでした。

その方も、プラプラ揺れ動く歯が抜歯になることは、薄々解っていたようですが、できるだけ早く入れ歯がほしいという希望でした。

ここで、僕は「できるだけ早く入れ歯を入れるには即時入れ歯といって型と咬み合わせを取らせてもらった後、技工操作で模型を製作し、咬合器というものに咬み合わせを再現し、抜くべき歯を模型上で切削し、そこに人工歯を配列して残存歯にバネを製作し完成まで持って行く方法があります。その方法で良ければ、今回、型を取らせていただきたいですが、咬み合わせ取りは臼歯部分が欠損していたり、残存歯も歯周病のために動揺が激しく、完全に横たわっている歯もあるので咬合床というものを製作させていただき、次回、咬み合わせを取り、その次に抜歯と入れ歯をセットという形を取りませんか?ただ、その入れ歯は抜歯してすぐに装着する入れ歯なので完全に良い入れ歯とはいえません。あくまで、仮入れ歯と考えてほしいです。抜歯した傷の部分が完全に落ち着いたら、それから本入れ歯の製作をするなりしなければなりませんが、それが、今考えられる最善の処置かと思いますが。。。」と提案させていただきました。

その方は「その即時入れ歯というのは、先生のブログを見て知っています。それでお願いいたします。でも、できるならもっと早く入れ歯がほしいのですが。。。今日、型取りと咬み合わせ取りはできませんか?」と仰いました。

僕は「もし、臼歯部でしっかり咬合が確保されれば今日一緒に型取りと咬み合わせ取りができるのですが、臼歯がこのような状態だとそれは無理ですね。時間を確保できればできないこともないケースがあるのですが、今日は他の患者さんの予約がたくさん入っていますので、1回では無理ですね。すいませんが。。。」と言いました。

その方は、遠いところから来ていることもあり、なかなか通えないという事実があるのでそう言ったと思いますが、即時入れ歯と言ってもその場ですぐにできるものではない旨を言って了承を得ました。

即時入れ歯というのは、通常の入れ歯製作よりは早く製作できますが、あくまで口腔内の状況にもよりけりです。

型取りと咬み合わせ取りは状況によっては別日にしなければならないこともあります。

この方の場合、半日ぐらいあれば可能かもしれませんが、こちらの予約状況もそこまで時間は取れませんしね。。。

でも、この方はそれをしっかり理解していただき、3回の来院で無事に抜歯をした後、即時入れ歯をセットすることができました。

今は、抜歯部位の傷の具合が回復するのを待ち、調整を行っています。

入れ歯が入ったことで、以前より、明るくなった感じがします。

僕たちとの会話も弾むようになり、よく笑顔も見られるようになってきました。

手前味噌かもしれませんが、おそらく日常の仕事や家庭でも、即時入れ歯を入れたことにより良い影響があるのが伺えられます。

そして嬉しいことに、口腔内の衛生状態にも興味を持ってくださるようになり、残存歯をこれ以上は悪くしないようにとブラッシングも頑張ってくれています。

これから、もう少ししたら本入れ歯のための製作を行っていくことになりますが、その際は、この即時入れ歯よりも遙かに良いものになれるよう、僕自身、精一杯頑張って行こうと思います。

歯の欠損があることによって、顎にも不調和が起きることがあります。

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 入れ歯は、なかなか思うようにならないという人は少なくはないですね。

中には、以前の健康なときの状態に比べて、咬めないとか、発音しにくいとか、違和感があるという声を聞くことがあります。

大変言いにくいことではありますが、元の健康な状態の歯にすることはできません。

もし、それが可能ならば、小さい虫歯でも歯を抜いて入れ歯にした方がいいことになりますものね。

そんな、夢のようなことは現在の医療では不可能です。

僕達が、新しい入れ歯を作る意味も、比較対照は健康の歯ではないですからね。

それと比較されたら、絶対に良いものにはなり得ませんから。。。

ただ、親知らず以外の歯で欠損の状態をそのままにしていて良いことはありませんもの。。。

1本でも歯の欠損があると、噛み合わせのバランスを崩し、欠損したその部位に向かって周囲の歯は傾いたり、あるいは相方の歯は延びてきます(これを挺出といいます。)。

また、そのせいで顎関節に支障をきたし、顎関節症になる人もいますから。

先日も、歯の欠損を何本か抱えた上で、顎関節症を発症した人を診ました。

その人は、口を開けることがほぼできなくて、右側の顎関節部に以前からカクカクという音があったそうです。

あるときから、その音はなくなっていたのですが、口は人差し指が入るかどうかの開口量となり、首から肩にかけての筋痛もあるようでした。

その状態で、できるだけの開口をさせると右の顎関節は完全にロックしているため、顎の中心は右に変位するようでした。

顎関節部に指を当てて診査すると、クリック音は触知しないので関節円板は完全に外れてしまい、右の顎関節円盤は非復位型のものとなっているようです。

その方には、まず、生活指導の注意点と開口練習、そして、鎮痛剤を服用してもらいます。

1週間後の様子を見て、バイトプレーン(マウスピース)の製作に踏み切るかどうか判断することになりました。

そして、顎関節症の症状が落ち着いたら、その欠損部の補綴処置もした方がいい旨を説明しました。

本人もその欠損部のことを知っていながら、「あ~、甘く見てたわ~。こんな思いをするのなら、早めにブリッジを入れてもらえば良かったわ。」と仰っていました。

顎関節症は、咬合の因子だけではないとよく言われますが、咬合の不調和が全くないということも少ないです。

このように、欠損部を放っておいて顎関節症になるケースはたくさん見てきましたからね。

できるだけ、そのようなことがないように、もし、歯の欠損があって、顎に変な音がするというような、心当たりがある人は早めにかかりつけの歯科医院で診てもらった方がいいと思いますよ。

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金属のバネを使わない、目立たない入れ歯というものもあります。

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 患者さんとしては、入れ歯はできればあまりしたくはないと思いますよね。

僕ら歯科医師も、極力は入れ歯を避けるように処置を進めることが多いです。

ただ最初に診たときに歯がないような状態の場合は、補綴処置と呼ばれる入れ歯やブリッジが一般的ですよね。

一本だけの欠損ならば、ファーストチョイスはブリッジだと思います。

ブリッジは、固定性の補綴物なので咬んだ感触は天然歯に近いです。

実際、よく咬めます。

でも、問題点もあります。

欠損した両隣在歯を削らなければなりませんからね。

欠損した両隣の歯にもし虫歯があれば、それを削ってかぶせると言うことに強い抵抗はそれほどないのですが、もし、健康な歯ならば気分は嫌です。

ですから、そのような人には歯科インプラントも勧めることがあります(当院では歯科インプラントはしていないので、必要な方には大学病院か近くの一生懸命に歯科インプラントを勉強している先生に紹介させていただいています。)。

もちろん保険診療ではないのでかなり高額な治療になりますが。。。

それに代わるものというと、やはり入れ歯でしかないというのも現状であります。

ただ、保険診療となると金属のバネ(クラスプ)を使用したものになります。

それ以外のものとなると、考えられるのはノンクラスプ入れ歯なのではないかと思います。

これも保険診療ではできないものではありますが、歯科インプラントと比べると安価だと思います(ただ咬み心地は歯科インプラントの方が遙かに良いとは思います。)。

また、このような少数歯欠損のケースは若い人が多く、金属のバネを見えてしまうのを極端に嫌う方が多いため、ノンクラスプ入れ歯(金属のバネを使用しない入れ歯)を選択する人が多いです。

この入れ歯は、審美的には非常に良いものになります。

残存歯の歯間部の歯肉に床と言われるピンク色の材料を這わせて作ります。

床の色がピンク色であるため、歯肉色と同化していて露出していても目立たないわけですね。

床材料は、保険で使用するものよりも柔らかく弾力もあります。

そのため、維持力も優れています。

ただ残存歯を挟むようにして維持を図るため、残存歯の歯周病の程度はかなり注意して診ていかないといけないですし、動揺のある歯には使いたくないものであります。

着脱するとき、残存歯が引っ張られてしまいますからね。。。

このノンクラスプ入れ歯の適応はかなり多く、患者さんからも非常に喜ばれています。

当院では、このノンクラスプ入れ歯の症例も多く行っています。

ブリッジや歯科インプラントに抵抗を感じる方は、是非、考えていただけたら良いと思います。

その際にはまず、残存歯の状態を確認してからノンクラスプ入れ歯の製作を行いたいと思います。

もし、気になる方はご相談いただけたら幸いです。

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訪問診療にも対応しています。

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 当院では、開院当初から訪問診療にも力を入れて行っています。

主に火曜日の午後や木曜日の午後に介護保険施設や、要介護者の自宅に伺っています。

もちろん、予約制ではありますが、日が合えば他の曜日にいくことも可能です。

入れ歯の製作はもちろんですが、抜歯や虫歯の処置もやります。

レントゲン診査も可能ですので抜歯や、根の治療を行う際には、お家や介護施設で撮影・現像をさせていただいています。

その上で、もしお医者さんへの対診が必要な場合も、照会させていただいてます。

当院は訪問診療のための設備も充実させてきました。

最近では持ち運びが可能なポータブルの超音波スケーラーや、プロフェッショナルクリーニングのための機械も導入してあります。

そのためか、3ヶ月に1回の継続的なメンテナンスやクリーニングを希望する訪問診療の患者さんも増えてきました。

かつては、訪問診療というと抜歯して入れ歯の製作というパターンが多かったような気がいたしますが、現在は歯を衛生的に守るために、クリーニング希望の人も多くなったことは非常に良いことだと思います。

介護を要する方に多く見られる現象で、食事でよく食べこぼすようになった、固いものが噛めなくなり、むせることも増えたや、さらに滑舌も悪くなった等・・。

ささいな口のトラブルですが、こうした状態が続くようであれば、それは歯や口の働きの軽微な衰え、つまり”オーラルフレイル”の可能性があると言えます。

これらオーラルフレイルの症状は”老化のはじまりを示すサイン”として注目されるようになってきました。

人は口から老いるという考えから、最近は良く取り上げられています。

健康と要介護の間には、筋力や心身の活力が低下する”フレイル”と呼ばれる中間的な段階があるとされています。

その手前にある前のフレイル期にオーラルフレイル症状は現れます。

フレイルから続く要介護状態に陥ることなく、健やかで自立した暮らしを長く保つためには、この段階で早めに気づき、予防や改善に努力することが重要であるということがわかってきました。

もし、この要介護状態であったとしても、それ以上の要介護度を上げないようにするためには適切な衛生指導や食事、嚥下指導が必要ですね。

歯や口にはそれぞれ本来持っている多くの「働き」がありますが、それは専門的には「口腔機能」(こうくうきのう)と呼ばれています。

それは大きく分けると、「食べること」(噛む、すりつぶす、飲み込む、味わう)と、「話すこと」(発音、会話、歌う)ですが、「感情表現」(笑う、怒る)や「呼吸」なども含みます。

例えば、加齢により噛む力が低下すると、食事がのどに詰まりやすくなり、またもし飲み込む力が衰えるとお茶や汁ものでムセやすくなります。

唾液の分泌が低下すると、虫歯、歯周病が進行し、口臭もひどくなります。

オーラルフレイルはこうした口腔機能の軽微な衰えを示していますが、筋肉や心身の活力低下(フレイル)の初期症状とも考えられ、老化の最初のサインでもあるのです。

是非、これからは訪問診療をされている患者さんや介護者にも、このことを知っていただき、それ以上の介護状態を悪化させないように頑張っていきたいと思います。

もし、親族やお知り合いに、歯科医院に行きたいのだけれども、外来に通うのは厳しいといわれる方がおられるのならば、当院に相談していただけたら幸いです。

入れ歯作りは簡単ではないです。

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 総入れ歯に近い状態のような欠損の場合の入れ歯は、簡単にはできません。

中には、型を取れば、次回には出来上がってくると思われている人が多いですが、そんなに簡単にはいきません。

通常は、診査をさせていただき、問題が無ければ1回目の型を取ります。

その型に石膏を流し、研究用模型を作り、それを元に個人トレーという、その人に合ったカスタムトレーを作ります(ここは技工室で行う処置です。)。

そして、それを使って精密な型を取ります。

そしてその型に、石膏を流して作業用模型を作ります。そして、咬み合わせ取りのための咬合床というものを作ります。(ここは技工室で行う処置です。)。

その咬合床を用いて患者さんの口腔内で適正な垂直的な咬合関係を決めていきます。

また、必要であればフェイスボウ・トランスファーという咬合器上で、患者さんの口腔内を再現するための、位置決めをしたりもします。

そして咬合器に、垂直的な咬合関係を再現していきます。

咬み合わせに狂いがないと判断できれば、このまま人工歯の排列をしますが、長い間、入れ歯を入れてなかったケースや、不適な入れ歯を長く使っていた人の場合は、水平的な位置関係が定まっていないこともあります。

そのような場合は、ゴシックアーチトレーサーというものを技工操作上で製作し、患者さんの口腔内で中心位という位置を探していきます。

そして、再度、咬合器に模型を付け直して、人工歯の排列を行います(ここは技工室で行う処置です。)。

そして、人工歯が並んだ咬合床を入れて仮合わせをします。

この仮合わせは試適という操作で、人工歯の並び具合いや、笑ったときの歯の見え方などをチェックします。

問題が無いことが確認できれば、技工操作で埋没・重合という操作に移り、床と呼ばれる部分をピンク色のプラスチックに置き換えていきます。

そして、入れ歯が完成してきたら、再度、咬合器に付け替えて、咬合の調整をします(この段階ではあくまで、咬合器に付けられた状態で調整するので、実際に患者さんが装着したときは、少なからず再度の調整が必要です。)。

そして、患者さんの口腔内に入れて、咬合と粘膜面の調整をしていくわけですね。

このように、入れ歯が出来上がるまでは気の遠くなるような時間と労力が必要です。

どのステップも、大切なのですね。。。

(即時入れ歯という、歯を抜いたと同時にセットするケースもありますが、ほとんどの段階が無視されてできるものなので、良い入れ歯には成り得ないのを解っていただきたいです。)

このような時間もかかる処置を、少しでも知っていただけたら幸いです。

入れ歯は簡単にはできないものなのですよ。

(写真はミラー像です。仮合わせ時に人工歯の並び具合を咬合面側から、チェックしています。)

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医院のスタッフみんなで、旅行に行ってきました。

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 この3連休に、医院のスタッフ全員で慰安旅行に行ってきました。

行き先は、箱根・鎌倉です。

行く手順としては、小田急線のロマンスカーに乗りたいという意見もあり新宿まで行き、ロマンスカーに乗って箱根湯本駅まで行きました。

ケーブルカーに乗って、大涌谷、芦ノ湖行きのロープウェイにも乗りましたよ。

大涌谷では、硫黄臭のする中で黒たまごを食べて、7年間寿命を伸ばしてきました。

そして、箱根湯本駅近くのホテルに泊まり、温泉と美味しい食事を堪能してきました。

二日目は、鎌倉に向かい江ノ電に乗って鎌倉の大仏様を見て、その後は小町通りを歩いて、鶴岡八幡宮へ行ってきました。

ここでは、いろいろショッピングを楽しみました。

この旅行の目的は、日頃のストレスを発散することと、スタッフ間の親睦を深めることですね。

そして、プライベートの表情も見ることが少しだけできます。

この人は、こういうのが好きなんだとか、こういうのに興味を持っているんだ等、仕事の現場では解らないことが見えてきます。

そのようなことを知るためにも、この旅行は有意義です。

当院では、秋にこのような旅行に行くことが多いですね。

この旅行はあくまで慰安旅行なので、仕事の話は一切しません。

歯科衛生士や歯科助手は、患者さんに口腔内の衛生指導や、僕の診療の介助が役目ではありますが、患者さんへの対応は僕よりも長い時間行っていますね。

それ故に日々の仕事のストレスも、小さいものではありません。

このストレスをしっかりと除去し、皆のモチベーションをいかに高く保つかが本当に大切です。

また、スタッフは皆女性なので、僕の感覚とも当然違います。

それを、どうやって補うのかは常に考えてはいます。

このような、旅行をすれば良いとか、飲み会を多くすれば良いとかとはもちろん思ってはいませんし、それだけではきっと人は付いてきませんね。。。

ただ一つだけ言えるのは、感謝の気持ちを常に伝えていくことだとは思っています。

多くの人間は、それほど強いものではないです。

常に叱られていたり、怒鳴られていたりしたら、気が滅入りますよね。

僕もそうですし。。。

それならば注意するときはするけど、良いことをしたり、仲間を助けたり、医院のことを思ってやってくれたことに対しては、精一杯褒めていきたいと思いますよ。

そして感謝の気持ちを伝えたいです。

それにしても、当院のスタッフは本当に良い人間性を持った人が来てくれました。

院長の僕は、人間的にはハートも弱く目標も簡単にぶれてしまったりして、だらしない男なのですが、彼女たちはそんな僕を支えて意見してくれたり、考えさせてくれたりしています。

仕事の現場では、真面目に患者さんのお口の中の健康に、向き合ってくれています。

この素晴らしいスタッフを、さらに成長させられるようにしていき、当院で働いて生き甲斐を見つけられるようにしていくのが僕の役目だと思っていますよ。

僕も、彼女たちに負けないように成長していきたいと思います。

そして、さらに入れ歯診療と予防に長けた歯科医院になることを誓いますよ。

(写真は、箱根湯本の宿の前で撮った写真です。皆の笑顔が嬉しいです。)