りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

後悔の無いよう、今ある歯を本当に大切にしましょう。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯は正直煩わしいものではあります。

患者さんが自分のものとして、慣れるのには時間がかかりますね。。。

歯があったときや、ブリッジと比較したらどうしてもそれに同等のレベルで咬めることはないです。

どんなに良い入れ歯と思われるものでも、自分の健康な歯には勝てないのです(歯周病でプラプラになっている歯には勝てるかもしれませんが。。。)。

僕は、入れ歯の勉強をしてすでに25年経っていますが、そんな入れ歯は見たことがないですね。

正直、従事していた教授が作ったものでも、自分の歯になっているとは言えないものと思います(教授も以前、そう言っていました。)。

でも、なくなった歯を生やすことはできないし、それに変わるものも大幅な欠損の場合、無理がありますね。

ここで、僕が言いたいのは歯がしっかりある人は予防にしっかり励むべきですよね。

入れ歯に期待するのは、やめた方が絶対良いです。

若い人で、多少の虫歯や歯周病があるのを知っていながら、悔い改めることもなく、治療に罹らなくなったりする人は多いですから。

後で後悔してきた人を、どのくらい多く見てきたことか。。。

ある調査で高齢者を対象に、若いうちにしっかりやっておけば良かったな~と感じられることは何ですか?という質問に対し「歯の治療や歯の手入れ」が一番多かったとのことです。

この調査からも、歯を甘く見すぎてしまった結果、そうなったのでしょうね。。。

そしてこの調査からも入れ歯では本当の意味で、満足はしていないと言うことに繋がりますね。

もし、入れ歯で代用できたらそのような回答は得られなかったはずですものね。

もし、虫歯や歯周病になっていて、歯科医院へ通うことが余儀なくされたならば、しっかり通って治療を受けるべきです。

根の治療が長いから、とか、忙しくて何回も通えないからという気持ちも分からなくはないですが、大切な歯ですよね。。。

最後まで、しっかりと治すべきですよ。

そして日常のブラッシングを第一に考えていただき、定期健診にはしっかり通いましょうね。

これを、継続していけば人生の後半になって、同じ質問を受けたときに「若いときに歯の手入れをしておけば良かったな~。」と後悔することはないでしょうからね。。。

また、もし数本の歯がなくなってしまい、部分入れ歯になっている人は、これ以上大きな入れ歯にならないためにも、残存歯の手入れは大事なことです。

歯を数本失っている方は、歯が全て存在している人よりも、もっと虫歯や歯周病になってしまうリスクは高いでしょうからね。

僕としては、入れ歯治療は自分の中で大好きで得意としているところではありますが、これからはその部分入れ歯になった人たちに、極力、歯を抜かずに守れるようなことを患者さんと協力していけるような診療体制を確立していき、この考えをわかってもらえるように、情報発信していきたいと思います。

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歯科の医療費控除とは

患者さんの意見を取り入れて、入れ歯を作っています。

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総入れ歯を製作する際に、仮合わせの段階で特に気をつけていることは笑ったときの人工歯の見え方です。

これは、保険診療、自由診療にかかわらずに当院では入れ歯製作の際に、大切にしている作業です。

その際の人工歯の大きさや色も大切ですし、形も大切なのですが歯の見え方は置かれている歯の位置、出っ張り具合でかなり変わります。

いわゆる出っ歯のような状態になったままや、歯肉色が目立つようになったまま完成したら治すのがかなり困難ですからね(ほぼ作り替えなければならないと思います。)

そうならないように、咬み合わせ取りが終わって歯を並べ、歯肉形成を行ったならば必ず仮合わせをするように当院はしていますよ。

見るポイントは、まず正中がズレていないか、リップサポートという唇の張り具合(張りがなく唇の赤い部分が内側に入ってしまうこともあります。)はどうか、顔全体から見た歯の大きさ、顔や性差による歯の形態などは重要ですからね。

そして笑ったときの歯の見え方(スマイルラインを参考にしたものです。)は、すごく大切だと思いますから。。。

人工歯の素材としては、レジン歯(プラスチックの歯)、硬質レジン歯(硬いプラスチックの歯)、陶歯(セトモノでできた歯)がありますが、僕は保険診療では主に硬質レジン歯を僕は使用します。

硬質レジン歯は、調整もしやすく摩耗も少ないため長期的に見て良いものと思えますから。

色も種類が豊富で明るい色のものもあれば、濃い色のものもありますからね。

入れ歯製作で重要な部分を占める、この人工歯配列の善し悪しは机上であれこれやることよりも実際に患者さんを前にして、やった方が実際の見え方がよくわかるので、もし、満足いかないなあと思えば自分でもう一回やることもありますよ。

もし、この仮合わせの段階で人工歯の排列不備があり、もう一回やり直すことはそれほど大変ではないですから、もし、気になることがあればこの段階で教えていただけたら幸いです。

入れ歯をを作るのに、患者さんの意見が入らないものは良いものになりにくいですからね。

こちらの方からも、そのあたりをしっかり取り込めるように積極的に聞いていますが、患者さん側としても、この仮合わせの時に気がかりなことがあれば教えていただけたら幸いです。

患者さん、歯科医師、歯科技工士が一緒に協力していきながら、良い入れ歯を作っていきましょうね。

そうすることによって、完成した入れ歯は患者さん自身もしっかり使っていただけると思うので慣れるのも早いですからね。

一緒に頑張りましょう。

総入れ歯の型取りは慎重に行っています。

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 総入れ歯の型取りは2回以上必要です(部分入れ歯も当院では2回以上の型取りをしています。)。

1回目は概形印象として、これで模型を起こし、その模型を研究用模型として、患者さんの口腔内の情報を得ます。

ここは、粘膜がブヨブヨだから、緩衝腔(リリーフ)を設けた方がいいなとか骨隆起があるから、痛みが出ないようにブロックアウトした方がいいなとか、仮想の咬合平面は恐らくこのぐらいになるだろうなとか、人工歯の排列位置はこのくらいになるなとかのおおよその見当がつきます。

この研究用模型が、良いものでなければ、その後の精密印象を採得するための個人トレー(患者さんの口腔内に合ったトレー)の製作も良いものにはならないため、良い作業模型は作れませんね。

そのため、当院ではこの概形印象の採得は凄く慎重にやっていると思います。

既成のトレーを使って型を取るので、それなりのテクニックが必要です。

場合によってはその既成トレーを削ったり、曲げたり、辺縁にワックスを盛り足すこともありますからね。。。

患者さんの中には、頬の筋の圧力や舌圧が強くて、なかなか良い印象が取れない人がいます。

でも、ここは非常に大切なところなので、上手くいかないときは患者さんに謝って、もう一度取らせてもらう事があるかもしれません。

この概形印象が総入れ歯の成否を決める第一歩になるので、大切にしている作業ですよ。

この概形印象が上手く取れれば、その後の個人トレー製作や精密印象の採得はかなりスムーズに行きますからね。

※写真は概形印象後採得後に石膏模型を作製したものです。これを研究模型とし、患者さんの口腔内の情報を得て、個人トレーの製作を行います。

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落ち着いたら、メンテナンスを再開しましょうね。

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以前に当院である60代の女性が、上下顎に多数歯に渡る欠損のため部分入れ歯を製作いたしました。

その方は非常に満足していただけたようで、「先生、これからもちゃんとメンテナンス(定期健診)に通い、残存歯は抜かないようにしたいと思います。」と言ってました。

僕は非常に嬉しくなり、「そうですね。これ以上歯をなくさないようにしましょうね。」と、その方に言いました。

しばらく2年ほどは、3ヶ月に1回当院にメンテナンスできていただいてましたが、ある時を境に来られなくなりました。

それは、旦那さんが体調を崩し、入院がされてしまうからとのことです。

しかも、思いのほか入院は長引いてしまっているようです。

この方は、口腔内の衛生状況も悪くはなく、そのようなことであれば致し方ないとは思います。

でも、さすがに5,6ヶ月空いているとちょっと心配になりますね。。。

そう思っている矢先に、その方からお中元が届きました。

凄く美味しそうなジュースです。

当院のスタッフも皆、嬉しく思っています。

本当にありがたいことです。

今は、なかなか自由に動けないことと思いますが、旦那さんの体調回復のために頑張っていただきたいと思います。

このお中元を見たときに、その方に感謝の気持ちと、そのような状況でも当院を気に掛けていただいて本当に嬉しく思いましたよ。

この方のように、家庭の事情でメンテナンスに来ることが難しいケースも中にはあります。

でも、一段落付いたら、またお口のメンテナンスを再開することは大切なことと思います。

僕達も、この方にまたお会いできることを心待ちにしています。

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訪問診療も、やっていますよ。

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 当院に来られる患者さんの多くは、入れ歯に何らかの問題を抱えていて、入れ歯の新製をされたいという方が多いです。

僕は、元々大学病院の入れ歯の講座に籍を置き、入れ歯を専門にやってきた経緯もあるので、そう言って、来てもらえるのは本当に嬉しい限りです。

でも、その中には介護を要する方で、入れ歯を作りたくても歯科医院に通えないため、躊躇している方が少なくないようですね。

当院では、そのような方たちのために、訪問診療も行っています。

もし、ご家族やお知り合いに要介護者がいて、入れ歯や虫歯で困っていたり、歯のクリーニングをしてほしいという希望があるのならば、当院に相談されてくれたら嬉しいです。

当院から、半径約16キロメートル以内の場所ならば、居宅や介護保険施設などに出向くことは可能ですよ。

当院では以前から、この訪問診療にも力を入れているため、設備の充実も図ってきました。

ポータブルのレントゲン装置、口腔内吸引器、ポータブル超音波スケーラーなども完備しています。

できるだけ外来診療の設備に近づけることによって、訪問診療でもそれほど遜色なく診療ができるようになってきたと思います(全てがそうなったとは、言えませんが。。。)。

もし、入れ歯製作のみならず、虫歯の治療や歯茎の治療、または歯のお掃除だけということでも大丈夫ですので何かご相談したいことがあったら、一度お口の中を拝見させていただけたら幸いです。

最近では、80歳を超えて要介護者でも介護者がしっかり口腔内を良い衛生状態に保ってくれて、歯が20本以上残っている人が珍しくもなくなってきました。

そのためか、3ヶ月に1回ほど、歯石取りとクリーニングのみをするためにお邪魔することも多くなりました。

そしてその都度、ブラッシングの仕方について指導とコメントをするという感じです。

このようなやりとりが一番、患者さんにとっては良いですし、僕らも安心して安全に処置に入れます。

これからは、訪問診療も歯を抜いて入れ歯を装着するだけの診療では時代遅れかもしれませんね。

オーラルフレイル(人は口腔内の機能低下から、年老いてくるとの考え)からも、歯を保存して本来の口腔機能を維持させることが大切ですものね。

そのお手伝いを、当院にさせていただけたら本当に嬉しい限りです。

もし、要介護者で虫歯、歯周病、入れ歯、歯のクリーニング、歯石取りのご希望があり、ご家族にもご心配があるようなら、ご連絡いただけたら幸いです。

予約制となりますが、お家、介護施設に出向いていきますね。

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できれば、入れ歯の装着は避けたいですが。。。

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 入れ歯を作製してほしいという依頼で、当院に来られる人は多いです。

僕は、入れ歯診療が大好きで、それを得意としているので嬉しいですが、そうなる前に定期健診をして、できるだけ入れ歯にならないようにしたいですし、仮に入れ歯になったとしても、残存歯はそれ以上悪くならないようにしたいと思っています。

若い方でも、多数歯に渡る欠損を悩んで来られる方もいます。

先日も、前歯にブリッジが入っていて、それが虫歯により根元から欠けてしまい、再度のブリッジは不可能という方が来られました。

この歯に限らず、他の歯も多くの重度虫歯になっていますし、歯周病も重篤なものでした。

レントゲンと鏡を見てもらいながら、「この歯とこの歯とこの歯と、この歯は抜かないとダメですね。その後はここにブリッジをして、この部位は入れ歯にした方が良いかと思います。そして、残る残存歯も歯周病により状態が悪いので、これ以上悪くならないように、日々のブラッシングを頑張りましょうね。そのブラシのやり方としては歯科衛生士の方でしっかり指導もしますからね。」と伝えました。

言われた患者さんは、相当なショックのようで、「そんなに悪いとは思っていなかった。」と仰っていました。

僕らの感覚では、相当悪いのですが。。。

患者さんの感覚とは違うのですね。

口腔内の善し悪しは、痛みがあるかないかではないです。

虫歯が相当重度であれば、歯の神経は死に痛みを感じることはないです(恐らくそうなる前には、痛みがあったはずなのですが時間が経って忘れてしまっているのでしょうね。)。

でも、虫歯の進行は止まらずに歯冠はどんどん虫歯に犯されてしまい、根っこの先に膿の袋を作っている場合が往々にしてあります。

この膿の袋は、痛みがないうちは慢性の病変なので大きな症状はないですが、急性化すると激痛です。

根の治療で何とかなる代物であればまだ良いですが、もはや手遅れという人も実際、よく見ます。

また、歯周病により歯がグラついていてブリッジや被せ物はできない状態だったりする人も中にはいます。

この歯周病も、慢性の病変なので基本的には痛くないです。

でも、これも急性化すると、歯茎が腫れ揺れはさらに酷くなり、激痛が襲ってきます。

こうなってから、治療をしても、その選択肢は恐らく抜歯して入れ歯になると思うのです。

入れ歯は、絶対に元の健康な歯には勝てません。

よく食べれないですし、違和感も強いです。

それは、大学教授の作る良い入れ歯でも、自分の元の健康な歯には勝てないことなのだと思いますよ。

できるだけ、健康な状態で自分の歯でいられれば、それに超したことはありませんからね。

是非、今ある歯を大切にしていくことを考えていただきたいです。

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入れ歯でも、定期健診は大切です。

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 できるだけ、入れ歯を作り替えることはあまりしたくないです。

自分で作った入れ歯ならば、なおさらにそう思います。

でも、歯を失った歯槽骨は時間とともに吸収してしまい、いわゆる歯茎は痩せていきます。

これは生理的なものなので、現在の歯科医学ではそれを止めることはできないとされています。

時間が経つと、作った当時の入れ歯は適合も良く、口を大きく開けても外れなかったのに何年かしたら緩くなったり、入れ歯の内面に食べ物のカスが入るようになったりと適合面の問題として出てくることがあります。

咬合的に問題が無く、単なる入れ歯の緩みならば裏裝(リライニング)という裏打ちだけで何とかなるかもしれません。

でも、あまりにもブカブカだったり、咬合的な問題も含まれる場合は、作り直しも考えなければなりませんね。。。

その方が、遥かに能率的で審美的だったりすることも多いですからね。

でも、それはそれで新しい入れ歯なので、慣れるのに時間はかかるでしょうね。

やはり、入れ歯の患者さんにもお伝えしたいのは、そうなる前に早めに点検を受けていただき、歯茎の吸収が見られたら、早めの調整や裏裝をしていくことが良いと思います。

この歯茎の吸収程度は個人差がありますので、なんとも言えませんが、僕の経験では2ヶ月ぐらいで大幅に歯茎が吸収してしまい入れ歯が緩んだので、裏裝を必要とした人もいます。

ですから、入れ歯治療が終わられてからも、3ヶ月に1回は定期健診(メンテナンス)に来られて、入れ歯を診せていただけたら、良いと思います。

できるだけわずかな調整で済むようにし、いつまでも良い入れ歯の状態で維持できるのが一番良いと思いますからね。

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初めての大きな入れ歯が歯の再生と思うようなことは、ほぼ無いです。

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 たまに、多数歯の欠損があっても入れ歯を入れたことがない、もしくは、入れたことはあるけど違和感があって使えなかったという人がいます。

中には、そのような方が高額な金属床の入れ歯やノンクラスプ入れ歯を希望する人もいます。

これに関しては、こちらの方では、まずは保険内で入れ歯を作られてから考えても良いのではないかと、提案することがあります。

今まで入れ歯を入れたことがない人は、入れ歯に対して過剰な期待を持っている人が少なくはないです。

何でも食べれて、発音的にも問題なく、自分の歯が再生したみたいになるという事は、ほぼないですよ。

残念ながら、それは真実です。

新しい入れ歯を作って良かったと思っている人は、恐らく以前使っていた入れ歯に比べて良かったと言うことなのですから。。。

多くの歯科医師が目指しているのは、そこですから。

決して、健康なときの天然歯が対照ではないですからね。

その期待感に、入れ歯は保険内で作られたものであろうと、自由診療で作られたものであろうと、完全に応えることは無理だなと思うこともありますからね。。。

そのことは、口頭では一生懸命に伝えていますが、実際の所は使ってみないと患者さんは理解しにくいものです。。。

今まで、入れ歯を入れていたのだけれど、この歯に金属のバネが見えるのが嫌なんだよねとか、口蓋部分のプラスチックの厚みが分厚くて気になるとか、何回も入れ歯が真っ二つに割れるので壊れない入れ歯がほしい等の問題点が明らかな方に対してはこちらも、それらの問題点に対しての提案はしやすいのですが。。。

どんなに良い入れ歯でも、ご自分の天然歯に優るものはないです。

特に初めて、欠損範囲の大きな入れ歯を入れる方や、何年も前に入れ歯を入れたけれど使えなかった方は、保険内の入れ歯を入れて、それから、自由診療を考えてみるのが良いのではないですかね。

もちろん歯科医師としては、自由診療で作製できたら嬉しいです。

でも、患者さんが良かったと思うのが大切だし、まずは入れ歯というのはどういうものかを知ってもらってから、作らないとトラブルになりかねませんからね。。。

僕は、そう思いますよ。

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金属床入れ歯のメリットは、かなりありますね。

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 先日のことですが、ある患者さんから「自由診療の金属床の入れ歯って、保険の入れ歯とどう違い、どういうメリットがありますか?また、作り替えなくても大丈夫なのですか?」と聞かれました。

この方は6年ほど前に、当院で保険診療内において、入れ歯を製作しました。

上顎は、総入れ歯です。

下顎は、両側臼歯部分が欠損しており部分入れ歯が入っています。

この方は、以前に強い咬合力のため、上顎の総入れ歯が一度、真ん中から割れてしまったことがありました。

また、この強い咬合力のために人工歯が咬耗し、咬合高径が下がってしまいました。

そのために顔にしわが寄りやすく老け顔になり、顎関節も調子が悪いということです。

そのため、その入れ歯の咬み合わせ部分にプラスチックを盛り、咬み合わせの高さを上げました。

1年ほど前にもこのような咬み合わせの修理・調整をしました。

この患者さんは、かなり遠いところから通ってきているため良いものを作って、それを持たせたい気持ちが強い方だとは思います。

この方に僕は、「自由診療で作らせてもらうならば、金属床入れ歯が良いと思います。」と言いました。

理由としては金属床にすることによって、入れ歯を薄くすることが出来るため、使用する患者自体の負担が少ないことなどが特徴に挙げられます。

保険診療内での、プラスチックで作られた入れ歯よりも強度面で優れているなどの効果があり、丈夫な素材を使っているため患者自体も快適に使用することが出来るというメリットがあります。

また、入れ歯全体も、プラスチックで作ったときのようなたわみを抑えることが出来ます。

よく聞くことですが、患者さんが実際に使用したときの感触としては、金属を使用することによって、通常のタイプよりも薄く仕上げることが出来るので、口の中が広くなってしゃべりやすいと言われます。

金属床の部分入れ歯の場合には、自由な入れ歯の設計から、残っている健康な歯に負担をかけない設計も可能というメリットもあります。

また、金属を使用しているため熱の伝わり方も良く、温かい食材は温かく、冷たい食材は冷たく食べられるという特徴もあります。

そして、この患者さんが一番気になっている人工歯の咬耗も、できるだけ抑えられるような陶歯や、金属を使用した人工歯に変えることも可能ですからね。。。

トータル的に考えて、金属床の入れ歯の方が僕は良いと思います。

ただ作り替えなくて良いものとか、何年持ちますかという問いに対しては、その人の使い方や定期健診にきちんと応じてくれるとか、歯茎の痩せ方とかいろいろな要素がありますので、何ともいえません。。。ただ経験上、この自由診療の金属床入れ歯を2~3年で作り替えというのは今までないですね。」と言いました。

そして、当院の自由診療についての料金表をお渡ししたところ、料金を鑑みて検討したいとのことでした。

この金属床の入れ歯は、みんなに勧めたい気持ちがありますが、デメリットとしては金額が高いということでしょうか。。。

でも、メリットの多さは確実にあるといえるので、ご興味のある方は検討していただきたいと思います。

生活の質は、きっと向上すると思いますよ。

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ノンクラスプ入れ歯はキレイです。

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 部分入れ歯の支えをしてくれている残存歯にかける金属のバネをクラスプと言います。

このクラスプは保険内で作るものでは、絶対的に必要です。

このクラスプというのは、残存歯を維持として使用する部分入れ歯に必要となります。

でないと、入れ歯は咀嚼や会話をする度に、すぐに脱離してしまいますから。

たまに、このクラスプを嫌って外してほしいという依頼を受けることがありますが、止めた方がいいと思います。

安定感がもの凄く悪くなりますからね。

代案としては、自由診療になりますがノンクラスプ入れ歯というものがあります。

これはクラスプの代わりに特殊なレジンというプラスチックで残存歯の歯肉に伸ばし、歯間部分に這わせて作ります。

このプラスチック自体に弾力があり、維持が良く審美的です。

金属のバネの代わりに、そのレジンというものが見えはしますが、歯肉色のため、それほど目立ちません。

ただ歯周病の程度が悪い方は、着脱の際に引っ張られるため向き不向きはあります。

もし、気になるようであればご相談下さい。

残存歯が頑丈で、前歯に係るクラスプが気になるようでしたら、お薦めの審美入れ歯と言えますよ。

(写真は下顎にノンクラスプ入れ歯を装着されている方のものです。上顎は総入れ歯です。金属のバネを使用していないため、とても審美的です。)

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