2018/07/28
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
初めて入れ歯を入れて何事もなく、ご飯が食べられるという人は多くはないです。
痛みはないにしても違和感は絶対にありますね。。。
でも、その違和感は単なる慣れの問題かもしれませんね。
時間が解決するというところも少なからずありますから。
でも、食べる度に痛くて痛くて良く噛めないとか、粘膜に入れ歯が当たって傷がついてしまっているような場合は、そういう問題ではないですね。
作ってもらった歯科医院で直してもらう事が必要だと思います。
治し方としては、入れ歯の粘膜面だけの問題ではなく、咬み合わせのせいかもしれないですね。
咬み合わせは患者さん自身では解りにくく、咬み合わせの高さだけの問題ではないことが多いですから。
ちょっとしたズレで入れ歯がカクッとズレたために、その振動が粘膜に強く伝わってしまっていることもありますからね。
自分で何とかしようと、入れ歯を削ってしまう人もいますが、それは絶対に止めて下さい。
結構、見当違いの所を削ってしまい、取り返しの付かないケースもありますよ。
先日、来られた患者さんは、あまりにも見当違いの所を自分で削ってしまったために、入れ歯がカパかパになってましたから。。。
その場合は、再製作しなければならないかもしれませんからね。
入れ歯はなかなか自分のものになるまで時間がかかります。
特に初めて入れる人は、それをすぐに諦めてしまうことが多いようです。
歯科医師の指示に従って、調整と指導を受けて頑張りましょう。
また、それ以上大きな入れ歯にならないように、今ある残存歯を良く磨いて保存を図るようにしましょうね。
そのためにも、3ヶ月に1回は入れ歯の調整と残存歯の定期健診、プロフェッショナルクリーニングは必要だと思いますよ。
2018/07/26
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院は完全予約制です。
痛みがあるのですぐに診てほしいと言われても、今まで罹ったことのない方はすぐに診てあげられないことが多いです(キャンセルが出ていれば、可能かもしれませんが、その旨はお電話で確認してほしいです。)。
当院はデンタルユニットも4台しかなく、スタッフの数も限られています。
従って、予約を取っていただいている患者さんを差し置いて、無理矢理新規の患者さんを入れることはできないし、それだと親切な治療には成り得ないですからね。。。
その辺りはご理解いただきたいと思います。
こちらの方でも、最大限、患者さんの融通を利かせられるようには努力はいたしますので、何卒よろしくお願いいたします。
そのような経緯もあって、予約を取っている患者さんの急なキャンセルは本当に困ります。
中には予約の5分前とか、無断キャンセルの人もいなくはないですからね。。。
痛みがあって、来たいのだけれどその方の予約があるからといって断った後に、キャンセルされるとこちらも人間ですからね。
正直、イラッとしますね。
まだ、前日とかであれば、こちらも対応がしやすいのですが、当日キャンセルは本当にお願いですから止めてほしいです(もちろん体調が悪ければ、仕方が無いので、無理はしないでほしいですが。。。それでも、無断キャンセルはありえないと思います。)。
また、そのことで人間的な信用も失いますよね。。。
予約を取っていただいた人がどんなに仕事で忙しいのかは、こちらは解りませんが、こちらも従業員を抱えての仕事です。
ボランティアではないということは、解ってほしいですよ。
歯科は対象となる病気が虫歯や歯周病が主です。
この疾患は風邪とかとは違うため、なってしまった以上は何らかの処置が必要となるものです。
いわゆる自然治癒というものはないのですね。
痛みが一時的に引いても、治療が終わっていなければまた必ず再発します。
その時に、また電話かけてきて、「痛いから早く診てくれ。」というのは筋違いだと思いますよ。
☆7月27日(金)は企業健診のため、休診となります。ご迷惑をお掛けいたしますが何卒ご了承下さい。
2018/07/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を得意として歯科医院を開業し、日々の仕事の中には必ず入れ歯の製作や入れ歯の調整を必要とする患者さんに来ていただいています。
この患者さん達は、僕を信頼してこの医院に来ていただいているので、できるだけ満足いただけるように頑張っています。
この方達の多くは、総入れ歯ではなく一本以上の歯が残存している方達ですね。
今後、良い入れ歯を製作したら、この方達の多くはメンテナンス(定期健診)に通ってくれると信じています。
残念ながら、入れ歯を装着している多くの患者さんは、自分は入れ歯だから痛みがなくなればそれでいいと思っていらっしゃる方が本当に多いです。
残存歯のメンテナンス(定期健診)の必要性というものを、あまり意識していないように思います。
入れ歯を再製作しなければならない一番の要因は、歯をまた失うことです。
歯を失うとその部位には穴が空きますよね。
そして歯肉が回復するまでには時間がかかります。
また、歯茎が安定したとしてもその下にある骨の吸収は、経時的に進んでいきます。
この変化は歯があった時よりも、歯を失ったときの方が大きいのですね。
そのため、入れ歯に増歯という処置で歯を足すだけならば良いのですが、それでは済まないケースもあるのですよ。
特に入れ歯のバネが係るような歯は、この歯で維持を図るためこれが無くなってしまうと違う歯に維持を求めなければならず、再製作が恐らく必要でしょうね。。。
そういった意味でも、残存歯の保存というのは本当に大切です。
歯が割れてしまったり、重度歯周炎や重度の虫歯で保存不可能なものは、抜歯は致し方ないですが、それ以上、悪くしないようにすることは本人の努力と定期健診、歯科衛生士が行うプロフェッショナルクリーニングでできると、僕は思っています。
入れ歯を最初に入れたときのことを思い出して下さい。
その時は、皆、「あ~あ、とうとう入れ歯になっちゃった。」と言うショックがあったはずです。
そして、慣れるまでも相当大変だったはずです。
ようやく自分のものとして機能しているのに、また、歯を抜き作り替え。。。
そしてさらに大きくなった入れ歯に慣れるまで、相当の時間がかかる。。。
これだと、負のスパイラルから抜けれないですよね。
できるだけそうならないように、一緒に頑張りましょう。
☆7月27日(金)は企業健診のため、休診となります。ご迷惑をお掛けいたしますが何卒ご了承下さい。
2018/07/24
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
金属床の総入れ歯にして、良かったという意見をまとめてみると、一番多いのが話しやすくなったということですかね。。。
よく「口の中が広くなったようで、舌が動かしやすい。」と言われる方が多いですよ。
金属床は上顎の場合は、口蓋部分を金属で覆うことになるため、かなり薄くなります。
レジンというピンク色のプラスチックだと、強度を保つために厚みをそれなりに確保しなければなりません。
わずか数ミリの差かもしれませんが、入れ歯をしている人にはもの凄く厚く感じてしまうようですね。。。
この厚みが薄くなることによって、舌が動きやすくなり発音がしやすくなるということは多くの症例からたくさん見受けられますね。
また、食べ物が美味しくなったような気がすると言われることもあります。
これは熱の伝導性が良いため、温かい食材は温かく、冷たい食材は冷たく感じることが大きいですね。
その他にも、入れ歯が壊れにくくなると言うことも言えますね。
プラスチックで作られた入れ歯は、どうしても壊れやすいというデメリットがあります。
プラスチックなので、強度的にはどうしても弱いですからね。
また、上顎が完全に歯を失っていて、総入れ歯が入っていて、下顎がほとんど残存しているようなケースの場合、上顎の歯茎は頬側から生理的に骨吸収してきます。
そうなると、入れ歯を入れて咬合した場合、入れ歯の真ん中に応力が集中し、真っ二つに割れてしまうことがあります。
このようなことを防止するためにも、金属床の入れ歯の方がそのような心配は無くなりますね。
この金属床の総入れ歯は自由診療となりますが、保険診療で製作されたものよりもメリットが多く、長く使用することが可能と思われます。
もちろんセット後の、3ヶ月に1回程の定期健診は必要となりますが、「生活の質」を向上させることができると思います。
特に、チタンという金属を使用したものは、軽くて丈夫ですし、生体親和性も良いとされているので、金属アレルギーのある方でもほぼ大丈夫と言えます。
自由診療のため、安いものではありませんが毎日、自分の歯として機能させるものです。
最良の選択をするべきかと思いますからね。。。
気になる方は、是非、ご相談下さい。
2018/07/23
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯科医師が介護保険施設や、患者さんの自宅に行って診療を行うことを訪問診療と言います。
この訪問診療はこの暑い季節の中、移動だけでも大変ですが、歯が痛い、入れ歯が合わない、口の中に折れた歯があって、それが舌に当たっていたいという方はもっと大変かと思います。
できるだけ、早く対応していきたいと思いますよ。
当院は開院して7年目ですが、開院当初から訪問診療を行っております。
現在も週に1回ほどは、介護保険施設や患者さんのお宅にお邪魔して診療をしておりますよ。
主な内容としては入れ歯の調整や製作、虫歯の処置が多いですね。
当院では、ポータブルのレントゲン装置や歯石除去器もあります。
治療後はメンテナンスにも対応しております。
ほぼ診療室と同じくらいのレベルで、診療することは可能かと思われます。
もし、介護を要する方で、歯や口の中にお悩みを抱えていらっしゃる方が身近にいるようでしたら、ご相談していただけたら幸いです。
予約制となりますが、こちらから伺わせていただき対応したいと思います。
オーラルフレイルという言葉があるように、人は口の中から衰えが始まると言われています。
介護を要する方の要介護度が、これ以上、上がらないようにするためには口腔内のケアは必須だと思われます。
口腔内のケアをしっかり行うことで、その人の全身状態が良くなることを多く見ています。
是非、介護を担当されている方は、口の中も良く観察していただき気になることがあればご相談いただきたいと思います。
2018/07/21
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
重度歯周炎で多数歯を抜歯し、即時入れ歯をセット後に傷の治りを待って、自由診療の金属床の本入れ歯を入れた方は、ほぼ皆、快適だと言ってくれます。
即時入れ歯は、当院では仮入れ歯としているので、やはり良いものにはなりにくいですね。
また、金属床だと上顎の入れ歯の場合は床が薄くなりますし、発音や熱の伝導性は素晴らしく良いですからね。。。
当たり前と言えば当たり前ですね。
この即時入れ歯をセット後、保険内では半年ほどは作り直しが認められておりません。
これは、保険のルールなのでそれを破ることはできないのですね。
従って、いくら抜歯後の傷が治ってこれ以上、傷口の変化がないであろうと思っていても、新しい入れ歯を作り出せるまで、相当な時間がかかります。
中には床裏装といって、裏打ちをすることもありますが、入れ歯の縁や口蓋部分が上手くコントロールしにくく厚くなったり薄くなったりしやすいのが難点ですね。。。
でも、即時入れ歯が思いのほか、良いものであるならばそれはそれでいいと思います。
部分入れ歯の場合は、残存歯の残り方によっては、いろいろな設計が考えられます。
理想的な設計にしようとすればするほど、自由診療の方が良いものになると思えます。
でも、総入れ歯に近い欠損様式や、総入れ歯の場合はほぼ設計には大きな変化は保険診療でも自由診療でも大きな変わりは無いですね。
それでも、自由診療の方が良いと思えます。
それは材質的な問題なんですね。
この金属床は保険診療では認められておりません。
上顎の場合は、口蓋部分を金属で覆います。下顎の場合は、舌側部分を金属で覆います。
これにより、床を薄くできることできるため、舌の動きを妨げにくいです。
また、丈夫で破損しにくいです。
もちろんメンテナンスは必要ですが、長く愛用できるものと思います。
それこそ、生活の質を向上させるためには良いものと確信していますので、ご興味のある方は、相談していただけたら幸いです。
2018/07/20
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯並びが良くなくて、お悩みの患者さんは少なくは無いと思います。
歯並びを変えるには、いろいろな方法があるのは事実ですが特に削らずにやるのであれば、歯科矯正が必要となります。
歯科矯正はその専門性が高く、どこの歯科医院でも行うというものではありませんね。。。
矯正処置にしても、非抜歯矯正や抜歯を要する矯正があります。
患者さんサイドから言うならば、もちろん非抜歯で矯正をしてもらいたいと考えるのが普通ですよね。
もちろん、抜歯をしなくても歯がきれいに並ぶ症例はたくさんありますね。
でも、顎の大きさと歯の大きさが決まっているのならば、後は歯が並ぶスペースがどこまであるかが診断の大切なポイントになるかと思いますが、どんな人にも非抜歯矯正が適応であると言うことはありえませんね。。。
もし、抜歯矯正が必要と言うことであるならば、第一小臼歯か第二小臼歯を一般的には抜くことが多いと思います(それも診査が大切でありますが。。。)。
そしてそのスペースができたことによって、歯がきちんと並ぶことが往々にして多いです。
この辺りの診査診断も、矯正専門の先生がいる歯科医院で診てもらうことが必要なんではないかと思います。
当院には月に1回、矯正専門の先生が歯並び相談や矯正処置を行いに来てくれています。
その先生は長谷川先生と言って、優しい女性の先生で25年以上のキャリアがあります。
矯正というと、大人になってからではできないのではないかと思われている方も多いようですが、そんなことはありません。
実際に、当院で矯正処置を受けられている患者さんの中には60代の方もいますよ。
料金や期間やどのような処置になるかが心配だという方もいますよね。
もちろん矯正処置は、保険が利かないので自由診療となりますが、それも口の中を診せてもらってから、矯正の先生が説明してくれますので、それから矯正をやるかやらないか考えていただいても遅くはないですよ。
結構多くの人が、歯並びの悪さを気にしていながら、そのままにしている方が多く見られます。
歯並びが悪くて起こりえる問題は、虫歯や歯周病も、そうですが顔貌の審美性も大切です。
僕の知り合いで、矯正処置を受けてからというもの、容姿が良くなったためか、自信に満ちあふれている人を知っています。
その人も、もっと前から矯正処置を受けておけば良かったと言っていました。
是非、考えてみて下さい。
☆矯正専門の先生が次回来られるのは、8月9日(木)の午後です。歯並び相談を受けられたい方は、お電話いただけたら幸いです。
2018/07/18
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院は、訪問診療も行っています。
介護保険施設や患者さんの自宅に出向き、診療を行うのは、この暑い時期にはなかなか大変ではありますが、介護を要する方で、なかなか歯科医院に通えないことを考えると、僕らのできることはこちらから出向くことだと思います。
主な内容としては、やはり入れ歯の調整や製作が多いですが、中には介護者の方が口臭を気にして歯のクリーニングや歯石取りを希望される事もあります。
先日、歩いて訪問診療に出向き、入れ歯をセットされた方がいました。
今までも、入れ歯を作られてご飯を食べていたようですが、かなり古くなってしまったのと、口腔内の状況が歯が抜けたりしたため、大きく変わってしまったために入れ歯を新製したのですね。
高齢で介護を要する方は、なかなか歯科医院に通えないですよね。
でも、それを我慢することは良いことではありません。
辛い気持ちを抱えたまま日々の暮らしをしていても、楽しいことはなく生活の質が向上することはありませんから。。。
入れ歯を入れて、咀嚼が容易になり寝たきり状態から、歩行ができるようにまでなった人を訪問診療で見る機会が、以前にありました。
やっている僕も、咀嚼機能を回復することによって、ここまで人は全身的にも回復することができるのかと、感動したことがあります。
その時僕は、思いました。
歯科には凄く可能性があるのだと。。。
人をここまで回復させることができるのは、歯科医療なのかもしれないと。
その感動を味わいたくて、自分は訪問歯科にも没頭しているのだと思います。
当院では、訪問診療のために歯を切削する器具やポータブルのレントゲン装置や歯石取りの機械も配備されております。
そのため、診療室に近いレベルでお家でも診療できることが可能になりました。
もし、要介護の方を、身内や知り合いに抱えているのならば、ご連絡をいただけたら幸いです。
オーラルフレイルという言葉があるように、人は口から年を取ります。
要介護者においては、介護度を上げないためにも是非とも、介護をされている方から考えていただきたく思います。
一緒に頑張りましょう。
☆7月19日(木)の診療は医院研修のため、休診となります。ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
2018/07/17
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
二年前に、遠い場所から来られた患者さんで入れ歯相談に来た中では若い女性の方が3ヶ月に1回の定期健診に来られました。
その市は新潟市から遠く離れているので、当院を選んでくれて本当に頭が下がる思いです。
現在は入れ歯も良い状態で維持されており、口腔内の衛生状態もかなり気をつけてブラッシングしていただいており良好です。
当時の口腔内は、上顎の歯は5本ほど残存しており、部分入れ歯が欠損部に入っておりました。
その残存歯も全て重度歯周病のため状態が悪く、抜歯した方が良いと判断しました。
下顎も左側の臼歯部は欠損しており、右側の臼歯部も大きな根尖病巣と、重度の歯周病のため保存は無理だと判断しました。
その時の欠損部の歯茎もかなり骨吸収が大きく、抜歯後の入れ歯製作も困難が予想されます。患者さんにその旨を説明させていただき、今後の治療計画をお話しさせていただきました。
その時の治療計画としましては、
1.重度歯周病で動揺の大きな歯は抜歯し、現在の入れ歯に増歯という処置をする。下顎は抜歯前に型を取り、即時入れ歯を製作する。そして、保存が無理な臼歯部を抜歯し、即時入れ歯を装着する。
2.抜歯した傷が治ったら、上顎は総入れ歯、下顎は両側臼歯部の部分入れ歯を新製する。
多分、どこの歯科医院でもこのような治療計画が一般的かと思いますが、この患者さんはまだ若い女性です。インプラントで対応するのはどうかとも説明させていただきました。
しかしながら、この患者さんはインプラントには抵抗感があるとのことで、入れ歯製作に同意していただきました。
しかしながら、上顎が総入れ歯になると現在の歯茎もかなり吸収しているため、下顎に比べて上顎は唇頬側の骨から吸収するため歯列弓がかなり狭いものとなり、生理学的にアンバランスなものになります。
無理して上顎の人工歯排列を正常咬合排列にするとその下にある歯茎部分は吸収されていくため、入れ歯の正中部に応力がかかり真ん中で割れてしまうのですね。
従って、それを防止するためにも上顎は金属床入れ歯となりました。
しかも、貧弱な歯茎のため使用する金属も軽くて丈夫なチタンを使用しました。
また、下顎も残存歯が前歯部のみとなるため、保険の入れ歯だとクラスプという金属のバネが見えてしまいます。
そのことも踏まえてノンクラスプデンチャーという金属のバネを使用しない入れ歯を入れていきました。
上下顎とも最終入れ歯は、保険診療が使用できるものではありませんが、金属床にしたことにより、入れ歯が壊れることなく今も安定しています。
審美と機能、これを追及して行くためにも使える金属、使う場所には慎重に選択することが必要なのだと思います。
否定するつもりはありませんが、現在認められている保険診療では、入れ歯に関してはそのあたりがちょっとあべこべになっているようで、僕自身は何か疑問を感じます。
いずれにしても、施術する僕としては、金属床入れ歯とノンクラスプデンチャーを同一口腔内で行うことはあまりありませんね。
審美と機能をある意味最高レベルで回復させなければなりませんしね。
でも、この患者さんが笑顔になって、日々の暮らしを楽しく過ごされているのを聞いて、嬉しく思いました。
3ヶ月に1回の定期健診は、今後も続きますが患者さんと一緒に頑張っていきたいと思います。
当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは
☆7月19日(木)の診療は医院研修のため、休診となります。ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
2018/07/14
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
重度歯周炎や重度の虫歯により多数の歯を抜かなければならない患者さんは、抜歯後、次の選択肢として入れ歯を入れると考えることだと思います。
間違いではないのですが、今まで入れ歯を入れたことがない人が大きな入れ歯を簡単に受け入れてくれるかというと、そうではないです。
入れ歯を使用したことのない人が、それこそ大きな入れ歯に馴染むまでは相当な時間がかかりますし、それ相応の努力が必要です。
どんなに形態的にも機能的にも良い入れ歯でも、あくまで異物です。
神様が与えてくれた、健康な時の自分の歯には勝てないものです(歯周病で骨の支持がなくプラプラしている歯よりは、良いかもしれませんが。。。)。
咀嚼力も発音のしやすさも、何一つ勝てないのは、今までの研究論文や経験にも裏付けられています。
ですから、部分入れ歯でも残存している健康な歯は1本でも多く残し抜歯を極力避けるようにしていきましょう。
そのためには、僕らだけの努力ではどうにもなりません。
虫歯や歯周病は糖尿病や高血圧と同類の慢性疾患で生活習慣病なのですから。
もし、糖尿病や高血圧だとしたら、根本的な治療はほぼできないですよね。。。
つまり完治が難しいため、服薬や運動療法でのコントロールが必要なのですよね。
歯周病や虫歯も、同じです。
日常のホームケアと定期的な健診とプロフェッショナルクリーニングがそのコントロールになるのですね。
その患者さんの日常生活のなかで、歯科医院で習った指導を基に歯磨きはきちんとやっていただき、歯科医院のメンテナンス(定期健診)にはしっかり通うようにしましょうね。
あくまで、入れ歯は歯が抜けた後の歯の代わりの処置なので、できるだけそうならないように一緒に気をつけていきましょうね。