2017/12/19
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を装着して、その入れ歯を良い状態で維持するためには何が必要でしょうか?
日常のホームケアはもちろん大切ですが歯が一本以上残存していたり、例え総入れ歯であったとしても定期健診と調整が必要なのですね。
入れ歯が乗っかっている歯茎は少しずつ吸収、変化をしてきます。
それは生理学的に起こってしまうものなのですね。
そのために、入れ歯が緩くなっていく感じが出てくるのですね。
早めにそれに気づき調整してあげることができれば、多分大がかりな修理や再製はいらないと思います。
新しい入れ歯を作って、また慣れるまでは大変ですよ。
まして、部分入れ歯で歯がある人はその残存歯を残していくことを考えると、3ヶ月に1回は定期健診とクリーニングが必要だと思います。
今ある歯を良い状態で残し入れ歯も点検をして、悪いところがあれば早めに調整してもらうことは、本当に大切です。
2017/12/18
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
たまに予約を入れる度にキャンセルを当日にしてくる方がいます。
一度や二度ではなく、何度もです。
ある意味、一種の嫌がらせかと思いますよ。
大変言いにくいですが、そのような人の口の中の状態を良い方向に持って行くことは難しいですし、こちらもモチベーションが下がります。
僕たち歯科医師も人間ですからね。
僕たちも仕事で、やることです。
師走の忙しい時期に、何かと諸事情があることは理解いたしますが、何度も繰り返すのはどういうことでしょうか?
まだ前日ならばキャンセル待ちの患者さんもいるので、そのような方達に連絡の取りようもありますが、当日の予約直前に言われてもどうしようもないですから。。。
飲食店やホテルならばキャンセル料は100パーセントの割合で、支払いさせられてもおかしくないですね。
僕たちも、その方のためにその時間を確保しているのですから。
もちろん保険診療をベースにしているため、そんなことはできませんが。。。
自分の健康を守るには、自分の意思が最重要です。
歯のことをもっと思いやっていただきたいです。
もし来れそうもないなら、予約は取らない方がいいですよ。
その方が親切だと思います。
キャンセルされたその時間に、予約を入れたかった他の患者さんが、居たことを知ってほしいです。
2017/12/17
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
3ヶ月ごとのメンテナンスにしっかりかかられていても、なかなか歯周病がコントロールされていない患者さんや、虫歯が新たにできてしまう患者さんはいます。
本人も一生懸命、歯を磨いている努力を継続しているのにも関わらず、歯周病が急性化したり、小さい虫歯ができたりするのです。
考えられる原因はただ一つ、ブラシが届かない部位の細菌や歯周ポケット内の細菌の塊が作るバリヤー(バイオフィルム)を破壊することができないからなのですね。。。
日常の歯磨きによるブラッシングだけでは歯周ポケット内には入らないため、どうしても不十分になりがちです。
例えば、毎日、歯科医院に行き専用の機械で洗浄してあげることができれば、バイオフィルムの再生を止めることができるのかもしれませんが、現実には不可能ですよね。
皆さん仕事もあれば、学校もありますし。
そうなると、考えられることは歯周ポケット内やブラシが入りにくい部位に入るもので、バイオフィルムに直接作用するものはないか検討していました。
僕の中の一つの結論として、POIC研究会が発行するPOICウオーター(タンパク分解型除菌水)が最適だと思います。
これは市販されている次亜塩素酸水とはちょっと意味合いが違っており、電解質分解された次亜塩素酸イオンが口の中の汚れに反応して次亜塩素酸に変わるため、結果的に強い消毒効果が期待されます。
しかも、濃度的には食品添加物の規定にある次亜塩素酸の上限濃度より遙かに低い濃度設定のため、副作用の心配もありません。
実際、自分も使用しています。
最初、口に含んだときはその味に抵抗を感じましたが、消毒効果は抜群にあると思います。
これを使用してからというもの歯磨き後の歯面のつるつる感を感じますし、オーラループ4+という歯磨き粉も併用すると、コーティング作用もあるためかなり持続します。
事実、自分にも歯根破折した歯が存在し、何度か急性化して抜かなければならないかと思いましたが、このPOICウオーターを使うことにより、腫れは完全に治まり、痛みもありません。
もちろんこの部位の洗浄は歯科医院で月に一回、専用の器具で洗浄してもらっていますが。。。
完全なリスクの回避はもちろんできていませんが、そのリスクを低下させるには凄く効果のあるものと身にしみて感じています。
歯を歯周病により抜いたことがある人、虫歯ができやすい人、部分入れ歯なのだけれど、これ以上歯を抜きたくない人、口臭が気になる人などには積極的に勧めていきたいと思います。
(写真はPOICウオーター精製機です。これにより電解質分解されたタンパク分解型除菌水を作ります。有料となりますが、日常のホームケアに使用していただくために患者さんに提供することは可能です。当院で詳しい説明をさせていただきます。味のお試しも可能です。)
2017/12/16
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院で入れ歯を製作して、メンテナンスに来られる方のなかで燕市から新幹線に乗って来てくれる患者さんがいます。
上顎にはチタン床の総入れ歯、下顎には保険診療内で製作した部分入れ歯が入っています。
残存歯は歯周病を多少認めますが、コントロールされており悪化することはありません。
これも、日常のブラッシングが上手くできており、定期健診を受けて歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングを受けてくれる賜物ですね。
患者さんは凄く喜んでくれますし、僕も本当に嬉しいです。
つい一年ほど前までの僕は、良い入れ歯を入れて患者さんに喜んでもらうことを第一に考えていた節があります。
でも、多分それだけでは良くないですね。
それだけなら、あまりにも一時的ですからね。。。
抜いた歯の歯茎は変化していきますし、入れ歯のバネがかかっている歯は不潔になりやすいですから。
つまり、口腔内は少しずつ生理学的にも衛生的にも変化をしており、時系列で見たときにどれだけ良い状態で維持されているかが大切なのですね。
そのために、入れ歯になった人の歯をこれ以上なくさないためにも、患者さんの努力も求めるようになったのです。
それを啓発させる言葉というか、指導というか。。。それをいつも考えています。
今、それをどうしたら解ってもらえるのかを自分なりに工夫して、患者さんにリーフレットを渡したり、ニュースレターを送ったり、掲示板にトピックスを張って待合室に閲覧できるようにしたりしています。
是非、一度、それにも目を通してもらえたら嬉しい限りです。
僕たちの虫歯予防、歯周病予防に関する思いが、どれにも入っています。
2017/12/15
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
部分入れ歯を装着し、調整して痛みがなくなるとその後のメンテナンスに応じてくれる人は、多くはないです。
あの人もう一年ぐらい来ていないけど大丈夫かなと、思っているとある日突然、入れ歯のバネがかかっている歯が抜けたからなんとかしてほしいということで再来院するような人は凄く多いです。
僕たちは必ず、今残っている歯をずっと残していくためには、定期健診とクリーニングが大切ですと伝えていますが、なかなか解ってもらえない現実があります。
これは恐らく、この歯が駄目になったらまた入れ歯を作ってもらえばいいやという軽い気持ちがそうさせるのだろうなと思います。
また、ある患者さんから「歯周病っていつ治るんだ?そんなにメンテナンスに通わせてどうするんだ?」と言われることもありました。
本当にそうですね、言いたい気持ちも解らなくはないですが、残念ながら歯周病は慢性疾患のため、ほぼ治りません。
痛みが出たのは慢性疾患の歯周病が、ストレスや体調の変化等をきっかけに個人の免疫力が低下したことにより急性化したためで、痛みが引いたのはそれが慢性に移行したためですね。
決して治っていませんし、いつ急性化してもおかしくないのですね。
一度、歯周病になってしまったらそれをコントロールしていかなければならないのです。
この慢性疾患というのは虫歯もそうですが、糖尿病や高血圧と同じ部類ですね。。。
いわば完治は難しい疾患なのです。
高血圧や糖尿病も治すのではなく、お薬や運動療法なのでコントロールしていくわけですよね。
だから定期的に内科にかかり、薬をもらったり生活習慣を見直させられたりするんですよね。
と、いうことはそのコントロールのために歯周病にとって何が必要なのかというと、日常のブラッシングなどのホームケアと定期健診、そして歯周ポケット内の洗浄だと思います。
この歯周ポケット内の洗浄は、通常の歯磨きでは難しく深いポケットにはブラシの毛先が届きません。
歯科衛生士などによるプロフェッショナルクリーニングが必要なのです。
是非、歯の健康のために歯周病菌が悪さをしないようにコントロールしていきましょう。
特に歯周病などで歯を抜いたことがあるような人や部分入れ歯になっている人は、これ以上歯をなくさないようにするにはどうしたらいいのかを、よく考えていただきたく思いますよ。
2017/12/14
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
POICウオーターで洗口し、歯を磨くと歯周病予防と虫歯予防にはすごく良いです。
この除菌力・消毒力は群を抜いていると、僕は思います。
今までいろいろな洗口剤を試してきましたが、みんな口あたりはいいですが、効果は期待していたものとまではいかなかったです。
その点、このPOICウオーターは最初の臭いや味は良くないですが、事実、消毒効果は高く臨床にも応用できます。
普段の洗口や入れ歯の洗浄にも使用でき、その副作用もほぼ認められません。
これでしっかり磨いた後、歯磨き剤のオーラ ループ4+を使ってコーティングしてあげると歯の表面のつるつる感も長持ちいたします。
オーラ ループ4+はポリリン酸を多く含み、研磨剤が入っていません。
POICを使うことで、歯の表面を覆う唾液由来のタンパク(ペリクル)が破壊された後に、これを使ってブラッシングすれば歯を傷つけることなく歯の表面は保護されます。
ポリリン酸自体にも、虫歯菌や歯周病菌を抑える効果を認めますしね。
このPOICとの相性はバッチリだと思います。
(当院では昨日からこのPOICウオーターを有料となりますが、お渡ししています。ご興味のある方は、ご相談下さい。説明をしっかりさせていただいた上で、用法をしっかり守っていただき使用されると効果がしっかり出ると思います。写真はオーラ ループ4+です。POICウオーターとの相性はバッチリです。期間限定となりますが、本年12月中にPOICウオーターを初めてご購入の方には、オーラ ループ4+【20グラム】をプレゼントいたします。)
2017/12/13
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
以前、ブログで紹介したことのある、POICウオーター(ポイックウオーターといいます:タンパク分解型除菌水:POIC研究会が発行)の生成および、ご提供を有料となりますが当院で可能となりました。
この水の特徴は今までの除菌水ではできなかった、タンパク分解洗浄をしながら除菌を同時に行うことができる点にあります。つまり、タンパク分解の際の酸性物質により、それ自身が次亜塩素酸イオンから次亜塩素酸に形を変え、結果として強力な除菌水に形を変えて行くことに大きな特徴があります。
POICウオーターの除菌力は非常に強く、副作用もほぼありませんし、環境にも優しい機能水です。
僕も日常の歯磨きの前に使用しているのですが、最初は塩素の臭いが強く、プールの水でうがいをしているような違和感がありましたが、使い慣れていくと全然違和感を覚えなくなりました。
当院のスタッフも使用していますが、皆、最初はかなり違和感があると言っていましたが、今では何の抵抗もないようです。
先月末から、日々の臨床でこのPOICウオーターを使用していますが、例えば抜歯前にうがいをしていただき、抜歯後もこれで洗浄させていただくと術後も良好です。
そのほかの用途としては、根っこの治療の消毒や歯周ポケット内の洗浄にもかなり有効です。
虫歯や歯周病はあくまで、細菌の感染症であります。
ただその細菌はバイオフィルムというバリヤーを張り通常の含嗽剤や歯磨き粉ではそれを破ることができないため、器械的に除去することが必要とされています。
歯ブラシや歯間ブラシで歯面をお掃除することは可能ですが、難点は歯周ポケット内のバイオフィルムです。
でも、このPOICウオーターは水であるためその歯周ポケット内のバイオフィルムにも直接作用するのです。
また、これはウイルスにも絶大な効果を及ぼすため、インフルエンザの予防にも役立つものとされています。
非常に効率が良く、口腔内を除菌してくれるため今まで一生懸命に歯磨きを頑張ってくれた方なのに、いまいち歯茎の治りが良くないような人や虫歯になりやすい人、口臭でお悩みの人には積極的に勧めていきたいと思います。
もちろん使い方は正確にしていただかなくては意味がないですし、ブラッシングも必要です。
その点に関しては、お売りする前にその説明はしっかりさせていただきますが。
またPOICウオーターで除菌した後に、オーラ ループ4+という歯磨き粉でコーティングしてあげるとその歯面のつるつる感は長持ちしますよ。
(写真はPOICウオーターを生成する機械です。
含嗽には500ppm,臨床用途には1000ppmで対応しています。この機械はかなり高額でしたが、その除菌力に感動して購入しました。歯周病や虫歯にお悩みの患者さんの一助になれたら嬉しいです。)
2017/12/12
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を作るのに型を取れば、すぐにできあがると思っている方は決して少なくないです。
でも、実際はそんなに簡単ではないのですね。。。
入れ歯は少なく見ても型取りは2回はいりますし、咬み合わせ取りにも1回、仮合わせに1回、そして完成です。
ということは、最低5回は完成までにかかるわけですね。
でも、これはあくまで、欠損した歯が少数で噛み合わせが残存歯でそれなりに安定しているケースの場合ですね。。。
つまり、欠損歯の多い症例に関しては咬み合わせも安定しにくいため、咬み合わせ取りを2回以上必要なことがありますね。
このデジタル化の進んだ時代にいて、アナログ的ですが、まだまだこのようなやり方が一般的なのですね。。。
部分入れ歯は歯(硬組織)と粘膜(軟組織)の要素が複雑に絡み合っています。
総入れ歯は、軟組織のみの要素ですね。
軟組織は部位によっても個人によってもその柔らかさや、柔らかい故に嚙んだときに粘膜が押された時の沈み込みの仕方は違うものです。。。
また入れ歯の場合、着脱式なのでその人の咬み合わせの力によって粘膜にかかる負担は違います。
そのトータル的なデータを図ることができるのなら可能かもしれませんが、なかなか簡単ではないですよね。。。
そういう意味では、硬組織のみを相手にするものならば、デジタル化はしやすいでしょうね。基本的に動きませんから。。。
とは言っても、入れ歯のデジタル化は開発が進んでいるようですが、まだその対応は完全ではないみたいですよ。。。
でも、近い将来には、今のやり方ではなくなるかもしれませんがね。。。
その時には、入れ歯の製作がもっと簡便になってもらえたら嬉しい限りです。
2017/12/11
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、訪問診療をしていた患者さんの治療が一応終了しました。
今後は定期健診とクリーニングになるのですが、根っこの治療や虫歯治療、抜歯と入れ歯製作まで丸一年かかりましたよ。
途中で入院した時間もあったので、10ヶ月くらいでしょうか。。。
患者さんの入れ歯の状態も安定しており、これで年末年始は美味しいものが食べれるだろうと安心しております。
心なしか、いっぱい食べれるようでちょっと太ったかなと思いますしね。
こんな感じで患者さんの生活の質の向上に貢献できることは、この上ない喜びを感じます。
今後は残存歯と入れ歯が良い状態で維持されるように、僕たちも頑張っていきたいです。
2017/12/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を製作する過程で、一番気をつけているのは咬み合わせです。
咬み合わせといっても、高さを診るだけでなく、奥歯で噛んでもらったときの前後左右的な位置関係を診ないと人工歯を並べたときに狂います。
特に総入れ歯のような、残存歯が少ないときは起こりやすいものです。
この狂いに気づくのが試適(仮合わせ)の時なら修正が利くのですが、完成時に狂ってしまうとにっちもさっちも行かなくなることがあります。
そうなると、最初から作り直しになることが多いです。
患者さん自身も、長い間不適の入れ歯が入っていたり、歯を多く失っているのに入れ歯をないままで生活している時間が長いとどこで嚙んでいいのか、解らなくなり易いのですね。。。
ですから、歯を失ったら早めに対処していくのと、不適な入れ歯を装着している自覚があるならば早めに歯医者さんで診てもらうことをお勧めいたします。
(写真は入れ歯の仮合わせの際に、転覆試験という奥歯でしっかり嚙んでいるかのチェックをしているところです。ここでもし、咬み合わせに狂いがあれば修正することは可能です。)