2017/10/13
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を消耗品ととらえる向きは確かにあります。
どうしても歯を失った歯茎、入れ歯が乗っている歯茎は時間の経過とともに痩せてくるため、入れ歯は緩くなってきます。
これはどんなに入れ歯製作に優れた技術を持っていても、避けようのない事実であります。
でも、3ヵ月毎の定期健診にしっかり来ていただけている方は、そんなに早い頻度で作り直さなければならないことはないと思います。
ですから、例え総入れ歯であっても定期健診は大切な事です。
早い段階であれば、入れ歯の緩みや当たる部分が出てきても、そんなに多くの時間をかけずに調整はある程度簡単に済むと思います。
2017/10/12
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
部分入れ歯を入れることになった原因は何でしょうか?
多くの人が虫歯や歯周病のために抜歯を余儀なくされ、その部位に入れ歯を入れることになったように思うのです。
重度の歯周病で歯を抜いたとなると、恐らく残存している歯も多かれ少なかれ歯周病にかかっている可能性は高いです。
残存歯がグラついたりしていませんか?
歯磨きしていると、歯茎から出血していませんか?
その歯も専門的なケアを怠れば、遠くない将来に歯が抜けてしまうでしょうね。。。
特に部分入れ歯を入れている方は、そうでない方に比べて注意が必要です。
部分入れ歯をセットされた方は、入れ歯の違和感や痛みがなくなると、歯茎のケアを怠りがちな人が多いです。
それだと何の解決にも至らないですよ。。。
それ以上、歯を失くさないようにするにはどうしたらいいかを真剣に考えていただきたく思います。
2017/10/11
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯が合わないので、入れ歯を外しっぱなしの人は少なくはないと思います。
でも、入れ歯を入れないでいると残存歯に大きな負担が掛かってしまうケースが多いです。
そうなると、残存している歯に動揺が見られるようになったり歯周病が重症化しやすかったりします。
確かに、入れ歯は自分のモノになるまでかなり大変ですし、欠損歯が多く、大きい入れ歯であればかなり辛いです。
でも、前向きに考えていただき何度か調整していけば良いものになりますよ。
いつの間にか入れてないと不自然になり、苦痛に感じることも少なくなります。
諦めずに頑張りましょう!。
2017/10/10
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯は装着したまま寝た方が良いのか、それとも外して寝た方が良いのかとよく聞かれます。
一般的には、外して寝てくださいと言ってます。
それは、就寝時は粘膜を休ませてあげた方が良いと考えられるからです。
でも、中には就寝時の歯ぎしりが強くあり、入れ歯がないと残存歯の負担が強いと考えられる人は、入れ歯を装着したまま寝てもらうように指示することもあります。
顎関節症の人も、装着して寝てもらうように指示しています。
そのあたりは、歯科医師の注意と指導をよく聞いて頂きたく思います。
いずれにしても、入れ歯を清潔にすることは大切なので、入れ歯は入れ歯で汚れを直視してブラシをかけ、お口の中の残存歯もしっかり磨きましょうね。
2017/10/08
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
今から20年くらい前の話です。
僕が大学院を卒業して大学病院の入れ歯の講座にいた時に、ある入れ歯の患者さんの担当になりました。
今まで、ある開業医さんで入れ歯治療を受けていたそうですが、なかなかの難症例のため紹介されてきました。
その方は、当時60代後半の方で上顎は全ての歯を失っていて総入れ歯、下顎は両側の臼歯がないためそこに部分入れ歯が入っていました。
その方の歯茎はかなり痩せていて、上顎は完全にカパカパの入れ歯のため話をするたびに落ちてくるような状態でした。
その方は、言う言葉も荒く神経質な感じもありました。
「お前のような若い先生じゃ、俺は不安だよ。」と仰っていました。
僕は「一生懸命、やりますので、何卒よろしくお願いいたします。」とただ一生懸命に入れ歯のための型を取り、咬み合わせを取っていきました。
いざ、セットとなった時、その患者さんは「お、なかなかいいじゃないか。結構、見直したよ。」と言いました。
その頃になると、僕もこの荒っぽさに慣れてきて結構言うようになっており、「○○さん、ありがとう。でも、まだそれを言うのは早いよ。食べてみないとはっきりしたことは言えないよ。」と言いました。
それから、何度かの調整を終えて、6ヵ月毎のメンテナンスに移行しました。特に大きな問題もなく入れ歯を気に入って使ってくれていました。
それから3年ぐらいして、僕が大学病院を辞めて離れるちょっと前にちょうどメンテナンスの時期と重なり、その方はメンテナンスに来られました。
僕は、今までの事からもしっかり挨拶をさせて頂き、後任の後輩を連れて本人の前で注意事項を申し送りしました。
その時にその人は「そうか。。。俺を置いてここを辞めちゃうのか。。。」と少し涙ぐんでいるようにも見えました。
「後任の先生は腕もいいし、優しいから大丈夫だよ。」と言ってその場を後にしました。
それから、次の勤務先の佐渡ヶ島にある病院で勤務して半年ほど経った時、その患者さんから電話がありました。
その内容は「今の先生も悪くないのだが、やっぱりあなたじゃないとダメだ。佐渡まで行くから診てくれ。」と仰っていました。
その時の僕は、さすがに佐渡までメンテナンスに来てもらうのはあまりにも大変であろうと思い、「いやいや、佐渡に来るのは大変だから。大学で診てもらってください。」と言って電話を切りました。
少し申し訳ないようにも感じましたが、僕としては気遣ったつもりでいました。
それから2年半して佐渡を離れ、新潟市江南区の歯科医院に勤めていた時に、突然、その患者さんはそこの医院に人伝で僕に会いに来てくれました。
そして、「また入れ歯を作ってくれ。もう、佐渡にいるからという理由は使えないでしょ。」と笑って言ってくれました。
この時は、本当に嬉しかったです。
そこまでして、僕に会いに来てくれて。。。もう、先生と患者ということを飛び越えて、友情というか親子というか、なんとも言えない感情が僕達の間にはあるのだなと感じましたよ。
それから、3年ほどして僕は開業しました。
その方は、開業当初、外来の方に来てくれていましたが、現在は訪問診療に伺わせていただいています。
ここ最近は、体調の関係でお会いできていませんが。。。
今度は、その方の体調を見て、僕がその方を「追っかけ」ていく番ですね。。。
歯科医師と患者の仲にも一期一会、お互いに誠意を尽くして尊重していく関係が構築されれば、お互いに幸せですね。
※明日は休日のため、ブログもお休みとさせていただきます。
2017/10/07
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を作ってほしいという依頼で、当院に来られる患者さんは多いです。
僕としても、入れ歯は大好きな診療ですので本当にありがたい事です。
でも、時折、予約なしで飛び込みで来られる患者さんがいます。
当院は開院当初から予約制を敷いていますので、痛みがあって辛いと思われても、まずは電話をしていただき予約状況を聞いていただきたく思います。
そうでないと、予約をお取りになっている患者さんにもご迷惑をお掛けしてしまいますので。。。
なかなか融通が利かないように思われますが、あくまで予約制とさせていただき、必要と思われる時間を確保して診療に当たるのが理想かと思います。
何卒、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
2017/10/06
2017/10/05
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
部分入れ歯を入れている方によく見られるのですが、金属のバネを掛けている歯が磨けていないことが多いです。
このバネがかかる関係上、どうしても汚れは付きやすいのですが、付きっぱなしになっていると、虫歯や歯周病を起こしやすくなります。
特に注意をして磨くようにしましょうね。
また、入れ歯を装着したまま歯磨き粉をつけて自分の歯と一緒に磨くのは絶対に良くありません。
入れ歯の内面は磨けませんし、それこそバネのかかった歯は磨けないため、何かしらのトラブルを抱えることになります。
また、歯磨き粉を使う事によって研磨剤に人工歯が負けてしまい、少しずつ削れていくこともありますから。
入れ歯は口腔外で磨き、残存歯はしっかりとキレイに磨きましょうね。
2017/10/04
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯を失う原因で、一番多いのは歯周病ですが、歯根破折で歯を抜かなければならない人も少なくないです。
この歯根破折は交通事故やスポーツ外傷により起こることもありますが、自分の咬合力や就寝時の歯ぎしり、喰いしばり等の過剰な咬合力によっても起こりえます。
交通事故は予測できませんが、スポーツ外傷はスポーツ時に、就寝時の歯ぎしりや喰いしばりは夜間に起こることは予想できますよね。
その際に、スポーツマウスガード、ナイトガードというマウスピースを装着して予防するのは大切な事です。
この二つは素材や厚みも違うため併用はできませんが、歯を守るために考えていただけたらと思います。
当院でもマウスガードは自由診療(税別6000円~)、ナイトガードは保険診療内で製作できます。
ご興味のある方は、ご相談ください。
2017/10/03
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
金属床の総入れ歯を装着するようになって、見違えるほどよく話をするようになり、食事も美味しくできるようになった人は多いです。
以前は、保険内で入れ歯を作ったようですが、とても装着していられないと仰っていました。
どうしても保険診療では使用できる材質は基本的にプラスチックであるため、床と言われるピンク色の部分が厚くなります。
これは、強度を上げるためには致し方ないのですが、かなり違和感を感じるようです。
基本的には上顎の場合は口蓋部分、下顎の場合は舌側部分に金属が露出するため他人から解ることはありませんし、熱伝導性はよく、温かい食材は温かいものとして冷たい食材は冷たいものとして食べられますし、薄くなることによって、舌の動きを阻害しません。そのため、口の中が広くなったようだとよく言われます。
入れ歯は毎日使うものです。話しにくい、食べにくいと保険内の総入れ歯で感じているのなら、考えていただけたらと思います。