2016/11/13
お家で使って磨かれている方も多い、歯磨き粉。
最近は薬局やスーパーにもいろいろな種類のものが置いてありますね。最近、患者さんから「種類が多すぎてどれを選んでいいかわからない。」との相談を受けました。選ぶポイントは、困っている症状がある方は、それをベースにフッ素を含んでいるものや研磨剤の少ないものがお勧めです。
例えば、「虫歯予防」と「歯周病ケア」などターゲットにしている症状が異なると、含まれている成分も違います。歯磨き粉を選ぶときは、歯科医院で言われたことを思い出すと良いと思います。虫歯になるリスクや歯肉炎・歯周炎のリスクがあるかどうか、まずは一度、チェックしてみませんか?
(りんご歯科医院 歯科衛生士 C.K)
2016/11/12
当院では、一度も当院に罹ったことのない患者さんは初診時にTC(トリートメントコーディネータ)が問診を取り、歯科衛生士が歯周病検査とブラッシング指導を行います。そして僕の方で必要があればレントゲン診査を行い、そして説明と応急処置を行うことが多いです。それが当院の、進め方であります。
歯科衛生士が行うこのブラッシング指導を、本当にわずかですが全く聞こうとしない患者さんがいます。先日、そのような方が来院しましたが、歯科衛生士が歯周病検査の結果に基づき、ブラッシング指導をしようとしたところ「そんなのいいから、さっさと治療をしてくれ。」と言いました。その方は痛みもないことは確認済みでしたので、応急処置をする必要はないと判断しているため、当院の衛生士は「でも、これをしっかりやらないと、また虫歯になったり、現在の歯周病も治らないです。ですから、ご指導をさせてください。」と言い、何とかブラッシング指導を始めたところ、その患者さんは全く聞く耳を持たず、結局、衛生士の言うことを遮って終わらせてしまいました。その後、僕の方でも「しっかり聞いていただき、実践してもらわないと治るものも治らないですよ。当院では、予防を重視していますし、このブラッシングが歯周病の治療そのものにもなるのですから。」とお話しさせていただきました。
僕の尊敬する歯科医師の先生は「予防ができていない歯を治療しても意味がない。」と仰っていました。まさしくその通りであります。まして、このブラッシングそのものが、歯や歯周組織を清掃し、歯の再石灰化を促したり、歯周組織へのマッサージ作用で良い効果を促します。実際に臨床の現場で、もうこの歯は重度の歯周炎のため近い将来、抜かなくてはならないなと思っていた歯が、適切なブラッシングをしっかり行ったことによって、抜歯にならなくても良いことになったことも少なからず見てきています。
ここで、皆様に伝えたいことは歯科領域において一番大切なのはブラッシングです。これを適切に行うことによって、虫歯や歯周病の歯科治療はスムーズに進みますし再発防止や予防につながります。従って、歯科衛生士の言うブラッシング指導を聞けるチャンスがあることは患者さんにとって最大のメリットであるのです。是非、そのチャンスを無駄にせずに皆様の日々のお口の健康増進につなげられたら、歯科医療を行うものとしてこの上ない喜びです。
2016/11/11
2016/11/10
昨日の事ですが、ある患者さんが15分ほどお約束の時間より遅れて来院されました。その際には、予定通りに来られた予約の患者さんを先に通して待ってもらうことを説明しましたが、その方は少々怒り気味に、「いつも待たされるから、わざと遅れてきたのに。また、待たせるのか。」と受付に言われたようです。そして、「私はこれから、用があるから帰る。」と言って帰られてしまいました。その時は、こちらも少々カチンとはきましたが、その方の言うことももっともな部分もあります。当院でも、極力、お待たせすることのないよう十分に配慮していきます。そして、そのあたりについての対策も至急、行うようにいたしますね。今後、スムーズに診療を行うためにも、患者さんの方でもお約束の時間にきちんと来ていただくことを、何卒よろしくお願いいたします。
2016/11/09
2016/11/08
2016/11/07
2016/11/04
当院のポリシーとして、予約の方を優先的に診ていこうと思っております。従って、全く初めての方が飛び込みでやってきても、すぐに対応ができないことがあります。そのためか、受け入れを拒否すると思われてしまうこともあるかもしれません。これは多分どこの歯科医院でも同じで、予約された方を優先とするシステムを取っているのではないかと思います。もし、それが嫌ですぐ対応する歯科医院が良いと感じるならば、それはそのような医院で診てもらえればいいと思います。現在は歯科医院はコンビニエンスストアよりも多く、対応してくれる歯科医院は多分あるはずです。
当院はあくまで僕やスタッフたちを信頼してくださる患者さんに、全力で対応することを約束します。片手間でやっているわけではありません。人数も、ドクターは僕一人です。やれることには限界があります。そのため次回のお約束をする際は、次の処置時間は恐らくこのぐらいの時間はかかるであろうと予想して30分、場合によっては1時間、それこそ埋伏抜歯は2時間必要なこともあります。ですから、お約束の時間は極力厳守していただきたいと思います。そのあたりは、患者さんの方でもご理解していただきたいと思います。
2016/11/04
2016/11/03
先日、差し歯と部分入れ歯を新製してほしいという依頼で来られた患者さん。70代の男性です。口腔内を見てみるとかなり難しい症例だと思いました。上下顎臼歯部に欠損がありますが現在使用している義歯はなく、噛みあう部分は上下顎の前歯部だけなのです。相当咬む力が強いせいか上下顎の歯は大きく摩耗し、下顎の前歯部の切端部が上顎前歯の内側の歯頚部に食い込んでおります。そのためか、上顎の差し歯が何本か脱離、破折しております。この患者さんはこの折れた差し歯を先に何とかしてほしいと思われたそうですが、僕はまず、入れ歯を入れて適正な噛み合わせの高さを作ってから、差し歯の治療を行うべきと説明させていただきました。そうでないと、この噛み合わせの力をコントロールすることは難しく、差し歯を先にやったところで、すぐに同じことが起きてしまうからなのですね。まずは、咬合の安定。それから、前歯部の審美的な回復を行うことが、一番大切なことを患者さんに説明し、今現在、入れ歯の製作を急いでいますよ。