2016/04/11
皆さんは歯を磨くとき、歯ブラシの他に何か使っているものはありますか?歯間ブラシや糸ようじなど様々な補助用具がありますが、たくさんあると面倒になってしまいますね。そこで提案です。
この日は歯間ブラシ、この日は糸ようじなど、日にちか曜日を決めて気分によって使い分けをしてみましょう。そうすればあれもこれも使わなきゃという面倒臭さは軽減するかもしれませんよ。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.T)
2016/04/10
昨日の午後、入れ歯専門外来に遠く離れた所から通われている患者さんが来院されました。まだ若い方ですが、上顎の残存歯は5本しかなく、その歯も重度の歯周炎のため全て抜歯になりました。その後、今お使いになっている入れ歯に増歯という処置で、入れ歯に人工歯を足して総義歯にしました。今後は、抜歯した傷が治るのを待って、義歯を新製していきます。
この方は5日後に人前で講演をしなければならないようで、その時に口の中に歯が入っていないと困るとのことでしたので、何とかそうならないようにこの処置をしたのですが、どうしても即席で作るので継ぎ接ぎの入れ歯になってしまい綺麗なものにはなりません。でも、入れ歯がないよりは断然良いですし、プラプラの歯にバネをかけていた今までの部分入れ歯よりもかえってくっついているかと思います。
いかんせんここまでの処置に非常に時間がかかりました。外来を設置する前だったら恐らく抜歯から増歯までの処置を当日に終わらせることは無理であっただろうと思います。通常日ですと他の患者さんの予約が入っていますし、一人の歯科医師が掛け持ちでやることには限界があります。
当院では、入れ歯専門外来を土曜日午後に設置したことで、計画的に治療を進めることができるので本当に良かったと思います。今後もこのような方たちのために、時間を取りながらしっかり治療に当たっていきたいと思います。
(写真上部は抜歯直前に撮った口腔内写真です。写真下部は抜歯した歯牙です)
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2016/04/09
今日の午後は入れ歯専門外来の日です。外来を設立してちょうど3ヶ月経ちますが、今のところ順調です。しかしながら、かなり難しい症例も多く、プレッシャーはもちろんありますが、自分の得意とする診療で力を発揮できることは歯科医師として本当に嬉しい限りです。今日も、遠い所から患者さんが来てくれます。自分の持てる力を出し切って、頑張っていきたいと思います。
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2016/04/08
皆さんは、歯石というものをご存知ですか?歯石とは歯に付着した磨き残し、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊が長時間くっついた状態で硬くなってしまったものです。
歯石は歯ブラシや糸ようじで取ることができません。歯石がついたままにしておくと、歯石の上にプラークが付着し、虫歯や歯周病が進行しやすい状態になります。歯石を取り、正しい歯磨きを継続することで、歯周病や虫歯を予防できるのです。歯石が気になる方は、是非いらしてください。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 C.K)
2016/04/07
待合室の掲示板に「りんご歯科からの知っ得情報」というコーナーを作りました。2週間に1度スタッフが選んだ耳寄り情報をお届けします。
歯科に関する知って得する情報を是非、ご覧ください。ちなみに月に一度、院長からの医院だよりも発行中。
毎月、楽しみにしてくれる患者さんが多いです。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 Y.O)
2016/04/06
すでにご存じの方はいると思いますが、当院ではハンディジェットというパウダークリーニングの機械を導入しています。粉、風、水が一箇所から出る機械で、着色を落としたり歯の表面をつるつるにできます。
先日、着色が気になる方に使用したところ、綺麗になったと喜んでいただけました。気になる方は是非、気軽にお声がけください。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.T)
2016/04/05
唾液にはいろいろな働きがあります。食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくする働きがあります。
その他には口の中の汚れを洗い流したり、口の中を中和して脱灰(歯が溶けること)を止める働きがあり、再石灰化(溶けたカルシウムが歯に戻ること)にも役立ちます。
歯を磨けない時は糖分が入っていないガムを噛んで唾液をたくさん出してみるのも効果があります。時間ができたらしっかり歯ブラシを使って、歯を磨くのを忘れないでください。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.M)
2016/04/04
先日ホームホワイトニングのお話をさせていただきましたが、歯の白さの他に驚きの効果があったという患者さんがいらっしゃったので、今回はそのお話をさせてください。
その方は、ホワイトニングをする前は「禁煙する事は無理」と思っていたそうなのです。しかし、せっかく白く綺麗な歯を手に入れるのに、喫煙を続けてヤニで歯が汚れることを恐れ、すんなり禁煙できたそうです。とても意志が強い方ですよね。というより、ホームホワイトニングの福利効果かなとも思いました。(基本的にホームホワイトニング成功のためには喫煙や赤ワインの摂取は禁じられています)
禁煙したいけど、なかなか禁煙できない方は一度ホワイトニングを試してみてはいかがですか?
(りんご歯科医院 歯科助手 Y.H)
2016/04/03
昨日の午後に入れ歯専門外来にかかりたいという事で、かなり若い女性が十日町市から来られました。十日町市は新潟市から遠く離れているので、当院を選んでくれて本当に頭が下がる思いです。
その方の口腔内を診てみると、上顎の歯は5本ほど残存しており、部分入れ歯が欠損部に入っていました。残存歯も全て重度歯周病のため状態が悪く、抜歯した方が良いと判断しました。下顎も左側の臼歯部は欠損しており、右側の臼歯部も大きな根尖病巣と、重度の歯周病のため保存は無理だと判断しました。現在の欠損部の歯茎はかなり骨吸収が大きく、抜歯後の入れ歯製作は困難が予想されます。患者さんにその旨を説明し、今後の治療計画をお話しました。
治療計画は、
1.重度歯周病で動揺が大きな歯は抜歯し、現在の入れ歯に増歯という処置をする。下顎は抜歯前に型を取り、即時入れ歯を製作する。保存が無理な臼歯部を抜歯し、即時入れ歯を装着する。
2.抜歯した傷が治ったら、上顎は総入れ歯、下顎は両側臼歯部の部分入れ歯を新製する。
多分、どこの歯科医院でもこのような治療計画が一般的かと思いますが、この患者さんはまだ48歳の女性です。インプラントで対応するのはどうかとも説明させていただきました。患者さんはインプラントに抵抗感があるとのことで、義歯製作に同意していただきました。
しかしながら、上顎が総入れ歯になると現在の歯茎がかなり吸収しているため、下顎に比べて上顎は唇頬側の骨から吸収するため歯列弓が狭くなり、生理学的にアンバランスになります。無理して上顎の人工歯排列を正常咬合排列にするとその下にある歯茎部分は吸収されていくため、入れ歯の正中部に応力がかかり真ん中で割れてしまうのですね。従って、それを防止するためにも上顎は金属床入れ歯になります。しかも貧弱な歯茎のため使用する金属も軽くて丈夫なチタンを使用する予定です。また、下顎も残存歯が前歯部のみになるため、保険の入れ歯だとクラスプという金属のバネが見えてしまいます。そのことも踏まえてノンクラスプデンチャーという金属のバネを使用しない入れ歯を入れていく予定です。上下顎とも最終入れ歯は、保険診療が使用できるものではありません。こんなことを言うと金の亡者だと言われる気がします。僕自身も言っていて怖いです。でも、患者さんに対して僕が思う現在の歯科医学ではそれが理論上では最適なのです。
審美と機能を追及していくためにも使える金属、使う場所は慎重に選択することが必要なのだと思います。否定するつもりはありませんが、現在認められている保険診療では、入れ歯に関してそのあたりがちょっとあべこべになっているようで、僕自身は何か疑問を感じます。
いずれにしても、施術する僕としては、金属床入れ歯とノンクラスプデンチャーを同一口腔内で行うことはあまりありませんね。審美と機能をある意味最高レベルで回復させなければなりませんしね。でも患者さんが笑顔になって、やって本当に良かったと思って治療が終われるように、一生懸命頑張っていきたいと思います。
(写真はチタンを使用した金属床義歯です。口蓋部分のみに金属を使用するため、使用していて他人から見えることはありませんね。この写真は上記の患者さんとは一切関係ありません)
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2016/04/02
土曜日午後は入れ歯専門外来です。この外来を開いて3ヶ月程経ちますが、入れ歯製作が難しい人はここに来ていただいて入れ歯製作に励んでおります。今日も遠い所から患者さんが来てくれます。本当にありがたく思いますよ。
僕は、もともと入れ歯専門で大学病院の入れ歯の講座に10年在籍していました。入れ歯製作に情熱を傾けて一生懸命診療に励んできました。この情熱は今でもずっと持ち続けています。入れ歯専門外来が長く続くよう、これからも頑張っていきます。
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