りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

今日は日曜日なので休診です

             

今日は日曜日でお休みです。年末の休みは本当に貴重で、できることならば家でゆっくりしていたいですが、そうもいきません。これから長岡に行き、全く歯科と関係ないある講習会に行きます。12月も半ばを過ぎて日々の診療がバタバタしてくることが多いかと思いますが、頑張っていきたいと思います。皆様も良い休日をお過ごしくださいね。
(明日からは通常通り診療いたします)


予約制の意味

 

当院は予約制を敷いています。患者さんに適正な時間を用意し、その時間で何とかできることを行おうという意味でやっています。従って、この時間は貴重で予約の無断キャンセルや大幅な遅刻は本当にやめていただきたく思います。予約を取られた患者さんの中には、仕事の関係で来られなくなることや、体調が悪くて来られなくなることもあるかと思います。それは仕方ないことですが、その時間に入りたい他の患者さんもいたという事実を知っていただきたく思います。これがレストランや旅館であれば、当然キャンセル料が発生するはずですよね。それで生活しているのですから当然といえば当然です。でも、僕ら保険診療を行うことで報酬を得る医療機関は、そのようなことは多分していないと思います。でも、キャンセルが発生したことで本来得られたであろう収入は0になるのですから、罪深きことと僕は思いますよ。来られないことがあれば、早めに連絡を入れることが最低限の礼儀ではないでしょうか。。。


入れ歯のお手入れ

 

入れ歯のお手入れで気を付けていただきたいのは、入れ歯を入れたまま残存歯と一緒に磨くことは止めましょうね。入れ歯が入ったままだと、バネがかかっている残存歯はどうしても磨けないので、虫歯の原因になることがあります。また、入れ歯の内面は入れ歯を入れたままではどうしても磨けないので不潔になりやすく、カンジダ菌というものが多くなりがちです。そうなると入れ歯が乗っかっている粘膜が荒れてしまい義歯性口内炎という疾患の原因になることがあります。自分の歯は入れ歯を外して磨き、入れ歯は入れ歯のみでブラシをかけてあげることが重要です。入れ歯を磨く際は、入れ歯専用のブラシを使っていただくことをお勧めします。
(写真は当院で使用している入れ歯専用ブラシです)


入れ歯の適合が良くないと。。。



経年的に入れ歯を使用していると適合が良くなくなり、入れ歯が乗っかる粘膜面に傷を作ってくる人が多くいます。もちろん痛くて装着していられないことが予想できます。この場合、すぐに市販に売っている入れ歯の安定剤で痛みを緩和しようとする人が多くいますが、根本的な解決になりませんし、使用方法を誤ると咬み合わせが狂ったり、くっつけた安定剤自体が細菌の巣窟になり不潔なため、義歯性口内炎などを引き起こす場合があります。やはり入れ歯が痛む場合は、かかりつけの歯医者さんに相談し、調整や修理をしていただくことをお勧めいたします。


総入れ歯製作のための精密な型取り



入れ歯製作のための精密な型取りは、個人トレーというものを製作して型を取ります。これで取った型から起こした模型を作業模型にするのですね。この型取りがうまくいかないと良い入れ歯ができないため非常に重要です。でも、総入れ歯の場合は、この型取りのチャンスは多くあります。咬合高径が決まってからでもできます。いわゆる咬合圧印象というもので、咬合床や人工歯を並べた仮床というもので型を取る作業です。(部分入れ歯の場合は、残存歯牙があるためかえって操作が煩雑になりやすく、なかなかこの手法が使えないのが現実ですが。。。)これは患者さん本人の咬合圧で加圧して取るやり方なので非常に良い型が取れることが多いですよ。ここまでの過程で何度か型を取るうちに、印象の精度が上がってきます。
(写真は総入れ歯を製作中の患者さんで、人工歯を並べた状態で咬合圧を用いて印象を取っているところです)


入れ歯が非適応の人



入れ歯はどのような欠損症例でも対応できます。本来はできるとされています。しかしながら、明らかに非適応と思われる人は少ないですがいます。それは、あまりにも短気で装着したその日にもう自分の歯のように馴染んでいないと不服と思う人です。今まで欠損のままでいて、急に大きな入れ歯が入るのですから、馴染むまで時間が凄くかかります。義手や義足もそうですよね。機能するようになるまでは、慣れるための練習や時間は必要なのです。それは本当に理解していただきたい。あくまで人工物なのですから。。。もちろんそれを言い訳にしたくはありませんが、神様が作った天然の歯に勝ることはどんな補綴物でも考えられないのです。(そのためにも、今ある歯を保存するための予防の概念が存在するわけです)


入れ歯の調整で大事なこと



入れ歯が痛いという主訴で来院される患者さんは非常に多いです。そのための調整にコツがあります。特に咬んで痛いのか、入れているだけでも痛いのかは入れ歯を直す上で重要なファクターです。入れ歯を入れているだけでも痛みがあるのは、おそらく入れ歯の粘膜面に問題があるでしょうし、入れているだけでは痛くないけど咬むと痛い場合は、咬み合わせに問題があると思われます。このあたりの見極めはしっかりやらないと、根本的な解決につながらないのですね。判断に迷う際は、咬み合わせから直していくのが鉄則といえます。
(写真は転覆試験を行い、咬み合わせに問題がないかチェックを行っています)


村上市から来られる患者さん



今年の夏に50km以上離れた県境の村上市から来られた患者さんがいます。入れ歯で悩まれていて、当院で新製して秋口にセットすることができました。上顎は総入れ歯でしたが、下顎は前歯部のみ自分の歯が残存している部分入れ歯でした。入れ歯が乗る歯茎の状態は、吸収度が大きく困難でしたが、セット後に3回ほど調整し、患者さん本人も僕も満足いく結果を得て終了しました。それから3ヶ月経ってリコールのハガキを出させていただきました。僕は内心、遠くから来られる方なのに入れ歯が痛くなければ多分来ないなと思っていましたが、届いたその日にお電話で予約を入れてくれましたよ。正直、凄く嬉しかったです。遠くから来てくれる事もそうですが、入れ歯と残っている自分の歯を大事にしたいという気持ちが患者さんに芽生えているようでした。抜けてしまった歯を生やすことは現代の医学ではできませんが、それ以上歯をなくさないようにする事は患者さんの意識と歯科医院で行うメンテナンスでできるはず。なかなかこの患者さんのように、思いが伝わる患者さんばかりでないのが実情ですが、一人でも多くの方に解ってもらえるよう精いっぱい努力したいです。(写真と今回の内容は関係ありません)

本日5日(土)は会議出席のため休診となります。また、明日のブログはお休みさせていただきます。7日(月)から見ていただけたら幸いです。


忘年会シーズンですね



12月に入ると、忘年会やクリスマス会などの付き合いが増えますね。お酒を飲む機会が増えます。お酒を飲むと、歯磨きをしないで寝てしまうことはあるかと思います。できればそのようなことはないように、ブラッシングして寝ましょうね。(偉そうなことを言いつつも、私もたまにありますが。。。)
虫歯菌や歯周病菌は夜間寝ているときに増殖します。そのため、寝る前のブラッシングは重要になってくるのですね。是非とも、就寝時前のブラッシングは丁寧に時間をかけてやっていただきたいと思います。


虫歯に自然治癒は望めません



歯の根の中にある神経の治療は、凄く時間がかかります。特に大臼歯は神経が入っている部屋の数(根管数)が多く、完全に消毒することは技術的にも薬学的にも難しいのです。中途半端に終わらせてしまうと、後で再発や根の先に膿を作ってしまうことが往々にしてあるのです。従って、患者さんは何をしているのか解りにくいかもしれませんが、頑張って通っていただきたく思います。それこそ長丁場です。
そのあたりの説明は、僕としてもかなり時間をかけて説明しているつもりですが、なかなか浸透しない患者さんがおられます。簡単に無断キャンセルをされたりすることもあります。それも1度や2度ではないです。他院に通って治療を受けているならまだいいですが、そうではなく2ヶ月もそのまま放置していたりする方は実際いるのですね。。。
このような方には、口を酸っぱくして説明を繰り返しています。何とか解っていただきたい。誰の歯でもなくあなたの歯なのだからと常に繰り返し言う毎日です。虫歯になってしまった歯が悪くなることはあっても、良くなることはありません。自然治癒は望めないのです。そのあたりはしっかり認識していただきたく思います。