2015/11/20
当院は3ヶ月に1度、患者さんにお手紙を書き、リコールの案内を出させていただいてます。いわゆるメンテナンスですね。歯科医院が主に対象となる疾患としては、虫歯や歯周病が多いです。この2つの病気は、本来は慢性の病気です。慢性の病気は痛みがなく自覚症状のない状態が続きますが、ゆっくり病気を進行させるのです。(痛みが出たときは、何かをきっかけに急性化したと考えられます)いわば、医科でいう糖尿病や高血圧のような病気ですね。これらの疾患は、1回のお薬投与や点滴などで良くなるわけではありません。言い方は悪いかもしれませんが、治癒するものではないのです。(よほど軽度なら完治するかもしれませんが)つまり、治療は急性化しないよう、程度が悪くならないようにするためにコントロールするしかないのです。そのため、糖尿病や高血圧の患者さんは、食事や運動療法、長い期間のお薬の投与、そして長期にわたる通院が絶対的に必要なのです。
虫歯や歯周病も同じです。一度虫歯菌に感染し侵襲された虫歯は治っていません。人工材料にして補っているだけです。ケアを怠れば、被せ物や詰め物の辺縁部からの再発があり得ます。歯周病も深いポケットが多少浅くなったにしても、一度感染してしまった歯周病菌を根底から排除することは、残念ながら現状の医療では無理があります。
ですから、日常のブラッシングや定期的なメンテナンスで悪くならないように維持していくことが非常に大切なのです。是非、そのためにも歯科医院からのリコールに行ってメンテナンスをされた方が良いといえるのです。
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2015/11/19
当院には、離島の佐渡から来院されている患者さんがいます。佐渡市にも歯医者さんは多くあるのですが、わざわざ2時間半も船に乗って来ていただいていることを嬉しく思います。
来院理由はバネが見えない入れ歯を作ってほしいという事でした。それならばノンクラスプデンチャーという金属のバネが見えないものがありますが、いかがでしょうかと提案させていただきました。この入れ歯は、医療保険が効かず自由診療ですが、納得していただき製作に踏み切ることになりました。実際に、製作した入れ歯をセットして違和感なく使用できることに僕としても嬉しかったのですが、入れ歯のバネが見えないことで凄く審美的で、笑顔が輝いて見えたことを覚えています。
当初は入れ歯の製作のみの要望でしたが、不運にも前歯の被せ物が外れてしまいました。外れたものは適合が良かったため再セットが可能でしたが、保険の被せ物だったため色が変色していました。「できれば極力色が変わらない被せ物にしてほしい」と言うため、これも自由診療でセラミック冠を提案しました。現在、土台から製作中ですが、頑張って良いものを提供できるように努力しています。
自由診療はどうしても高額になるため、医療者側として勧めにくい傾向があります。(僕自身は自由診療を勧めることにより、がめついと思われるのでないかと思っていました)でも、患者さんはそういったことよりも、きれいで耐久性があるものが良いと思われる方は少なくありません。自由診療ならば良いものがあると説明するのは、本当の親切なのかもしれないと思います。選ぶのは患者さんです。患者さんの財政状況を医療者側が心配するのは失礼な話なのかもしれませんね。過去の自分の考えを今では反省しています。
(ノンクラスプデンチャーの写真です。金属のバネを使わないので審美的です。佐渡から来られている患者さんに同様のものをセットしました)
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2015/11/18
毎週水曜日は、午前の部のみの半日診療です。一週間のうち心休まる日が水曜日の午後です。でも、患者さんへの技工物製作や大学に伺わなければならず、あまりゆっくりしていられませんが。。。また、今夜は尊敬する先生との話し合いを持ち、当院の現状をどう思われるかを聞いてみたく思います。その先生には毎月1回このような形を取らせていただいてますが、今日はどういった話があるのか楽しみでもあります。
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2015/11/17
総入れ歯の調整で一番難しいのは、咬合調整だと思います。古い入れ歯の咬み合わせが悪く、その咬み合わせに慣れてしまっている場合、その位置で咬もうとするので、本来の位置に直すのに一苦労です。従って、今お使いの入れ歯が咬み合わせが悪く、すぐに新製しても良いものができるわけではないため、今お使いの入れ歯の咬合面を再構成して本来の良い位置に持っていき、その位置で良いことを確認してから入れ歯を新製することがありますよ。しかしながら、これを保険診療内でやることは可能ですが、複製義歯(今お使いの入れ歯のコピー)を製作して咬合面再構成をする場合は保険適応ではなくなることが往々にしてあります。それでも、それから入れ歯を新製した方が、咬み合わせ的に良い入れ歯が入ると思いますよ。
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2015/11/16
昨日は日曜日でお休みでした。休日でも、歯科医師会主催の講習会に参加してきましたよ。
午前9時半から午後4時半まで講義と実習でした。内容は歯周外科です。当院ではこの分野をあまり積極的に行っていませんでしたが、今後は取り入れていこうと頑張っております。まだまだ講習会や勉強会が続きますが、患者さんに還元できるよう継続して勉強していこうと思います。
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2015/11/14
今日は土曜日で、午後5時までの診療です。予約がたくさん入っていて喜ばしいですが、急患の患者さんを診ることがほぼできなくなりました。当院は予約制を謳っております。痛みを抱えて来られている患者さんの対応は、すぐにでも行ってあげたいのはやまやまですが、そうなると予約制の意味が全くなくなってしまいます。予約を入れていただいている患者さんを大幅にお待たせしてしまうことが往々にして起きてしまいます。せっかく予約を入れていただいている患者さんに対して失礼なことになってしまいます。痛みを抱えている場合でも、まずは電話を入れてから指示に従っていただきたく思います。
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2015/11/13
保険が効く被せ物は、どうしても保険の規制がかかり銀歯になることが往々にしてあります。たまに、患者さんから前の歯医者さんで銀歯を入れられたというコメントを聞くことがありますが、そのほとんどは保険内の治療だからかと思います。保険外であればメタルフリーで大臼歯という歯にも白く丈夫で綺麗な被せ物を入れることは可能かと思われます。確かに高額になりますが、後々、色や材質で悩むならば保険外の被せ物も選択肢の一つとして考えるべきではないかと、僕は思いますよ。
2015/11/12
当院は朝の掃除が終わったら、必ず朝礼をします。その際は必ずスタッフの一人に家訓を読んでもらいますが、身を引き締めてから診療に当たります。これをやるようになって半年も経っていませんが、良い効果が出ているように思いますよ。その後は、申し送り事項の確認や、昨日の反省をしますが、決してネガティブにならないように気を付けていますよ。今日は昨日の講習会の感想を一人ずつ聞いてみましょうかね。今日も一日頑張りましょう。
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2015/11/11
今日は午前の部のみの半日診療ですが、夜は所属するスタディグループの勉強会があります。今日のテーマは歯周病に関する講義です。スタッフも全員参加です。最近、休日は勉強会や講習会に出席することが多くなりました。大変な日々が続きますが、頑張っていきたいと思います。
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2015/11/10
僕はあまり宗教や占いなどは信じませんが、ここの高龍神社の神様は信じています。今から3年前に、ある患者さんからここの神様のことをお聞きしました。多分その患者さんは、医院の経営状態が悪いと思ったのでしょうね。「先生、長岡市の山古志の方に、商売や経営の神様がいるから行ってみな。いいことあるから」と言われました。当時の僕の医院は、それこそ経営状態は悪く、神にもすがりたい気持ちでしたので、次の休日に行ってお参りしてきました。
お参りすると何か肩の力が抜けて、何とかなるなという根拠のない自信を持つことができました。それから間もなくして患者さんが増え始め、スタッフも増員できました。(他院に比べると偉そうなことは言えませんが)それから年に3回は行き、その都度目標を決めてクリアできるように神様と約束をしています。
先日もこの神社にお参りに行き、医院の経営向上ともう一つのお願いをしてきました。そのお願いは「僕の友人が元の生活に戻れますように」というお願いでしたが、これも叶えてくれました。本当にありがたく思います。友人はまだまだ大変なことがあるかと思いますが、精いっぱい支えて応援していきます。
(お社の上にある雲が龍の顔に見えませんか?僕は高龍様だと信じています)
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