りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

掃除から始まります



どこの医院でも同じかと思いますが、当院の一日は掃除から始まります。綺麗になっていくのを見るのは、やはり気持ちがいいですね。僕も参加し、階段の掃き掃除や待合室を掃除したりしてますよ。今日も張り切って頑張ります。


抜歯の前に、説明することは。。。



当院では、治療計画を立てた際や予期せぬ事が起きた際(歯根破折など)には事前に抜歯の説明をします。何で抜歯しなければならないか、患者さんは絶対に知りたいと思いますしね。
特に多いのが親知らずの生え方が悪くて、その部位に感染してしまい炎症がある場合は、抜歯が第一選択だと思います。また、重度の歯周炎や虫歯も適応します。最近、過度な歯ぎしりや食いしばりで歯根破折を起こしてくる患者さんが多く、大抵抜歯になりますね。
抜歯の際は、必ず局所麻酔が必要です。場合によっては笑気吸入鎮静法を行って抜歯することもあります。抜歯後は極力安静にしていただき、飲酒を控えてもらうよう指示していますよ。
(写真は重度の歯周炎で抜歯した歯牙です)


医院の向かうべきところ



当院の特徴は入れ歯やマウスピースの治療に力を入れていることですが、予防も徹底的に取り組んでいこうと思っています。なぜ、入れ歯治療を得意とする人が予防に力を入れているかといいますと、入れ歯でどう頑張っても健康な天然歯には勝てないからです。何が勝てないかというと、咀嚼能率や咀嚼能力ですね。どんなに良い入れ歯を入れても、咀嚼能率は30%程度しか回復できないとされています。しかも、それは欠損歯が多ければ多いほど難しくなります。やはり自分の歯に勝るものはないことを患者さんに解っていただき、予防を中心に考えていきたいなと思います。(酷く悪い虫歯や歯周病がある場合は別ですが。。。)


ホームホワイトニングの効果



ホームホワイトニングとは、歯科医院でホワイトニング用のトレーを作成した後、内側に薬剤を置いて装着し、就寝してもらいます。2~3週間ぐらい使用するとホワイトニングの効果がありますよ。毎日鏡で見ていると解りにくいと言われることがたまにありますが、術前に当院では必ず写真を撮ります。それを見ていただくと一目瞭然で白くなっています。是非、興味がある方は試していただきたいと思います。


当院のシンボルマーク



当院のシンボルマークはリンゴちゃんです。当時5歳の愛娘が書いてくれました。最初は廃案だったのですが、意外と受けるのではないかなと思い、プロに若干の修正を入れてもらい完成しました。なかなかいいでき栄えだと当時は思いましたよ。
でも、この絵の効果なのか、当院は小児歯科専門と思われることがたびたびありました。しかしながら、自分は入れ歯治療やマウスピース治療を得意としている歯科医師です。今後も入れ歯治療には特段力を入れて頑張っていきます。


歯科基礎医学は大切ですね



解剖、組織、生理、生化学、病理学等の基礎医学は歯学部の2年生から3年生に習います。しかしながら、当時はあまり重要性を感じず赤点さえ取らなければ大丈夫ぐらいの感覚でいました。そして、その後は臨床歯科医学を学びますが、臨床は基礎医学の裏付けがあって成り立っているので、大元の基礎が解らないと使い物になりません。臨床を深く勉強すればするほど、基礎の大切さがよくわかります。今日の学会に出席して、またさらに勉強しようと思う次第です。


学会に参加してきます



11日(金)~13日(日)まで開催の歯科基礎医学会に、日本歯科大学新潟生命歯学部解剖学第一講座の一員として参加いたします。(僕はこの解剖学講座の非常勤講師でもあります)大会幹事がこの解剖学講座、大会長はここの講座の教授なのです。全国から数千人の歯科医療基礎分野の研究者が集います。スタッフとして参加できるのは非常に嬉しく思います。頑張って勉強してきたいと思います。
従って、本日12日(土)~14日(月)午前中まで当院は休診となります。14日午後2時から診療を再開しますので、ご迷惑をお掛けしますが何卒よろしくお願いいたします。


総入れ歯の苦手な食材



入れ歯である以上は、天然歯の時の咀嚼能率と比較して7割以上も咀嚼能率が落ちるといわれています。いわば、よく噛めなくなるということです。従って、入れ歯になって咬めない食材が存在するのは事実です。
どういったものが食べにくいかというと、硬い肉やスルメ等はかなり難しいでしょうし、総入れ歯になることで前歯の咬合関係は少し隙間ができるため、お蕎麦をすすりながら噛むのもちょっと大変だというのを聞いたことがあります。また、ニラなど薄い線維性のものも難しいですね。また、ゴマも入れ歯の下に入り込んでしまうので、その状態で咬んでいると粘膜が痛むことがあります。そのようなことを考えると、歯がある方はできるだけ入れ歯にならないように治療と歯科医院でのケアを積極的に受けるべきでしょうし、なってしまった以上は、少しでも咬みやすい入れ歯を製作できるよう頑張っていきたいです。


入れ歯製作のための印象採得の確認



補綴物製作のために、印象採得後の型を見てやり直しをすることがあります。特に入れの精密印象の際は筋圧形成も行っているので、やり直しをする場合はせっかく採得した印象材を全て剥いでから、もう1回最初から行わなければならないので非常に面倒です。(でもここで手を抜くと後々大変なので、思わしくなければもう一度やりますが。。。)
その苦労があって良い印象が取れたときは凄く嬉しいですよ。この段階では入れ歯の完成までまだまだ道半ばですが、ほっとする一時ですよ。


入れ歯ための型取り



当院では、入れ歯の型を2回以上取ります。1回目は概形印象といい、診断用模型を作ります。これを見て、入れ歯の乗る部分の設計をしたり歯茎の状態を診査します。そしてその模型を使い、その人に合った個人トレーという型取り用のトレーを作り、作業模型を作るための型取りを行います。その型取りは精密な型取りのため精密印象といいます。この型取りはかなり慎重に行います。まず筋圧形成という口腔周囲の筋圧の型をコンパウンドを使って型取りし、その上で印象材を流します。そうするとその人特有の精密な型が取れますよ。それから作業模型を起こし、その後の咬合採得に移ります。
入れ歯の型取りは入れ歯製作の中で難しい作業のひとつなのです。
(写真は筋圧形成中の個人トレーです)