りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

入れ歯を入れる前の粘膜調整



総入れ歯や、それに近い義歯を新製する前に上顎前歯部にぶよぶよした粘膜が見られることがたまにあります。これは古い義歯の適合が悪く、おそらく下顎の歯が咬合するたびに上顎前歯部の粘膜を強く突き上げていたことが予想されます。そのため、すぐに義歯を新製するとその部位にも新しい義歯が乗るため、安定しないことが考えられます。
その場合は、すぐに義歯を新製するのではなく、粘膜調整剤と呼ぶものを古い義歯の内面に敷き、咬合の突き上げをなくすよう調整して、粘膜の安定を図ってから製作に入った方が良いことが多いですね。
(写真はちょっとわかりにくいですが、上顎前歯部にぶよぶよした粘膜が認められた方のものです)


日曜日ですが、技工します

 

今日は日曜日で医院がお休みです。でも、週明けの技工が溜まっているので、技工をしてます。
ホワイトニングのためのマウスピース製作と、歯ぎしり防止用のマウスピース製作があります。平日は技工をやることがほぼ不可能なので、日曜日こそどんどん技工をやったり、本を読んで勉強していこうと思いますよ。
皆さんも、良い休日をお過ごしください。
(写真は上顎の模型に透明なホワイトニング用のトレーを装着したものです。素材は薄く柔らかいので、実際に装着しても違和感は少ないです)


入れ歯になる前に。。。



歳をとれば歯が抜けるのは当たり前と思っていらしゃる方は、いまだに多くいると思います。でも、それは大きな間違いです。歯が抜ける多くの原因は歯周病です。歯周病はプラーク内の細菌が歯茎といわれる歯肉、歯槽骨や歯と骨を繋げる歯根膜、歯根表層部のセメント質に感染したために起きる病気なのですね。歯周病にならなければ、またはなったとしても軽度であれば進行を食い止めるのは可能なのです。もちろん、普段からの食後のブラッシングが非常に大切ですが、それだけでは不十分なのです。
なぜなら、歯ブラシが届く範囲は表面的で歯と歯肉の境目に歯肉溝(歯周ポケットといわれるところ)がありますが、そこを歯ブラシで洗浄するのはほぼ不可能なのです。是非、定期的にかかりつけの歯医者さんで定期健診を受け、正しいブラッシングを習得し、クリーニングを受けていただきたく思いますよ。
私は入れ歯を得意とし、入れ歯治療に情熱を傾けて診療に励んでいますが、入れ歯の歯よりも絶対に自分の天然歯に勝るものはないと思います。(よっぽど歯周病が酷く、歯がプラプラに動く場合は別ですが。。。)
是非、入れ歯になる前に定期的に歯科健診は受けましょう。


新しい入れ歯の調整



新しい入れ歯を装着したその時は、ほとんどの人が凄く喜んでくれます。仮合わせの時によく見ていただいてから完成に持っていくから、歯並びや歯の色は満足してもらえているのだと思います。しかしながら、次の調整の時は今でも少し緊張します。
入れ歯を入れて食べてもらってからが、本当の意味での満足度が計れますものね。普通にお話するときは特に何でもないですが、やはり食べると痛いケースはあります。その場合、咬み合わせに問題があるのか、粘膜面に問題があるのかが装着後の調整でよくわかるケースは多いですからね。何回か調整を繰り返して、入れ歯はその人の体の一部になっていくのだと今は理解しています。


スポーツマウスガードの利点



マウスガードは、スポーツ時の外傷予防が主目的です。福利効果として筋力がアップするのではないかと言われてますが、効果はまだあまり強く言われておりません。人によっては、筋力が特に変わらないこともあるようです。
しかしながら、私が大学病院に勤めていた時にやった実験では、大学のボート部員5名を被験者として、マウスガードを装着した状態と、装着しなかった場合で握力と背筋力を測り、握力は筋力アップしない人がいましたが、背筋力は5人ともアップし有意に効果が認められましたよ。(ただ被験者の数が少ないので、絶対とは言えませんが。。。)
考察するに、面積の大きな筋肉(僧帽筋など)には何かしらマウスガードが影響して筋力がアップするのではないかと思います。それがなぜなのかは、これから考えていかなければなりませんが、少なくとも喰いしばる力がなにかしら全身の筋力に影響するのでしょうね。そういう意味でもマウスガードの使用をお勧めいたします。


入れ歯のバネがかかる歯は特に大事です



部分入れ歯は、残存している歯にバネをかけて入れ歯の維持安定を図ります。でも、その歯が歯周病により動揺があったり、部分入れ歯のバネをかけたため側方力がかかり揺さぶられるため、歯周病が悪化することがあります。できるだけそうならないように、僕ら歯科医師側は注意しますが、患者さんの協力も必要不可欠です。
まず、残存歯のブラッシングは徹底的に行っていただきたいですし、特にバネがかかる歯は不衛生になりやすいです。歯周病はあくまでプラーク内にいる細菌が原因ですので、プラークを除去する操作が何より重要ですね。プラークの除去は僕ら歯科医師や歯科衛生士が患者さんに付き添っていくわけには当然いきませんので、正しいブラッシング方法を歯科医院で習得し、食後に実践していただきたいと強く思います。


長い休み明けの診療



長い休みが終わって、昨日から診療が通常通り再開しました。昨日は被せ物が取れたという急患が多く来られましたが、連絡なしのキャンセルも多かったような気がいたします。
長い休みがあると、やはり忘れてしまうのですかね。僕もそういうところがあるので、人のことをとやかくは言えませんが。。。でも、当院は予約制を謳ってますので、急な用事で行けない場合や、歯が急に痛くなって診てほしいという場合もとりあえず連絡を頂きたく思います。忙しい中、心苦しいですが何卒よろしくお願いいたします。
(写真はわが娘と猪苗代湖畔でレンタルサイクリングして、神社に向かう途中の写真です。この夏休みにいっぱい写真を撮りましたが、その中でもこれが「夏から秋に向かう少女」みたいな感じで気に入ってます)


夏も終わりますね。また頑張りましょう



夏季休暇中は、僕としてはかなりリフレッシュしました。
私は、実の父母を連れて埼玉県の秩父を訪れましたよ。埼玉は私の生まれ故郷ですが、秩父の方は行ったことがなかったので、埼玉にも素晴らしい自然が残っていたのですね。改めて見ると、埼玉県も良い所なのだなと再認識しました。皆様も良かったらぜひ行ってみてください。
さて、今日からりんご歯科医院は通常通りの診療体制となります。また頑張っていきますので、何卒よろしくお願いいたします。


夏季休暇にすること



当院は12日(水)~16日(日)まで夏季休暇とさせていただきます。私は、この時を利用して実家のある埼玉県に帰省します。両親は健在ですが、75歳を過ぎて体調が悪く、めっきり元気がなくなってきましたので、温泉旅行に連れて行ってあげようと思っています。でも、ただのんびり過ごすのももったいないという気持ちがあるので、しっかり読書をして週明けの仕事に備えていきたいと思います。

今、読破中の本は、写真に示す『リッツ・カールトン たった一言から始まる「信頼」の物語』です。これにはあるホテルマンが経験の中でサービスとホスピタリティの違いについて書かれており、本当のおもてなしとは何なのかを考えさせてくれる良い本だと思います。僕ら医療を行う人間にとっても凄く参考になる事だと思います。しっかり勉強してきますね。

なお、16日(日)までブログの投稿もお休みさせていただきます。17日(月)からまた再開させていただきますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。皆様も良いお盆休みをお過ごしください。


部分入れ歯のバネについて



部分入れ歯は基本的には残存している歯があるので、その歯にバネをかけて維持を図るわけですが、使用する部位や、歯の動揺度の状態や欠損形態によって、バネそのものの形態や材質が変わります。保険適用のものがあれば、保険で使用不可のものもあります。
また、最近ではノンクラスプデンチャーといい、バネを使用しないで製作する方法があります。非保険ですが審美的に優れております。前歯にバネがかかって目立つのが気になる方にお勧めですよ。
(写真はノンクラスプデンチャーです。金属のバネを使用しないので、入れ歯だとわかりにくく審美的です)