りんご歯科医院ブログ

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

障がい者の歯科治療について

本日、口腔保健福祉センターで障がい者の歯科治療を行いました。歯科医師会から有志の人に振り分けられて担当となったのです。今月の木曜日は午後2時から5時まで頑張っていこうと思います。

障がい者といっても、知的障がい、身体的障がいがありますね。私の医院でも軽度の方であれば、まったく問題なく診ることができますが、重度の障がいをお持ちの方には設備的・人員的に難しい点があります。実際、現場に行ってみるとそのような教育を受けた衛生士さんが、全く無駄な動きもなく、かつ事務的でもなく優しい言葉をかけながら口腔衛生指導やスケーリングを行っていましたよ。

しかも、その優しい言葉も患者さんや付き添いの方の家庭的な事情や背景を考慮して投げかけていました。患者さんもそのことがわかるのですね、すごくリラックスして、それほど嫌がることもなく治療を受けていたのが凄く印象に残りました。

もし、自分の医院があれほどの規模を持ち、同じ人員配置で障がい者治療をしたら同レベル以上のことができるだろうか。。。正直、この患者さんの背景を見るということが私を含めてスタッフもあのレベルにまで達していないな。明日から、もっともっとその辺を詰めていこうと考えさせられる一日でした。


総入れ歯の型取り



入れ歯の型取りは、2回以上やるのが普通です。特に総入れ歯は既成のトレーで概形の型取りをし、その型に模型を起こし、その模型上で精密印象のためのトレーを作ります。精密な型取り後に模型を製作したものはそれが作業模型となります。その作業模型上で、咬み合わせを取るための咬合床といわれるものを作っていく流れになります。

最初の型取りは概形がとれればいいやということで、なめてかかるとその後の処置がなかなかうまくいきません。やはり必要なところが取りきれてないと、できたトレーも寸足らずのものになり精密な型取りでかなり苦労します。ですから、当院ではこの最初の型取りにはかなり力を注いでいます。


総入れ歯の調整について

 

来院される患者さんの中で、お使いの入れ歯が痛いということで、来られる方がいます。入れ歯が粘膜に強く当たって痛いということでしょうが、ただ単純にその部位を削ればいいということは少ないです。なぜなら、その部位に強く圧力がかかるために傷になってしまうのかと思いますので、その圧力が強くかかる原因を突止めなければならないからです。大抵、その原因は咬合に多くあるかと思います。どこか強く咬み合わせの力がかかったり、横に歯ぎしりさせたときに強く力がかかる所があると、入れ歯を支えている粘膜に負担が強く出ます。

よって、当院では必ずそのあたりをよく見極めるようにしています。特に総入れ歯の場合は、ただ単に咬むだけだと、見せかけの咬合といって咬んでいるように思います。よって、入れ歯の歯と歯の間に器具を入れてちゃんと咬んでいるかの検査をしてから、咬み合わせを見る紙を入れて確認します。そして、咬合がちゃんとしっかりしているのを確認して粘膜面の適合を確認するのが一番いいと思います。


バネのない部分入れ歯について

バネのない部分入れ歯は、自由診療となりますが残存歯にかける金属のバネを使用しないため非常に審美的です。保険診療で使用するバネは当然金属なので、前歯にかける場合はどうしても見えてしまうため、明らかに入れ歯というのが誰の目にもわかってしまいます。残存歯が臼歯部にあってその歯にバネをかけるのならば、前歯にバネをかけずに見えないようにすることも可能かもしれませんが。。。そうそう都合のいい欠損状態ばかりではありませんからね。

バネのない部分入れ歯はバネの代わりに歯と歯の間に歯肉部分の材料を這わせて、引っかけるように維持をとります。その維持を図るための材料は柔らかいプラスチックなので自分の歯肉に当たってもそんなに痛いことはありません。保険で使うものより柔らかいため、入れ歯が当たって粘膜が痛いような人には最適かもしれませんね。

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患者さんへの対応について

当院に来てくれている患者さんが、うちの医院に来てよくビックリされるのが、笑い声がよく聞こえると言われます。

ほとんどの患者さんは、歯科医院に行って治療をすること自体が怖いことと考えているかと思います。私も、もし行くなら正直怖いなと思います。どうしても虫歯を取ったり、歯石を取ったりすると、痛みやしみることもあるかとは思います。まして、先生やスタッフの方がつっけんどんだったりすると、緊張感がさらに増しますよね?

私はその緊張感をできるだけ和らげたいと思います。そのため、医院のポリシーとして「一診一笑」を掲げています。それを、成し遂げるのに歯のこと以外にもいろいろな話をします。また、スタッフも話し好きなので、あちらこちらから笑い声が聞こえてきますよ。自分でも、楽しい歯科医院だと思っています。


残根の抜歯

本日、左下奥歯の残根を抜歯しました。残根というのは、極度の大きな虫歯により歯の根っこだけの状態をいいますが、保存が無理な状態であったため抜歯となったのです。この方は、男性で年齢も若くその歯を取り囲む骨もがっちりしていることが予想されたため、1時間の施術予定とさせていただきました。

実際にやってみると、やはり虫歯の範囲は広く歯肉もその根っこを取り囲むように覆うような状態でありました。麻酔をしっかりかけ、歯肉を少し除去し歯と骨の境目を削り段差を確認しててこの原理を利用して抜くのですが、口で言うほど簡単ではないです。

なぜなら、骨の硬さと歯の硬さも人によって違いますし、削る際にももちろん出血はありますしね。

今日も麻酔から縫合まで1時間かかりました。でも慎重にやるならこのくらいの時間は必要かと思いますよ。簡単な抜歯というのは結果論で、やる際には慎重にやるのが鉄則ですからね。

歯の被せ物について

虫歯や、歯の頭が大きく欠けた場合は保険診療だと銀歯になるのが一般的です。銀歯は耐久性という意味では丈夫でいい面もありますが、審美性という面からはちょっとお勧めしにくいものです。

笑った時に、銀歯が見えるのはちょっとどうなのかなといつも思います。最近では保険でもハイブリッドセラミック冠も使えるようになりました。これはかなり歯冠色に近くきれいではありますが、これも大臼歯といわれる大きな歯には使用が認められておりません。また、奥歯にかかるブリッジも白い被せ物を保険診療内で装着することは認められていないのが現状です。これは、国が決めたものなので、一個人が変えることは無理がありますよね。現時点では、審美性と機能性を備えているものは、自由診療になります。今後、こういったものも保険導入されたらいいなと思います。

咬合の崩壊について

重度の歯周病で歯が欠損したり、重度の虫歯で歯冠部分がない状態(根っこだけの状態)のままでいる方が少なからずいます。最初は1本だけだからいいやという感覚の方もいるのかもしれません。

でも、その状態のまま何年もいられる人はほぼいません。というのは、歯は相方の咬み合う歯、そして、隣の歯と歯のコンタクトがあることによって初めてその位置にいられるのです。

例えば、右下の奥から2番目の歯がなくなると、1番奥の歯と奥から3番目の歯はない2番目の歯の方向に傾いてきます。そうなると、咬み合わせのバランスを崩していきます。そうなると顎関節を傷害する原因になったりすることもあります。また、咬み合わせが悪くなることより、姿勢が崩れたり、胃腸障害が出ることもあります。

従って、1本でもそのような歯があれば、大至急で治療することをお勧めいたします。

歯のホワイトニングについて

皆様、あけましておめでとうございます。
本年もりんご歯科医院を、何卒よろしくお願いいたします。
今日から、りんご歯科医院は仕事始めとなります。

本日、歯のホームホワイトニング希望で来られた方がいました。その方は、特に虫歯がなくクリーニングをして、ホームホワイトニングのためのトレー製作を行うために型取りをしようとしたところ、その方は飲食店を開くためにワインのテイスティングの試験を受けるため、現在勉強中とのことでした。試験は3月初旬にあるとのことでした。

私は、「では、それまで月に1回歯のクリーニングをして、試験が終わってからやりませんか?」と提案させていただきました。患者さんは、すぐに納得していただき次回の予約を取られて帰りました。

赤ワインやコーヒー、喫煙をよくされる方にホワイトニングをしても満足いく結果は正直得られません。この決断は正しかったかと思いますね。

医院の大掃除

本日、りんご歯科医院はスタッフと共に大掃除をしています。一応、業者さんを入れて年末に掃除をしましたが細かい所の掃除はなかなか行き届きにくいため、私たちでやっております。

ユニットの水回り付近、レントゲン器具、石膏操作部分はどうしても汚れが付きやすく、業者さんも触りにくい所です。そのようなところは、私たちがしっかりと掃除をして爽やかな気持ちで新年を迎えたいと思います。

今年1年、ブログを見ていただいた皆様はどのような年でしたでしょうか?
来年が皆様にとって、さらに良い一年になることをお祈りしてます。
来年の仕事始めは、1月5日からとなりますので何卒ご了承ください。
来年も、何卒りんご歯科医院をよろしくお願いいたします。

りんご歯科医院 一同