2023/03/18
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院には入れ歯を作ってほしいという患者さんが多く来ます。
そのこと自体は大変喜ばしいことで僕自身、入れ歯を得意として頑張ってきた経緯がありますからありがたく感じます。
でも、一度作った入れ歯は、できれば長く持たせていきたいと思っております。
歯科医師ならばそう思うのは当たり前だと思いますが。。。
そのためには何が必要なんでしょうかね。。。
多くの患者さんは入れ歯を入れるとしても、総入れ歯ではないことが多いですよね。
ほとんどの方が自分の歯が1本以上はある部分入れ歯であるケースが多いです。
僕が思うに短期間で入れ歯を作り直さなければならなくなるという方は、その残存歯を抜くことが割と最近に、あったのではないでしょうか?
その残存歯を抜くことによって抜歯後の歯茎は大きく変わり、仮に増歯という処置をしても以前の安定感を再現させることは難しいのですね。。。
そうなると、作り替えた方が良いという話になってしまうのですね。
僕ら歯科医師もできるだけ作り替えはしたくないです。
でも、良い状態で入れ歯が維持できているのが理想ですからね。
そのためにも、残存歯の健康に気を使っていきましょう。
部分入れ歯のバネがかかっている歯は特に汚れが付きやすく、虫歯になりやすかったり歯周病を悪化させたりするのはよく知られています。
その残存歯を極力、残し保存を図るためにも日常の歯磨きを重視していただきたく思います。
そして、歯科医院で行う定期健診やクリーニングにはしっかり罹りましょうね。
一緒に頑張りましょう。
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2023/03/17
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯のケースでよく見かけることですが、上顎の歯が全部無く、下顎の歯はほとんど残存しているようなケースを見かけます。
恐らくこれは、元々、歯周病はあったのでしょうがそれだけが原因でなく、恐らく強い咬合力があったのでしょうね。
これを咬合性外傷と言いますが、咬み合わせる際に動くのは下顎です。
顎運動する際の力が強くて上顎の歯が揺さぶられてしまい、歯が動き、そして歯周病も手伝って歯が抜け落ちてゆく。。。
このような人は割と咬筋という筋肉が発達していてその顔貌はエラが張っているように思われることが多いものです。
この場合、総入れ歯になると非常にやっかいですね。
歯を抜くと歯槽骨という歯を支えていて骨は吸収し、痩せていきます。
上顎の場合、口唇頬側の方から吸収が起こります。
しかしながら、下顎はほとんど歯が残っているためその吸収があまりないです。
そのため、下顎の残存歯を基準に正常咬合にしようと歯を並べていくと本来咬合圧を請け負ってくれている歯槽頂よりも頬側に外れて歯を並べることになります。
そうなると、咬んだときに上顎総入れ歯の中央部分に応力がかかるようになり、真ん中で割れやすくなります。
そうならないようにするためには、臼歯部の咬合関係を下顎臼歯の内側に人工歯を排列する交叉咬合排列をしたりして対応します。
しかしながら、この排列方法で歯を並べると舌の感覚が正常咬合と違うということがあって発音や嚥下に問題が出たりすることもあります。
やはりできることなら、正常咬合で並べてあげた方が舌感は良いかとは思いますが、保険診療では以上の理由からこの入れ歯が割れてしまいやすいという問題が必ず出ますね。
それを回避するために、口蓋部分の入れ歯の床部分を厚くしたり補強線という物を入れ歯の内部に入れたりしますが、それで問題が無くなることもほぼないですね。。。
口蓋部分の厚みが増すと、それこそ違和感の方が大きくなりますから。
このような人には、自由診療とはなりますがチタンという金属を使用した金属床入れ歯がお勧めではあります。
チタンという金属は非常に軽く、強度も強いです。
金属アレルギーなどの反応も出にくい素材です。
金属床入れ歯でよく使われるコバルトクロムだと重さがあって、上顎に使用すると落ちやすくなり貧弱な顎堤には不向きですね。
このようなケースの場合は、チタンを使用した入れ歯でかなり解決できると思いますので気になる方は、是非、ご相談くださいね。
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2023/03/16
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入れ歯が自分の器官としてしっかり機能するまでは、ちょっと大変なこともあるかもしれませんね。
ブリッジと比べて違和感というものもあるかもしれません。
ブリッジは固定式のものなので、自分の歯と似たような感覚で食べれるかと思いますが、入れ歯は可撤式と言って自分で取り外したり装着してもらうものですからね。
煩わしい、ブリッジに比べて大きい、違和感があるというのはよく聞きます。
しかしながら、ブリッジにもデメリットがないわけでもありません。
基本的には欠損している歯の両隣の歯を削らなければならないのと、連結されているがゆえに歯間部が磨きにくくなります。
不衛生になりやすいというデメリットがありますね。
少数歯欠損の場合は、入れ歯もブリッジも適応可能となることが多いので、その辺りのメリット・デメリットを鑑みて一緒に検討していきましょう。
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2023/03/15
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初めて入れ歯を入れる方というのはどういった経緯があるのかは解りませんが、歯の欠損を作ってしまったと言えます。
多くの方の歯の欠損の原因は虫歯か歯周病であると思われますね。
また、その両方が併発しているような状態ですかね。
どちらにしても、そのような状況は重篤な状態ですね。
その場合、悪い歯を抜いて入れ歯を入れましょうという話になったのだと思いますが、いきなり総入れ歯になるようなケースは少ないと思います(絶対にないわけではないですが。。。)。
歯科医師の方も残せる歯は、残したいと考えるはずですからね。
抜かなければいけない歯を抜くのはいたしかないですが、残る歯を今後も末永く残せるかどうかは患者さんのブラッシングと医療者側のプロフェッショナルケアにかかっていますね。
お互いが努力していかなければならないことですからね。
どうか、一緒に頑張っていきましょう。
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2023/03/14
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当院でスポーツマウスガードを製作したいという人は少なくないと思います。
僕は、スポーツマウスガードは、コンタクトスポーツを行うアスリートには必須のものと考えます。
コンタクトスポーツというと格闘技はもちろんですが、ラグビー、アメリカンフットボール、サッカー、バスケットボール、ラクロス、アイスホッケーなども含まれます。
近年では、サッカーのJリーガーも装着しているのを見かけますね。
このスポーツ用マウスガードは型を取って模型を製作し、その上でシートを軟化圧接して製作します。
成形後、セット時には咬み合わせの調整が必要になります。
製作工程としてはそれほど難しくはないですが、咬み合わせの調整はとても大事です。
変な位置で噛んでしまったものは、瞬発力を発揮する時に力が入らないと言われることがありますからね。。。
適正な位置で噛みこめないとスポーツパフォーマンスも落ちてしまいがちですからね。
スポーツ歯学会では、このスポーツマウスガードは、あくまで外傷予防として使用されるものという位置づけです。
巷でよく言われている筋力のアップというのは一概に何とも言えないものなのですね。
でも、最大のスポーツパフォーマンスを発揮するためには、少しでも安心感を得ることが必要です。
このスポーツマウスガードは顎顔面、口腔周囲のけがの予防には非常に役立つものと思います。
実際、高校ラグビーやアメリカンフットボールなどでは、今や必須のアイテムになっていますからね。
僕は日本スポーツ協会公認スポーツデンティストの資格を得て、この分野にも力を入れているつもりです。
もし、ご興味のあるアスリートはご相談に来ていただけたらと思います。
※スポーツマウスガードは自由診療となります。
透明なものは税込みで6600円、色付きのものは7700円です。
色は好きなものを選ぶことが可能です。
2023/03/13
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重度の虫歯があって、歯の根っこだけ残して入れ歯を製作することがあります。
特に、全身疾患も抱えているような高齢者などは抜歯をすることに大きなリスクを抱えますからね。
その根っこの上には入れ歯が乗っかる形になる入れ歯を残根上入れ歯といいます。
この残根は、本来抜歯しなければならないものなのですが、健康上の理由で致し方ないこともケースとしてはありますからね。
しかしながら、長い目で見るとこの残根は良いことがないですね。
(歯根がしっかりしていて磁性アタッチメント入れ歯やコーヌス入れ歯として使えるようならば意味はありますが。。。)
先日も、この残根がある方で、その部位の歯茎が大きく腫れあがった人が来られました。
その人はこの状態になっても抜歯することに抵抗感があるようでした。
この方には特に全身疾患は認められないのですが、気分的に抜歯したくないとのことでした。
であるならば、何とか抗生剤の投薬と歯茎の洗浄で落ち着かせることを考えたりもしましたが、やはり保存ができないように思いました。
再来院した際に、本人もその苦痛から逃れたいようで、「先生、やっぱりだめだ。抜いてほしいです。」と仰いました。
「僕は、そうですね。その方が良いと思います。でも、急性症状がある時には麻酔も良く効かないし、無理して抜いた後の痛みは尋常じゃないので、できるだけ急性症状を引かしてからやりましょう。」と言いました。
その痛みを緩和し炎症を軽減するために、抗生剤と痛み止めを出しました。
次回、残根を抜く予定を立て、義歯の修理・調整も同時に行う予定であります。
この残根はある文献では5年持てばいい方という報告があります。
つまりはそんなに長くは保存できないことといえます。
実際に臨床経験からも、可能ならば抜いたほうがいいことの方が多いような気がいたします。
あっても意味をなさないことの方が多いですからね。
まあ、その方の全身疾患を鑑みて、その辺りは検討いたします。
(写真と本文の内容は関係がありません。)
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2023/03/12
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入れ歯の患者さんで昨日も言われたのですが、4月から転勤があるのでそれまでに作ってほしいという希望を受けました。
お口の中を見てみると痛みを抱えている歯もあり、要抜歯と思われました。
その歯を残したまま入れ歯を作ることはできませんし、どんなに頑張って製作しても無理があるかと思いその旨を説明しました。
その患者さんは、「え、そんなにかかるのですか。。。」と言いました。
どんなに急いでも、即時入れ歯を作ることさえも困難です。
この方は、それこそ多くの歯を欠損しており、短期間で即時入れ歯を作ることも無理な旨をお話しました。
患者さんのお気持ちを考えると大変心苦しいことではありますが、良い入れ歯はそんなに簡単にできるものでもありません。
どうしても診療は段階を踏んでいかなければならないですし、技工操作をする時間も必要ですからね。。。。
また、当院は予約制を敷いていますのでもう他の患者さんでいっぱいになっているような状態ですから。。。
もし、お急ぎならば早めに製作に踏み切るようにしましょう。
くれぐれも型を取ったら、すぐに入れ歯が出来上がるとは思わない方がいいと思います。
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2023/03/11
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入れ歯を入れて何でも食べれるというのは、非常に恵まれていますね。
全ての入れ歯患者さんが、そうであるならば一番良いのですが、実は入れ歯の人でそのような人は少ないものです。
もし全員が全く問題なく良いものであるならば、それこそ全部歯を抜いて入れ歯にしてしまった方が良いと言うことになりますからね。
この考え方はあまりにも乱暴だし危険です。
それと、上手な人が入れ歯を作ればそんなことも無いと思う人も多いですが、それはどうでしょうかね?
僕はそれも少し、違うと思いますよ。
もちろん入れ歯製作が上手な人はいますよ。
でも、だからといって無調整はないでしょうし、自分の元の健康な歯と同じものにはなれませんね。。。
残念ながら、自分の元々持っていた健康な歯と同じようになるというのは無理だと思います。
仮に材質を自由診療にして、金属床などで製作した入れ歯であってもそれでも、自分の歯にはなりません。
そのくらい入れ歯を自分の歯と同じようにすると言うことは困難でありえないことなのですね。
僕が入れ歯を作る上で大きなポイントになるのは、ある意味患者さんの入れ歯に対する過剰な期待を取り除くことだと思っています。
もし、入れ歯と自分の歯は変わらなく噛めるということが可能ならば、歯科治療は抜歯と入れ歯診療だけで良いことになってしまいますからね。
そんなことはありえませんし、そのくらい自分の歯は大切なものなのですよ。
ですから、入れ歯が自分の歯と同じくらいに違和感なく噛めるという患者さんの妄想を除去しないと、上手くいきようが無いと思います。
つまりは患者さんの協力と努力なしでは、良いものにならないです。
もちろん僕達、歯科医師も最大限は努力します。
患者さんに良いものだと思ってくれるまで、しっかり調整していきますので一緒に頑張りましょうね。
2023/03/10
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を入れることに抵抗を感じる人は少なくないかもしれませんね。
でも、かといって欠損した部位がそのままでいいと言えるようなことはほぼないですね。
永久歯である以上は、親知らず以外なくていい歯はほぼ存在しませんからね。
欠損した部位をそのままでいると、対合の歯や隣接の歯が移動してしまいますね。
そうなると咬み合わせの位置や顎運動をしたときに問題が起きやすくなりますね。
また、他の残存歯にも悪影響を及ぼし、良いことがありません。
よって、欠損した部位は入れ歯やブリッジ、インプラントなどの補綴物が適応されるわけですね。
欠損した範囲や部位によっても、何が一番いいかは一概に言えません。
その人の口腔内の状況や骨質、歯茎の吸収度などにもよりますからね。。。
その旨はかかりつけの歯科医師とよく話し合って、決められるのがいいかと思いますよ。
2023/03/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯でお困りの方は多いですね。
でも、中にはあまりにも期待値が高く、それは入れ歯では無理といえるのではないかということを言う人もいます。
大変心苦しいですが、そのようなケースの場合は最初に「それは無理だと思います。」ということもあります。
もし、入れ歯で健康だった歯と全て同じような機能性を与えることができるのならば、だれも歯の治療やメンテナンスなんてしなくなりますよね。
虫歯や歯周病になったら歯を抜いて入れ歯にしてしまいますものね。
それは、ありえないですし僕達、歯科医師もそんなことは望んでおりません。
比べる対象は健康な歯ではないですから。
ただ今のお使いになっている入れ歯に痛みがあったり不調和を感じるのならば、それよりいいものを提供しようと頑張っているだけです。
その旨は本当にご理解していただきたく思います。
その上で良い入れ歯を目指すのが筋だと思いますからね。
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