2022/09/01
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を入れて何でも食べれるというのは、非常に恵まれていますね。
全ての入れ歯患者さんが、そうであるならば一番良いのですが、実は入れ歯の人で違和感なく何でも噛めるという人は少ないものです。
もしそういう人しかいないならば、それこそ全部歯を抜いて入れ歯にしてしまった方が良いと言うことになりますからね。
でも、それはあまりにも乱暴です。
そんなことはどこの歯科医院でもしませんね。
それと、上手な人が入れ歯を作ればそんなことも無いと思う人も多いですが、それはどうでしょうかね?
僕はそれも少し、違うと思いますよ。
もちろん入れ歯製作が上手な人はいますよ。
でも、だからといって無調整はないでしょうし、自分の歯と同じ物にはなれませんね。。。
材質を自由診療にして、金属床などで製作した入れ歯であってもそれでも、自分の歯にはなりえません。
そのくらい入れ歯を自分の歯と同じようにすると言うことは難しいことなのですね。
僕が入れ歯を作る上で大きなポイントになるのは、ある意味、患者さんの入れ歯に対する過剰な期待を取ることだと思っています。
入れ歯が自分の歯と同じくらいに違和感なく噛めるという妄想を除去しないと、上手くいきようが無いと思いますよ。
逆説的な話をしてしまって本当に申し訳ないのですが、これは真実だと思うのですね。
それでも、何とか患者さんが喜ぶ顔を見たくて誠心誠意を込めて、日々の入れ歯診療を僕は頑張っています。
もし、入れ歯のことでお悩みならば、先ずは一度お口の中を拝見させていただき、今、お使いの入れ歯を診させていただけたらと思いますよ。
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歯科の医療費控除とは
2022/08/31
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、歯が抜けそうで困っているので何とかしてほしいという60代の男性の患者さんが当院に来られました。
その患者さんは、右下奥歯に第二小臼歯と第二大臼歯が支えとなって第一大臼歯が欠損のブリッジが入っていました。
診てみると、そのブリッジがかなりプラプラしていて、今にも取れそうな状態でした。
レントゲンを撮ってみると、どうやら第二小臼歯の方は骨の支持があり保存が可能なようですが、第二大臼歯の方は歯根破折しており、保存は無理と判断しました。
その方に、その旨をレントゲンを見せて説明したところ、「もう抜かなければいけないのは解っているのだけれども、その後の処置が心配なのです。その後はどうなるのですか?」と尋ねてきました。
僕は、「抜歯後の右下の欠損部は入れ歯が適応だと思います。インプラントはちょっと向かないかと思います。骨量もほとんどありませんからね。。。保険の入れ歯だと金属のバネを残存歯にかけて、維持を図るものになりますが一か所だけでは不安定なので左側の小臼歯部にもバネを掛けて舌側部分に金属のバーを這わせるものが良いと思います。それが保険内でできる入れ歯での一番いい対応だと思います。」と模型を見せて説明しました。
それを見て、患者さんは「こんなに大きいんですか?これでご飯を食べられるようになりますか?」と困惑気味でした。
そこで僕は、「確かに大きいですよね。でも、保険内の義歯設計であれば、これが一番いいと思います。でも、もし、自由診療で良いというのならば、ノンクラスプ入れ歯といって金属のバネを使わずに第一小臼歯と第二小臼歯の歯肉、歯間部に軟らかいプラスチックを這わせて、もっと小さい入れ歯を作るのも可能ですし、違和感も少ないかもしれません。」と説明しました。
その患者さんは、すぐに「うん。これが良い。これでお願いいたします。」と仰いました。
このノンクラスプ入れ歯は保険診療ではできませんが、部位によっては小さい範囲でいわゆる片側処理の入れ歯でも維持に問題なく使用が可能と僕は思っています。
ですから、このようなケースの場合は、非常に向いていると思う旨をその患者さんに伝えました。
次回から、その製作に4~5回ほどの来院が必要になるかとは思いますが、頑張っていきたいと思います。
(写真は説明用のノンクラスプ入れ歯です。この患者さんのものとは違うものです。)
2022/08/30
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院は入れ歯診療にかなり力を入れていますが、自分の作った入れ歯はあまり早く作り替えたくはないです。
これは歯科医師であれば、皆、思いますよね。
しかしながら、実際は残存歯が抜けてしまったりして、2,3年で再製作という人もいなくはないです。
そのような人には決定的な共通点があります。
それは、定期健診に来なくなるのですね。
多分、多くの入れ歯患者さんは、入れ歯だから定期健診は要らないと思っているのではないでしょうか?
痛くないから、まあいいやと。。。
入れ歯のメンテナンスの重要性を理解していない人は少なくないですね。
入れ歯ということはその部位に歯が存在しないわけですよね。
歯を失った部位の歯茎は生理的に吸収していきます。
粘膜が吸収というのではなくその内側にある骨が吸収していきます。
つまり、歯茎が痩せてくるわけです。
そうなると、入れ歯は徐々に合わなくなります。
完全に合わなくなってから、合わせていくのは至難の業です。
そうなると、作り替えたほうが良いということが往々にしてあります。
この歯茎の痩せ具合というのは人によって個人差が大きく、なかなかひとくくりにいつどうなるかというのは本当に解らないのですね。
ですから、3ヶ月に1回は例え総入れ歯で自分の歯が全くないにしても、定期健診に来ていただきメンテナンスをさせていただきたく思いますよ。
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歯科の医療費控除とは
2022/08/29
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
総入れ歯は型を取れば、次回にはもうできていると思っている人がいますね。。。
正直それはありえないと僕は思います。
もちろん作ろうと思えば、できなくはないかもしれません。
でも、それなりの時間と回数を取らなければ良いものには絶対にならないのですよ。
機能しないものを作っても良いことは絶対にないです。
入れ歯の型取りは2回は必要ですし、咬み合わせ取りも必要です。
場合によっては、この咬み合わせ取りも2回必要なこともあります。
そして、人工歯を並べて、歯肉の形を形成して蝋で作られた入れ歯で歯並びの確認と笑った時の歯の見え方などを確認していくものなのですね。
そして問題ないことを確認して、本入れ歯をいよいよセットという形になります。
ここまで5回(咬み合わせを2回取る場合は6回かかることもあります。)
どうしても技工操作が必要なので、それを行う時間を考えると週に1回のペースで来られたとしても、一カ月半はかかるということです。
そして、その後は調整が必要になります。
だから、機能させるための入れ歯がそんなに簡単にはできないのは知っておいてほしいと思います。
そのくらい大変なことなのは解っていただきたく思います。
どうぞご理解くださいね。
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歯科の医療費控除とは
2022/08/28
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
皆さんは、もし痛む歯があったのならば、なぜそうなったのかを考えることはありますか?
基本的に口腔内の病気は生活習慣病です。
ということは、生活習慣が間違っていた可能性がありますよね。
また、治療途中の歯を放っておいていることはありませんか?
その歯が痛みだしているということも考えられませんか?
そして、メンテナンスには罹られていますか?
口の中における不調和を気のせいとして放っておくことは絶対に止めてもらった方がいいですね。
歯の虫歯や歯周病は生活習慣病であり、感染症です。
虫歯の菌や歯周病の菌は一度感染してしまうと、口腔内にはかならず存在していますし、放置しているとまた感染を起こす可能性があります。
それ故に、定期健診(メンテナンス)に行くというのは非常に大切なことなのですね。
でも、忙しさや煩わしさにかまけてしまい、手入れを怠ってしまったがために起きてしまったのではないでしょうか。。。
もちろん、全てとは言いませんが、恐らくそういうことが多いと思います。
できれば、歯を抜くことなく、末永く自分の歯のままで咀嚼できることが本当は大切なのですね。
中には、歳を取れば入れ歯になると思い込んでいる人もいますが、それは間違いですよ。
できるだけ、自分の歯で生活していくのが一番いいです。
神様が作ってくれた天然の歯に勝るものはないですからね。
1本でも自分の歯があるのなら、部分入れ歯が入っていても大切にしていくことをお勧めいたしますよ。
2022/08/27
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯の痛みは結構、解りにくいものです。
たまに患者さん自身で、ここが当たって痛いのだろうと思い、自分で削られる人がいます。
でも、これは絶対にやめてほしいです。
なぜなら、大抵は見当違いの所を削っている人が多いからです。
削ってはいけない所を削ってしまうと、再製作しなければならないこともありますからね。
そうすると、最初から作り替えになることもありますよ。。。
気持ちは解らなくはないですが、そのようなことはないようによろしくお願いしますね。
僕らが調整の際に使用するモノで、入れ歯の適合を確認するのにフィットチェッカー、P.I.Pというクリーム状の材料があります。
これは主に入れ歯の粘膜に接する面の当たりを診査するのです。
入れ歯の内面は、入れ歯の咬合面から押してみて痛みを感じるようであれば、その当たりの強い部分を削除調整します。
入れ歯を押しても痛くはないんだけど、咬ませると痛いという場合は、恐らく咬合面に問題があります。
左右均等に当たっておらず、奥歯で咬んだときに、どちらかが先に当たっていたりすると多少なりとも干渉するためにズレるのですね。
このようなところを早期接触と言います。
咬み合わせの調整をして、均等に当たるようにしてあげると、そのような咬み合わせで入れ歯がズレて痛むことはなくなります。
もし咬合だけに問題があるのならば、これだけで粘膜に伝わる痛みもなくなりますね。
咬合調整だけで、粘膜面を触らなくてもいいケースというのも多くありますから。
そうは言っても、少なからず不安はありますので、当院ではしっかりその後の粘膜面を検査しますが。。。
患者さんは、この咬み合わせの調整を自分で行うことはできないはずです。
咬合に関することは、歯科医師でなければほぼ解らないはずです。
一般の人が、どことどこが接触して干渉を起こしているのかを判断することは、まず無理ですからね。
でも、痛みを感じる入れ歯に対しての調整で大切なのはここですね。。。
入れ歯を噛み合わせの面から垂直方向に押していたいのか、咬んで痛いのかで直すポイントが違ってきますね。
この辺りがしっかり見れるかどうかで、入れ歯の調整の善し悪しが決まってくるような気がいたします。
入れ歯の調整で患者さんの方では、ただ痛いところを削っているのだと思われがちですが、いろいろなところを見て調整しているのを知ってほしいです。
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歯科の医療費控除とは
2022/08/26
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
僕は入れ歯治療に特にこだわりを持って診療しているつもりです。
それは保険診療や自由診療に関わらずに、頑張っています。
入れ歯と一言で言っても残存歯がある部分入れ歯と自分の歯が全くない総入れ歯とは維持や支持の取り方で粘膜負担か歯牙にも負担を求めるかで違いがありますね。
歯が多くないほうが難しいと言われていますが、歯があっても対合する歯が1本もないとその難しさは倍増します。
その総入れ歯、部分入れ歯の両方に対して、言えることですが、主にどういうことにこだわっているのかを紹介したいと思います。
とこの二つは絶対に成し遂げられるようにしたいと頑張っていますよ。
もちろん保険診療では使用できる材料の制限がありますから材料的に何ともできないことがないわけではないですし、適切な設計というのは違いがありますので、欠損形態やその患者さんのお悩みに対して解決するために自由診療をお勧めすることもあります。
もし、入れ歯製作に対して不安があるのならば、その不安を聞かせていただけませんか?
もちろんできることとできないことはありますが、一度診させて頂きたく思います。
その際には、精一杯頑張る所存ですよ。
これからも多くの入れ歯製作をすることになるかとは思いますが、自分の力を最大限に出せるよう頑張っていきたいと思います。
2022/08/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、まだお若い男性が上顎左側の犬歯から第二小臼歯まで欠損されている方が来ました。
そこには保険診療内で製作されたと思われる入れ歯が装着されていました。
三本分の歯の欠損には人工歯とその前後の歯にクラスプという金属のバネが掛かっています。
これは、もちろん保険診療内では問題ない設計であります。
それこそ、保険診療内の入れ歯では、金属のバネを使用しないわけにはいきません。
しかしながら、あまり適合は良くなく患者さんは、作り替えたいようでしたが前歯に金属のバネが見えるので、見えないようにしてもらいたいとの希望がありました。
そのような方の場合、当院ではノンクラスプ入れ歯をお勧めすることが多いです。
でも、この入れ歯は保険診療で製作することはできません。
自由診療で再作が可能となります。
それでも、インプラントや金属床の入れ歯に比べたら割と安価ではないかと僕は思います。
僕は、その患者さんに「このノンクラスプ入れ歯は今まで金属のバネが掛かっていた部位に金属のバネに変わってピンク色の床と言われるものが残存している歯の歯茎を覆います。保険で使用されているものと違って、柔らかい素材で弾力があります。出し入れする時は弾力があるためそれが維持にも役立ったり、外すときにも楽に外せます。」と言いました。
その患者さんには、非常に魅力的に感じられたのでしょうね。
すぐにこのノンクラスプ入れ歯を決断してくれましたよ。
しかしながら、このノンクラスプ入れ歯が全ての症例で適応ということはありません。
歯周病がある方には、この弾性による把持力が裏目に出てしまい着脱する際に歯を揺さぶって引き抜きの力が働いてしまうこともあります。
そのため、歯茎の点検は必須であるかと思いますし、動揺がすでにある方には不向きなものと思います。
ご希望の方は、その辺りもしっかり診査してから、製作に入るようにお勧めいたしますよ。
2022/08/24
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を作るのに保険にしようか自由診療にしようか悩む方がいます。
保険のものよりも自由診療のものの方が良いのは確かですが、そのメリットを感じられるには条件があるような気がします。
それは、入れ歯の経験値というものでしょうか・・・。
中には、自由診療の高額な入れ歯は痛みがないとか、違和感がないと考える人がいるようですが、それはありえないです。
入れ歯である以上、粘膜に乗っかっているものになるのは保険でも自由診療でも変わりがないですからね。
違和感がゼロや、痛みはないということはできないのですね。
つまりは、どんなに良い入れ歯であったとしても自分の健康な歯と比べたら、明らかに劣りますね。
でも、自由診療の入れ歯の場合、今まで使用していた保険内で作った入れ歯と比べたら、はるかに良いものになるのではないでしょうか。
そういうものだと思います。
僕は、大きい欠損があるにもかかわらず、今まで入れ歯を入れた経験がない人や以前作ったことがあるけれども、暫く入れ歯を入れたことがない人には先ずは、保険の入れ歯を製作した方が良いのではないかということをいいます。
でないと、本当の意味での自由診療の入れ歯の良さを解ってもらえない可能性が高いですからね。。。
もちろん小さい範囲での歯の欠損は、自由診療のノンクラスプ入れ歯をお勧めすることがありますが。
その辺りは、製作に入る前にしっかりと説明をしたいと思います。
当院での精密入れ歯治療の案内は
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歯科の医療費控除とは
2022/08/23
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
現在、新型コロナウイルスの新規感染者が猛烈に多くなり、それに恐怖を感じて歯科医院に行かれないと感じている人は多いのではないでしょうか?
特に65歳以上の方はなかなか外に出たくないと思う人も多いみたいですね。
そのため、入れ歯に痛みを感じていても何とか市販の入れ歯安定剤で対応している人も多いかと思います。
でも、それだと根本的な解決には至りませんし、入れ歯が乗っている粘膜に大きな傷を作ってしまいかねません。
そうなると、そこに大きな傷や潰瘍を作ってしまい、さらに悪化すると癌化するリスクもあります。
そうなったら元も子もないですよね。
歯科医院では消毒や感染予防には万全を期して、対応していますので感染リスクは飲食店に行くよりもかなり低いと思われます。
実際、全国的に見ても現在まで大きなクラスターは発生していませんからね。
どうぞ安心して、歯科医院に来られてください。
そして入れ歯の痛いところを治してもらうようにしましょうね。