2021/12/28
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
歯をすべて失った人には総入れ歯が適応されます。
その際に自由診療で金属床の入れ歯を選択される人もいます。
金属床の総入れ歯にして、良かったという意見をまとめてみると、一番多いのが話しやすくなったということですかね。。。
よく「口の中が広くなったようで、舌が動かしやすい。」と言われる方が多いですよ。
金属床は上顎の場合は、口蓋部分を金属で覆うことになるため、かなり薄くなります。
保険診療で行うレジン床というピンク色のプラスチックだと、強度を保つために厚みをそれなりに確保しなければなりません。
わずか1~2ミリの僅かな差かもしれませんが、入れ歯をしている人にはもの凄く厚く感じてしまうようですね。。。
この厚みが薄くなることによって、舌が動きやすくなり発音がしやすくなるということは多くの症例からたくさん見受けられますね。
また、食べ物が美味しくなったような気がすると言われることもあります。
金属床入れ歯で味が変わるわけではないのですが、味が伝わりやすくなる理由があります。
例えば、おでんのように熱が伝わらないと、美味しく思えないような料理がありますよね。
この金属床入れ歯は熱の伝導性が良いため、温かい食材は温かく、冷たい食材は冷たく感じることが大きいですね。
その他にも、入れ歯が壊れにくくなるということも言えますね。
プラスチックで作られた入れ歯は、どうしても壊れやすいというデメリットがあります。
プラスチックなので、強度的にはどうしても弱いですからね。
その強度を得るために、厚くしなければならないから、違和感も大きくなりやすいのです。
また、上顎が完全に歯を失っていて、総入れ歯が入っていて、下顎がほとんど残存しているようなケースの場合、上顎の歯茎は頬側から生理的に骨吸収してきます。
そうなると、入れ歯を入れて咬合した場合、入れ歯の真ん中に応力が集中し、真っ二つに割れてしまうことがあります。
このようなことを防止するためにも、金属床の入れ歯の方がそのような心配は無くなりますね。
この金属床の総入れ歯は自由診療となりますが、保険診療で製作されたものよりもメリットが多く、長く使用することが可能と思われます。
もちろんセット後の、3ヶ月に1回程の定期健診は必要となりますが、「生活の質」を向上させることができると思います。
特に、チタンという金属を使用したものは、軽くて丈夫ですし、生体親和性も良いとされているので、金属アレルギーのある方でもほぼ大丈夫と言えます。
保険診療で入れ歯を製作したは良いですが、毎月のように壊れてきてしまうために何度も何度も歯科医院に行って修理をしてもらっている方も実際はいるようです。
それならば、金属床の入れ歯で極力壊れにくくした方が長い目で見て、医療費も安くなるかもしれませんからね。
金属床入れ歯は自由診療のため、セット時の安いものではありませんが毎日、自分の歯として機能させるものです。
後悔することなく、生活の質の向上のためにも最良の選択をするべきかと思いますからね。。。
気になる方は、是非、ご相談下さい。
☆令和3年12月28日(火)午後の部~令和4年1月3日(火)まで当院は冬期休暇となります。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承願います。
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歯科の医療費控除とは
2021/12/27
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院の立地上、歯ぎしりでお悩みの方は多いです。
当院のあるこの辺りは、新潟駅前で中規模以上の会社が多いですからね。
仕事のストレスを抱えている人が多いように感じます。
人間は太古の昔から、ストレスを抱えていると歯ぎしりをしていたのではないかという説もあります。
現在でもこの社会的なストレスは人に重くのしかかっています。
学校や会社、家庭、そしてこのコロナ禍による生活の制約のためのストレス。。。
現代人の多くは、このストレスと上手く付き合っていかなければならない状況ですよね。
この歯ぎしりや喰いしばりは、日中にも何かに集中していると思わず喰いしばってしまったり、噛みしめてしまったりする人がいます。
この日中の噛みしめは、意識して治すことが可能とされています。
しかしながら、夜間就寝時の喰いしばりや歯ぎしりはいくら意識してもなかなか意識しようもないのが現実です。
そう言っている自分も、夜間の歯ぎしりには相当悩まされました。
自分の歯ぎしりの音でビックリして起きたこともあります。
何とも言えない音でしたが、「ガガガッ」という擬音で大きな音でしたね。。。
それ故に歯ぎしりがひどくて歯を割ってしまい、抜歯に至ったことも過去にありました。
患者さんの中には、しょっちゅう被せ物や詰め物が外れるとか、歯が割れる、歯の頭や歯茎の歯質がすり減ってしまい、歯がしみるという人も少なくはないと思います。
そのような方は、恐らく夜間の歯ぎしりをしているのではないでしょうかね。
ただ、この就寝時の歯ぎしりは寝ているときに起こることなので自覚症状に乏しいのは否めません。
でも、そういう方は実際多いです
そのような方には、対症療法になってはしまいますが就寝時にナイトガードというマウスピースをお勧めします。
ナイトガードは歯ぎしりを止めることはできますんが、歯に掛かる負担はかなり減らすことができます。
きちんと就寝時に使ってもらえれば、被せ物の脱離とか歯の咬耗、歯根破折は防止できるかと思いますよ。
もし、そのようなお悩みがありましたらご相談ください。
このナイトガード製作は保険診療内で製作可能です。
2021/12/26
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、入れ歯のバネが掛かる歯が大きく欠けてしまい、そこにバネが機能しないためにカパカパになってしまったという患者さんが来院しました。
もともと当院で入れ歯を作った方だったのですが、その歯がとても持ちそうな状態ではないため抜歯を勧めました。
患者さんは、「え、そうなるとどうなるのですか?カパカパのままですか?」と心配していました。
僕は「幸い抜歯しなければならない歯の隣の歯は健康な歯ですし、その歯にバネを掛けるようにしましょう。」と言いました。
患者さんは「あ、そういうことができるのですか。。。よかった~。」と言ってました。
実際その方は、その使い物にならなくなった歯を抜いた後、そこに入れ歯の方に人工歯を足し、その隣接歯にバネを掛けて今では安定したものになっていますよ。
このような処置を増歯とクラスプ新設といいます。
割と多い処置でもあるので、お困りならばご相談ください。
2021/12/25
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯が痛くて噛めないという人は少なくないです。
その痛いままで、我慢して使用していると粘膜に傷を作ります。
その傷が大きくなって、えぐられているが故にできる潰瘍を入れ歯による褥瘡性潰瘍と言います。
これに対して多くの患者さんは、よく入れ歯の安定剤を使ってやわらげようと考えます。
でも、それでは基本的には治りません。
粘膜への当たりの強い所を取らないと、状況は良くならないものです。
褥瘡性潰瘍は、原因となっている入れ歯の辺縁部位をしっかり削除して、当たりを弱めてあげればそれで治ることが多いものです。
しかしながら、患者さん自身でそれを判断し、勝手に削ることは止めたほうがいいです。
よく全く見当違いの所を削ってしまい、入れ歯が使い物にならなくなってしまった人も見たことがありますからね。
その当たりの調整は、是非、かかりつけの歯科医院で調整していただくことをお勧めいたします。
この褥瘡性潰瘍は放置して、悪化すると癌化することもあると言われていますから注意しましょうね。
2021/12/24
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
上顎にわりと多いのがフラビーガムとよばれる、ぶよぶよした粘膜がある人が結構います。
程度にもよるのですが、範囲が広く入れ歯の維持安定に影響を及ぼすようであれば、手術して除去することも考えなければなりません。
一般的には除去しないまでも、そのぶよぶよした粘膜に強い圧力がかからないように内面を大きくくりぬいて対応しますが、総入れ歯の場合どうしてもそのぶよぶよした粘膜の上に歯が並ぶケースが多いので、完全な無圧状態にはできません。
これが大きければ、大きいほど難症例になるのは間違いないですね。
このようなケースの場合、適合のいい入れ歯を装着しても噛むたびに入れ歯が上下に動くのは否めませんからね。
では、なぜフラビーガムができたのかと言いますと、おそらく下顎前歯部の突き上げが強いかと思います。
本来は、臼歯同士で咬み合っていたのが、古くなって摩耗し前歯部が強く当たるようになって、突き上げるようになったかと思いますね。
こうなるとお使いの入れ歯を修理し、内面に粘膜調整剤を敷く前処置から入ります。
よって、新製義歯を作り出すのにも時間がかかるし、作り出してからも大変かと思いますね。
でも、極力、満足してもらえるよう頑張っていきます。
2021/12/23
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先々月のことですが、ある患者さんが入れ歯を製作したいと新患で来られました。
その方の足腰はしっかりしているようでしたが、年齢は90歳ということでした。
お口の中を拝見すると上下顎とも歯は一本もなく、他院で作られた入れ歯が入っていました。
耳も遠く、こちらの支持することも聞こえないようなので、僕は新製することは困難だということをご家族に伝えました。
そのため、今の入れ歯を何とか使えるように調整することをお勧めしました。
何度かの調整のうちに、ご本人も「うん、痛くないし食べれる。」とおっしゃってくれました。
でも、本人は「どうしても、新しい入れ歯を作ってほしい。」という旨を僕に伝えました。
そこで、ご家族の了解を取り、新しい入れ歯を新製することにしましたが予想以上に難しかったですね。
でも、その入れ歯が先日、ようやく入りましたが1回目の調整時には割とスムーズに調整を終えることができましたが。
問題はこの次です。。。
セット時には解らないことが食事時に発覚し、二回目の入れ歯の調整の時に患者さんはその旨を言ってくるでしょうからね。
真摯に向き合って、痛みがないように頑張って調整していきたいと思います。
2021/12/22
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
当院の場合、自由診療で製作する総入れ歯は主に金属床入れ歯というものになります。
保険診療ではピンク色のレジンというプラスチックを床部分全面に敷きます。
どうしてもプラスチックですので、強度は強くないですし、強度を保つために上顎であれば口蓋部分は厚くなりますし、下顎の舌側部分も厚くなります。
一応、補強線というものがレジン床の中に入りますが、それ程の強度は見込めないため、床部分が厚くなってしまいます。
自由診療とはなりますが金属床の場合、そこが金属になるため、強度は保証されますし、薄くできます。
入れ歯が割れるリスクというのは、ほぼないですね。
金属床にすることによって、舌の自由度が増して発音にもいい影響が出ます。
よく見るケースで、上顎が総入れ歯やそれに近い状態で下顎の歯がほぼ残存している人がいます。
そのような方は大抵、咬合力も強い方が多いです。
歯があった時からも、この咬合力が強すぎてしまったため咬合性外傷というものを引き起こし、歯周病も手伝って歯が抜けてしまったか、歯を抜かなければならない状況になっていったのだと思います。
それは、上顎の場合、欠損歯茎の唇頬側から骨が吸収されるため、もともと歯が並んでいたものより幅が狭くなり小さくなってしまうのですね。。。
そうなると総入れ歯を製作する際に、下顎の歯に対して正常咬合配列を施そうとすると、歯茎の一番高い部分より外れて、歯を並べなければならなくなります。
これを防止するためには、人工臼歯の咬み合わせを変えて交叉咬合配列にするなどの工夫が必要になります。
でも、この金属床で、特にチタンを使用したものであれば、入れ歯そのものも軽いですし、貧弱な顎堤にも対応できます。
もし、入れ歯がしょっちゅう壊れてしまうため、困っているという方は一度検討していただけたらいいと思います。
入れ歯は毎日の生活の中で、天然歯の代わりとして日常の食事や会話に関わっているわけです。
その負担を担う入れ歯がしょっちゅう壊れてしまっては、良い入れ歯とは言えませんからね。
咬合力や顎堤の状態によっては、大変いいにくいことではありますが、保険診療で決められている材料で入れ歯を作っても限界が来るのは早いですよ。
そのため、入れ歯が割れて、その度に修理をして、また割れるというようなサイクルでいるのならばこの金属床で解決することをお勧めいたします。
生活の質を高めるためにも、お勧めですよ。
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歯科の医療費控除とは
2021/12/21
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
入れ歯を入れて不自由なく食べれるというのは、凄く幸せなことだと思います。
なぜなら、そう感じていられるのは、実は少数派だからです。
ほとんどの入れ歯使用者は、そう感じるまで相当な時間と練習が必要です。
だから、もし、入れ歯であったとしてもその維持は大切なことだと思います。
さて、皆さんは入れ歯を作り替えなければならなくなる最大の要因は何だと思いますか?
歯茎が痩せてくるからというのももちろんありますし、人工歯がすり減って咬み合わせがずれてくるからということもあります。
でも、最大の要因は歯をまた抜くからだと僕は思います。
もちろん、抜かなければならない歯というものはあるかもしれません。
重度の歯周病や重度の虫歯では致し方ないですものね。
でも、予防しようと思えばできた可能性も高いのですよね。
虫歯も歯周病も生活習慣病ですからね。
生活習慣を改めれば、かなりコントロールもできるものなのですよ。
そのためにも、日常のブラッシングはもちろんですが、歯科医院での定期健診とクリーニングは欠かさないようにしてほしいです。
一度作った入れ歯が良いものになったとして、また歯を抜いてまた作り替えるという悪循環はもう断ち切りましょう。
それが本当の意味で、良い口腔内状況と言えるのですから。
2021/12/20
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
新しい入れ歯を入れて頬を噛む、舌を噛むということはよくあります。
どうしてもお口の中の環境が変わるため、口腔周囲の筋や神経が調和するまで時間がかかるためだと思います。
でも、適正な上下顎の顎間関係と問題ない人工歯の排列であれば、頬をよく噛むとか舌をよく噛むということはなくなっていくかと思いますよ。
その目安は、だいたい2週間ぐらいと僕は経験的に思います。
従って、その間はその辺りの積極的な調整はしませんね。
もちろん、入れ歯が乗っている歯茎に痛みがあったり、咬み合わせの高さに問題があるようなら話は別ですが。。。
ただ頬を嚙みやすいとか、舌を噛みやすいという問題は起こりやすい問題だということは認識しておいてほしいです。
神経筋機構が早く正常に働くために、使用を続けてほしく思いますよ。
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歯科の医療費控除とは
2021/12/19
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
先日、まだお若い女性が上顎右側の犬歯から第二小臼歯まで欠損されている方が来ました。
現在の部分入れ歯は保険診療内で作られていて、欠損部の前後の歯にクラスプという金属のバネが掛かっています。
これは、もちろん保険診療内では問題ない設計で金属のバネを使用しないわけにはいきません。
僕は、その旨を患者さんに伝えました。
患者さんは「出来れば、金属のバネを使用しない入れ歯を作っていただきたいのですが。。。でも、保険が利かないというのを聞いたことがあるので、実際どんなものでしょうか?」と言ってきました。
当院では、金属のバネを使用しないノンクラスプ入れ歯をお勧めしています。
この入れ歯は保険診療で製作することはできません。
しかしながら、金属床の入れ歯に比べたら割と安価ではないかと思います。
僕は、その患者さんに「このノンクラスプ入れ歯は今まで金属のバネが掛かっていた部位に金属のバネに変わってピンク色の床と言われるものが残存している歯の歯茎を覆います。保険で使用されているものと違って、柔らかい素材で弾力があります。出し入れする時は弾力があるためそれが維持にも役立ったり、外すときにも楽に外せます。」と言いました。
その患者さんには、非常に魅力的に感じられたのでしょう。
すぐにこのノンクラスプ入れ歯を決断してくれましたよ。
しかしながら、このノンクラスプ入れ歯が全ての症例で適応ということはありません。
歯周病がある方には、この弾性による把持力が裏目に出てしまい着脱する際に歯を揺さぶって引き抜きの力が働いてしまうこともあります。
そのため、歯茎の点検は必須であるかと思いますし、動揺がすでにある方には不向きなものと思います。
ご希望の方は、その辺りもしっかり診査してから、製作に入るようにお勧めいたしますよ。