入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

部分入れ歯セット後は予防へ。

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当院では入れ歯をセットして、それで終了ということはないです。

入れ歯を入れていると言ってもほとんどの方は、歯が一本以上は残存している部分入れ歯の方です。

ということはその残存歯を今後は守っていかなければならないわけですよね。

これ以上は歯を抜かないようにしなければいけないと思います。

できるだけ残存歯はしっかり守っていき、あまり短期間で抜歯して入れ歯を再製作するということは考えたくないです。

でも、虫歯菌や歯周病菌は一度でも感染してしまっているのならば、完全に除去するということは不可能です。

つまりは残存歯がある以上は、そのリスクにさらされているのですね。

また、その人が虫歯に弱いのか歯周病に弱いのかは検査をしなければなかなか解らないです。

当院ではその検査をするためのSMTという唾液を採取して、判定するキットがあります。

もし、ご希望ならばそのリスクを明確にして今後の予防のために提言していきたく思います。

3ヶ月に1回の定期健診の際にも、その辺りを確認することをお勧めいたします。

リスク判定して、それに対応した予防処置をしていきましょう。

☆SMT検査は3000円(税抜き)です。お気軽にスタッフにお伝えください。

 

 

歯の無い時期をなくすための即時入れ歯とは。。。

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初めて入れ歯を入れる人で、入れ歯になって良かったと思う人は恐らくいないと思います。

どんなにいい入れ歯でも、健康な状態の歯には絶対に勝てませんからね。

やはり、神様が与えてくれた歯や咬合が一番です。

だからこそ、そのための定期健診は欠かさずに行いましょうね。

でも、もし、不幸にも重度歯周炎のために歯がプラプラした状態で残存していた場合、咬合や咀嚼が困難になり食物が上手く食べれないようになった場合は、いっそ保存不可能な歯を抜歯して、入れ歯にした方が良く咬めるようになることもあります。(そのような状態にならないように、健康な状態をホームケアと定期健診で維持するのが望ましいのですが。。。)

 ちょっと前の事ですが、多数歯に渡る重度歯周炎のため、多くの歯を抜歯しなければならないような患者さんが来られました。

その方は、60代の女性で人前で話をする仕事をしているため、「歯を抜かなければならないのは、仕方ないと思っています。でも、ないままの状態がしばらく続くのは嫌です。それと、歯がなくなると空気が漏れて発音しにくいでしょ。」と言われました。

僕は「本来は入れ歯は抜歯して、その後、しばらく傷の治りを待ってから新製することが一般的な作り方です。

でも、即時入れ歯と言って抜歯後、すぐにセットする方法もあります。

でも、これは、あくまで傷の治りを予測して作るので、あまり良い入れ歯にはなりえません。当院ではこれはあくまで仮入れ歯としてとらえていますが、それでもいいですか?恐らく、傷が治ってきたころは、作り替えか入れ歯の内側を裏打ちするという処置が必要になるかと思います。」と言ったところ、それでもいいという返事をいただきました。

そのため、プラプラの歯に気をつけて型と咬み合わせを取り、模型製作を行いました。

人工歯は今ある歯の大きさと色を確認して、入れ歯製作に入り、入れ歯を完成した状態にして、2回目の来院時に抜歯をして入れ歯のセット、調整を行いました。

抜歯数は上下顎の歯を14本、その後に入れ歯の調整に一時間ほどかけて調整をしました。

多数歯に渡る抜歯後の即時入れ歯の調整は、かなり難しく咬合関係にも不安がありますが、良い状態でセットできたかと思います。

 そして数か月ほど経ちましたが、現在はほとんど問題なくご飯も食べられ、口元の審美性や咀嚼能力も回復していると思います。

でも、発音はかなりしにくく、自分では思ったように話せていないと仰っていました。

まだまだ、これから歯茎の状態は変化してきます。

最終的には、本入れ歯を新製しなければならないかと思いますが、それまではこの即時入れ歯という仮入れ歯を使いこなしていただき、リハビリをしていただきたく思っています。

この段階を乗り越えられれば、新製入れ歯になった時は見違えるほど良いものになっていくと思いますよ。

 

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抜歯後、既存の入れ歯に歯を足して増歯した後は。。。

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最近、抜歯後に現在使用中の入れ歯にその抜歯部位に歯を足す作業、つまり「増歯」という作業をすることが多いです。

これは、残存歯が重度歯周病や重度虫歯により保存が困難なため、その部位に歯を足して一応歯があるように見せかけたり、機能できるようにするためのものです。

これで済むようならば、作り替えをしなくても良いかもしれませんが、どうしても抜歯した部位は傷の治りと共に骨吸収を起こすため、作り替えないにしても、内面に裏装という裏打ち処置が必要になりますね。

ですから、抜歯して増歯の処置で終わりということはないですね。

また、どうしても既存の入れ歯に歯を足すので継ぎはぎの入れ歯になるので、あまりきれいではないです。

その辺りが気になる方も多く、その場合は新製されることをお勧めしていますよ。

 

先日も、上顎の前歯が3本残存していましたが、重度歯周炎のため抜歯し増歯して内面に粘膜調整剤を敷きました。

形上は総入れ歯ですね。

その方は、初めからそのことはよく理解しており、傷が治ったら新しく入れ歯を作りたいと仰っていました。

その際には、保険外で入れ歯を作りたいという希望があります。

自由診療で入れ歯を製作することはもちろんできますし、その方がメリットは多くありますね。

しかしながら、作り出すタイミングは抜歯部の傷がしっかり治ってからが基本ですので、時間がかかることは了承していただきました。

そのタイミングを間違って製作に入ってしまうと、入れ歯の維持安定に大きく影響を及ぼすので注意して製作していきたいと思います。

 

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歯をこれ以上失わないために大切なことは。。。

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入れ歯治療を得意として、日々の診療を頑張っていると必然的に抜歯症例も多くなります。

どうしても重度虫歯や重度歯周病の歯の抜歯→傷の治癒→入れ歯製作という流れになりますから、ある意味仕方ないのですが。。。

それこそ、数年前は、(これから入れ歯製作ができる。)ということを考えると、喜んでいた部分も自分の中にあったかもしれませんね。

でも、今はあまり嬉しくないですね。

特に自分で作った部分入れ歯の方で、残存歯を抜かなければならなくなった時は悲しい気分もあります。

もっと、「ブラッシング指導を徹底的にしなければならなかったかな~。」とか、「もっと短い期間での健診を勧めれば良かったかな~。」などの後悔の気持ちが先に立ちます。

でも、多くのケースの場合は、1~3ヶ月に1回の定期健診に罹らなくなり、ある日、突然予約の電話がかかってきて、「歯がプラプラするから診てほしい。」と言う依頼で来られて、診てみるともう、保存不可能という人が圧倒的に多いです。

特に30~50代で若いうちに、歯を失って入れ歯を装着している人は、定期健診に罹らなくなる傾向が強いと思います。

その世代はまさに、働き盛りという世代で、何より仕事が大切なのでしょうね。。。

1回か2回の健診には来てくれても、長続きする人は少ないです。

逆に、全部歯があってしっかり健診に来られている人では、歯を抜くことはほぼ無いですよ。

言うなれば、それこそ自分の口を守ろうと思う意識の差が全然違うのですね。

歯を失ってから、それを悔やんでも遅いです。

入れ歯で、自分の歯の代用をしようとしても、所詮は異物です。

元々、あった自分の健康な歯に勝てるわけはありません。

それこそ、入れ歯で何でも噛めると言っても、咀嚼能力は断然低いのが入れ歯なのですから。。。

もちろん、入れ歯のケースになった場合、良い入れ歯を提供できるように最大限の努力をしていますが、神様が与えてくれた自分の歯には、なれませんよ。。。

今、ブリッジや部分入れ歯が入っている人は、特にその点に注意して定期健診とブラッシング指導、歯石取りを受けて頂くことをお勧めいたします。

永久歯は抜いたら、二度と生えてきませんからね。。。

是非、大切に考えましょう。

 

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金属のバネが見えない部分入れ歯にするには。。。

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部分入れ歯の支えをしてくれている残存歯にかける金属のバネをクラスプと言います。

このクラスプは保険内で作る部分入れ歯では、絶対的に必要です。

しかしながら、部位によってはそのクラスプが見えてしまい、他人に「あ、入れ歯だ。。。」と解ってしまう事があります。

それを気にされるという人は多いです。

このクラスプというのは、保険診療内では残存歯に維持を負担してもらうために部分入れ歯で必要となります。

そうでないと、入れ歯は咀嚼や会話をする度に、すぐに脱離してしまいますからね。。。

口腔内で機能した時に脱離してしまうと、ご飯を食べることもできませんからね。

たまに、このクラスプを嫌って外してほしいという依頼を受けることがありますが、それは止めた方がいいと思います。

維持が取れないため、安定感がもの凄く悪くなりますから。

そうすると、咀嚼時や発音時には全く機能しない入れ歯となってしまいますからね。。。

かといって、いわゆる前歯というものに金属のバネが掛かっていると正直、目立ちます。

代案としては、自由診療になりますがノンクラスプ入れ歯というものがあります。

これはクラスプの代わりに特殊なレジンというプラスチックで残存歯の歯肉に伸ばし、歯間部分に這わせて作ります。

このプラスチック自体に弾力があり、維持が良く審美的です。

金属のバネの代わりに、そのレジンというものが見えはしますが、歯肉色のため、それほど目立ちません。

ただ歯周病の程度が悪い方は、着脱の際に引っ張られるため向き不向きはあります。

もし適応を間違えてしまうと、歯の寿命を縮めてしまいますからね。

もし、気になるようであればご相談下さい。

残存歯が頑丈で、前歯に係るクラスプが気になるようでしたら、お薦めの審美入れ歯と言えますよ。

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即時入れ歯で対応することもあります。

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歯を抜かなければならないほど、虫歯や歯周病がひどくなり、歯科医院で抜歯をされたことがある人は多いと思います。

そこまで悪くしてしまったという意識はある意味、多くの患者さんはお持ちのケースが多いです。

しかしながら患者さん自身でも、恐らくこれは抜かなければならないのだろうなという意識はあるのだけれども、その後、歯がないままでは仕事や生活に支障が出るのが怖くて、歯科医院に行けないという人を過去にもたくさん見てきましたよ。

確かに通常は、悪い歯を抜いて、その傷が治ってから新しい入れ歯を作るのが一般的なセオリーです。

しかしながら、歯を失ったままでは仕事や生活に支障があるのは困りますよね。。。

特に営業の仕事やイベントなどで人に会うため、歯がないままではいられないなどですね。。。

そのような方には、即時入れ歯を製作することがあります。

これは、歯を抜く前に型と咬み合わせを取らせていただき、あらかじめ抜く予定のところに入るように入れ歯を先に作ってしまいます。

そして、次回に来られた時には入れ歯ができた状態で、抜くべき歯を抜いてセットするという手法です。

これであれば、歯がなくなったことを人に知られることはないですね。

しかしながら、あくまで即席で作るものなのでそれほど良いものではないですし、歯茎は抜歯をすることによって変化・吸収してきます。

そうなると、入れ歯の適合そのものが合わなくなるため、傷が治ったらしっかりとした新しい入れ歯を作ることをお勧めいたします。

当院では、この即時入れ歯は仮り入れ歯としてとらえています。

保険の入れ歯であれば、保険のルールにより半年経たないと作れません。

ここにも多少問題があって、歯を抜いてから歯茎が落ち着くのは、長くても2月ほどだと思うので、もし、早めに良い入れ歯を入れたいと思われるのならば自由診療の入れ歯を考えてもいいのではないでしょうか。

そのようにすることで、見違えるような良い入れ歯が入るかと思いますよ。

 

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総入れ歯の超難症例は多くなったと思います。

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自分の歯が上下顎とも一本もないという、総入れ歯の人は少なくなった感が確かにありますね。

これは、歯を残すように歯科医療従事者が努力してきたのと、一般の方にも歯を残すんだという意識が高くなったからだと思います。

しかしながら、超難症例という人は多くなったと思います。

これは医療の発達に伴い、平均寿命が長くなったからだという気が致します。

早い時期に歯を抜いて、高齢者になると歯茎の吸収変化が大きくなってしまい、尋常じゃなく歯茎がやせているという方を多く見ます。

特に、若いうちに歯を抜いてしまうと歯茎の吸収は大きく歯槽骨がほぼなくなってしまい。残存している顎骨がペラペラに薄くなってしまう方がいます。。。

もちろん個人差はありますが。

そのような方に、総入れ歯を製作し吸着、維持安定を得るのはかなり難しいと思います。

総入れ歯の場合、歯をすべて失っている以上、維持や支持に関わるのは失ってしまった歯の歯茎(顎堤)と唾液、口腔周囲の筋圧や舌圧等ですね。

また、高齢者は唾液量も若年者に比べて少なくなるので、条件が悪くて大変なケースというのが多いです。

でも、入れ歯を諦めたら食べる手段が無くなってしまうのも事実ですね。

高齢者の方にインプラント治療は考えにくいですし。。。

でも、諦めたらそこで終わってしまうので、諦めずに良い入れ歯ができるように頑張ります。

 

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金属床の入れ歯はメリットが多いです。

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当院で自由診療で総入れ歯を作りたいという方は多いです。

総入れ歯の場合で、自由診療の入れ歯となると金属床という入れ歯になりますね。

金属床の入れ歯とは、上顎であれば金属で口蓋面を覆います。

下顎であれば、金属で舌に触れる面を金属で覆います。

この金属床の入れ歯は、保険のプラスチックの入れ歯と比べてメリットが多くあります。

まず金属にすることで、食物の熱を感じやすくなります。

例えば、「おでん」や「もつ鍋」などは熱い温度を感じて初めて美味しく感じるものでもありますよね。

その熱が伝わることによって食事のおいしさは変わっていきます。

また、口蓋面や舌足の面が金属にすることによって床と呼ばれる面を薄くできます。

そのことによって、舌の自由度が増え話しやすくなります。

また、丈夫ですので入れ歯がそうそう壊れることはないです。

保険の入れ歯だと、どうしてもこのあたりの改善は困難です。

入れ歯は毎日、食事や会話の際に使うものです。

自分の生活の質を上げるためにも、是非、考えていただけたらと思います。

(写真は自由診療で製作した金属床義歯です。使用材料はチタンです。)

 

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自分の健康な歯に勝るものは入れ歯では作れません。

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自分の歯を全部抜いて、総入れ歯にしたいという人がたまにいます。

入れ歯になれば、自分の歯の問題点は全て解決できると思っているのかもしれませんが、それは幻想でしかありません。。。

自分の歯が無くなってしまう問題点の方がはるかに大きいことの方が多いのですよ。。。

どうしても異物ですからね。。。

神様が与えてくれた歯とは違うのはご承知くださいね。

(重度歯周炎の場合は、別かもしれませんが。)

先日も、そのような希望を持つ人が来られました。

口腔内を見てみると、多少は歯の欠損がありますし、歯周組織を検査すると確かに歯周炎は進行していましたが、全歯を抜歯するほど悪くはないと説明させていただきました。

その患者さんは少々、がっかりした様子でした。

よくよく総入れ歯にしたい希望を聞いてみると、「歯並びもきれいになるし、歯周病に悩まされることもないから。」とのことでした。

確かに長い目で見ると、歯周病を食い止めることができずに、抜歯になるケースは考えられなくもないですがまだ50代前半の女性ですし、入れ歯になった時の不調和を考えたらお勧めできないなと思いました。

この患者さんには、その入れ歯にした時の考えられる問題点を伝えると、納得していただけたような気がします。

まず、その問題点とは
1、天然歯に比べて咀嚼能率は格段に低くなること。
2、初めて大きな入れ歯を入れた時の違和感は、相当苦痛があること。
3、食材については、かなり制限があること。(硬いものを食べるのは、困難。)
                                      等を説明させていただきました。

 確かに、あまりにも進行してしまった歯周病で一気に総入れ歯になる方はいなくはないですが、安易には考えないでいただきたく思います。

そのぐらい、新しい入れ歯に慣れるというのは、患者さんにとっても大変なことなのですからね。

 

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歯を失った後は、どうしましょうか。。。

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多くの人は、入れ歯はできればあまりしたくはないですよね。

僕としては、入れ歯治療は大好きですが、入れ歯をしたことがない人に何の問題もなく一発で完全なものが作れるほどは自信がないですね。。。

まあ、歯周病でプラプラに揺れている歯よりは良いものになるかとは思いますが。。。

だから僕ら歯科医師も、極力は入れ歯を避けるような処置を進めることが多いです。

入れ歯だと、どうしても違和感や噛み心地が良くないというのはあります。

一本だけの欠損ならば、第一選択はブリッジだと思います。

ブリッジは、固定性の補綴物なので咬んだ感触は天然歯に近いです。

実際、よく咬めます。

でも、問題点がないわけでもないです。

欠損した両隣在歯を削らなければならないデメリットがあります。

欠損した両隣の歯にもし虫歯があれば、それを削って被せると言うことに強い抵抗はそれほどないのですが、もし、健康な歯ならば気分はいやなものです。

ですから、そのような人には歯科インプラントも勧めることがあります(当院では歯科インプラントはしていないので、必要な方には大学病院か近くの一生懸命に歯科インプラントを勉強している先生に紹介させていただいています。

もちろん保険診療ではないのでかなり高額ですが。。。

それに変わるものというと、やはり入れ歯でしかないというのも現状であります。

ただ、保険診療となると金属のバネ(クラスプ)を使用したものになります。

それ以外のものとなると、考えられるのはノンクラスプ入れ歯なのではないかと思います。

これも保険診療ではできないものではありますが、歯科インプラントと比べると安価だと思います(当院ではインプラント治療は行っていません。ただ咬み心地は歯科インプラントの方が入れ歯よりも遙かに良いとは思います。)。

また、このような少数歯欠損のケースは若い世代の人が多く、金属のバネを見えてしまうのを極端に嫌う方が多いため、ノンクラスプ入れ歯(金属のバネを使用しない入れ歯)を選択する人が多いです。

このノンクラスプ入れ歯は、審美的には良いものになります。

残存歯の歯間部の歯肉に床と言われるピンク色の材料を這わせて作ります。

床材料は、保険で使用するものよりも柔らかく弾力もあります。

そのため、維持力も優れています。

ただ残存歯を挟むようにして維持を図るため、残存歯の歯周病の程度はかなり注意して診ていかないといけないですし、動揺のある歯には使いたくないものであります。

このノンクラスプ入れ歯の適応はかなり多く、患者さんからも喜ばれていますね。

当院では、このノンクラスプ入れ歯の症例も多く行っています。

ブリッジや歯科インプラントに抵抗を感じる方は、是非、考えていただけたら良いと思います。

その際にはまず、残存歯の状態を確認してからノンクラスプ入れ歯の製作を行いたいと思います。

もし、気になる方はご相談いただけたら幸いです。

 

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