入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

総入れ歯の方でも、定期健診は必要と思います。

新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 当院では総入れ歯でも、当院で製作した入れ歯の場合はメンテナンス(定期健診)に来ていただくよう3ヶ月の間にリコールのハガキなり封書が届くようにしております。

最近では、ショートメールも活用しています。

定期的に来ていただいている方はほとんど作り直すことなく、ちょっとした調整や指導で済むことが多いです。

 しかしながら、正直、総入れ歯や部分入れ歯でも総義歯に近いような部分入れ歯の方はあまりリコールに来ていただけていないのが現実だと思います。

恐らくこれは「歯がないのだからメンテナンスなんて必要ない。」や、「痛くないから調整しなくてもいい。」という気持ちが、そうさせているのかと思います。

でも、このメンテナンスはあくまで痛くならないようにし、入れ歯を快適に使用してもらうための処置や指導です。

実際、歯茎の吸収変化の大きい方は、僅か2カ月でもかなり変化するのを経験しています。

そうなると、入れ歯の裏装という裏打ち処置が必要なことがあるのですね。

それでも、あまりにも歯茎がやせてしまい、作り替えなければならないというケースも多いです。

できるだけそうならないように、使い慣れた入れ歯をしっかり使えるようにと考えていただけたら幸いですよ。

僕ら製作した歯科医師もその変化や推移は見たいですし、自分で製作した入れ歯だからその変化がよくわかります。是非、入れ歯の方にもメンテナンスに応じていただきたく思います。

当院での精密入れ歯治療の案内は
自由診療 料金表の案内は
歯科の医療費控除とは

☆8月予定の移転開院時のタイミングで、一緒に働いてくれる新しいスタッフも正社員として若干名募集いたしております(もし、ご興味のある方は、当院HPの求人・採用情報https://www.ringo-dental.jp/recruit-dh/を見ていただき、お電話を頂けたらと思います)。

入れ歯より自分の歯の方が大切ですよね。

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当院には若い年代の方でも、重度の歯周病や重度の虫歯で入れ歯製作される方が多くいますね。

僕は入れ歯を得意とし、入れ歯治療が本当に大好きですので、ありがたい気持ちにはなります。

しかしながら、もし欠損している部位を入れ歯にしたとしても、それ以上の欠損は作らないようにしたいと思うのです。

でも、多くの入れ歯を装着している患者さんは、あまり口腔内に関心を持たない人が本当に多く歯磨きもあまりやってくれなくなる傾向があるようです。

だから、また虫歯や歯周病になり、さらに歯を抜き、入れ歯製作しなければならなくなるという人が圧倒的に多いです。

そうなると、早い段階で全ての歯を失い総入れ歯になるという人をどれだけ見てきたことか。。。

どんなにいい入れ歯が入ったとしても、自分の健康な歯には絶対に勝てないものです。

そりゃそうですよね、自分の歯は神様から与えられたものですから。

どんなに入れ歯の名手でも、元々の歯には戻せませんからね。

でも、部分入れ歯であるなら、それこそ残っている歯がまだ、あるではないですか。

それ以上の歯の欠損ができると、今以上に入れ歯を大きくしなければならず、慣れるのにも大変ですよ。

脅かすつもりはないですが、これは事実ですから。。。

だから、残せる歯はしっかり残るように日常の歯磨きはもちろんですが、残存歯の定期健診にはしっかり来てくださいね。

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新しい入れ歯セット後は頬や舌を噛みやすいことがあります。

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新しい入れ歯を入れて、調整に来られる際によく頬や舌を噛んでしまうと言うことをたまに聞くことがあります。

これは、人工歯の排列位置が基準から外れているということも考えられなくもないかと思いますが、それだけではないですね。

つまりは、いわゆる適正な咬合高径であり、水平的な位置関係も問題ないようであるならば、時間が解決してくれることが多いです。

そのため、積極的に入れ歯を削ると言うことや、樹脂を盛り足すようなことはしないことが多いですね。

これは、恐らく新しい入れ歯になったことにより、口を取り巻く口腔周囲の神経・筋機構が調和していないからなのでしょうね。

つまりは、慣れてもらえれば使用できるものと思われます。

経験的にセットしてから約2週間ぐらいで、そのようなことがなくなることが多いですよ。

それまでは、咀嚼する際にはゆっくり噛むようにしていただき、時間がかなり経っても噛むことが多いようなら製作した歯科医院で相談されるのが良いかと思いますよ。

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スタッフが宝だと真剣に思っています。

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一般的に歯科医院の仕事ってなかなか解りにくいですよね。

この仕事は、患者さんを迎えて口の中で行われる作業な訳ですが、なかなかその仕事内容を患者さんは見ることができませんから、仕方ないですね。。。

一般内科や外科などのお医者さんや看護師さんとも違いますからね。。。

でも、実際に治療に当たるときは医療行為として行うわけですから、かなりの緊張感を感じてやるわけです。

また、歯科医院を取り巻く社会環境も一昔前と比べて、かなり厳しく言われています。

本当に必要なことなのかエビデンスがハッキリしていないものまでの消毒や滅菌の徹底や、保険点数は条件をつけて変更する等など。。。

そしてそこまで、配慮したとしてもこのコロナウイルス騒動の際には、何故かやり玉に挙げられる。。。

そしてマスコミの過剰に危険をあおる報道。

本当は、そんなことないはずで、どこの歯科医院でも消毒滅菌にはかなり気を配っているはずなのにと思います。

 

本当に歯科医療そのものの発展よりも、社会環境の変わり様は目まぐるしいですよ。

また、保険診療などは解釈の仕方でも変わりますので、それについて行くのも大変です。

そして、歯科医業はサービス業としての一面も持ち合わせているので、それに対しての工夫を行ったりします。

診療の内容としても、抜歯や根管治療、歯周病治療、入れ歯、ブリッジ、冠、虫歯治療、予防処置、その他諸々たくさんあります。

本当にいろいろなことがある毎日で、全てを高いレベルでこなそうとするには大変で難しい面があります。

また、患者さんに快く思ってもらうために様々なアイデアを出して、環境を整えたり、サービスを提供するようにしています。

それをやるのもかなりの手間と経費がかかります。

医療に関わる機材や商品は、高額なのが一般的な相場です(一般の人が買うことがないため、需要が少ないですからね。。。)。

だから、歯科臨床の勉強はもちろんですが、サービス、接遇、患者心理、患者教育、モチベーション維持、目標設定などの様々なことを考え、行動しています。

でも、実際にこれらのことはスタッフの協力がないとできないのですね。。。

自分一人では何もできないのが、歯科医院の長である歯科医師の仕事です。

全てをたった一人で、満足にやりきっている歯科医院というのは僕は知らないですし、恐らく世の中には存在しないのではないでしょうか。。。

患者さんが、痛みを抱えて歯科医院に電話したときもおそらく最初に電話に出るのは、スタッフの女性でしょうし、帰り際に「お大事にしてください。」と言うのもスタッフですものね。

器具の消毒・滅菌もスタッフでしょうし、ユニフォームの洗濯も、患者さんを迎えるための準備もスタッフがしてくれます。

歯科医院に来る患者さんは痛みを抱えている人が多いため、なんとかその日に診てほしいという思いから、電話をかけてきて「今日、診てほしい。」と言われたり、医院の方へ飛び込みで来たりもします。

当院は、基本的に予約制のため、急な対応はできないこともあります。

でも、患者さんは希望通りにならないと、不満の声を挙げてくる人もいなくはないです。

そのような患者さんは、それを院長である僕に言うのではなく、受付や衛生士のスタッフに言う人が多いような気がします。

もともと、いろいろな仕事があって患者さんを迎え入れるための努力をしてくれている歯科医院のスタッフのストレスは、かなり大きいはずです。

それを考えると、本当に頭が下がります。

働き方やそのスタッフの勤務体制・勤務時間は、医院によっても個人によってもいろいろあるかと思いますが、僕はスタッフを本当に大切に考える医院環境が作れないと、発展はないと思っています。

これは、単なる個人の当院の問題でなく、歯科業界全体に言えることだと思うのです。

歯科医院の長である院長さんが、歯科医療に生き甲斐を感じ、スタッフを大切にして女性スタッフにやり甲斐を持たせることができなければ歯科衛生士の離職率は高いままでしょうし。。。

そうなると、歯科業界全体の疲弊、衰退に繋がるでしょうね。

僕も、偉そうなことが言えるような立場ではないですし、残念ながら当院を辞めてしまった人も過去に若干名いますからね。。。

 

僕はこの医院を企業にするつもりはなく、家業のままでいいと思っています。

企業って言うと、なんか冷たく感じます。

家業っていうのは、あくまで一家でやっている感じなのですが、僕はスタッフ達を本当の家族のように思っています。

皆にも「りんごファミリー」という、意識を持たせているつもりでありますからね。

でも、今の自分はまだまだ未熟で、スタッフ皆のモチベーションを高いまま維持することは多分、できていません。

それどころか彼女たちを幻滅させるようなことも言ってしまっています。。。

それも自分のハートの弱さからくることもあるかもしれませんが、本当にたまにですが、スタッフの言うことに対してカチンとくることもあり、説教をしてしまう事もあります。

一人一人を大切に思うがゆえに、言わなければならないときというのは、多分あると思うのですね。

お互い人間ですからね、間違って言わなければいいことを言ってしまう事もなくはないでしょうからね。

それでもお互いの信頼関係が構築されていれば、そんなに長くは尾を引かないと思っています。。。

いくら考えても難しいことなのかもしれませんが、これからもスタッフ皆に真摯に向き合って生きていけたらと思います。

彼女達の存在が「りんご歯科医院の宝」なのは間違いないですからね。

これからも、スタッフと力を合わせて8月の移転開院に向けて全力で頑張ります~。

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ノンクラスプ入れ歯はいかがでしょうか?

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多くの患者さんは、入れ歯はできればあまりしたくはないですよね。

その気持ちは僕ら歯科医師もよくわかります。

そのため、極力は入れ歯を避けるような処置を進めることが多いです。

一本だけの欠損ならば、ファーストチョイスはブリッジだと思います。

ブリッジは、固定性の補綴物なので咬んだ感触は天然歯に近いです。

保険診療で製作が可能ですし。。。

実際、よく咬めます。

でも、問題点がないわけでもないです。

欠損した両隣在歯を削らなければならないデメリットがあります。

欠損した両隣の歯にもし虫歯があれば、それを削ってかぶせると言うことに強い抵抗はそれほどないのですが、もし、健康な歯ならば気分はいやなものです。

ですから、そのような人には歯科インプラントも勧めることがあります(当院では歯科インプラントはしていないので、必要な方には大学病院か近くの一生懸命に歯科インプラントを勉強している先生に紹介させていただいています。

もちろん保険診療ではないのでかなり高額ですが。。。

それに変わるものというと、やはり入れ歯でしかないというのも現状であります。

ただ、保険診療となると金属のバネ(クラスプ)を使用したものになります。

それ以外のものとなると、考えられるのはノンクラスプ入れ歯なのではないかと思います。

これも保険診療ではできないものではありますが、歯科インプラントと比べると安価だと思います(ただ咬み心地は歯科インプラントの方が遙かに良いとは思います。)。

また、このような少数歯欠損のケースは若い世代の人が多く、金属のバネを見えてしまうのを極端に嫌う方が多いため、ノンクラスプ入れ歯(金属のバネを使用しない入れ歯)を選択する人が多いです。

この入れ歯は、審美的には非常に良いものになります。

金属のバネは使用しないわけですので、入れ歯の維持を他に求める必要があります。

そのため、残存歯の歯間部の歯肉に床と言われるピンク色の材料を這わせて作ります。

ピンク色の床材料は、保険で使用するものに色的には似ていますが、保険で使用するものよりも柔らかく弾力もあります。

そのため、維持力も優れています。

ただ残存歯を挟むようにして維持を図るため、残存歯の歯周病の程度はかなり注意して診ていかないといけないですし、動揺のある歯には極力、使いたくないものであります。

場合によっては歯を揺らしてしまう力が加わってしまいやすいですからね。。。

でも、このノンクラスプ入れ歯の適応はかなり多く、患者さんからも非常に喜ばれています。

当院では、自由診療とはなりますが、このノンクラスプ入れ歯の症例も多く行っています。

ブリッジや歯科インプラントに抵抗を感じる方は、是非、考えていただけたら良いと思います。

その際にはまず、残存歯の状態を確認してからノンクラスプ入れ歯の製作を行いたいと思います。

もし、気になる方はご相談いただけたら幸いです。

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入れ歯を諦めてはいけません。。。

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入れ歯を装着して、合わないと言って使うことをしない人がたまにおります。

装着したその日から、全く問題なく使えるという人もいますが、初めて大きな入れ歯を装着した多くの人は自分の歯と同じように機能するには、凄く時間がかかります。

どうしても人間が作ったものですからね。。。

神様が与えてくれた自分の歯とは、全然違います。

でも、それ以外に方法がないのならば、入れ歯を諦めてはいけません。

辛い気持ちは多少あるかもしれませんが、何度か調整を繰り返すことによって必ずいいものになっていきますよ。

何でも食べれるようになるとは言いませんが、そこそこ硬いものでも大丈夫だと思います。

発音も口蓋部分の床の厚みを多少短くしたり、薄くしたりすることで大分緩和されることが多いですよ。

僕自身が入れ歯を入れているわけではないので、本当の意味での辛さは正直、解りようがありませんが、できるだけの対応はしていく所存ですよ。

是非、一緒に頑張って行きましょう。

 

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入れ歯は段階を追って作られます。

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入れ歯は通常、何段階かステップを踏んで製作されるものです。

型取りは概形印象というものと、精密印象というものが必要なため2回いたします。

その後、咬み合わせを決める作業が必要になります。

これも、総入れ歯の場合、2回行うことが多いです。

1回目は入れ歯の高さを決める作業です。

この作業は、垂直的な咬み合わせ、いわば咬合高径と言われるものを決めます。

この高さが、高すぎると口の中がいっぱいになった気がいたしますし、低すぎると口の周りにしわが寄ったりして審美的にも良くないです。

そのため、解剖学的な基準と生理学的な基準により、咬合床というものを使用して高さを決めていくのですね。

そして、2回目の咬み合わせを決める作業は生理学的にき水平的な位置関係を決めていくのです。

この場合、ゴシックアーチトレーサーというものを製作して決めることが当院は多いです。

そしてこの段階が終わると、その次には人工歯を並べて試適という仮合わせをします。

実際に歯が並んで、歯肉形成もされているので患者さんはおおよそのイメージが湧きます。

これで、良いようならば次回に完成というパターンですね。

各ステップを羅列すると、このような段階を経ていくわけですが、各ステップごとに難しい技術や知識が要求されます。

一つ一つ、慎重にやっていくことが成功への近道なのですね。

また、装着後の調整も恐らく2~3回ぐらいは必要になります。

食べた後に、入れ歯は問題を起こしやすいですからね。

その辺りを聞かせてもらって、微調整をするのが一般的なやり方です。

当院では、即時入れ歯以外のいわゆる本入れ歯に関してはこのように作っています。

もちろん、患者さんがチェアにいない所では技工操作の時間が、信用を置ける歯科技工士さんにお願いしてやってもらいます。

そのため、時間はかかりますが良いものを作るためにはご理解をいただきたく思います。

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良い入れ歯はすぐにはできません。。。

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総入れ歯を失くしてしまったので、何とかしてほしいという方が来院するのも珍しくはないです。

総入れ歯は、歯が一本もないために入れ歯を作るのは非常に困難な処置です。

何せ、歯が一本もないということは基準というか、参考になる歯がないわけですからね。。。

また、維持を図るにも歯茎が痩せてしまってたり、入れ歯が乗っかる部分が不安定な方は、本当に非常に苦慮します。

一回で満足の行く型取りや咬み合わせ取りは、難しいです。

そのため、何回か回数をかけて順序良く段階を経ていくことが大切です。

技工操作もありますからね、一回では無理だと思います。

そのため、そのようなケースの場合はその旨をお話させていただき、理解を求めるようにしております。

しかしながら、入れ歯がないと食べれないというケースもあるので、その場合は、自分のプライベートの時間を削って、極力は急ぐようにしていますよ。

先日も、応急で即時入れ歯を装着した人がいました。

ただ、応急処置としてやるので、あくまで仮入れ歯のようなものです。

再製作は保険の関係上、半年後にやった方がいい旨は言いますが。。。

でも、正直辛いですし、そこまで保険診療でやるのは大変なことだと思います。

まして、最近はなかなか時間を取れませんからね。。。

そのような状況にいる方は、できるだけ早めに歯科医院で相談されて下さいね。

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部分入れ歯の方でも、予防に取り組んでいただきたいです。

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最近、入れ歯で悩む症例が多いです。

というよりも、重度虫歯と重度歯周病で悩むといったほうが良いのかもしれません。

入れ歯の悩みを持っている方でも、多くの方は一本以上の歯が残存している部分入れ歯の方がほとんどです。

当院ではそのような方達に対し、極力歯の保存を図るように頑張って、歯科衛生士がブラッシング指導や歯石除去を行ってはいます。

しかしながら、当院のホームページやこのブログを見て、来てくれる患者さんの多くは入れ歯を作ってほしいという方が多いです。

僕は入れ歯診療は大好きですし、得意としているのでそれは大変うれしいことではありますが。。。

そういう要望を持って当院に来る方の多くは、もうこの歯は抜くより外ならないのを本人が自覚しており、その後の入れ歯処置も希望するというパターンが多い気がいたします。

本当は、できるだけ歯を抜きたくはないのですが、そうするしか方法がないというほど咬合が崩壊している人が本当に多いです。

その場合は、抜歯を勧めるのですが本人はその抜歯後に歯がないままが嫌だという方が、若い世代の方に特に多いですね。

本来、入れ歯は悪い歯を抜いて、傷が治癒して製作するのが一般的なセオリーですし、そうやって作る入れ歯が一番安定するものです。

でも、背に腹は代えられないということでもし、作るのならば即時入れ歯というものになるのでしょうか。。。

このやり方は、歯があるうちに型と咬み合わせを取らしてもらい、模型を起こしその模型上で抜くべき歯を削って入れ歯の製作に入ってしまうものです。

傷の治りはあくまで想像して製作しているので、完全に良いものにはなり得ません。

歯の並びや色もおおむね予想して作ることになります。

従って、当院ではこの即時入れ歯はあくまで仮入れ歯という位置付けにあります。

もちろん仮入れ歯とはいえ、いろいろ手を尽くして食べることにそれほど問題はなく使用できるようには頑張りますが、上記の理由から完全に良いものにはなり得ないというのは知っておいてほしいものです。

また、傷が落ち着いたとしても、この即時入れ歯を保険で作った場合、保険のルールで半年は製作できないことが決まっております。

もっと早く本入れ歯が欲しい場合は、自由診療で製作させてもらったほうが良いことも多いです。

ただこのような処置が本当に毎日のように多くあり、日常の診療が辛くなってきました。

それは、歯を抜くのが嫌とか入れ歯製作に疲れたという訳ではなく、何でここまで虫歯や歯周病を放っておいたのだろうと思える人があまりにも多いのですね。。。

本当は歯医者である以上、予防に徹したい気持ちが強くあります。

仮に入れ歯を入れたとしても多くの方は、自分の歯が1本以上残って製作された部分入れ歯の人が多いはずです。

そうであるならば、その歯を大事にしていただけるよう日々のブラッシングを頑張っていただきたいですし、その方の歯を本当の意味で守れるように努力していきたいです。

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チタンで作られた金属床入れ歯はお勧めです。

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自由診療で総入れ歯(歯が一本もない入れ歯)を作ってほしいという方も、最近は増えてきたような気がいたします。

患者さんからよく聞かれることで、発音を良くしたいとか、壊れにくいようにしたいという希望をお持ちならば、僕は絶対的に金属床の方が良いと言っております。

この金属床というのは、上顎では口蓋部分が金属で覆われますし、下顎では舌が接する歯茎の面が金属で覆われるようになります。

この総入れ歯で、金属床にするメリットとしては金属にすることによって、熱の伝導性は良くなりますし、保険で使われるレジンと言われるピンクのものよりも薄くすることによって嘔吐反射も出にくくなりますし、発音もしやすいです。

落として、壊れるということもほぼないですからね。。。

このように、金属床入れ歯のメリットは多いものですが、デメリットもあります。

保険診療ではできないため、金額が高いという所でしょうか。。。

使用される金属もゴールド、チタン、コバルトクロムなどがあります。

当院では総入れ歯の場合、チタンが金属アレルギーも出にくく、軽いという観点からお勧めすることが多いです。

ただ技工操作がちょっと難しく、技工士さんにとっては扱いにくい金属なのですが。。。

金属床入れ歯にすることによって、今までの入れ歯の概念が一変したという患者さんも多くいられます。

快適で壊れにくく、物が食べやすいということはよく耳にしますよ。

それこそ生活の質を高めるという意味では、本当に良いものと思います。

ただ、あまりにも歯茎がやせすぎている場合は不向きな人もいますので、気になる方はご相談ください。

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