入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

入れ歯の修理も、ご相談下さい。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。 

 ノンクラスプ入れ歯を他院で製作されて、その前歯部分の人工歯が取れてお困りだと言うことで当院に来院された方がいました。

その方は、「ノンクラスプ入れ歯の歯が取れました。」と言って、自由診療で製作されたものを出されました。

この入れ歯の特徴としては、部分入れ歯なのですが残存歯に金属のバネが罹ることはなく、それに代わるピンク色の床と言われるものが残存歯の歯肉を覆います。

非常に審美的で、残存歯に係るクラスプという金属のバネを使用しないので自然な歯並びになります。

このノンクラスプ入れ歯のプラスチック部分色は保険診療で使用するものと酷似していますが、弾力があって残存歯を把持する力に優れています。

しかしながら、それにトラブルがあって、例えば人工歯が外れてしまったり、入れ歯自体が割れてしまったりすると、特殊な補修用のプラスチックが必要になることが往々にしてあります。

このノンクラスプ入れ歯のピンク色部分に使用する特殊なプラスチックは、メーカーにより数種類あります。

メーカーにより、弾力も違うのですね。

その中には、通常の保険診療内で修理する場合のものと化学的にくっつくものもあるのですが、この方の入れ歯はそれとは違っていました。

そうなると、入れ歯を預かって技工所で修理を依頼することがあります。

直すことは、もちろんできるのですが、預かって直すとなると日数が数日必要になるため、入れ歯を入れられない時期が必要になるかもしれませんね。。。

もし、その入れ歯が欠損の多い入れ歯で、前歯に差し掛かっているとなると、目立つ部分に歯がないままでいる時期が数日いることになってしまいます。

そうなると、「営業の仕事をしているので、ないままでは困る。。。」や「人前で、話す仕事なので困る。。。」と言われることがあります。

当院に来られた、その方も同じようなことを言っていました。

僕は、「通常は預かって入れ歯を治す必要があります。この入れ歯は、自由診療で製作されたもので、保険診療で製作された入れ歯と違って、それを補修するような特殊なプラスチックは当院は持ち併せていません。。。できれば、型を取らせていただき、技工所に依頼して修理をした方がいいと思います。そのためには、数日、預かりますが大丈夫でしょうか?」と聞きました。

その方は、「それは困ります。理由は分かるのですが、歯がないと仕事に影響しますので。。。」と仰いました。

僕は、「では、当院にあるもので何とかくっつけてみますが、長持ちしないかもしれない旨はご理解下さいね。もし、再度、外れることがあるのならば、預かって技工サイドで直させて下さいね。」と言って、了解を得ました。

多分、近い将来、この方の入れ歯の前歯部分は再度、脱離するかと思いますが、事前に説明しておくので、この方も納得してくれたとは思います。

このようなトラブルに対して、他院で作った入れ歯に関しては、そのようなケースがたまにあります。

そのようなことから、当院で使用するノンクラスプ入れ歯用のピンク色のプラスチックは、エステショットと呼ばれるもので、修理が利きやすいものにしています。

もし、お使いの入れ歯の修理でお困りの場合は、ご相談いただけたら幸いです。

スタッフを大切に考えなければ、いけないと思うのです。

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歯科医院の仕事って一般の人にはわかりにくいですよね。

テレビで紹介される医療現場のドラマとか、ドキュメントなども救急救命や脳外科、一般外科などが多いですものね。

歯科医院の現場をドラマ化したものって、僕は知りませんしね。。。

この仕事は、患者さんを迎えて口の中で行われる作業なのですが、なかなかその仕事内容を患者さんは見ることができませんから、仕方ないですが。。。

でも、実際に治療に当たるときは医療行為として行うわけですから、かなりの緊張感を感じてやるわけです。

また、歯科医院を取り巻く社会環境も一昔前と比べて、かなり厳しく言われています。

本当に必要なことなのかエビデンスがハッキリしていないものまでの消毒や滅菌の徹底や、保険点数は条件をつけて変更する等など。。。

本当に医療そのものの発展よりも、社会環境の変わり様は目まぐるしいです。

保険などは解釈の仕方でも変わりますので、それについて行くのも大変です。

また、サービス業としての一面も持ち合わせているので、それに対しての工夫を行ったりします。

診療の内容としても、抜歯や根管治療、歯周病治療、入れ歯、ブリッジ、冠、虫歯治療、予防処置など、たくさんあります。

本当にいろいろなことがある毎日で、全てを高いレベルでこなそうとするには大変で難しい面があります。

また、患者さんに快く思ってもらうために様々なアイデアを出して、環境を整えたりするわけです。

それもかなりの手間と経費がかかります。

医療に関わる機材や商品は、高額なのが一般的な相場です(一般の人が買うことがないため、需要が少ないですからね。。。)。

だから、歯科医学の勉強はもちろんですが、サービス、接遇、患者心理、患者教育、モチベーション維持、目標設定などの様々なことを考え、行動しています。

でも、実際にこれらのことはスタッフの協力がないとできないのですね。。。

自分一人では何もできないのが、歯科医院の長である歯科医師の仕事です。

全てをたった一人で、満足にやりきっている歯科医院というのは僕は知らないですし、恐らくないのではないでしょうか?

患者さんが、痛みを抱えて歯科医院に電話したときもおそらく最初に電話に出るのは、スタッフの女性でしょうし、帰り際に「お大事にしてください。」と言うのもスタッフですものね。

器具の消毒・滅菌もスタッフでしょうし、ユニフォームの洗濯も、患者さんを迎えるための準備もスタッフがしてくれます。

歯科医院に来る患者さんは痛みを抱えている人が多いため、なんとかその日に診てほしいという思いから、電話をかけてきて「今日、診てほしい。」と言われたり、医院の方へ飛び込みで来たりもします。

当院は、基本的に予約制のため、急な対応はできないこともあります。でも、患者さんの希望通りにならないと、不満の声を挙げてくる人もいなくはないです。

そのような患者さんは、それを院長に言うのではなく、受付や衛生士のスタッフに言う人が多いような気がします。

もともと、いろいろな仕事があって患者さんを迎え入れるための努力をしてくれている歯科医院のスタッフのストレスは、かなり大きいはずです。

それを考えると、本当に頭が下がります。

働き方やそのスタッフの勤務体制・勤務時間は、医院によっても個人によってもいろいろあるかと思いますが、僕はスタッフを本当に大切に考える医院環境が作れないと、発展はないと思っています。

これは、単なる個人の当院の問題でなく、歯科業界全体に言えることだと思うのです。

歯科医院の長である院長さんが、歯科医療に生き甲斐を感じ、スタッフを大切にして女性スタッフにやり甲斐を持たせることができなければ歯科衛生士の離職率は高いままでしょうし。。。

そうなると、歯科業界全体の疲弊、衰退に繋がるでしょうね。

僕も、偉そうなことが言えるような立場ではないですし、実際に当院を辞めてしまったスタッフもいなくはないです。

だからこそ、今、これを真剣に考えて働きやすい職場とは何だろう?やり甲斐を持たせるにはどうしたら良いだろう?と真剣に模索しています。

今の自分はまだまだ未熟で、皆のモチベーションを高いまま維持することは多分、できていません。

いくら考えても答えは出ないかもしれませんが、向き合っていかなければいけない問題だと思うのです。

頑張りますよ~。

部分入れ歯の人でも、残存歯を大切にしましょう。

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 若い世代で入れ歯を必要とする患者さんも少なくはないです。

中には若年性歯周炎という状況で、歯が抜け落ちてしまったり、抜かなければならない状況の人もいなくはないです。

でも、そういうわけではなく、ただ単に生活習慣の乱れによって入れ歯となってしまった人が大半ですが。。。

そのようなケースでも、総入れ歯になるという人は若い世代の人は少ないですね。。。

数本でも歯を残すようにして、歯周病の進行のリスクはありますが、当院では努力しています(抜かなければならない歯は、抜いた方がいいとハッキリ言いますが。。。)。

その際に定期健診の重要性はしっかりと言うようにしておりますが、割と若い世代の人は、その後の定期健診にしっかり来る人は少ないですね。。。

僕の印象では、入れ歯が出来上がって、痛くなくなれば残存歯のお手入れは二の次と考えている人が多いですし、歳を取ったら歯は抜けるものと思っている人が多いように思います。

もし、40代や50代で入れ歯になってしまうと、その後30~40年生きるとして、そのままの欠損の状態でいる人は、ほぼいないのが現実です。

また数年すると、歯が抜け落ちたり、重度の虫歯になっている事が往々にしてありますよ。

本当は、入れ歯になる前に気づいてほしいですし、もし、入れ歯になっているのならば、それ以上の欠損はないようにプロフェッショナルケアをしてあげることが本当に重要です。

入れ歯を作り替えなければならなくなる最大の要因は、また歯を抜くことですからね。。。

きっと、それ以上歯が抜け落ちて、大きな入れ歯になっていくと慣れるのも大変ですし、嚙んだ感じも天然の歯とは違いますからね。

僕は、入れ歯製作は大好きですが、自分の作った入れ歯をもう一回、再製作するのは好きではないです。

どうか今ある歯を、大切にしていただき、これ以上大きな入れ歯にならないようにしましょうよ。

そのためには、是非、3ヶ月に1回の定期健診に来られて下さい。


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金属床入れ歯のメリットを知ってほしいです。

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 以前、ある患者さんから「自由診療の金属床の入れ歯って、どういうメリットがありますか?また、作り替えなくても大丈夫なのですか?」と聞かれました。

この方は2~3年前に、当院で保険診療内において、入れ歯を製作しました。

この方は、過去に強い咬合力のため、上顎の総入れ歯が、真ん中から割れてしまったことがありました。

また、この強い咬合力のために人工歯が咬耗し、咬合高径が下がってしまいました。

そのために老人用顔貌になりやすく、顎も調子が悪いということです。

そのため、その入れ歯の咬み合わせ部分にプラスチックを盛り、咬み合わせの高さを上げました。

ちょっと前にもこのような咬合の修理・調整をしました。

この患者さんは、かなり遠いところから通ってきているため良いものを作って、それを持たせたい気持ちが強い方だとは思います。

この方に僕は、「本当に良いものを作るのであれば、金属床入れ歯が良いと思います。」と言いました。

理由としては金属床にすることによって、入れ歯を薄くすることが出来るため、使用する患者自体の負担が少ないことなどが特徴に挙げられます。

保険診療内での、プラスチックで作られた入れ歯よりも強度面で優れているなどの効果があり、丈夫な素材を使っているため患者自体も快適に使用することが出来るというメリットがあります。

また、入れ歯全体も、プラスチックで作ったときのようなたわみを抑えることが出来ます。

また、金属で床部分ができているため、壊れるリスクはほぼないですね。

よく聞くことですが、患者さんが実際に使用したときの感触としては、金属を使用することによって、通常のタイプよりも薄く仕上げることが出来るので、口の中が広くなってしゃべりやすいと言われます。

金属床の部分入れ歯の場合には、自由な入れ歯の設計から、残っている健康な歯に負担をかけない設計も可能というメリットもあります。

また、金属を使用しているため熱の伝わり方も良く、温かい食材は温かく、冷たい食材は冷たく食べられるという特徴もあります。

そして、この患者さんが一番気になっている人工歯の咬耗も、できるだけ抑えられるような陶歯や、金属を使用した人工歯に変えることも可能ですからね。。。

トータル的に考えて、金属床の入れ歯の方が僕は良いと思います。

使用される金属としては、当院ではゴールド、チタン、コバルトクロムの3種類です。

僕としては、この中ではチタンがお勧めであります。

その理由はチタンはコバルトクロムやゴールドと比較しても軽くて丈夫ですし、生体親和性も高いですからね。

ゴールドも生体に対して良い金属ですが、今の時代、流行りませんからね。。。

ただ、どの金属を使ったとしても、作り替えなくて良いものとか、何年持ちますかという問いに対しては、「その人の使い方や定期健診にきちんと応じてくれるとか、歯茎の痩せ方とかいろいろな要素がありますので、何ともいえません。。。ただ経験上、この自由診療の金属床入れ歯を2~3年で作り替えというのは今までないですね。」と言いました。

そして、当院の自由診療についての料金表をお渡ししたところ、料金を鑑みて検討したいとのことでした。

この金属床の入れ歯は、みんなに勧めたい気持ちがありますが、デメリットとしては金額が高いということでしょうか。。。

でも、メリットの多さは確実にあるといえるので、ご興味のある方は検討していただきたいと思います。

生活の質は、きっと向上すると思いますよ。


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部分入れ歯の設計は考えさせられます。

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 入れ歯は、力学的な安定を求めるとどうしても粘膜の接触面積は大きいものになります。

教科書的には、その方が良い入れ歯と言えます。

でも、実際に使用する患者さんにとっては、そう言い切れないケースもあるのですね。

総入れ歯のような歯を全部失っているのであれば、入れ歯の設計はある意味楽です。

人工歯の排列位置や床と言われるピンク色のプラスチックが粘膜を覆う位置も決まりがありますからね。

その決まりに準じていれば、設計については、それほど悩まなくても良いことが多いです。

でも、少数歯の欠損で、例えば片側の大臼歯2本のみの欠損の場合、基本的には残存している反対側の歯にも維持や支持を求めるため、上顎では口蓋を横切る金属バーを這わせたり、下顎では、舌側にバーを這わせたりします。

その方が、力学的な安定感は得られるのですが、たまに大きくて違和感が強く使えないと言われることがあります。

バーを使用することで、プラスチックよりも薄くなるのですが、それでも違和感や発音的に問題があるという人もいなくはないのですね。

その場合、片側処理の入れ歯と言って、欠損している側の小臼歯に維持と支持を求めるようにせざる負えないのですが、ものを食べると入れ歯の沈み込みに悩むことがあるのですね。。。

そうすると、痛くて咬めないということが起こりやすいです(もし、それをやるならば、僕はノンクラスプ入れ歯の方がいいかと思っていますが。。。)。

また、どうしてもその部位の入れ歯に違和感を感じるなら、正直、歯科インプラントが一番良いでしょうね(自由診療で、手術も必要となります。当院では行っていませんが。)。

部分入れ歯の場合、この設計が凄く肝になります。

これから部分入れ歯を入れようと思う方は、その違和感を鑑みて、歯科医師の説明を受けていただいて、どうしたらいいかをよく考えていただくのが良いかと思います。

ただ、失った歯をそのままにしていいことは、親知らずの歯以外、ないと思います。

欠損補綴について、歯科医師の話をよく聞いていただくことをお薦めいたしますよ。

もし、幸いにして歯の欠損がなく、自分の歯でなんでも食べれるというのならば、今ある歯を本当に大切にしましょうね。

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入れ歯はすぐにはできないものなんです。

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 先日、歯が抜け落ちたので仮歯を入れてほしいという依頼で、当院に来られた方がいました。

しかも、患者さんとして気になる前歯の大きなブリッジが抜け落ちたのは、数ヶ月前だそうです。。。

口腔内を見てみると、上顎は左側の第一小臼歯と第二大臼歯のみが残存しており、下顎は右側の第一小臼歯から第二大臼歯まで欠損でした。

他の残存歯は虫歯も多く根の治療を要する歯も多いです。

残存歯の咬合状態はすれ違い咬合と言い、咬み合う歯がありません。

この状態でブリッジ様の仮歯はできません(咬合の支持域も無いですし、欠損の状態からも無理です。)。

となると、入れ歯が一番良いのかもしれないと思いました。

ここで、僕は「できるだけ早く入れ歯を入れるには型と咬み合わせを取らせてもらった後、技工操作で模型を製作し、咬合器というものに咬み合わせを再現し、欠損部分に人工歯を配列して残存歯にバネを製作し完成まで持って行く方法があります。その方法で良ければ、今回、型を取らせていただきたいですが、咬み合わせ取りは臼歯部分が欠損していたり、残存歯も大きな虫歯のために根の治療が必要ですが、その治療は入れ歯ができてからでも良いでしょう。。。でも、咬み合わせを決めるためには咬合床というものを製作させていただき、次回、咬み合わせを取り、その次に入れ歯をセットという形を取りませんか?ただ、その入れ歯を作るにも今日、型を取り、模型を起こしてから咬合床というものを作って、別日に咬み合わせ取りをさせてください。そして、その次に出来上がりという過程が最短かと思いますがと伝えました。それが、今考えられる最善の処置かと思いますが。。。」と提案させていただきました。

その方は、この説明後に「それは、明後日までにできますか?」と仰いました。

僕は「もし、臼歯部でしっかり咬合が確保されれば今日一緒に型取りと咬み合わせ取りができるのですが、臼歯がこのような状態だとそれは無理ですね。時間を確保できればできないこともないケースがあるのですが、今日は他の患者さんの予約がたくさん入っていますので、1回では無理ですね。まして、技工操作もあるので、そんなに短期間ではできませんね。すいませんが。。。」と言いました。

その方は、「いいえ、ここまで放っておいた自分が悪いので仕方ないです。」と仰ってくださいました。。。

たまに、東京の歯科医院のHPを見てみると、一日で入れ歯を製作するという歯科医院もあるようですね。

そこは、設備も人員的にもものすごく充実している歯科医院なのでしょうね。。。

当院はそこまでの設備もなく歯科技工士も常勤でいるわけではありません。

入れ歯製作の過程でも自分が手を加えながらやることが多いので、時間もかかります。

いくら即時入れ歯といっても、それなりに回数と時間はかかります。

他の患者さんの予約もありますからね。。。

当院は入れ歯製作には力を入れて頑張っていますが、それは早く回数をかけずにできると言うことではないです。

時間をかけながらも、患者さんと話し合ってお互いが納得できるような良い入れ歯を作り、それが長く持つように残存歯を保護していく歯科医院を目指しています。

もちろん、入れ歯を早く作ってほしいという、気持ちは解らなくはないですがその旨はご理解いただきたく思います。

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新しい入れ歯の痛みは、食事時に多いです。

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 入れ歯の痛みは、装着して早い段階で起きやすいですね。

極力、痛みを起こさないようにセット時の調整は、しっかりやるようにはしていますが、どうしても起こることがあります。

入れ歯は、どうしても人工物なので調整は最低1~2回は必要なものと思っていただきたいです。

もちろん最初から、全く問題なく入れ歯を使えて何でも食べれるという人も少なくはないですが。。。

入れ歯の痛みで一番多いのは食べたときに、起きる痛みです。

新しい入れ歯をセットしたときは、軟らかいものから馴染ませるようにして食べましょうね。

いきなり大きいものや硬いものは、厳しいかもしれませんからね。

また、頬や舌をよく嚙むことがあるかもしれません。

これは、新しい入れ歯に口腔周囲の筋肉や粘膜が馴染んでないので起きることです。

この頬粘膜を嚙むようなケースは、適正な咬合関係であれば1~2週間でほぼなくなってきますよ。

もし、それを過ぎてもしょっちゅう嚙むような場合は、咬合的に問題があるのかもしれませんね。。。

また、入れ歯が乗っかっている粘膜に当たりが強くあって、痛みがあることもあります。

この場合も、食事時に強い圧力がかかって傷を作ることがあります。

このようなケースも、入れ歯の粘膜面のみならずに咬合が影響していることが多いです。

その際には入れ歯の粘膜面と咬合の調整で見違えるように使えるものになりますよ。

もし、そのような使い勝手にお困りであれば、歯科医院で相談してみて下さい。

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遠いところから通ってくれる、ある患者さん。

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 以前に当院である70代の男性が、上下顎の総入れ歯を製作いたしました。

その方は当院で製作した入れ歯に非常に満足していただけたようで、「先生、私の妻も診てほしい。かなり具合の悪い歯があるようなんだ。多分入れ歯になるな~。」と言ってました。

僕は軽い気持ちで、「そうなんですね。僕で良ければ良いですよ。頑張ります。」と、その方に伝えました。

翌週、その方の奥さんの予約が入り、当院に来られ、口腔内を診てみるとその時点で上顎の両側臼歯は欠損しておりました。

残存歯も歯周病の状態が悪く、大きな虫歯で根の治療をやらなければならない歯も何本かあります。そして、ブリッジも破損していたり、不適な被せものもあります。

治療計画を立てていくと、歯周病により抜歯しなければならないものが下顎前歯と臼歯の残痕を含めて6本、根の治療を併行してやっていき、前歯が絡む抜歯なので残存歯も多くはないために早めに部分入れ歯を作り、咬合の回復も図りつつ不適なブリッジを再製した後は、もう一度、部分入れ歯を作らなければならない旨を説明しました。

とにかく、やらなければならない処置は多くあるため、時間がかかる旨を説明しました。
その方の返事は、「先生の一番良いと思われる治療をお願いします。頑張って通います。」と言ってくれました。

でも、その時に思い出したのですが、以前、この方の旦那さんが「五月の連休明けには、故郷である秋田県の本荘市に妻と帰って、楽しく暮らすんだ~。」と言っていたことを。。。

この時点では、まだ4月前だったので僕は「そう言えば、以前、旦那さんが5月の連休明けには秋田県に帰って、向こうで暮らすと言っていましたが通うのは難しいですよね。。。もし、良かったら知り合いの先生を紹介いたしますが。」と伝えました。

その方は、「いえいえ、大丈夫です。夫もここの先生にしっかり治してもらいなさいと言ってましたし。暖かくなったので、雪は心配ないし。毎週は来れないかもしれないけど頑張ります。」と言っていただきました。

この言葉を聞いたときに、無理はしないでほしいという気持ちと、僕を信頼していただけて嬉しいという気持ちが入り交じりましたよ。。。

そして週に1回は、その方の予約があり、いつもの時間にその人はやってきます。

僕やスタッフは「秋田からお疲れ様です。大丈夫ですか?」と訪ねたところ、「うん、今日は主人の車で4時間かけて来ましたよ。今日は泊まりなので全然大丈夫です。」と仰っていましたよ。

そろそろ寒くなってきました、秋田は12月には雪も降りますよね。。。

もう少しで、入れ歯製作に入れますから、それまでには終わらせられるように努力したいです。

その奥さんの年齢も60代後半ですしね。

まだ、治療は道半ばですが極力早くやってあげたいです。

そして、この方にとって無理のない日程と時間を確保したいと思いますよ。

この医院で無事に治療終了されることができたなら、スタッフ皆でお祝いしたいと思います。

僕たちもその日を目指して精一杯、頑張ります。

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極力、入れ歯にならないようにしましょう。

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 入れ歯を作ってほしいという依頼で、40代後半の男性が来院しました。

当院では、そのぐらいの年代の人でも、入れ歯を製作することは少なくはないので、特段珍しくはないのですが、残存歯が下顎に2本しかなく、上顎は全ての歯が欠損していました。

しかも、その残存している歯の1本は重度歯周病のため抜歯をしなければならない旨をお話ししました。

その方は過去6年前ぐらいに、部分入れ歯を製作したことがあるようですが、どんどん歯が抜け落ちてしまったために、その部分入れ歯が使用できなくなり、いよいよどうにも咬めなくなったために当院に来られたようです。

通常は、あまりすることはないのですが、初診の段階でそのプラプラ動揺している歯を抜きました(もちろん同意の上ですが。)。

僕は、「次回から入れ歯の型取りから、やっていきましょう。今日、抜歯した部位もあまりにも歯周病が進行しているので傷の治りは悪く成り得ないでしょうし、週1回のペースで来てもらったとして、5~6回ぐらいで入れ歯は出来上がると思います。その後に、1~2回の調整は必要になると思いますが。。。でも、それよりも何よりも、今残存できている1本の歯をしっかり残していきましょうね。。。是非、歯科衛生士からの説明があったように、歯磨きを頑張りましょうね。」と伝えました。

本人は「はい、解りました。この1本だけは守りたく思います。」と言っていただけましたよ。

いつも思うのですが、若い方で歯がほとんど無い方を見ると、もっと前に見ることができたらな。。。こんな風にはさせたくなかったなと思います。

入れ歯を作る作業は、僕自身、大好きなのですが若い人のこのような状態はちょっと悲しくなります。。。

もう二度と永久歯が生えてくることはないのですからね。。。

入れ歯は健康な歯には絶対に勝てません。

どうか、今ある歯を大切にしましょうね。。。


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ノンクラスプ入れ歯の維持安定は良いものです。

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 部分入れ歯の場合、保険のものであるとどうしてもクラスプという、金属のバネが必要になります。

この金属のバネは歯の欠損している部位の前の残存歯に掛けることが多いです。

また、大きな欠損の場合は欠損側から離れている部位にもバネを掛けることがあります。

部分入れ歯の維持安定を得るためには、この金属のバネはどうしても必要になりますね。。。

ただ、そのバネが前歯にかかったりする場合、審美的には良くないものになってしまいます。

そのため、この金属のバネが見えてしまうために入れ歯を入れるのが嫌だというケースもしばしば見てきました。

そのような方の場合、ノンクラスプ入れ歯というものもあります。

このノンクラスプ入れ歯というのは、本来、金属のバネを掛ける歯にそれに変わる特殊な樹脂で歯肉から歯間部分を覆うピンク色をしたもので覆います(ピンク色であるため歯肉の色と同化して目立たないのですね。)。

このピンク色の樹脂はパット見た感じでは、保険で使用する樹脂と変わりが無いように見えますが、樹脂に弾力があり、歯を挟むようにして維持しています。

弾力があるので、入れ歯を出し入れするときにパチンと挟む感じがあって、とても維持力がありますね。

そのため、残存歯が重度の歯周病になっているようなケースには不向きですが、それほどでもなければ、審美的で良い入れ歯になります。

若い方で、欠損している歯が多く、どうしても前歯にクラスプを掛けなければならないような方には、凄く需要があると思います。

もし、そのようなことでお悩みの方は、相談していただけたら幸いです。

保険診療とはなりませんが、ご一考されることをお薦めいたします。

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