入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

入れ歯やブリッジ、歯科インプラントよりも天然歯。。。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯以外に欠損歯に対する処置としては、ブリッジと歯科インプラントがあります。

ブリッジも歯科インプラントも咬み合わせの感触としては、入れ歯よりも良いですし、実際、良く咬めます。

僕自身はインプラント治療はやっていませんので、もし、ご希望があれば歯科インプラントを一生懸命にやっている歯科医院や、大学病院を紹介しています。

欠損歯がわずかで歯周病的にも特段、問題がないようなケースの場合にはブリッジの方がお勧めではあります。

ただこれにも、欠点はありますね。。。

ブリッジを入れるためには、基本的に欠損歯が少数で、歯のないところの前と後ろに歯があることが条件です(延長ブリッジというのもありますが、認められるケースはそれほどないです。)。

また、ブリッジを入れるためにその残っている歯を削らなければなりません。

虫歯があってもなくても、そうしないと基本的には入りません。

虫歯があるようなら、こちらもそれほど遠慮はしないのですが、虫歯のない歯を削るのは気が引けますね。。。

患者さんでも、そのことを嫌う人は確かにいますからね。

実際、ブリッジや歯科インプラントの適応だとしても、歯を削りたくないという理由やインプラント体埋入のための手術をしたくないという理由で、入れ歯を選択する人はいますからね。。。

ただ咬んだ感触は、入れ歯はあまり良くないです。

ブリッジや歯科インプラントは、入れ歯よりも遙かに咬み心地は良いですよ。

自分の本来の咬み合わせの力は、25~30%ほど回復できれば良い入れ歯とされてます。

そういう意味では、天然歯には全く及ばないのですね。。。

できれば一本も歯を抜かずに、良い口腔内環境を目指して頑張りましょうね。

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部分入れ歯の製作も大変なことがあります。

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 入れ歯を作りたい希望で当院に来られる方は多いと思います。

入れ歯を作りたいという希望を持つ方のほとんどは部分入れ歯です。

上下顎とも歯が全くないという人は、本当に少なくなったなあと思います。

これは歯科医師会などが薦めている8020運動が、浸透してきている証拠でもありますね。

大変素晴らしいことだと思います。

でも、総入れ歯は減ったとしても、部分入れ歯を必要とする患者さんは相変わらず多いような気がしますよ。

入れ歯の必要性が無くなる時代はまだまだ先なのでしょうね。。。

僕は入れ歯を得意として、土曜日の午後は入れ歯専門外来を開設していますが、ここに来られる方もほとんどは部分入れ歯です。

もちろん平日でも入れ歯の患者さんは多いですが、この曜日に来る人は時間を多くかけなければならないような人に特化していますね。

入れ歯の難しさを左右する要因としては、歯が欠損している部位の痩せ方や、咬み合わせが安定しない方と言えると思います。

当院では精密な型取りは必ず個人トレーという患者さんの口の中に合わせたトレーを使います。

これは、一回目の型取り後、模型を起こしてその人のカスタムメイドのトレーなのですね。

そのカスタムトレー(個人トレー)を使って、口腔周囲の筋肉を動かして筋圧形成をし、ラバーなどの材料をトレーに流して精密な型を取るわけです。

より口腔内の歯並びや歯茎の状態を再現することが出来ます。

それに石膏を流し、作業模型というモノを作ります。

そして歯茎が痩せていて咬み合わせも不安定で、患者さん自身がどこで咬んだらいいのか解らないケースの場合は咬合床というモノを使います。

部分入れ歯であっても、対合する歯がなければ咬み合わせの方法は総入れ歯の製作方法に準じます。

対合する歯があったとしても、一歯だけだと安定感に欠けますので、その際には咬合床というモノで咬み合わせの採得をするように当院はしていますよ。

適正な咬み合わせの位置を決めるために、僕達は様々な方法で探しています。

その際にこの咬合床というモノは必要なのですね。

方法としては生理学的なことや解剖学的なことに基づいているわけです。

ただ闇雲に決めているわけではないというのは、皆さんもお解りだろうと思いますが。。。

このようにして、型取りをした後、咬み合わせを決めていくのですね。

どうしても、入れ歯製作の肝であるこの作業は時間もかかりますし、それだけ慎重です。

時間のかかる作業の場合は、入れ歯専門外来でたっぷり時間をかけますので、土曜日の午後に診させていただけたら幸いです。

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訪問診療で口腔内の衛生状態を向上させましょう。

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当院では、訪問診療にも力を入れて行っています。

入れ歯の製作はもちろんですが、抜歯や虫歯の処置もやりますよ。

レントゲン診査も可能ですので抜歯や、根の治療を行う際には、お家や介護施設で撮影・現像をさせていただいています。

その上で、もしお医者さんへの対診が必要な場合も、照会させていただいてます。

訪問診療のための設備も充実させてきました。

最近では持ち運びが可能なポータブルの超音波スケーラーや、プロフェッショナルクリーニングのための機械も導入してあります。

そのためか、3ヶ月に1回の継続的なメンテナンスやクリーニングを希望する訪問診療の患者さんも増えてきましたよ。

かつては、訪問診療というと抜歯して入れ歯の製作というパターンが多かったような気がいたしますが、現在は歯を衛生的に守るために、クリーニング希望の人も多くなったことは非常に良いことだと思います。

介護を要する方に多く見られる現象で、食事でよく食べこぼすようになった、固いものが噛めなくなり、むせることも増えたや、さらに滑舌も悪くなった等・・。

ささいな口のトラブルですが、こうした状態が続くようであれば、それは歯や口の働きの軽微な衰え、つまり”オーラルフレイル”の可能性があると言えます。

これらオーラルフレイルの症状は”老化のはじまりを示すサイン”として注目されるようになってきました。

人は口から老いるという考えから、最近は良く取り上げられています。

健康と要介護の間には、筋力や心身の活力が低下する”フレイル”と呼ばれる中間的な段階があるとされています。

その手前にある前フレイル期にオーラルフレイルの症状は現れます。

フレイルから続く要介護状態に陥ることなく、健やかで自立した暮らしを長く保つためには、この段階で早めに気づき、予防や改善に努力することが重要であるということがわかってきました。

もし、この要介護状態であったとしても、それ以上の要介護度を上げないようにするためにも適切な衛生指導や食事、嚥下指導が必要ですね。

歯や口にはそれぞれ本来持っている多くの「働き」がありますが、それは専門的には「口腔機能」(こうくうきのう)と呼ばれています。

それは大きく分けると、「食べること」(噛む、すりつぶす、飲み込む、味わう)と、「話すこと」(発音、会話、歌う)ですが、「感情表現」(笑う、怒る)や「呼吸」なども含みます。

例えば、加齢により噛む力が低下すると、食事がのどに詰まりやすくなり、またもし飲み込む力が衰えるとお茶や汁ものでムセやすくなります。

唾液の分泌が低下すると、虫歯、歯周病が進行し、口臭もひどくなります。

オーラルフレイルはこうした口腔機能の軽微な衰えを示していますが、筋肉や心身の活力低下(フレイル)の初期症状とも考えられ、老化の最初のサインでもあるのです。

是非、これからは訪問診療をされている患者さんや介護者にも、このことを知っていただき、それ以上の介護状態を悪化させないように頑張っていきたいと思います。

部分入れ歯のバネが係る部位の冠が取れると。。。

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先日、部分入れ歯をセットされた患者さんが二度目の調整に来られました。

その方は、上下顎とも部分入れ歯なのですが、前回は帰る際に凄く調子が良いようでしたので、きっと今日で、終わりになってメンテナンスに移行できるだろうなと思っていました。

ところが、来たときから顔色が曇っており、なんとなく調子が悪そうなのが解りました。

僕は、「○○さん、義歯の具合はどうですか?」と尋ねたところ、「入れ歯がカパかパする。これじゃ食べれないよ。。。」と仰っていました。

この方は部分入れ歯で、入れ歯のバネが残存歯に係っていますが、その適合も良かったはずと思いました。

「あれ、そうでしたか。。。すいません。確認させて下さい。」と言ってその人の口腔内を見てみると、なんとバネの係っていた歯の被せ物が完全に取れていたのですね。

そのために、維持が効かなくなり入れ歯が外れやすくなったのですね。

本人は、その被せ物が取れていたことに全く気づいていないようでした。

その人に口腔内を見せて、初めて解ったようでしたから。。。

その方は、「そういえば朝起きて、うがいした後、何か白い破片が何個か出てきた。」と思い出したように言いました。

ちなみに、それはジャケット冠と呼ばれるモノでした。

基本的に、保険診療内でプラスチックが材料として作られています。

恐らく、部分入れ歯が入ったことにより、しっかり噛めるので硬いモノを噛み込んだために割れたのだと思います。

でも、困るのはこれからなんですね。

割れずに、単純に脱離しているのならば、それを再装着すれば良いのですが、この場合は完全に割れていてそれも捨ててしまっているため、新しい冠を作り直さなければなりません。

今の入れ歯の金属のバネ(クラスプ)は以前の冠の形態に合わせて鋳造物で作られているので、これに合わせて冠を作ることは、至難の業です。

そうなると新しい冠を作る際に、その冠の形態に合わせて金属のバネも作ってもらうことが必要です。

そして冠のセット後に、入れ歯の古いバネを取り除き、新しいバネを入れ歯に組み込みます。

結構これをやるのに、時間は必要です。

また、どうしても冠の製作と金属のバネの製作を技工サイドで行ってもらうため、期間はかかります。

その旨を患者さんに説明したところ、「そうなんですね。解りました。でも、今はどうしたらいいですか?カパかパなんですけど。。。」と仰るので、その場でワイヤーを曲げてクラスプを作り他の歯に維持を取るようにしましたよ。

あくまで応急処置ですが、これで少し入れ歯の動きを抑えることが出来ました。

このようなケースはあまり多くはないですが、起きたときは結構大がかりな処置になります。

セット後も油断をしないように、していきますね。

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医院経営で思うこと(5)。。。

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(前回の院長ブログの続きです。)

 患者さんが全くいなかった開院当初の僕としては、患者さんを増やすためのマーケティングは絶対に必要でした。

でも、実際に増えてきたら今度は、何をしたいのかをよく考えることが必要だと思います。

それが次のステップなのかなと、僕は思います。

マーケティングのやり方だけ学んで提供したとしても、想いは多分患者さんに伝わらないでしょうし、最大の効果は発揮されないと思います。

ちょうどこのタイミングで、ある歯科医師の先生に相談させていただき、その先生から「お前は何をしたかったの?何を目指していたの?」というお言葉をいただきました。

この言葉にはハッとさせられました。

それはどういうことかというと、僕は元々、入れ歯治療がやりたくて開業した経緯があります。

そして、自分の作った入れ歯を長く持たせるには、どうしたらいいかと考えたときにそれ以上、歯を抜かないようにすることが一番だということに気づいたからですね。

そのためには、患者さんに予防の意識を持ってもらうことに専念していきたいと思えました。

つまり、ここが原点であり、それが一番したいことだと気づいたのです。

そうであるならば、それを達成するためにターゲットを決めてマーケティングをして行こうと方向転換しました。

これは、他の治療(根の治療や外科処置など)をやりたくないから、言っているのではありません。

その他の治療も上手くなろうと研鑽していますし、もちろん治療もしています。

そのための勉強も頑張ってきた自負もあります(実際、矯正治療も勉強していますし。。。)。

でも、入れ歯治療と予防が僕にとっては、やり甲斐なんだというのは一貫しているつもりです。

ですから、それ故の特化したマーケティングを中心として宣伝をしていけたら良いのではないかと思っています。

 そして、医院のマネージメントも併せて力を入れています。

このマネージメントを僕は勝手に3つの要素に分けています。

それは、スタッフのマネージメント、患者さんのマネージメント、自分のマネージメントです。

この3つを歯科医院のマネージメントというのではないかと思っています。

スタッフマネージメントとしては、とにかくスタッフを家族だと思ってあげることだと思います。

本当の意味で家族であれば、そう簡単に絆が壊れることはないですよね。

もちろん、スタッフとして雇うときの面接や適性は見ているつもりですが、何よりこちらから心を開いて、話をすることだと思います。

そう思うことで、スタッフが苦しんでいるときは一緒に苦しみ、喜んでいるときは一緒に喜ぶのを自然に行えるようになりました。

歯科医療従事者としての意識をしっかり持たせるために、「やり方」よりも「あり方」を大切にして、それから技術を学んでいくことを最重要視しています。

これができれば、スタッフは付いてきてくれるのではないでしょうか。。。

そして、患者さんのマネージメントは予防が大事だということを前提にTC(トリートメントコーディネーター)を配置したり、定期健診やクリーニングを担当制としました。

患者さんの中にもいろいろな人がいます。

なかなかその人の背景や、心を見させてもらうことは難しいです。

でも、極力患者さんに安心を与えるために、徹底的に説明をするようにしているつもりです。

患者さんとの繋がりを保つためにリコールのハガキはもちろんですが、ニュースレターやバースデーカードを出したりして、その工夫をしています。

後は、自分のマネージメントですね。

これに関しては、努力をしていますが、なかなか思うようにはできていませんね。

ただ、重要度と緊急度を鑑みて、やるべきことをやっていくように努力はしています。

また、医院の最終的な将来の理想像をしっかり描いて、それに向かって突き進めれば良いのではないかと思います。

でも、この考えはよくよくカリスマ講師のR.Iさんのセミナーに得られる教材を見てみると、最初からこの方は言っていたのですね。。。

どうしても苦しい現状から、這い上がろうとしていた時期だけに「やり方」しか頭に入ってこなかったのですが、この文書を書いているとR.Iさんの講義で聴いたことが、リフレインしてきました。

このことに気づかせてくれたR.Iさん、「あなたのやり甲斐って何?」と考えさせてくれた歯科医師の先生に、心から感謝しています。

僕は、この姿勢を貫いて、入れ歯と予防をさらに充実させて頑張っていく所存です。

まだまだ未熟で発展途上の医院ですが、スタッフと一緒に成長していきたいです。

医院経営で思うこと(4)。。。

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(前回の院長ブログの続きです。)

カリスマ講師のR.Iさんが言うには、

経営とは 経営=マーケティング+マネージメント となります。

マーケティングとは、モノ・サービスを売るための全ての工夫をいいますし、マネージメントとは人・モノ・時間などの使用法を最善にし、上手く物事を運営することといえます。

つまり、具体的にはマーケティングとは医院の宣伝広告となるものです。

そして、マネージメントとは院内の設備管理やスタッフ管理、そして患者さんへの管理となると思います(このことについては、僕の考えを後ほど説明していきたいです。)。

つまりこの二つだけで経営とは成り立つようです。

考えてみると、これまでこの二つを一生懸命にやっていた経験はないですし、やっている歯科医師も、これまでは知らなかったです。

でも、いわゆる繁盛歯科医院は、皆、ほぼ間違いなくそれを実践している。。。

特に都心部の先生や、地方でも突出している先生はほぼ間違いなくこの二つが上手く機能しているといえるのです。

僕は、一心不乱に教わったことをやってみようと思い、スタッフとミーティングをして様々な取り組みをしてきました。

精度は悪いかもしれないけど、まずはR.I講師が言ったことをやってみようと。。。

実際、ある程度コストはかかりました。

あまり使えるお金がなかったのですが、思い切らないことには物事は前に進みません。。。

かなりの経費をかけたところもあります。

そうすると、時間は少しかかりましたがファン患者さんが増えて、新規の患者さんが増えてきました。

この時は忙しく働ける自分が嬉しかったですよ。

なんとなく突破口が見えたような気がしましたから。。。

このベーシックコースは年に4回と、チームミーティングが2回あります。

その都度、チームの皆に報告する機会があるのですが、皆、様々な取り組みをしていて参考になりますし、回を追うごとに医院が成長していっているような気がしているとメンバーの人達に伝えることができました。

参加している医院さんの中には、もう既に有名歯科医院でこれ以上、頑張らなくても良いのではないかと思える医院も多く参加していて、その実践事例がまた、凄いのですね。。。

本当に刺激になりました。

僕はこのベーシックコースに2年連続で参加しましたし、その後、アドバンスコースにも参加しました(現在も、アドバンスコースに参加しています。)。

これらの実践を重ねて患者さんが増えて、それこそ忙しい日々を過ごせるようになってきましたが、ある日、何か違和感を感じている自分に気づき始めていました。

(この後は、次回の院長ブログに続きます。)

医院経営で思うこと(3)。。。

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(前回の院長ブログの続きです。)

 お試しコースに行ってみると、この業界では有名なR.Iと言う人が講義をしてくれて、いわゆる繁盛歯科医院の実践事例を紹介してくれました。

その実践事例は、その時の自分にとってはもの凄くタイムリーで知りたい情報でした。

それを聞いて、よし、明日からこれをやってみようと当時の僕は奮い立ちました。。。

それはあまり難しいことではないのです。

例えば受付や玄関に生け花を置くとか、アロマをたいてみるとか、患者さんを名字や名前で呼ぶということでした(ハードルの高いものもちょっとは紹介されていたのですが、当時の僕はちょっと怖じ気づいていましたね。)。

でも、そのこと一つ一つはたいした手間はないのですが、積み重ねていくと結構大変です。

でも、確実に大きな効果が出ます。

実際、自分には効果が確かにあったので、この時点でこのセミナーの「ベーシックコース」に参加することを決めました。

このコースには歯科医師のみならず歯科衛生士、歯科助手、事務長、受付担当などのいろいろな人が参加していました。

でも、皆、モチベーションが高くて、自分の医院を良くするんだという意気込みのある人達が多かったような気がします。

初めて参加する人も多くいましたが、何年もリピートして参加している人もいました。

でも、まだ自分はそんなにこのセミナーには魅力があるんだろうかと懐疑的な目で見ていました。。。

もしかして、宗教かな?とも。。。

そんなこんなで、お試しコースから3ヶ月ほど経って、このベーシックコースが始まりました。

いざ始まってみると、カリスマ講師のR.Iさんの挨拶があり、まずはチーム編成をしていきます。

そのチームの作り方も凄いんです、モチベーションの高い人が立候補してチームリーダーになるんです。

それも立候補の数が凄く多くて25,26人ぐらいいたでしょうか。。。

普通に考えて、リーダーになりたいと思う人はまず、いないはずですよね。。。

だって、その他のメンバーのお世話役ですよ。

ところが、それになりたいという人がこんなにいるなんて。。。

凄くビックリしました。

後で解ったことなのですが、チームリーダーになることによって、スタッフをまとめる力がつくそうです。

つまり、一つの仮想歯科医院の組織ができるわけですね(歯科医師のみならず、歯科衛生士、歯科助手、事務長、受付、TC等の職種がいますから。) 。

その人達をまとめるための力、いわゆるマネージメント力が養われるそうです(あるチームリーダーはそう言っていました。)。

この立候補者達は自分の豊富を述べた後に、この人について行きたいという人の前にその他の参加者は集まるのですが、その立候補者の前に並んだ参加者の数が少ないところはチームとして認められず、解散させられ他のチームに移るのですね。。。

そして、12チームぐらいになります。

1チーム、大体12、3人ぐらいですかね。。。

そして、そのグループごとに分かれて席について、カリスマ講師のR.Iさんの講義を受けるのです。

この講義の中で、最初に教えてもらった内容には「経営」とは、なんぞやというところから入りました。

いわゆる歯科医院の経営は、ある簡単な数式で成り立つのです。

(この後は次回に続きます。)

医院経営で思うこと(2)。。。

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(前回のブログの続きです。)

 でも、どうやって立て直したら良いのかを考えてみても何も浮かばなかったです。

新しい看板を立てれば良いのかとか、宣伝広告を打てば良いのかとか、タウンページにでかでかと広告を打てば良いのかとか、考えられるものはいくつかありましたが、最初はお金もないため、コストをかけずにできる方法はないかなと考えた末にやりだしたのが近所の歯科以外の医院に挨拶に行きました。

もちろん手ぶらで行くことはせずに、当院の紹介チラシと医院カードと贈り物のお菓子を持って。。。

先生に直に会って、「私は、りんご歯科医院で歯科医師をやっているものです。もし、何かお役に立てられることがあったら、ご紹介していただけたら幸いです。」と言って頭を下げてお願いしました。。。

僕達、歯科医師は開業する前に近所の歯科医院に挨拶に行くのはある意味当然ですが、歯科以外の医院に挨拶に行く人は、あまりいないと思うのですね。

その医院のお昼休みを、あらかじめ確認しておいて行くようにして、先生の顔を見てご挨拶させていただきましたよ。

言われた先生も、ビックリしていましたよ。

「歯医者さんって大変だね~。」と言われましたからね。。。

それでも、やって良かったですよ。

実際、その後に近くの内科の先生から何件も糖尿病患者さんの歯石取りを頼まれたりしましたからね。

また、当院周辺は飲食店が多く、当院の下の階には美味しいイタリア料理店と、繊細な料理の和食店がテナントで入っています。

近所の居酒屋や、焼き鳥屋さん、中華料理屋さん、ハンバーガー屋さんなど、あらゆる所に挨拶に伺いました。。。

初めは挨拶がてらに飲みに行って店長に挨拶をさせていただき、そして医院のカードやパンフレットを置いてもらったりしましたよ。

ここで感じたのは、皆、面と向かって真摯にお願いすれば全く嫌な顔されることなく、医院のカードを目立つ場所に置いてくれましたよ。

中には、そこの飲食店の従業員が来てくれたりもしました。

それと同時進行に、地域のお祭りに参加したりして顔を知ってもらったりしました。

現在もそのお祭りの川端奉行行列に参加させていただき、お奉行様の格好をして新潟祭りに参加しています。

そして地域の健康交流会にも積極的に参加し、地域住民に歯科のことを知ってもらおうと今も頑張っています。

同業の歯科医師の中には、このようなことをするのは歯科医師の品を悪くすると言う人もいました。

嫌がらせをする近所の歯科医師もいましたし。。。

でも、歯科医師が自分のできることを伝えて何が悪いのか僕には解りませんし、できることを言わない方が罪なのかもしれませんよ。

誇大表現をしなければ品を失うことはないような気がいたしますが。。。

でも、ここまでやったのが3年目ぐらいでしょうか、まだまだ規模は小さくてデンタルユニットが2台(新しいユニット1台と古いユニット1台)、従業員は妻とパートの衛生士が二人だけの規模の歯科医院でした。

患者さんの数も1日に平均12~16人ぐらいでしょうか。。。

まだまだ、全然満足いくような経営状態ではなかったですね。

そういう経営の悩みを常に抱えていたので、他にもいろいろやってみました。。。

タウンページに広告を載せたり、消火栓看板をしたり、雑誌に当院の情報を載せてもらったり、バス内のコールもやりました。

医院の内装も買った当初よりキレイにしようと思い、受付から変えていきました。

水が自動で出ないような古いユニットを破棄し、新しいユニットに変えたり、一階から二階までの階段とその壁を変えて明るくしたりしましたね。

でも、まだ2台のユニットで診療をこなしていましたが、根本的に受け入れられるスペースがないと思い、断腸の思いで3台目のユニットを購入しました。

そうこうするうちに、1日の平均患者数が20人を超えていくことが多くなってきました。

それでも、自分としてはまだまだ満足いくような結果にはならず、これからどうしたらいいかさえも解らなくなっていましたよ。

その時、FBからある経営セミナーの広告を見ました。

それには、無料でお試しのコースを受けられることが書いてありました。

(この後は次回に続きます。)

医院経営で思うこと(1)。。。

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 先月8日の日曜日のことですが、大阪で歯科医院の経営のためのセミナーがありました。

経営のセミナーというと、お金儲けのセミナーかと言われそうですが、このセミナーは単なるお金儲けのセミナーではないです。

この経営セミナーは自分のやりたい歯科治療を通して、院長やスタッフにやり甲斐を持たせ、患者さんに良い治療を提供して幸せにしていくという、皆がwin winの関係を目指す経営塾なのです。

もちろんお金の話が全くない経営塾なんてないと思います。

まあ、確かにお金が無ければ、スッタッフは雇えませんし、設備も充実させることができないですからね。

つまりはある程度、繁盛しなければ、良い歯科医療を提供し続けていくことは無理なのかもしれないと、僕は考えています(まだまだダメですけどもね。。。)

そうならないと、医院の維持はできませんから。。。

だから歯科医学のことだけではなく、医院経営についても勉強は必須だと思っています。

でも、歯科医師って経営の勉強をする機会が、学生時代は全くないんですよね。。。

大学で教えてくれることはないんです(今は解りませんが。。。)

実際、僕はこの歯科医師過剰が既に叫ばれている中での開業です(今年の9月で8年目になります。)。

それなのに、開業当初は看板さえ出してしっかり治療していれば患者さんは来てくれると真剣に思っていましたから。。。

でも、開業してしばらくは患者さんが全くいなくて、経営状況は最悪でした。。。

その当時は、スタッフも妻しかいないため、人件費はかかりませんでしたが古い医院を居抜きで買ったとは言え多額の借金を抱えてますからね。。。

月の支払いは、患者さんがいようがいまいが何十万円と出て行くのです。

肝心の患者さんも恥ずかしながら半年ぐらいまで、一日の患者さんが10人を超えることは無かったですよ。

そのため、現金収入がほとんど無くいつも切羽詰まった顔をしていました。

あまりにも収入が少ないため、夜10時半頃から朝方の3時くらいまで宅配会社のアルバイトもこの時期に経験しました。

僕は、それまで歯科医業以外の仕事というのは、ほとんどしたことが無く、この宅配業はアルバイトとはいえ、もの凄く辛かったです。

ラインというベルトコンベアに次々に送られてくる荷物を乗せるのが主な仕事でしたが、業務用の冷蔵庫のようなものもあり、あまりにも重くて持ち上げられなかったりして、下に落としてしまい、僕よりも年が10歳ぐらい若い人から、すごく怒られたりしましたからね。。。

ミスした自分が悪いのですが、その罵られ方は凄かったです。

それからというもの、このことが発端で目を付けられるようになり、その他にも、いろいろと凄い剣幕で怒られましたよ。

このアルバイトを1ヶ月ほどやっていましたが、夜、宅配会社のアルバイトをして、日中は患者さんがいないことを良いことにうたた寝をしているのです(当時の当院はいつも暇だったので。。。)。

ここで、ふとあることにようやく気づいたのですが、歯科医院の経営状態が悪いからといって夜に他業種のアルバイトをやっていても、時給1000円が5時間分しか入ってこず、借金返済の助けにはならないじゃないかと。。。

考えてみれば当たり前なのですが、当時の僕は本当にお金に困っていましたし、その時給1000円のお金が欲しかったのですね。。。

悩んだ末に決心しました。

このアルバイトを辞めて、本業をしっかり立て直すんだと。。。

(この後は次回に続きます。)

従事していた教授に感謝しております。

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 昨日のことですが、市の健診を使用したい方が来院しました。

その方は、なぜか僕のことをじっと見ていて、何か言いたそうな顔をしていました。

僕は、何か悩みがあるのかな?と思っていましたが、口腔内の状態はそれほど悪くなかったです。

ただ「くさび状欠損」で治した方が良い歯を2本ほど指摘し、歯石の除去もした方が良い旨をお話ししました。

その方は、「そうですか、では、今後通います。」と言ってくれました。

その後、帰り際に「森○教授はお元気ですか?」と言ってきました。

森○教授は僕が大学病院に勤務していたときに従事していた総義歯学の教授です。

7年前に現役を退官されて、今は名誉教授となっております。

現在、教授は東京に住んでいます。

僕は、びっくりして、「え、森○教授を知っているのですか?森○教授は、元気です。今でもうちに年に2回ぐらいは来てくれますよ。」と言いました。

その方は、「私は森○教授が、新潟に居たときに同じマンションに住んでいた者なんです。その際に、あなたの医院の紹介カードをいただいてね。。。ちょっと遅くなったけど来たんだ。教授はあなたのことを、すごく気にかけていたよ。歯科医院の多いところだもんね。僕の教え子のことを頼むね。あいつは頭はあまり良くないけど、腕と人柄は良いから。」と言っていたとのことです。

確かに、教授が当院の医院カードを、僕の妻からもらっていたのを思い出しました。

実は、教授の紹介という方はこの人だけではないです。

ほかにも3人ほどいます。

教授の人柄や性格のことを考えると、本当に僕は嬉しく思いました。

森○教授の人柄は優しくて良い人ですが、教授としてのプライドは人一倍あります。

総入れ歯が専門なので、入れ歯はもちろん上手です。

教授の考えとしては研究肌か臨床肌に分かれることが多いのですが、森○教授はどちらも頑張らないと医局員としては失格だと言っていました。

そのため、大学院、医局員時代は教授に付いて、見学や技工をしたり動物を使った実験や材料の研究をしていましたよ。

そのため、教授が人に頭を下げて当院の紹介カードを持って、人にお願いするのは本当にびっくりです。

僕らには結構、厳しいことを言う教授がそんなことをしてたなんて。。。

教授に気にかけていただいて、本当に光栄ですよ。

親にも教授にもまだまだ心配をかけっぱなしの状況ですが、日々前進していきたいと思います。

教授の講座で勉強できて良かったなーと心底思えました。

教授、本当にありがとうございます。