2017/05/09
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
訪問診療をやっていると、予測がつきにくいことが多々あります。例えば、この次は入れ歯のセットだな~と思っていたのに、全身的な疾患により入院され、戻ってきたら入れ歯のバネが掛かる歯が折れていて口腔内の状況が激変し、また最初から作り直しというようなことも、たまにあったりします。どうしても、介護を要する方の治療となるので入院などは致し方ない事ではあります。でも、入れ歯を支える歯が折れることや、歯が抜けるなどの問題は入院中におそらく口の中のお掃除が行き届いていないために、起きたのかなと考えられるものが多くあります。
もちろん介護を要する人たちなので、口腔内のケアは本人だけでは難しいですよね。その患者さんの介護や看護をしていただいている人にもわかりやすく説明できるツールを作って渡した方が良いと感じていますし、その人特有の条件みたいなもの(例えば右手は利くけど、左手は利きが悪い等)も含めてより詳しく、そして解りやすく解説できたらなと実感しています。
2017/05/08
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
新しい入れ歯を入れてしばらくは、違和感というのはあるかと思います。というのは、今まで使っていた入れ歯より恐らく若干高い感じがあるのではないかと思いますし、場合によっては、以前の入れ歯よりもピンクの床と言われるものが大きい場合もあります。でも、それは、以前の入れ歯は長く使用していたために人工歯がすり減ってしまい、咬合高径が低くなってしまったために、新入れ歯は適正な高さにするためどうしても高く感じます。
また、ピンク色の床の部分が大きくなるのは、粘膜にも入れ歯に加わる力を分散するためであったりします。最初は、少し大変であったりすることが多いですが、慣れてしまえば新しい入れ歯の方が機能的にも、審美的にも良い事が多いのではないかと思いますよ。でも、痛みがある場合は、その旨を歯科医院で言って調整していただきましょうね。
2017/05/05
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
今日も医院はお休みです。今日のブログも、診療にあまり関係のないものになりますが、見ていただけたら幸いです。
僕は、今日から7日まで埼玉県の実家に妻と娘を連れて帰ります。その埼玉に帰る途中で長岡市にある高龍神社に参拝しに行きます。僕は毎年、ここの神社に3回は行きます。ここの神様は白蛇が龍になったという伝説を持ち、商売繁盛の神様として祀られています。
当院は今でもたいして繁盛している歯科医院とは言えませんが、5年ほど前の開業して間もないころは、かなりの経営不振でした。ある時、ある患者さんが、ガランとした医院を見かねて言ったのでしょうか、「先生、高龍神社って知ってる?商売の神様で名刺を境内に置いてくると良いそうだよ。行ってみたら。」と教えてくれました。僕は、全くそういったことに興味はなかったのですが、妻と娘を連れて、モノは試しと行ってみました。神社は結構山の中に入り、長い階段を上って境内に入りお供え物を置き、参拝して、御札とお守りを買いました。おみくじを引くと大吉でした。その「大吉」に気分を良くしたのか、帰りには不安な気持ちはなくなり、意気揚々と帰ってきました。不思議な事に、しばらくすると、患者さんからどんどん予約の電話が入るようになり、今でも不思議な気持ちがあります。考えてみると、それもそうなのかも。。。何と受付担当をしてくれているスタッフは、僕に高龍神社を薦めてくれた患者さんの娘さんですからね。。。そうなるように高龍様の何かしらの導きがあったのかもしれませんね!(^^)!。。。
僕はここに行くと、割と日常では見えないことがあります。境内に向かう蛇を見たり、写真を取ると、龍に似たものが写ったりします。今年は、何が出迎えてくれるかな~。と期待していますよ。皆様も是非、行ってみたらいかがでしょうか?お勧めの神社です。
※診療は8日(月)から再開となります。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。なお、ブログも8日に再開いたします。また、見ていただけたら幸いです。
2017/05/04
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
部分入れ歯の患者さんで、隣り合う歯がなく、一本で孤立した歯があるという方は少なくはないと思います。その孤立歯が入れ歯を支える重要な役割をしていたりするので、是非、清潔を保って残していきたいものですよね。
しかし、このような孤立歯、見させてもらうと磨き残し(プラーク)がべたっとついている率が結構高いのです。頬側は普通のブラシでうまく当てることができますが、前後の面は、なかなか当てることが難しいのだと思います。
皆さんは、どう磨きますか?
私がお勧めなのは、太めの歯間ブラシです(先が曲がったL字型のもの)。歯間ブラシというと、どうしても歯と歯の間を磨くものというイメージがあると思いますが、隣り合う歯のない孤立歯を磨くのに実はとっても適しています。毛がぐるっと一周付いているので太めのものだとかなり汚れが落としやすいです。
こんな使い方もあるのか~。と言って下さる方も多いので、その他の補助用具もいろんな使い方を皆さんに知っていただけると良いなと思います。
(りんご歯科医院 歯科衛生士 M.T)
2017/05/04
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
今日は昨日に続いて、診療とはあまり関係ない話になりますが、当院の取り組みを少し紹介させていただきます。
僕達は週に1回ほど、昼休みにスタッフそれぞれが、自分以外の人を褒める時間を設けています。当然、褒められるのが一人の人に集中することもあれば、バラバラになることもあります。それに対して、僕がさらに褒めます。これを通称、褒めちぎり大会と呼んでいますが、言われた人は本当に嬉しいですよね。これをやることによって、みんなのモチベーションは上がった状態をキープできると思います。
人間は怒られて伸びる人って、そんなにいないと思います。人はそれ程、強くはないです。でも、褒められることによってその人の良い点はさらに向上し、欠点さえも補うほどになると思います。もちろんスタッフに注意するべきところはキッパリ言いますが、そのスタッフを責めるつもりは毛頭ないです。だって、そういうのも含めて本来は僕の責任ですからね。。。
例えば、落ちているごみを見つけたら拾っているとか、手足の不自由な患者さんに手をつないで、デンタルユニットに案内するとか、痛みのある患者さんに、いたわりの言葉をかけるとか、そういう所にもクローズアップして見ているつもりです。今、挙げたものは当たり前のことかもしれませんが、当たり前のことが淡々とできることが、凄いのですよね。
これからも、スタッフの良いところに感謝して、褒めていきたいと思います。
2017/05/02
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
今日からゴールデンウイーク後半ですね。当院も3日(水)~7日(日)までお休みとなります。皆さんも、楽しんでいらっしゃるかと思います。
今日はいつもの臨床の話と趣向を変えて、当院で行っている取り組みについて、少し紹介させていただきます。
当院は僕を含めた全員がネガティブ言葉を発しないようにしております。このネガティブ言葉を誰かが言うと皆に伝染してしまいます。たった一人が言っただけでも、全員に広がります。そうすると、患者さんにもそれが伝わってしまうのですね。そうなると、医院の雰囲気は悪くなりますよね。元気がない医院に、患者さんが来ようという気にはなりませんものね。。。だから、どんなに無理だと思っても、「難しい。」と言ったり、患者さんがたくさん来て、疲れていても「今日は暑いね。」と言い換えていますよ。これをやるようにしてから、雰囲気は凄く良い状態をキープしています。
また、先月の初めの週に新年度になったせいか、患者さんの皆さんも忙しかったようで当日キャンセルが続出した日がありました。この当日キャンセルは、僕達の士気を極端に下げてしまいます(スタッフ皆が、その患者さんのために下準備をしているので当然と言えば当然なのですが。。。)。そんな時でも、落ち込まないように「○○さんがキャンセルです。」と言うのと同時に、面白い振付をしながら言うようにしています。そうすることで笑いが出て、雰囲気が壊れることはないです。あらゆるネガティブ要素にそうすることを、指示しています。最初はみんな恥ずかしがっていましたが、最近ではスタッフみんなが少しアレンジするようになりより楽しい振付をしてくれますよ。
皆さんも、是非、職場や家庭でも試してみてください。僕はすごく良い試みだと思っていますよ。
歯科医業は仕事を真剣にやればやるほど、自己嫌悪に陥ったり、伝わらないもどかしさで悲しい気分になることがあります。もちろん、反省するところはしていきますが、落ち込むことはないと僕は思うのです。
「どうしてできなかったんだろう?」より、「どうすればできるんだろう?」という似たような言葉ですが、後者の方がはるかに前向きですよね。僕達は、「どうすればできるんだろう?」と、常にそう思うように努力していきます。
2017/05/02
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
多数歯に渡る抜歯をすることはあまりないですが、たまに重度の歯周炎により、抜歯をして即日に入れ歯をセットという事もあります。本来は抜歯して、抜歯した部位が落ち着いてから新しい入れ歯の製作という事が一般的でありますが、今まで入れ歯を使用したことがないという方も、中にはいます。その方の場合、歯がない期間を極力なくすために、即時入れ歯と言って、歯を抜く前に、型と咬み合わせを取らせていただき、模型を起こし、模型上で入れ歯を完成させるのですね。そのため、チェアタイムは回数で言えば2回で入れ歯が入ります。ただ、口で言うほど簡単なものではなくセット時の調整は大変ですし、この即時入れ歯が、そのまま本入れ歯になることはちょっと考えにくいです。(当院では仮入れ歯と考えています。)
やむを得なく、抜歯となってこの即時入れ歯を入れた方は、保険内診療では半年ほど待たないと新しい入れ歯が作れないこととなっておりますので、その旨は必ずご説明して了解を得るようにしていますよ。(自由診療であれば、期間にとらわれませんが。)
2017/05/01
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
訪問診療に行って、根管治療をしている患者さんがいました。腰の骨折を起こしてしまい、入院となりましたが、2月ぶりに治療を再開することとなりました。しかしながら、根管治療をしてた歯は残根状態となり、他の歯の虫歯も進行していました。なかなか手も利きにくく、自分でブラッシングすることが難しい状態ですね。このようなケースの場合、ファーストチョイスは抜歯して、入れ歯を作るのが一番良いのでしょうね。。。
訪問診療をしている患者さんはこの辺りの見極めは本当に難しく、本人のやる気と手の利き具合や、家族や介護士の協力度にもよるところがあります。本人や家族、介護士に一生懸命、予防に関しての説明をしていますが、なかなか伝わらないこともあります。通常の外来診療よりも、リスクはあるし、判断に迷うことが多いですし、考えさせられます。
でも、現状で考えられる一番良い選択をできるよう、頑張っていきたいと思います。
2017/05/01
2017/04/28
新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。
今日は祝日で医院もお休みです。今日はあまり診療と関係ない話をいたしますね。長くなりますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
僕は開業医になって6年目です。歯科医師になって24年目ですが、開業医としてはまだまだヒヨコなのですね。歯科医師になってから大学院、大学病院勤務に10年ちょっと、離島の病院歯科に3年、亀田の開業医に勤めて4年ちょっとと様々な形態の勤務医を長く過ごしてきました。
勤務医と開業医の違いと言えば挙げれば切りがないですが、一番大きいのは責任のすべては自分にあるので、この医院を良くするも悪くするも自分の判断や考え方によることが大きいです。もちろんスタッフの協力も必要ですが、それも含めて全て自分の問題なのですね。僕はこの医院を絶対に良くしたいと常々、思っていますので同業の人に限らず、異業種の方でも成功者と言われている人に、その極意を聞きに行くことが多いです。みんな親身になっていろいろ教えてくれます。その方達には、本当に感謝しています。
でも、教えてくれたことを一生懸命に真似してみるけど、何かうまくいかない。。。何か月、一年と続けても。。。やっぱり聞くだけじゃダメなのですね、その人の仕事ぶりや生き方を側面から見てみないと。。。
その成功者が上手くいったのはそのやり方をやったからじゃなく、日頃から積み重ねてきた姿勢にあるんだということに最近気づきました。実はその成功者が当たり前にやっていることで、特別だと思っていないことに鍵があるのだと。。。
成功者は、その時それをやったから上手くいったと思っていることが多く、懐の深い良い人達だから僕に教えてくれるのだけれども、その人の言っていることは恐らく違うと思います。多分、それはその人だからできたのだと思います。間違いではないのだけれど、その人が今までに日常で心がけていたことや、続けていたことがあっての事なんだと。
例えば、「ごみが落ちていたら拾う」、「知らない人にもおはようと声をかける」、「前向きに物事をとらえる」、「困っている人がいたら手を差し伸べる」等々。そういった人間性のところから始まります。そして、仕事に対する姿勢が関わってきますね。僕らの業界的に言えば、「絶対に虫歯にさせない。」、「歯周病を治してみせる。」、「レジン充填では誰よりもきれいに治す。」「インプラントで天然歯のように咬めるようにする。」等々。。。
そういう理想を掲げ、それに向かってそれまで歩んできた見えない力がいつしか大きくなり、たまたま何かをやったタイミングでうまくいったのだと思います。
ここで言いたいのは、一朝一夕ではうまくいかないから真似をするのを止めるのではなくドンドン真似をして失敗をして、その人の姿勢をもう一度考えるとその成功者と自分との違いが見えてきます。自分にももちろん生き方のポリシーや続けてきたことがあるので、その違いに気づいて方向性ややり方をちょっと変えていくと、きっとうまくいくのではないかな~?と、最近思うのです。悪いと感じていながらも、何も動かないのは最悪ですからね。
まだまだ、自分はこの医院を良くするための努力が足らず、自分の理想の医院とはかけ離れていますが、成功者と言われる人の話を聞き、仕事ぶりを見て、真似していこうと思います。この努力は現役であるうちは、ずっと続けていこうと思います。