入れ歯 新潟市

院長ブログ

新潟市の歯医者・歯科・入れ歯・スポーツマウスガードなら「りんご歯科医院」

痛みの少ない入れ歯を目指して、時間をかけます。

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新潟駅から徒歩5分 「入れ歯専門外来」を持つりんご歯科医院から発信。

 入れ歯に力を入れて、製作や修理に励んでいますが、一回で全てを網羅できることはほぼないです。特に製作には時間をかけて行っています。型取りは2回以上は必要ですし、咬み合わせ取りも場合によっては2回以上必要です。そして、仮合わせをして良ければ完成という流れになります。また、調整も少なからず1回は必要です。そう考えると、入れ歯製作は少なく見ても週に1回のペースで来られたとしても、1月半はかかることになります。たまに早く作ってくれと言われる方がおりますが、このステップを踏まないと良い入れ歯はできないと考えます。良い入れ歯は一朝一夕ではできません。そのあたりは、ご了承くださいね。

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診断用模型製作の型取りから大切です。

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 当院では、入れ歯製作の際に必ず型取りは2回に分けて行います。一つ目は診断用模型として、その上でその人に合った精密印象のためのトレーを作ります。これを個人トレーと言います。
 そして、個人トレーというものを使って入れ歯周囲の筋圧形成を行います。コンパウンドワックスで入れ歯の辺縁相当部分の筋圧により得られた形態が重要なのですね。様々な運動をさせて、形態を整えてから粘膜面の型を取るわけです。こうすることによって、機能時に入れ歯が脱離する力に抵抗できるようになるわけですね。
 でも、この筋圧形成を行うには個人トレー製作が大切なのですが、個人トレーを作る前段階の診断用模型、さらにはそのための最初の型取りが本当に重要なのですね。どのステップでも気が抜けません。
(写真は診断用模型製作のための1回目の型です。これが、その後の入れ歯の作りやすさを決めます。)

※本日、7月8日(土)の診療は、講習会に参加のためお休みです。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒、よろしくお願いいたします。10日(月)から通常通りの診療体制となります。

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入れ歯の悩みは、いろいろです。

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 入れ歯に悩む人は、少なくないです。でも、その悩みは人それぞれです。痛いや、外れる、喋りにくい、噛みにくい、見かけが悪い等、人それぞれです。
 特に初めて入れ歯を入れた人は、あまりにも不快なので、少数歯の欠損だと食べるのにそれ程、苦慮しないのでそのままにしておく人も、かなりいるようですね。でも、それは決して良い事ではなく、いずれ他の残存歯に咬合力の過剰負担で歯周病が悪化したり、歯の移動(欠損部分に向かって隣在歯が移動)することによって咬合の不調和をきたすことが多いです。そのために顎関節症を患う事もあります。
 最初は、どうしても入れ歯に慣れるのに大変です。調整は絶対に必要になります。でも、諦めずに少ない時間でも使っていただき、その時間を少しずつ増やしていくことで、確実に自分のモノに成っていきますよ。諦めずに一緒に頑張りましょう。

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入れ歯には、いろいろなタイプのものがあります。

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 入れ歯の設計で悩ましいのは、部分入れ歯を製作する上での事です。これは、よくあることですが、僕らは機能時の安定と、患者さんの違和感を少なくすることに重点を置きますが、安定感を優先すれば入れ歯自体が大きくなりがちですし、違和感の少なさを重視すれば入れ歯自体が小さくなりがちで、機能時の入れ歯の動きを止めることが難しくなります。両立を図るようにもちろん設計をしているのですが、なかなか難しい事ではあります。患者さんの先入観のようなものもあり、誤解も生じやすいです。この設計については、一生懸命説明をしていますが患者さんの方では理解しがたいようですね。。。この辺りについては、入れ歯を一生懸命やっている先生なら、皆、悩むとは思いますが。。。
 患者さんの方でも、そのあたりの説明についてはしっかり聞いていただき、その上で決めていただくことをお薦めいたします。いろいろなタイプの入れ歯があります。どれにも一長一短があることは、ご理解いただきたいです。
(写真の掲載は患者さんの同意を得ています。本文の内容とは一切、関係がありません。)

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入れ歯でも定期健診は必要です。

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 入れ歯診療で一番大切なことは、3ヵ月に1回は定期健診にかかり粘膜面と咬み合わせを診てもらい調整をしていただくことが重要と考えます。これは総入れ歯の方でも言えることです。歯を失うと、歯茎は時間の経過とともに痩せてきます。そうなると、粘膜と入れ歯の間に隙間ができやすいです。粘膜と入れ歯は接着剤でくっ付いているわけではありませんし、最近が入るスペースは容易にあります。また、食渣も入りやすく、そのまま噛んでいると痛いですし、粘膜に炎症を起こしたりすることもありますよ。また、咬み合わせが下がってしまったりズレが出てくることもあります。
 かなり時間が経って、どうにもならなくなってから来られても、入れ歯を良い状態にすることはかなり難しく、結局、作り替えというようなことになりかねません。是非、残存歯を守るためのみならず、入れ歯のためにも定期健診を受けられることをお薦めいたします。
(写真は調整時にPIPというクリームを使い、入れ歯の粘膜面の適合を診るところのものです。)

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入れ歯の場合、食材の工夫も必要かもしれません。

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 入れ歯を入れてすぐに何でも食べれるかというと、そういうわけではないです。入れ歯に適さない食材もあります。例えばスルメや硬い肉、フランスパン等はちょっと厳しいと考えられています。特に顎堤の状態が貧弱で歯茎の高まりがない、いわば痩せた歯茎の場合は本当に厳しいです。人工歯の種類を変えて、それなりに硬いものを咬めるようなものにしても難しいですね。。。そのため、どうしても食べたい硬いものは、ほんの少し食べ方を変えてみるのも良い事だと思います。硬い肉の場合は細切れにする、やフランスパンの場合はスープを漬けて食べる等です。ちょっとの工夫は、必要かもしれませんよ。
 でも、通常の硬さの食材は頑張って使っていただき、何度かの調整でほぼ噛めるようになります。諦めずに一緒に頑張りましょう。

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歯科技工士さんの存在。

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 入れ歯を新製するうえで、歯科医院で必要な処置は型取り、咬み合わせ取り、そして仮合わせと装着、調整が主になりますが、維持装置としての金属のバネの製作や人工歯の排列や歯肉形成、そして歯肉部分の蠟をプラスチックに置き換える重合と言われるものは技工操作として、患者さんに見えない所での処置となります。
 診療室で得た情報を基に製作されていくわけですね。。。実は、患者さんの前に表れにくい、この操作が非常に大変で時間もかかります。歯科医師本人がやることもありますが、技工士さんに依頼することがほとんどです。当院も信頼のおける歯科技工士さんと細かい点についても、話し合いながら工程を踏んでいますよ。
 いつもこの歯科技工士さんには、無理を言ってやってもらっている面もあります。時には言い合いになることもあるのですね。お互いプロとしてやっているので、妥協できない所もあるので、致し方ないですが。。。でも、一人の患者さんのために、頑張っている歯科技工士さんの存在を少しでも意識してもらえたら、嬉しいです。
 

金属床入れ歯のメリットとデメリット。

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 総入れ歯やそれに近い欠損状態の方にお勧めしたいのは、金属床と言われる入れ歯です。上顎の場合は金属で口蓋部分を覆い、薄くできます。そのため、発音を阻害することも少ないですし、違和感は少ないとされています。下顎の場合は舌に触れる内側の方を金属で覆うため、舌感が良いです。
 他のメリットとしては金属であるため壊れにくく、金属な故に熱伝導性が良いため冷たい食材は冷たく感じれますし、温かい食材は温かく感じれます。熱が料理を引き立てることはたくさんありますから、そういう意味では美味しく食べれますよね。
 反対にデメリットとしては保険が利かないのと重いのと金属アレルギーの心配という事でしょうか。。。重さに関しては、金属のコバルトクロムなどでは重く感じるかもしれませんが、チタンを使った入れ歯であれば軽量化を図れますよ。また、金属アレルギーの心配もほぼないですからね。。。
 金額に関しては、医療費控除の対象になりえますので、確定申告時に控除されますよ。入れ歯は毎日の生活で大切なものと思います。生活の質に深くかかわるものなので、ご興味のある方はご相談いただけたら幸いです。
(写真の掲載は患者さんの同意を得ています。口蓋面を金属(チタン)で覆っています。使用している部位は口蓋面だけなので、他人から見えることはありません。)

金属のバネがない部分入れ歯。

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保険内で新製した部分入れ歯のバネが見えるのをきらい、
見えないようにするにはどうしたらいいかと
いう相談を受けることが、しばしばあります。

欠損している様式が臼歯で残存している歯が
前歯部のみであれば、
どうしても前歯に金属のバネを掛けなければならず、
ある意味、保険内の部分入れ歯では致し方ないと思います。

でも、自由診療であれば金属のバネを使用せずに
バネの働きを代用してくれる樹脂で製作することは可能です。

その樹脂は歯肉色で柔らかく、目立ちません

そして金属のバネに代わって維持と把持を請け負ってくれます。

非常に喜ばれていますよ

 もし、前歯にかかる金属のバネが気になるようでしたら、
ご一考していただくといいかと思います。

(写真の掲載は患者さんの同意を得ています。前歯(糸切り歯)にかかる金属のバネを嫌い、ノンクラスプ入れ歯にしました。維持装置は歯肉色なので目立ちません。)

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歯を失った原因から考えてみると。。。

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 入れ歯にならなくてもいい欠損のケースは、たくさんあります。できれば固定性の補綴物の方が煩わしさもなく、噛み心地も良いです。ただ衛生面からするとどうかという所もありますね。。。
 元々の欠損の原因が何だったのかという所を考えてみると、大抵の人の場合は重度歯周病か重度虫歯が原因の事が多いと思います(歯根破折という咬合力が原因の場合も、ありますが。)。そうなると、恐らくブラッシングが上手くいっていなかったのではないかと予想します。そうであるならば、ブリッジやインプラントにするのはリスクがあることが多いのですね。ブリッジやインプラントは、歯磨きが上手にできないと欠損歯と同じように虫歯や歯周病またはインプラント周囲炎を引き起こす可能性があります。。。
 入れ歯の場合、入れ歯は外して磨けますし、残存歯に複雑な補綴物が橋掛けられていることもないですから、磨き残しの面積を少なくすることが可能です(もちろん、丁寧に磨かなければなりませんが。)。
 そのあたりは、歯科医師と相談のうえで治療方針を決めていくことをお薦めいたします。
 いずれにしても、日常の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期健診とクリーニングは必須だといえます。